ランディングページ制作を成功させるには、さまざまな分析を経て戦略的な導線を設計する必要があります。ランディングページは短い時間で勝負が決まるWebサイトなので、ちょっとした狙い違いで商機を逃さないよう、導線をしっかりと練ることがきわめて重要です。
特に重要なのがアクション導線。これはユーザーが商品情報を得た後、購買につながる行動に移るまでの流れを指します。この記事ではアクション導線の重要性のほか、ランディングページに誘導するための導線についても解説していきますので、ぜひともご参考ください!
この記事を読んだらわかること
・ランディングページのアクション導線の重要性
・ランディングページのアクション導線で意識するポイント
・ランディングページへの集客導線の重要性とその種類
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
ランディングページのおさらい
ランディングページという言葉を広義で使う場合には、ネットユーザーがブラウザを起動させてから最初にアクセスした何らかのWebページを指します。しかし、ランディングページには狭義も派生しており、今では狭義の方が一般的な使われ方をしています。Web業界で使用されているランディングページという言葉の3つの意味を以下にご説明します。
①広告用ランディングページ
リスティング広告やアドネットワーク広告をクリックした時に表示されるページ。多くは縦に長い1ページ仕様のサイトです。
②SEMランディングページ
検索エンジンの自然検索によって最初に表示されるページをいいます。
③トップページ(ホームページ)
さまざまな種類のホームページの最初のページの意味です。
なお、この記事では①の広告サイトとしてのランディングページの導線設計について解説していきます。
ランディングページのアクション導線の重要性
記事冒頭でも少し触れましたが、広告用ランディングページのアクション導線とは、ユーザーをコンバージョンへと導くための流れや道筋です。
このアクション導線を緻密に設計できていないランディングページでは、ユーザーが行動を起こしづらくなり、サイトから離脱してしまう可能性が高まります。そうなれば、コンバージョンにはつながらず、成果もでません。ランディングページの情報が豊富で魅力的ならコンバージョンが獲得できるというわけではないのです。
ランディングページのアクション導線で意識するポイント
ランディングページ制作には重視すべき要素がいろいろありますが、アクション導線の設計はコンバージョンに直結するきわめて重要な部分です。ここではアクション導線作りで意識しなくてはならないポイントを解説します!
アクション導線の位置
コンバージョンボタンやその周りを意味するアクション導線の位置に正解はなく、どこに設置すればコンバージョン率が高まるなどという法則は存在しません。
しかし、だからと言ってどこに置いても結果が同じというわけでもないのです。次にご紹介するポイントにアクション導線を設置することでコンバージョン率が良くなる傾向にあります。
・ファーストビュー内もしくは直下
ランディングページのユーザーの中には、すでに商品に対する期待が高まっていて、サイトを訪問するやいなや衝動的にコンバージョンする人もいます。
・お客様の声の最後
実際の使用感などを読んでコンバージョンを決意するユーザーは少なくありません。
・商品の紹介の最後
商品情報を一通り得てから申し込みや問い合わせをするユーザーがいます。
・よくある質問の最後
疑問点を解消してから『さあ資料請求してみるか』と考えるユーザーも多くいます。
ユーザーの目的などのほかにも、商材によってどこにアクション導線を置くと良いのかは異なります。認知度の高い商材、コンバージョンをどこに設定しているかなどによっても適切な位置は違います。まずは前述した中でコレ!という位置にアクション導線を設定し、運用後のABテストを行い改善していきましょう。
追従型アクションボタン
近頃のランディングページでよく見かけるのが追従型アクションボタンです。
これはスクロールしてサイトを読み進めていっても、ボタンが画面上から消えず、一定の位置に存在し続けます。ユーザーがどの段階でコンバージョンする気になってもスムーズに行動できるため、コンバージョン率向上に役立つデザインと言えます。
アクション導線のデザイン
ランディングページのアクション導線においてボタンデザインやボタン周りの施策もかなり重要です。ここではアクション導線のデザインをする際に意識したいポイントを挙げていきます。
ボタンデザイン
ボタンデザインについては、以下に挙げる点を十分意識して行うようにしましょう。
・目立つ色を選ぶ
・大きさをよく検討する
・アニメーションを取り入れるのも良い
・クリッカブルを明確にする
色はサイトのメインカラーと合わせてしまうと目立たなくなってしまう場合が多いため、基調と逆の色など目立つ色を選びましょう。
アニメーションとはボタン自体が上下左右に動いたり光ったりするなど、仕掛けを施したものです。
