最適なランディングページの長さは?短いもの長いものどっちがいいの?

ランディングページには、長いものと短いものの2種類があるのをご存知でしょうか?どれだけスクロールしてもなかなか終わらないボリュームのあるタイプと、要点だけ伝えてコンバージョンボタンまでの導線が短いタイプでは、制作意図に何の違いがあるのでしょう。

また、自社商材のためのランディングページに最適な長さがわからずお困りの方もおみえになるはず。というわけで今回は、ランディングページの長さは長いのと短いの、一体どちらが良いのかという疑問にお答えしていきます。ぜひランディングページの長さやボリュームを決める際の参考にしてくださいね。

この記事を読んだらわかること

・最適なランディングページの長さ
・長いランディングページの落とし穴
・分析や最適化の必要性
目 次表示
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め300社以上のランディングページ制作に携わってきました。
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!

ランディングページの長さは商材(サービス)によって決めよう

結論から申しますと、ランディングページの長さは、取り扱う商材によって決まります。ここでは、具体的にどんな商材のランディングページが長くなる傾向にあるのか、逆に短い方が良いのはどんな商材を扱うランディングページなのかをわかりやすく解説します!

長くなるランディングページの場合

ランディングページが長くなるのには理由があり、その理由は取り扱う商材(商品・サービス)の性質と深く関わっています。ランディングページが長くなるケースが多い商材と長くなる理由を以下にご紹介します。

・単価が高い商材(サービス)

高額商材は、ユーザーが慎重に購入や申し込みを検討するのが一般的です。高額でも購入する価値があり、コストパフォーマンスがすぐれていることをアピールするために、説得材料となるコンテンツやコピーが多くなり、ページ全体が長くなる傾向にあります。

・認知度が低い商材(サービス)

人は知名度の高いものに対してブランドイメージを抱きやすいですが、初見の企業名や商品名に対しては警戒心を持ちやすいという性質を持っています。このため、商品情報を細やかに伝える必要があるほか、「あなたがこの商材を知らないだけで、既に世間ではこれだけの評価がある」という権威付けや口コミなどのエビデンス(論拠)も一定分量加えなければならず、結果的に長くなります。

・効果が怪しい商材(サービス)

「美味しい話」と解釈されがちなビジネス・セミナー・情報商材などは、ユーザーの警戒を解き、安心して申し込みなどをしてもらえるよう、「大丈夫である根拠」を示していかなければなりません。ユーザーが抱き得るさまざまな不安や疑問を一つずつ潰していく必要があるため、ページの分量が多めになることはやむを得ないのです。

上述したような商材には、具体的に下表のようなものがあります。

長くなるランディングページ例
単価が高い商材 ・脱毛サロン
・エステ
・ライザップ
・会計サービス
認知度が低い商材 ・サプリメント(制作会社の認知度が低い)
・化粧品(制作会社の認知度が低い)
・新サービスや新商品
効果が怪しい商材 ・ネットワークビジネス
・情報商材
・サプリメント(制作会社の認知度が低い)

短くなるランディングページの場合

先ほどはランディングページが長くなる商材をご紹介しましたが、ここでは逆にページ全体が短くても良い商材・サービスをご紹介します。

・無料の商材(サービス)

無料をうたっているサービスは、そもそも申し込みや登録のハードルが低いので、ユーザーもしつこく検討・吟味しない傾向にあります。ユーザーが心変わりする前にコンバージョンしてもらうためにも「内容は簡潔に!」が鉄則です。

・認知度が高い商材(サービス)

すでに世間に知られている商品の新バージョンや同系列の商品・サービスなどは、商品情報・使用方法なども「もう知ってるからごちゃごちゃ説明しなくていい」と思われがちなので、ランディングページも手短に。どちらかというと、商材イメージを重視したデザインなどに気を配りましょう。

・信頼性が高い商材(サービス)

公共性が高く「お堅め」と目される商材や、ブランドが確立され信頼性が高い商材については、エビデンスや開発経緯などは不要な情報です。より販促できるよう特典を付与したりすることに労力を使った方がコンバージョンが高まるでしょう。

上述したような商材には、具体的に下表のようなものがあります。

短くなるランディングページ例
無料の商材 ・無料登録(ゲームやアプリなど)
・お試しトライアル
・ソフトウェア
認知度が高い商材 ・有名企業が販売する食品や飲料水
・映画の告知
・車
信頼性が高い商材 ・チャリティー
・医療機関
・行政

長いランディングページの落とし穴とは?

先ほど解説したように、短くて良いランディングページの共通点は、あまり、がつがつしなくても商材が売れることが想定されるというものです。その点、長くなるランディングページは制作自体も難易度が高いと言えるでしょう。ここでは、長めのランディングページ制作で陥りがちな失敗例と対策をご紹介します!

