拡張CPC(拡張シーピーシー)とは
拡張CPC(拡張シーピーシー)とは、コンバージョン率が高いと見込まれる広告オークションでは入札単価を引き上げ、逆にコンバージョン率が低いと見込まれる広告オークションでは入札単価を引き下げるというしくみで、大手検索エンジンGoogleが提供するオンライン広告プログラム「GoogleAdwords」で採用されているものです。ここでいう「コンバージョン率」とは、広告を通じて商品の購入や資料請求などの最終目的を達成した割合のことをいい、過去にコンバージョンに至る割合が多かった特定のキーワードの組み合わせや広告のクリック率などのデータをもとにして自動的に推計されます。ただし、この拡張CPC(拡張シーピーシー)に用いるコンバージョン率を推計するためには、該当のウェブサイトのhtmlコードを編集して、「コンバージョントラッキング」というユーザーの行動を追跡するしくみを埋め込んでおく必要があります。
拡張CPC(拡張シーピーシー)のお役立ち情報
拡張CPC(拡張シーピーシー)は、広告により成果が得られる見込みに応じて、自動で入札単価を上下させてくれる便利なツールですが、自動だからといって際限なく入札単価が上がるものではありません。拡張CPC(拡張シーピーシー)では、あらかじめ設定した上限クリック単価の30%までというのが目安となっており、コンバージョン率が高くなると見込まれる広告のオークションでは、これを超えない範囲内で、自動で入札単価が引き上げられます。いっぽう、コンバージョン率が低いと見込まれた場合については、自動で最大限まで入札単価の引き下げが行われることになります。このため、上限クリック単価を適正な値に設定しておけば、安心してこの機能を運用することができ、また費用対効果を踏まえた広告費の効果的な活用にもつながります。