ダークファイバー(Dark Fiber)とは
今では当たり前のようにネットショッピング、インターネットバンク、動画サービス等々のネット生活を楽しんでいます。それもこれもブロードバンド時代の到来により、一般家庭でも安価に広帯域回線を使用できるようになったことが大きな原因です。ブロードバンド回線の主役である光ファイバーはダークファイバー(Dark Fiber)として世に出ることで爆発的に普及していきました。
通信事業者などが敷設している光ファイバーの中で実際には稼働してないもののことをダークファイバー(Dark Fiber)といいます。光ファイバーは数十本から数百本敷設されるのですが、当時は実際に使われているのは僅かであり残りは残っている状態、つまり空芯となっており多数のダークファイバー(Dark Fiber)が存在していました。
ダークファイバー(Dark Fiber)のお役立ち情報
折しもインターネット時代の到来が予測される中、ブロードバンドによるインフラづくりが急務とされ世界的にも2000年ごろからダークファイバー(Dark Fiber)を利用しようという動きが活発化しました。日本においても通信の自由化が進められる中、これまでのNTT中心から新たな通信事業者の参入があり、多くのダークファイバー(Dark Fiber)事業者が誕生しました。これにより光ファイバー設備を持たなくてもNTT等の既設事業者からダークファイバー(Dark Fiber)として借りることにより通信事業を行うことができるようになりました。
当初はダークファイバー(Dark Fiber)は安価に借りられるものの、加入者局舎等の設備費が高くコスト的にはNTTが圧倒的に有利でしたが、最近では資本力のある新規参入事業者が局舎側の設備も自前で持つようになり、NTTの優位性はなくなりつつあります。