流入経路を意識するということは何か
顧客を自社のホームページにアクセスさせるために必要なのは、その流入経路を意識することです。
(この場合の流入経路とはあらゆるメディアを見て、その会社のことや特定の商品の存在を知り、その上でホームページにアクセスするかということです。)
インターネットのホームページの場合、検索サイトで調べた一覧の中から特定のウェブサイトへとアクセスするという、一連の流れが流入経路の一つとなります。
このようなインターネットからの流入経路を意識している会社は数多く存在しますが、時にはそれ以外の経路もアクセス数の向上には必要となります。
テレビコマーシャルとホームページ
インターネット以外のホームページへの流入経路として考えられるのがテレビです。
最近ではテレビコマーシャルを使用したLPOを行っている企業も出てきています。
テレビのコマーシャルからインターネットのホームページにアクセスさせる場合に重要になるのは、そのコマーシャルの内容です。
普通のコマーシャルではインパクトが弱くなるので、見た人の印象に強く残りやすいようなものを作ることが大切になります。
コマーシャルを見た人に面白いと思ってもらえるような独創的な考え方で作られたものである必要があります。
個性的なテレビコマーシャル
最近放送されているLPOともうまく結びついたコマーシャルの一つとしてある飲料メーカーが販売している発泡酒のコマーシャルがあります。
この商品のコマーシャルの今までにない画期的なこととは、日によってコマーシャルの内容を変えていることです。
日曜日から土曜日まで曜日によって、出演しているタレントが変わっているのがこのコマーシャルの特徴です。
ですからコマーシャルを見ただけで、今日は何曜日かということが視聴者にはわかりやすくなっています。
このコマーシャルにはさらにホームページに導く画期的な工夫がされているのも特徴です。
さらに個性を際立たせたコマーシャル
この商品のコマーシャルは曜日に合わせて、出演者が話すメッセージが大きく異なっています。
その曜日に合った内容のメッセージが話されます。
例えば水曜日のコマーシャルならば「水曜日は残業が無い人が多い」という内容のメッセージが出演しているタレントから語られます。
月曜日に放映するコマーシャルならば、月曜日担当の出演者から「月曜日は一日の始まりなので疲れやすい」という内容のメッセージが語られます。
このように出演者だけでなく、メッセージも効果的に変えることでより見た人の印象に残りやすいコマーシャルに仕上がっています。
コマーシャルからホームページへ
このコマーシャルはホームページの内容にも大きく反映されています。
テレビでコマーシャルを見た人が、商品のホームページへアクセスした場合には、その曜日のコマーシャルを担当している出演者が中心としたデザインのホームページにアクセスできるようになっています。
つまりテレビのコマーシャルとホームページの内容が相互に関連しあうことで、より広告としての効果を高めています。
LPOでは顧客が最初にアクセスするホームページのデザインを見やすくしたり、興味を引くデザインにしたりする事が重要になります。
さまざまな流入経路を検討してみる
上記のような例ではホームページへの流通経路はテレビコマーシャルからということになりますが、それ以外のものからホームページへアクセスする場合も考えられます。
例えばダイレクトメールを見てアクセスする場合や、テレフォンアポイントメントからアクセスする場合などです。
新聞広告や街中で配られているチラシなどに掲載されている情報をもとに、ホームページにアクセスされる場合も想定されます。
LPOを考慮する場合にはこうした流入経路を再検討して、より幅広い場所から商品の存在を知ってもらうことが大切になります。