コンテンツマーケティングにおけるキーワード選定の重要性|具体的な選定方法も解説

コンテンツマーケティングで、せっかく良質なコンテンツを制作しても『アクセスが少ないまま』といった企業は多いです。
1つの原因として、『キーワード選定』がうまくてきていないことが挙げられます。

そこで今回は、コンテンツマーケティングの成果を上げるために、「キーワード選定の重要性」や「具体的な選定方法」などについて、わかりやすく解説していきます。

この記事を読んだらわかること

・コンテンツマーケティングでキーワードが重要な理由
・コンテンツマーケティングで対策すべきキーワード
・キーワードの具体的な選定方法
目 次表示
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のコンテンツマーケティングに携わってきました。
コンテンツマーケティングには広告、動画、SEO、オウンドメディアなど、様々な種類がありますが、弊社はオウンドメディアを軸としたコンテンツマーケティングの提案が得意です。 初心者の方からコンテンツマーケティングで成果を出せない方など幅広いお客様への対応が可能ですので、ぜひご相談ください!

コンテンツマーケティングのキーワードの重要性とは?

コンテンツマーケティングには、以下のような様々な施策があります。

  • コンテンツSEO
  • 動画
  • WEB広告
  • メルマガ
  • CMからの検索誘導

これらのコンテンツの目的は、宣伝や企業側の積極的なアピールだけではありません。
ユーザーが気になることや悩みの解決方法など、潜在的なニーズをテーマとして『ユーザーから見つけてもらうこと』『企業の存在に気づいてもらうこと』を目的としています。

では、検索エンジンを通してユーザーにコンテンツを見つけてもらうには、どのようにしたらよいのでしょうか?

検索エンジンでは、ユーザーは必ず『キーワード』を入力してコンテンツを探します。そのため、ユーザーがそのコンテンツを探す際に使用するキーワードを想定して、そのキーワードをコンテンツ内で使用すれば検索結果に表示されるようになります。

つまり、『キーワード』が、ユーザーとコンテンツ を結びつける上で必要不可欠なのです。

コンテンツ マーケティング施策の中では、『コンテンツ SEO』がこのような『キーワード』と最も関わりの深い施策です。コンテンツ SEOは、上記のコンテンツマーケティング施策の中で導入ハードルが低く、多くの企業が取り組みやすい施策でもあります。

コンテンツSEOをおさらい

コンテンツSEOとは、クオリティの高いコンテンツを数多く配信することで、Googleなどの検索エンジンやSNSからユーザーを呼び込む施策です。

しかし、クオリティの高いコンテンツを作っても、ユーザーが何か検索する際には疑問や悩みにマッチしたキーワードを入力して検索するため、効果的なキーワード選定を行わなければ検索結果にすら表示されません。

また、ほとんど検索されないキーワードで上位表示されてもアクセス数は伸びませんし、競合が強すぎるキーワードで攻めても1ページ目に上位表示されなければあまり効果は出ません。
さらに、トレンドキーワードで一瞬爆発的なアクセス数が稼げても、時期が過ぎて検索数が下火になれば安定した成果を出しづらいです。

このように、コンテンツを制作する際にはキーワード選定がその後のアクセス数を左右すると言っても過言ではないのです。

アクセス数を増やすというのは、お店で言えば来客数を増やすことと同義です。。母数が増えるだけ売り上げに大きく影響するため、キーワード選定はコンテンツマーケティングの成果に直結する重要な施策なのです。

対策すべきキーワードとは?

キーワードの重要性についてわかったところで、次は『どのようなキーワードであれば上手くいくのか?』について知っていく必要があります。

ここでは、成果を上げるために対策すべき2種類のキーワードを紹介していきます。

検索ボリュームの多いキーワード

検索ボリュームとは、あるターゲットが指定期間内に検索したキーワードや類似キーワードの平均回数です。検索ボリュームの数値が大きければ大きいほど、それだけ多くのユーザーが調べているキーワードだと判断できます。

例えば、日本在住の日本語を使う人をターゲットに、過去1年間検索された『古着』というキーワードの検索ボリュームを調べてみると以下のようになります。

月間平均検索ボリュームが1万〜10万程度あるので、『古着』というキーワードで1ヶ月に1万〜10万回検索されていることがわかります。
しかし、同じ意味の『中古服』というキーワードで調べてみるとどうでしょうか?

