ランディングページの5つの特徴や必要性を明示し、「インターネット上で売上を上げる」ためのランディングページの基本について説明します。本記事は、ランディングページの入り口であり、今後のWebマーケティングにとって重要なポイントになりますので、しっかりとおさえていただきたいと思います。 1.そもそもランディングページって何? 2.ランディングページの役割 3.ランディングページの特徴 4.なぜランディングページが必要なのか? 5.ランディングページの作成方法と費用 6.まとめ

1.そもそもランディングページって何?

ランディングページとは、直訳すると「着地ページ」という意味で、インターネット上の広告やリンクをクリックすることで表示されるWebページ全般を指す言葉です。 こちらは当社のランディングページなので参考にしてください。 しかし、一般的に「ランディングページ」というと、広告効果を高めるために制作された、ひとつの商品やサービスを売るための1枚のWebページのことを指します。1ページで問い合わせから購入まで促すことができるため、求めている情報が見つけにくい通常のWebサイトに比べて離脱は少なくなります。 ランディングページは、インターネット上で売上を上げるためには欠かすことのできない重要な要素であり、ランディングページを活用して情報を的確に与えるだけで売上が倍増したという事例もあります。

2.ランディングページの役割

検索結果や広告から訪れるユーザーは、その商品やサービスについて興味を持っています。その興味をさらに引きつけてコンバージョン(問い合わせ・資料請求・注文)を獲得することがランディングページの役割です。 街でチラシを受け取って、「これ買ってみようかな」と思ったことはありませんか?それは、チラシが買いたくなるような作りになっているからです。 ランディングページも同様に、ユーザーが購入したくなるような作りにして「顧客を獲得する」ために作成します。  

3.ランディングページの特徴

ランディングページの特徴は、主に以下の5点に集約することができます。 リンクがない 一般的なWebサイトでは、ユーザーに対して多くの選択肢を与えるために他の商品やサービスのページへリンクが貼られています。しかし、ランディングページでは、他ページへのリンクは貼りません。なぜなら、他ページに移ってもらいたくないからです。 ランディングページの役割は、コンバージョンを獲得することです。コンバージョンを獲得するためには問い合わせフォームに入力してもらう必要があり、それがゴールです。そのため、必要のないページへのリンクは貼らず、1枚の縦長ページになっています。ユーザーには選択肢を与えず、問い合わせフォームに入力するか、入力しないで離脱するかの2択を迫るのです。 テキストが少なく、画像を多用している ランディングページの特徴として画像が多く使われている点があります。その理由は、ページを読みやすくするためです。コンバージョンを獲得することがランディングページの役割ですが、それをテキストだけでやろうとすれば文章量が多くなり、読むのが大変になります。ユーザーに多くの情報を分かりやすく伝えるためにも画像を多く使うのです。 ここで重要になるのが、画像を使い過ぎないことです。概要を伝えるところは画像を使って瞬間的に伝え、しっかりと読ませたいところはテキストを使って読ませます。このように使い分けないと本来の役割を発揮することができません。 デザインが派手である ランディングページでは、ページ冒頭の着地力を高めるためにデザインが派手になっています。上記で説明したように、多くの情報を伝える必要があるため、ユーザーの関心をしっかりと掴む工夫がされていて、コピーは大きくなり、内容は強烈である傾向があります。 しかし、デザインやコピーを強烈なものにしたとしても、コンバージョンを獲得することはできません。たとえ、デザインやコピーを強烈にして着地力を高めることができてもテキストの内容が魅力的なものでなければ離脱してしまいます。そのため、テキストもデザインやコピーに負けないくらい関心を引く内容にする必要があります。 ページが縦長で、縦スクロールが必要である ランディングページは、多くの情報を分かりやすく伝えるために1枚の縦長ページになっています。ランディングページを作成する目的は、コンバージョンを獲得することですので、ただ情報を伝えるだけでは効果を出すことはできません。コンバージョンを獲得するためには、問い合わせフォームに入力したり、電話するという「行動」を求める必要があります。 ここで重要なポイントは、「伝える」と「行動を求める」では、テキストの内容がまったく違うということです。情報を伝えるだけでなく、「行動を求める」ためには、ユーザーの心理を踏まえたテキストを用意する必要があります。 ランディングページは、キャッチコピーから始まりますが、情報を伝えるだけであれば商品やサービスの特徴を並べるだけで済みます。しかし、特徴を伝えられても「本当かな?」「どうせ良いことしか書かないよね?」と不安になるのがユーザーの心理です。特徴や魅力を強く伝えれば伝えるほど「慎重に判断しよう」という反作用を働かせてしまうのです。 そこで、反作用を消すために「本当ですよ」という客観的な証拠が必要になります。ユーザーが感じる不安や疑問をひとつひとつ解消してあげることで、行動につながるのです。 このように、行動レベルまで引き上げようとすると情報量が多くなり、結果的に縦長でスクロールが必要なページになります。   では、なぜページを分けずに1枚の縦長ページにするのでしょうか? その理由は、クリック率にあります。ニュースサイトやブログなどで次のような形でページを分けているのをよく見かけます。 通常、リンクのクリック率は1%~10%と言われており、最大でも30%です。そのため、ページを分けた時点で、約70%のユーザーを失っていることになります。 もちろん、ページを分けた方がいい場合もありますが、少なくともコンバージョンを獲得する目的で制作するランディングページに関しては、ページを分けずに1枚のページにまとめる方が効果的であると言えます。 ボタンサイズが大きい ランディングページのボタンは大きく作られています。その理由は、先に説明した通りランディングページが「2択を迫る」からです。問い合わせフォームに入力するか、離脱するかの2択を迫っている以上、その場所を分かりやすするためにボタンのサイズを大きくする必要があります。 また、ボタンの色は赤が多いです。必ずしも赤が良いというわけではありませんが、クリックすべき場所を明確にすることが重要です。  

