ハミングバード(Hummingbird)とは
ハミングバード(Hummingbird)アップデートとは、Googleが2013年に初めて実装した、検索エンジンの新しいアルゴリズムです。ハミングバード(Hummingbird)アップデートの特徴は、会話型の検索クエリーに対して適切な答えを返せるようになったという点です。従来のロボット型検索エンジンでは、検索クエリーに含まれるキーワードに適合するウェブページをリストアップして、それらの候補を被リンクやコンテンツの充実度などによってランク付けして、ランク順に検索結果に載せる、という方法を採っていました。一方ハミングバードアップデートでは、会話型の検索クエリーから利用者の真の意図を汲み取る、という高度な検索方法が採られています。
ハミングバード(Hummingbird)のお役立ち情報
これまでの検索エンジンでは、なかなか自分の知りたい答えが書いてあるウェブページにたどりつけない、ということも少なくありませんでした。例えば日本一高い山の標高を知りたい場合、それまでは「日本一高い山 標高」で検索すると、「日本一高い山 標高」というキーワードを含んだウェブページが主に検索結果に表示されていました。しかし、これでは「富士山の標高」については書かれていても、「日本一高い山 標高」というキーワードがそのウェブページに書かれていなければ、検索結果にヒットしづらい状況でした。一方、ハミングバード(Hummingbird)アップデートでは、「この人は富士山の標高を調べたいのだ」と検索エンジンが判断して、適切な検索結果を返すようになったのです。ただしハミングバード(Hummingbird)の精度はまだ高いものとはいえず、今後の改良が注目されます。