クリッカブルとは、クリックできる範囲を指します。押せる押せないが明確になるようデザインしないとユーザーは戸惑います。
ボタンまわり
ボタンやその周辺にユーザーの背中を押す魅力的なコピーを配置すると効果あります。たとえば「無料で資料請求する」「限定100セットのみ○○円」「今月末まで期間限定で○割引き」等、今買うべき理由を付与することでコンバージョン率を高める場合があります。
他にもボタン周りには吹き出しを入れてお得情報を示したり、アクション導線だけ背景色を変えたり、イラスト・写真を入れて視線を集めたりするなど、さまざまな工夫ができます。
参考:CVRが高いランディングページのCTAボタンデザインとは?5つのポイント解説
アクション導線は1つに絞る
ランディングページのアクション導線は原則として1つに絞りましょう。ユーザーは選択肢が多いと、どれにしようか迷ってしまい、結局決めきれずに離脱してしまうおそれがあります。また、コンバージョンを問い合わせに設定しているのに購入や資料請求などさまざまなコンバージョンボタンがあると、集計や分析も煩雑になってしまいます。どうしても複数種のアクション導線が必要であれば、1番推したいものを最も目立たせるようにしましょう。
キャンペーンの有無、コピーの改善など様々な箇所をABテストし、効果的なデザインを追求していくことが成功の近道です。
ランディングページへの集客導線も重要
ランディングページは公開すれば自然にユーザーが寄ってくるというものではありません。同じ導線でも、ユーザーにランディングページを訪問してもらうまでの導線もきわめて重要です。ここでは、サイトに流入してもらうための集客導線を4つご紹介します。
Web広告
検索連動型広告、いわゆるリスティング広告とはユーザーがキーワードを検索した際に結果表示されるページの最上段および最下段に並ぶ広告です。かなり商材に興味を持っている「今すぐ客」「お悩み客」の流入経路になりやすい広告として知られています。
一方、バナー広告はポータルサイトなどのメディアに期間を決めて掲載する画像・コピーつき広告です。バナー広告は検索しなくても表示されるため、広くさまざまなユーザーに自社や自社製品についてアピールできます。しかし、ここでクリックしてくるユーザーは、まだ商品への購買欲求が少ない、いわば「これから客」が経由してくる広告と言えます。
広告タイトルを見てクリックしてくれるユーザーが、いざランディングページに流入してきた時に、広告タイトル内にあったキーワードがそこに見当たらないと、かなり落胆するものです。期待していたサイトじゃないと思われたら最後、すぐに離脱されてしまうでしょう。広告タイトルとランディングページのファーストビュー内のコピーには同一のキーワードを使用するのが鉄則です。
Webメディア
記事系のさまざまなWebメディアやブログなどからもランディングページへの導線を作れます。こうした記事を読む中でランディングページにアクセスしてくるユーザーは、まだ商材に関わる悩みや課題を顕在的に抱えていない、いわば「まだまだ客」です。
しかし、自社や商材の存在を認知し頭に留めておいてもらえれば、今後ホットな見込み客に成長する可能性を秘めています。
メルマガ・LINE@
メルマガは各企業やショップが配信しているメールマガジンをユーザーが登録して購読してくれるもので、それぞれの顧客に合ったクーポンや宣伝を送付できるなどかなり営業効果が見込める手段です。また、LINE@は、無料でダウンロードできる広告アプリで、ユーザーが目にしてついタップしてしまうといった気軽さがメリットです。自分に合う情報が来たら購買行動を起こす可能性を多分に持った「そのうち客」に訴求できる導線と言えます。
店内POPやチラシ
実店舗をお持ちの場合は、そちらでチラシやPOPで地道なアピールするのも立派な集客導線です。何かの拍子に受け取ったチラシを読んで気になったり、お店の壁に貼ってあったPOPの内容を詳しく知りたくなって家へ帰って検索、などというケースも珍しくありません。現に塾やジムなどはよくチラシを配っており、こうした日頃の努力を集客につなげています。
まとめ:適切な導線設計でランディングページの成果を出そう
今回は、ランディングページ内のアクション導線の重要性とともに、ランディングページへ来てもらうための導線についても解説してきました。参考になりましたか?アクション導線は色や大きさやコピーなどの差で、背中の押し方が変わる重要パーツです。ぜひコンバージョンにつながる導線を設計してくださいね。
また、ランディングページへユーザーを誘導するための導線も非常に大切です。さまざまな段階の顧客や顧客候補に対して抜かりなくアピールし、商機を逃さないように最大限の工夫をしてみましょう!
この記事のおさらいポイント
・アクションボタンとその周辺にはユーザーの背中を押す施策を!
・アクション導線は1つに絞ってユーザーを迷わせない
・ランディングページそのものへの集客導線対策もかなり大事
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!