ブランディングを意識したランディングページとは?デザイン事例も紹介

ランディングページはコンバージョンを目的とするものとブランディングを目的とするものの2種類に大別できます。ランディングページと言えば商品を売るためのサイトと思われがちですが、実はブランディングにも効果的です。

そこで今回はブランディングを狙ったランディングページの特徴や参考となる実例などをご紹介します。ぜひ制作の際にお役立てくださいね!

この記事を読んだらわかること

・そもそものランディングページの役割
・コンバージョンとブランドイメージの考え方の違い
・ブランディングを狙ったランディングページ事例10選
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WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め300社以上のランディングページ制作に携わってきました。
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!

そもそものランディングページの役割

まずはランディングページがそもそもどんな役割を担うWebページなのか、おさらいしておきましょう。ランディングページの役割は、主に以下の2つが挙げられます。

・Web広告からの流入先
・商材を売る

それでは早速1つ目のWeb広告からの流入先としての役割について解説していきます。

Web広告からの流入先

商品を売りたい場合に必要なのが広告です。しかし、広告を打ったとしても商品の詳しい情報や実際の購入手段を見せるページがなければ売上にはつながりません。そこで役立つのがランディングページです。ユーザーがキーワード検索した後で表示されるリスティング広告やバナー広告などをクリックした流入先がランディングページとなります。

商品詳細などは自社のホームページの中の1ページで事足りると考える方もいるかもしれませんが、企業ホームページは内容の範囲が広く情報量も多いため、ユーザーの興味対象が拡散してしまう恐れがあります。その点、ランディングページは概ね1ページ完結なので、集中的に商材について知ってもらえます。ランディングページはWeb広告と好相性であり、流入先として最適なのです。

商材を売る

ランディングページの一番の役割とも言えるのが商材を売ることです。1つの商材についてユーザーが知りたい情報をしっかりと伝えるだけでなく、ユーザーにとっては閲覧ついでにそのページ内で購入できるという利便性が強みとなります。

ランディングページにアクセスし読み進めている時点でユーザーは商材に関心があるため、漠然とコマーシャルしておくメディアに比べて効率的に売ることができます。ただし、ランディングページの内容を吟味し戦略的に制作しないとうまくはいきません。たった1ページなのでユーザーの心理・行動の動きを分析しやすいというメリットを生かし、常に修正しながらより効果を高めていくことが重要です。

コンバージョンとブランドイメージの考え方の違い

ランディングページは購入・申し込み・問い合わせなどの購買行動を起こさせるのに大変有効なWebサイトですが、セールスに重きを置いたサイト設計が押しの強さを感じさせ、売る側のイメージを悪化させかねないというリスクもあります。

そのため、ブランドイメージのすりこみ=ブランディングを重視したランディングページ作りをするには、コンバージョン目的のものとは異なる設計・デザインの特性を知っておく必要があります。そこで、コンバージョンを意識したランディングページとブランディングを意識したランディングページ、それぞれのデザインで重視する点を解説します。

コンバージョンを狙ったデザイン

コンバージョンを狙ったランディングページのデザインでは、とにかくユーザーをいかにコンバージョンに至らせるかを重視しなくてはいけません。セールスを前面に出したコピーや、商材購入のメリットを連想させる画像、コンバージョンに最適化したCTA導線の設計などが重要となります。

ランディングページのデザインで大切な配色についてですが、コンバージョンを目的とする場合には商材イメージはもちろん、ターゲットユーザーと親和性の高い色を選びます。また、アクションボタンがよく目立ち、思わず押したくなるような色や形・サイズを考える必要もあります。よく目にする化粧品・健康食品のランディングページなどのように、『ここは商品の宣伝と販売をしているページです』と明確に訴求できるビジュアルデザインを考えましょう。

ブランドイメージを伝えるデザイン

コンバージョンではなくブランドイメージを深く印象づけたいランディングページでは、到達したいブランドイメージを意識した内容やデザインを考える必要があります。ライティングもビジネスライクなものよりニュアンスのある文章を、色使いも意図するイメージカラーを使って企業イメージをより良く伝えましょう。

コンバージョンは付加価値的なものとしてとらえ、セールス重視のコピーやユーザーの行動を促すような派手なデザインは避け、ブランドイメージを下げないようにすることが大事です。実益重視のデザインにしてしまうと、企業イメージにとってマイナスとなりかねません。大手企業のPR活動・採用などに使用するランディングページは、こうしたブランディング重視のデザインになっているケースが多いので、たいへん参考になります。

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ソフトウェアやサブスクリプションモデルのサービスもブランディングを意識したランディングページが多いです。
購入ではなく無料資料請求や無料お試しなど、コンバージョンのハードルが低い商材はブランディングを意識したランディングページを制作していきます。
池田直樹
ZERO式ランディングページ制作はこちら