こちらは検索ボリュームが1000〜1万です。この場合、『中古服』というキーワードでコンテンツを制作するより『古着』で制作した方が多くの人の目に触れる可能性が高いと言えます。
ただし、検索ボリュームが多いキーワードは競合他社も狙っているキーワードなので、検索エンジンで上位に表示させることが難しい点も考慮しましょう。

ちなみに、ここで紹介した検索ボリュームは、Googleが提供している『キーワードプランナー』によって調べたものです。『キーワードプランナー』は、キーワード選定に必須のツールで無料で使用できます。

コンバージョンしそうなロングテールキーワード

前項でも触れましたが、検索ボリュームが多いキーワードはコンテンツSEOを始めたばかりの段階では上位表示が難しいです。そのため、始めのうちは『ロングテールキーワード』を狙っていくことが重要になります。

『ロングテールキーワード』とは、主軸となるメインキーワードとそのキーワードに関連した2〜4個のミドルキーワードを合わせたものです。

例えば、『コンテンツマーケティング』がメインキーワードだった場合、『コンテンツマーケティング 記事 書き方』といったいくつものキーワードの組み合わせがロングテールキーワードとなります。
ロングテールキーワードの場合、検索ボリュームは少ないですがその分競合も少ない可能性があるので、より上位表示させやすくなります。

ただし、ロングテールキーワードならどれでもいいというわけではなく、コンバージョンにより近いキーワードが重要です。

例えば、英会話教室で『英会話 おすすめ スクール』『英会話 本 ランキング』という2つのロングテールキーワードがあるとしましょう。
この中で、教室の生徒を増やすのがコンバージョンであるなら、ユーザーが英会話スクールで勉強したい状態である『英会話 おすすめ スクール』がコンバージョンにより近いキーワードになります。
逆に、英会話教室で出版した本の販売をコンバージョンにしたいなら、英会話スクールを探すユーザーよりも、本を買って自力で勉強したいユーザーが入力する『英会話 本 ランキング』がコンバージョンにより近いキーワードと言えるでしょう。

このように、コンバージョンを何にするのか?によって選定すべきキーワードが変わってきます。

キーワードの選定方法

ここからは、コンテンツマーケティングを成功させるための具体的なキーワード選定方法を紹介していきます。

サイトに関連しそうなキーワードを洗い出す

まず、実際にキーワードを選定する前に、サイトに関連しそうなキーワードを洗い出す必要があります。

  • 想定できるキーワードを洗い出す
  • ツールを使ってさらにキーワードを洗い出す
  • 競合サイトの対策キーワードを調査

キーワードの洗い出しには上記の3つの方法があるので、詳しく見ていきましょう

想定できるキーワードを洗い出す

商品やサービスに対して、ユーザーが検索しそうなキーワード想定できるキーワードを箇条書きで洗い出していきます。

例えば化粧品を扱っている場合、その化粧品に関連した以下のようなキーワードが考えられます。

  • 化粧水
  • 美肌
  • サプリメント
  • ファンデーションなど

その上で、こう言ったキーワードを探すユーザーの検索動機をもう少し深掘りしてみましょう。
例えば、『化粧水』なら自分の肌に合った化粧水を探しているわけですが、その前の悩みや疑問の段階で以下のようなキーワードを洗い出せます

  • 肌荒れ
  • 乾燥肌
  • 混合肌
  • 敏感肌
  • 付け方

このように商品・サービスのキーワードだけでなく、そこに行き着くまでの悩みや疑問に対するキーワードも洗い出すことにより、見込客をコンバージョンまで誘導していくプロセスを作成できます。

ツールを使ってさらにキーワードを洗い出す

次に、検索エンジンの『サジェスト』やツールを使用して商材に関連するキーワードやロングテールキーワードを洗い出します。

『サジェスト』とは、以下のように検索エンジンでキーワードを入力した際に表示されるキーワード候補です。

また、キーワードを洗い出すためのツールは以下のようなものがあります。

  • キーワードプランナー
  • 関連キーワード取得ツール(仮名・β版)
  • goodkeyword
  • グーグルサジェスト キーワード一括DLツール

前項で洗い出したキーワードをこういったツールに入力すると、それに関連するキーワードやロングテールキーワードが一度に表示されて取得できます。

競合サイトの対策キーワードを調査

次に、競合サイトがコンテンツSEOで行なっているキーワード対策の調査をしていきます。ここでいう競合サイトとは、洗い出したキーワードで検索した時に、上位表示されているサイトです。

