アンバンドリングとは
アンバンドリングとはアンバンドルという単語がルーツとなった用語です。
このアンバンドルという単語ですが、これは「切り離す」や「分解する」と言うような意味を持つ英単語でした。
マーケティング業界の中でこの言葉が使用される場合、これは「一括で販売しているサービスを細かく分割し、顧客が個別に購入できるようにする」という意味合いで使われることとなります。
きゅうりとトマト、じゃがいもの野菜セットという商品に対して、消費者が自由に購入できるように商品をばらばらにして販売したというような場合、これは「野菜セットのアンバンドリング」ということで考えることができるでしょう。
こうしたアンバンドリングによるマーケティングは、様々な商品・サービスが競争するようになった市場で頻発する傾向があります。
アンバンドリングのお役立ち情報
アンバンドリングの手法はさまざまな場所で活用されるようになっていますが、アンバンドリングの手法が最も受け入れられている業界は「音楽のダウンロード販売」ということになります。
これまで音楽販売の業界ではアルバムにしろシングルにしろ、数曲が一枚のCDに収録されて販売されることになっていました。
しかし実際には「全ての曲を聴きたい」と言う人はさほど多くなく、特定の一曲が欲しいだけという顧客も非常に多くいます。
そういった顧客に対して「一極単位で販売する」という手法をとった音楽のダウンロード販売は、大きな成功を収めることになりました。
この手法は正に「音楽CDのアルバムやシングルをアンバンドリングによって販売した」といえるでしょう。