ランディングページの目的
ランディングページは顧客がインターネット広告や検索エンジンから最初に飛んでくるページです。
顧客は目的に応じて見出しだけを流し読みし、3秒たっても表示されない画面からは離脱します。
目的の項目の記載がないものや、動画が出てくる画面からも即離脱です。スクロールしてページの最後まで読んでくれる顧客はほとんどいません。
顧客が商品やサービスを購入する場合、インターネットを使ってサイトを比較するのが前提になりつつあります。顧客はわずか1ページの画面の中で、ほんの数秒の閲覧により商品やサービスの良し悪しを判断します。
ランディングページ制作は難しくもありますが、その分やりがいもある仕事です。
ペルソナのリサーチ
ランディングページ制作においては、閲覧にやってくる顧客の人物像を把握する必要があります。
一般社会でも、幼稚園児に説明する場合と、その道の専門家に説明する場合とで方法に違いが出るように、ランディングページの顧客においても同じことが言えます。
3C分析
昨今の急激なIT技術の進歩で、顧客人物像の分析はインターネット上のサービスやツールを使って可能な時代となりました。
3C分析と言われものがそれで、
- 顧客であるCustomer
- 競合者のCompetitor
- 自社であるCompany
これらを分析することはWebマーケティングの基本となっています。
顧客の階層や志向、知識水準を把握することでランディングページの表現にも違いが出ます。
表示スピードのチェックリスト
ランディングページ制作において最も大切なのが表示スピードです。
顧客の多くは3秒以内に表示されないページからは離脱すると言われています。
表示スピードはページの重さと連動します。画像データを少なくするか画素数を落として表示し、ページはテキストと図形を中心に制作することでページの重さを軽くすることができます。
顧客に説明するために動画を使用しているランディングページがありますが、顧客の貴重な時間を奪うことになり逆効果です。競合他社との優位性を保つためにも表示スピードは1秒程度を目標にしたいものです。
見出しのチェックリスト
ランディングページ制作においては見出しが重要になります。
なぜなら、ページを閲覧に来た顧客は見出ししか見ないからです。見出しには当然、顧客の期待にそった内容のものが書かれていなければなりません。
多くの内容に関する情報を見出しという短い文章の中に表現するのですから、高いキャッチコピーの作成能力が求められます。
見出しのグラフィック的な表現も大切です。ページの中で写真や図形に隠れて見出しが見えにくいのでは、顧客はどこを見てよいのか迷ってしまいます。説明文の中に埋没して、どれが見出しなのかわからないようでも困ります。
表示内容のチェックリスト
ランディングページ制作では、表示内容を顧客の要望に則したものにすることが大切です。
商品の情報を得るために閲覧したのに、会社の組織図や、社長の挨拶をメインコンテンツに起用していたら顧客が幻滅します。商品説明を求めているのに、すでに終わってしまったキャンペーンの情報が大きく掲載されているなど、顧客要望とのズレがあるページが多く見られます。
ランディングページ制作では、顧客の立場に立つことが求められ、会社の主張や立場を離れることが基本になります。もちろん、新しいサービスやキャンペーン情報を訴えたい事情もあるでしょうが、顧客はその情報を期待していない場合がほとんどで、控えめな表現に留めるほうが無難です。
スクロールとレスポンスデバイスのチェックリスト
ランディングページ制作ではページのレイアウトが重要な意味を持ちます。
ページを訪れる顧客は最初に映し出された画面を見たとき、スクロールする手間をかけてまでページの下部見てくれることは滅多にありません。
したがって提供する情報は全て、最初の画面に記載するようにし、スクロールにより表示される下部の画面は、補助的な内容の記載に留める必要があります。
スクロール下部は会社情報やキャンペーン、それ以外の商品情報などを置くのに適しています。
顧客が求める商品やサービスのレスポンスデバイスは、当然スクロールナシの始めの画面に表示します。最初の表示画面で主要な情報とサービスを提供するのが基本です。