デザインに注力しすぎて、コピーが目立たない

長いランディングページでデザインに凝り過ぎると、ユーザーはどこから読んだら良いのか迷ったり、気が散ってコピーに集中できなくなったりする場合があります。デザインの魅力はランディングページの重要な要素の一つではありますが、内容を引き立ててこそのデザイン。商材説明や説得するための文章が埋もれてしまうような過度なデザインや装飾は控えた方が賢明です。

ユーザーの課題を解決できていない

ランディングページは広告サイトなので、商材の魅力を余す所なく宣伝することは非常に重要です。しかし、同時にランディングページとは、悩みを抱えそれに対する解決策を求めて訪問したユーザーの心理に寄り添っていなければ意味がありません。なぜならユーザーは、商材そのものというよりも、「悩みを解消した後の自分」を買い求めたいからです。

商材とユーザーの心理は常にセットでなくてはいけません。商材の特徴や魅力も、ユーザーの不安や疑問を解消する目的で表現される必要があります。この商材を申し込めば悩みから解放されるという希望をもたらすことで、初めてユーザーはコンバージョンボタンを押したくなるのです。

ページに訪問する前の心理を意識した文章構成はもちろん、ランディングページに着地してから読み進める間の心理にも気を配りましょう。進め方は次の通りです。

ユーザーの課題

悩みに同調して思いを共有するか、ユーザー本人に悩みを改めて直視してもらいます。

なぜその課題を理解し、解決することができるのか

商材の開発意図・具体的な説明などをしますが、「これはあなたの悩みを解消するために存在する商材」だということを訴えます。悩みを解決できる理由を提示しましょう。

その課題を解決した先に何があるのか

商材を申し込めば、悩みから解放された将来があることを具体的に表現し、イメージしてもらいます。

デメリットや注意点はないのか

競合他社にも良い商品があるのではないか、この商材に決めても良いのかという疑問を解消するようなコンテンツで不安を埋め合わせます。

買うべき理由を最後に伝える(限定性や希少性)

「今じゃなくてもいいかも」という新たな心理を打ち消すために、今申し込みするべき理由を付け足します。

商材の価値を十分に伝えきれていない

上述した例とは逆に、ユーザー心理を優先させた表現を多用するあまり、商材を求める客観的な理由を見失わせてしまうケースもあります。「こんなことで悩んでいてつらいね。この商品を買えばきっと大丈夫だよ」というぼんやりとした提案をされても、ユーザーはコンバージョンボタンを押す気にはなれません。

ユーザーの課題をあぶり出した後は、その課題を克服できる論拠を提示し説得力を高める必要があります。「肌が乾燥して悩んでいる」という課題に対しては、乾燥して困る状況と気持ちを共有した後、考えられる原因とその対策を論理的に解説し、乾燥を緩和できる有効成分を明らかにすることで、その成分を含んだ化粧品を購入する理由が明確となるのです。

ユーザーの疑問点に細やかに答えられておらず不安にさせている心配はないでしょうか。「よくある質問」などの内容が無難すぎてニーズを取りこぼしているかもしれません。また、ユーザーがページの終盤で離脱している場合は、最後の一押しが不足している可能性もあります。

「なぜ買うかはわかったけど、今買う理由はない」「良い商品のようだけれど、他にも良いものがあるかもしれない」という心理に向かわせないために、競合との比較コンテンツを入れたり、期間限定のサービスを提案したりして不足している要素を補いましょう。

適切な長さには分析と最適化が必要

ランディングページには、長くても良いタイプと短くても良いタイプの2種類があることを解説してきましたが、長さの工夫だけで成果が上がるのならLPOは必要ありません。まずは運用し、解析ツールなどを用いてユーザーの動向を分析したりABテストをくり返して常に最適化を図っていくことが何より重要です。

分析の結果として長さに問題があると思われる場合にはそれ相応の施策をし、それ以外の問題点が浮かび上がれば全く別の角度から最適化のための策を講じなくてはなりません。ランディングページのコンバージョンが改善しない理由を、緻密な分析もしないで1つの要素に限定するのは絶対的に得策ではないのでご注意ください。

まとめ:ランディングページの長さに答えはない

今回はランディングページの長さについてお伝えしてきましたが、肝心なのは長さよりも、「いかに取り扱う商材を引き立て、いかにユーザーの心を動かすか」であるということがおわかりいただけましたか?

本来は長い方が適している商材であっても、長いランディングページでうまくいかないケースもあり得ます。ランディングページは、細やかな分析と的を射た施策によるLPOがとにかく重要。コンバージョンを上げるためには、
それぞれのランディングページに対応する柔軟性も大切なのです。

この記事のおさらいポイント

・LPの長さは、商材の認知度や価格帯によって変わる
・短いからコンバージョンが取れない、長いからコンバージョンが取れるという問題ではない
・最適な長さを求めるために分析と最適化が必要
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