バーナム効果とは
バーナム効果とは、誰にでも当てはまりそうな曖昧な一般的な性格についての説明をあたかも自分に当てはまっているものと思い込んでしまう心理の現象ことです。
バーナム効果は、アメリカの心理学者、ポール・ミールが興行師のP・T・バーナムが「、「誰にでも当てはまるものがある(”we’ve got something for everyone”)」という言葉にちなんで名づけられました。また、アメリカの心理学者バートラム・フォアラーが被験者に心理検査をしてその結果を無視して、事前に用意した被験者の心理検査の結果とは無関係な診断を被験者に与えた場合、被験者の多くが自分の診断は適切なものだと感じた実験(フォアラーの実験)からフォアラー効果とも呼ばれます。
バーナム効果のお役立ち情報
バーナム効果の例として、血液型による性格診断があります。本来、個人の性格はその人独自のものであり、血液型というA、B、O、AB型の4つのタイプではとても分類できるものではないのに関わらず、それぞれのタイプに書かれている性格の特徴が誰にでも当てはまりそうに書いてあるために信じてしまうというものです。
また、他のバーナム効果の例として、星座による星占いもそうです。星座ごとで1日の運勢が分かるはずもないのに、その占いの結果が誰にでも当てはまりそうに書かれているために自分に当てはまるように思うのです。
人は自分の性格に対し甘い所もあるけれど、欠点に対し厳しい所もあるという両面性があり、そのような気になっている点にを指摘されることでその結果を信じてしまうことがあるようです。