バラエティシーキングとは
バラエティシーキングとは、物を購入する際に、ブランドに拘らず様々なブランドを購入しようとする消費者の行動特性を指します。ブランド間の知覚水準が高い消費者ほど、バラエティシーキング型の購買行動が強く見られる傾向があるそうです。
この行動特性は当初、拘りの低い物を購入する際に見られる行動とされてきました。拘りがないため、その時々の状況で判断し、結果、ブランドに関係なくバラエティに富んだ消費行動を行うということです。しかし、近年になって、拘りの強い物にあえてバラエティを求める行動も少なくないという研究結果もあるそうです。このバラエティシーキング型の消費傾向が強い消費者は「バラエティシーカー」と呼ばれています。
バラエティシーキングのお役立ち情報
バラエティシーキングの消費者は、新商品への興味、懸賞やキャンペーンを行っているなど、様々な理由でブランドをスイッチさせます。これらの消費者をWebマーケティングにおいて取り込むにはどうすればいいでしょう。基本的にはロイヤルユーザーになりにくいため、マーケティング的には取り込みは難しい相手とも言えます。
しかし、近年の消費傾向は趣味化が進んでおり、スイッチを行う傾向も多様性を求めた物が増えているようです。そこを逆手に取って、期間限定型の商品や数量限定品の導入など商品に多様性を取り入れることで、バラエティシーキング型消費者の心理を掴む可能性が出てくるのではないでしょうか。
上述の通り、バラエティシーキング型消費者は動向が掴みづらい消費者ですが、スイッチの道筋を意図的にこちらで用意することで、取り込むこともできるのではないでしょうか。