調査の際は、以下の点に注目していきましょう。

  • タイトルに使われているキーワード
  • サイトやコンテンツの内部リンク構造
  • 実際に検索した際に上位表示するキーワードやロングテールキーワード

これらの点に注目しながら調査することで、運営メディアの不足点を補い、競合サイトとの差別化を図ります。

検索ボリュームを調べる「キーワードプランナー」

上記のようにキーワードを洗い出したら、それらのキーワードの検索ボリュームを調べてまとめていきます。ここでは、前記で紹介したGoogleのキーワードプランナーを使っていきましょう。

キーワードプランナーでは調査時に2つの選択項目が表示されますが、検索ボリュームを調べる際は右側をクリックします。

そして、検索ボリュームを調べたいキーワードを入れていき、『開始する』ボタンをクリックします。複数のキーワードやロングテールキーワードを入力したり、『.csv』ファイルをアップロードして一度に調査も可能です。

結果が表示されたら、上部タブの『過去の指標』で各キーワードの月間平均検索ボリュームをチェックできます。

キーワードの選定を行う

洗い出した全てのキーワードの検索ボリュームを調査したら、実際にコンテンツ制作に使っていくキーワードを選定していきます。

基本的には、検索ボリュームの多いキーワードを中心に選んでいきましょう。
例えば、検索ボリュームが100未満しかないキーワードのコンテンツを制作した場合、たとえ上位表示されたとしても1ヶ月のアクセス数が100件以下なので成果を出にくいです。
しかし、検索ボリュームが1000以上あれば、上位表示された際に月に1000件以上のアクセス数を期待できます。

また、検索ボリュームの大きさだけでなく、コンバージョンに結びつきやすいキーワードを選んでいくのもポイントです。検索ボリュームがどんなに多くても、商品・サービスに誘導できないキーワードは狙っても意味がありません。
例えば、化粧品を扱っている企業が『化粧品 英語』というキーワードを狙ったとしても、ユーザーが単に『化粧品』という意味の英単語を知りたいだけなら、化粧品の販売にたどりつかないでしょう。

このように、検索ボリュームの少ないキーワードやコンバージョンに結びつきづらいキーワードは省いていくことが重要です。

優先順位をつける

検索ボリュームの少ないキーワードを省いても、まだまだ多くのキーワードが残っているでしょう。これら全てのキーワードのコンテンツを一度に制作できないので、選定したキーワードに優先順位をつけて制作していく記事を選んでいきます。

優先順位の付け方は、アクセス数を増やしたいジャンルなどによっても違いますが、以下のポイントに沿っていくと決めやすくなります。

  • 検索ボリューム(競合が多いかも考慮)
  • 商品・サービスや自社の業種と近いかどうか
  • コンバージョンしやすいかどうか

検索ボリュームは多ければ多いほど競合も多くなります。その中で、他の競合より自社の勝率が高く、かつ成果につながりやすいキーワードなら優先順位が高いと言えるでしょう。

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キーワードを洗い出すと想像していたよりも量が多いです。
そのため、キーワードの優先順位をつけてどの記事から制作していくかが重要になってきます。
検索ボリュームが多く、ニーズのあるキーワードについては情報を網羅的且つ専門的な記事を執筆しましょう。
池田直樹
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コンテンツマーケティングのキーワード選定はリスティングでも活かせる

最後に、コンテンツマーケティングのキーワード選定はリスティング広告にも活用できることを知っておきましょう。

リスティング広告とは、検索エンジンの検索結果に表示される広告で、登録したキーワードを元に広告を打ちます。リスティング広告では、キーワードを元に出稿するので、コンテンツマーケティングで選定したキーワードが使用できます。

まとめ:キーワード選定でコンテンツマーケティングの幅が広がる

コンテンツマーケティングは多くの人に見てもらってこそ成果が出せる施策です。そのため、アクセス数の底上げで新規ユーザーの母数を増やすことは必須事項ともいえるでしょう。

コンテンツマーケティングのコンテンツSEOでは、キーワード選定によって制作するコンテンツの幅が大きく変わってきます。適切なキーワード選定を行いそのキーワードで上位表示できれば、広告を打たずとも自然流入によって高いアクセス数が見込めるようになります。

時間や手間はかかりますが、手を抜かずにしっかりとキーワード選定を行なっていきましょう。

この記事のおさらいポイント

・キーワード選定は、コンテンツSE0において必須の施策
・検索ボリュームの多いキーワードやロングテールキーワードを対策しよう
・キーワード選定はリスティング広告にも活かせる
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