4.なぜランディングページが必要なのか?

ランディングページの必要性は、既に理解していただけたのではないでしょうか。通常、検索結果や広告をクリックして訪れるユーザーは、特定の商品やサービスの情報を求めています。しかし、Webサイトはユーザーが求めていない会社情報や、他の商品やサービスの情報が多く記載されているため、離脱する原因になってしまいます。ユーザーを混乱させることなく、ユーザーが求めている情報を分かりやすく伝えるための手段が、ランディングページなのです。ひとつの商品やサービスに関する情報を一箇所にまとめて提供することで、問い合わせフォームに入力するという行動を促すことができます。 これは、実店舗での接客と同じです。「おすすめの商品は何ですか?」という問いに対して複数の商品を紹介されて混乱したことはありませんか?「弊社は〇〇に強いです」と言っているにも関わらず、それ以外の商品やサービスの情報も提供してしまうとユーザーは混乱してしまい、結果的に離脱してしまうのです。    

5.ランディングページの作成方法と料金

ランディングページを作成する方法は主に3つあります。 ・自分で作る ・制作会社に依頼する ・広告代理店に依頼する。 自分で作ってしまえば無料で作ることができます。しかし、ノウハウや技術がないとなかなか良いものは作れません。また、慣れない作業に多くの時間を費やすことになるため、外注してしまった方がお得かもしれません。 制作会社に依頼すると10万円~30万円程でランディングページを作ることができます。料金は全部外注か部分外注かで変わってきます。要するに、構成・企画からデザイン、コーディングまでを一括して依頼すると料金は高くなりますし、自分ではなかなかできないデザインやコーディングのみを依頼すると料金は安くなります。制作会社によっては、テンプレートにコンテンツを入力するだけで安く作れるところもありますので、検索してみてください。 広告代理店に依頼する場合の料金は、20万円~60万円となり、制作会社に比べてお高めです。広告代理店は、ターゲットや競合分析のノウハウが売りになっているため、自社のターゲットや競合分析から一括して依頼したい場合は、広告代理店に依頼すると良いでしょう。 ※ここで紹介している内容は、あくまでも一般的な例です。制作会社でもターゲットや競合分析を踏まえて低コストで依頼できるところもありますし、広告代理店だからといって効果が出るランディングページを作れるわけでもありません。決して安い金額ではないので、どの会社に依頼するにしても、しっかりと確認して決めましょう。  

6.まとめ

ランディングページとは、ひとつの商品やサービスを売るために作成されたWebページのことを指す言葉です。インターネット上で売上を上げるためには欠かすことのできない最も重要な要素になります。ランディングページの役割は「コンバージョン(問い合わせ・資料請求・購入)を獲得すること」であるため、ユーザーの心理を踏まえて作成する必要があります。   ここでランディングページの特徴を復習しましょう。 ユーザーに対して「問い合わせフォームに入力するか否かの2択を迫る」ために、リンクを貼らないで1枚の縦長ページになっている。 多くの情報を分かりやすく伝えるために、テキストよりも画像を多用している。 ページ冒頭の着地力を高めるために、デザインが派手でコピーが強烈な内容になっている。 特徴だけでなく、「本当なんだ」と思ってもらうための証拠も説明していくため、縦スクロールが必要なページになっている。 クリックする場所を明確にするために、ボタンサイズが大きい。 ランディングページは、商品やサービスの特徴に合わせて作成することによって、効果が大きく変わります。ランディングページを作ろうと思っている方や改善が必要だと感じている方は、本記事のポイントを参考にしてみてください。 もし、本記事を読んでもピンと来ない方は、一度お問い合わせください。担当者が丁寧にご説明させていただきます。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。