ブランディングを狙ったランディングページ事例10選

ランディングページは目的を意識して制作すれば、単純にコンバージョンだけではなく、企業や商品のブランディングにも大いに活かせることを解説してきました。ここでは、実際にブランディングとしてランディングページを活用している好例を10点ご紹介します。

Lady worker×FUKUYA

紙雑誌に見立てた楽しい”誌面”風デザインが強くユーザーの印象に残るランディングページです。販売目的のみのランディングページよりもセールス色を抑え、さまざまな通勤ファッションに使えるレディース靴を豊富に揃えるおしゃれな企業であることを上手にアピール。愛らしいイラストや色使いがブランディング効果を高めています。

Pace【ペース】

パステル調の配色が、企業の爽やかかつ冷静なイメージを与えるサイトです。CTAはヘッダーにも固定されていますが、控えめなコンバージョンボタンなので派手さはありません。クロージングパーツの代表メッセージも、セールス文体ではなく、商品開発の動機などを語っているため、ユーザーの印象としては企業の姿勢を知った気分になるランディングページと言えます。

麦とホップ | サッポロビール

すでに人気となった商品をフィーチャーしていながら、そのページが販売用ではないことが一目瞭然のランディングページです。商品のイメージカラーや広告に起用するタレントを前面に出し、商品や企業のイメージをしっかりと打ち出しています。アニメーションを使ってさまざまな主力商品を見せる工夫も見所です。

ノザワ産業

ファーストビューで目に飛び込んでくる空と大地の画像が、穏やかで好印象なランディングページです。商材である不動産をイメージ化したようなアイキャッチ画像と言えます。また、社のイメージカラーであるグリーンが効いているほか、不動産のやりとりを検討している人に安心感や信頼感を与える紳士的でわかりやすいテキストも効果的です。簡潔な内容にも好感が持てます。

エムイーPLUS町田

徹底したユーザー目線で、来店しやすい雰囲気であることを紹介したランディングページです。ユーザーの心理を大切にしたコピーが印象に残り、誠実で親切な企業イメージ作りに成功しています。店内のインテリアとの同調性を高めた配色でユーザーとの間の垣根を取り払い、親近感を持たせている点にも注目です。

みかんな図鑑|伊藤農園

ファーストビューからかわいらしいイラストに引き込まれるランディングページです。商品紹介というよりもみかんの種類や雑学などを紹介する”欲のない”雰囲気にほっこりさせられ、企業のイメージアップを図ることができています。通販ページに飛べるタグもさりげなくサイドに配され、利便性にも配慮。ハイセンスでよく練られた設計・デザインが魅力的です。

マネーの扉/マネックス証券

ファーストビューに動画再生クリックボタンがある斬新なデザインが人目を引きます。メインカラーの黄色が強く印象に残るほか、クリエイティブで若い感性を窺わせる社風を感じ取れるデザインとなっています。難しい投資の話をわかりやすく楽しく見せようとする姿勢にも好感が持たれます。

株式会社ecbeing|エンジニア採用(キャリア)

トップ画像にスタッフの笑顔を採用することでユーザーの気持ちを和ませることに成功しているランディングページです。求人を行う開発チームの紹介も、社の方針に関してイメージを喚起させるような短文でとりまとめられています。イメージカラーを効果的に使い、あとは余白を持たせることでかえって印象を強めるデザインとなっています。

Parrot

商材を主役に据えながらも、臨場感のあるアニメーション使い、アーティスティックな画像、動画への誘導など、ユーザーが楽しみながら商品紹介を読み進められるような構造になっているランディングページです。極力色を排しているため、控えめサイズながらコンバージョンボタンの青が効いています。

野菜生活100でベジトレ!

みずみずしい野菜や果物のリアルなイラストが一面に配された元気いっぱいのデザインが、商品イメージとぴったり合ったランディングページです。商品のターゲットユーザーである小さな子供を持つ親に見せたい『目指せみんな野菜好きプロジェクト』というコンテンツが、背景を白にすることで目立っています。

まとめ:ブランディングを意識したランディングページで企業イメージをあげよう

ランディングページには、商材の販売を第一の目的として制作されるものもあれば、自社および自社商材のブランディングを主たる目的として制作されるものもあるということがおわかりいただけたでしょうか。

販売までは遠回りに見えるブランディングですが、企業イメージを向上させることによってユーザーからの信頼を得て、最終的には売上が改善するケースも少なくありません。コンバージョンにつなげることももちろん大事ですが、企業のブランディングによって好イメージを植えつけるためにランディングページを活用することもたいへん重要であることをぜひ覚えておいてくださいね!

この記事のおさらいポイント

・ランディングページには商材の販売を目的とするものとブランディングを目的とするものがある
・ブランディングを目的とする場合には企業や商材のイメージとして印象付けたい配色・画像・テキストなどを使用する
・ブランドイメージを重視したデザインで成功しているランディングページの実例が豊富にある
WEBコンサルタントのご紹介
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