ランディングページの成果を上げるためもCTAは重要な部分です。
CTAの設置場所がコンバージョンを左右する場合もあるので、ランディングページの設計の中でも手が抜けないパーツと言えます。
そこで今回は、そもそもCTAとは何かという基本の解説から、CTAの適切な設置位置やサイト運用後の分析ならびに改善に関するノウハウまでを網羅的にお伝えしていきます。
ランディングページで業績向上を目指している方は、ぜひ参考にしてくださいね!
この記事を読んだらわかること
・CTAの構成要素
・ボタンの構成要素
・ランディングページのCTAに最適な設置場所
・ランディングページのCTA分析方法
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
CTAとは?
CTAとは「Call To Action」の略で、訳すと「行動喚起」という意味です。
ランディングページにおけるCTAは、コンバージョンにつながる実際的な行動をユーザーに起こさせる部分に該当します。
アクションボタンだけでなく周辺に配したテキストやコピーなども含めたエリア全体も含まれます。また、商材にもよりますが、CTAには購入・問い合わせ・資料請求・メルマガ登録など、コンバージョン設定に応じて様々なパターンがあります。
CTAの構成要素
ここではCTAと呼ばれる領域には何があるのか、その構成要素をわかりやすく解説します。
以下、具体的に構成要素をご説明します。
・キャッチコピー
購入の背中を押すためのコピーで、『今だけ○○円』『先着○○名様』など、行動を促すためのもの。
・アクションボタン
購入なのか問い合わせなのか、どんな行動ができるボタンなのかを明確にすると同時に、いかにも押せますよというボタンとしてのデザインが重要。
・説明コピー
問い合わせ対応できる時間帯や電話番号・アドレスなど、行動を起こすために必要な情報。
・背景や周辺デザイン
そこが行動するエリアであることが一目瞭然となるような、他のコンテンツと差別化した背景デザインが大事。
ボタンの構成要素
アクションボタンだけでも様々な要素から成り立っています。
アクションボタンを構成する要素についてここで説明します。
・サイズ
ボタンの大きさがコンバージョンに影響を与える場合があります。
・色
ランディングページのメインカラーとコーディネートしようとして目立たなくなるケースも。
・テキスト
ボタンに載せる文言です。ユーザーが主体となるよう「購入する」「資料請求する」などユーザー目線で表現するのがおすすめ。
・形状
角が丸みを帯びているのか、立体感を出すのかなど、細かなデザインも重要。
・アニメーションや装飾
動きのあるボタンやアイコン・装飾入りのボタンにするかどうか要検討。
ランディングページのCTA設置場所
ランディングページのCTAを置く位置に正解はなく、ここなら確実にコンバージョンを獲得できるという法則は存在しません。
しかし、CTAの位置がコンバージョン率に少なからず影響するのもまた事実です。ランディングページ内でCTAを設置するのに最適な場所は次のとおりです。
ファーストビュー内もしくは直下
商品紹介の最後
お客様の声の最後
お客様の声の最後
よくある質問の最後
それぞれについて簡単に解説していきます。
ファーストビュー内もしくは直下
商材の種類や認知度などにもよりますが、場合によってはファーストビューにCTAが写り込んでいるとコンバージョンが高まります。
これは、サイトを訪問する前にすでに購買意欲を高めているユーザーがトップ画面を見て購入行動をとるためです。
ただし、ファーストビューデザインの邪魔にならないよう注意が必要です。
商品紹介の最後
商品の特徴や魅力を紹介する箇所は、ランディングページには欠かせないコンテンツです。商品が含有する成分や効果・効能などはもちろん、使用方法や期間など、ユーザーが購入後をシミュレーションする場でもあります。
この商品紹介が終わる時点で、ユーザーの購買意欲が高まるケースは少なくありません。当然ボタンを押す人も多くなりがちです。
お客様の声の最後
お客様の声とは、いわゆる口コミです。
商材を提供する側の一方的な情報だけではいまいち信用しないユーザーも、実際に使った方の感想を知って購買意欲が高まる場合もあります。お客様の声を確認してから行動を起こすユーザーも珍しくはないのです。こうしたタイミングを逃さないためには、口コミの最後にCTAを置くと良いでしょう。
よくある質問の最後
よくある質問は、ユーザーが抱きがちな疑問に答えるコーナーです。
よくある質問に至るまでもやもやしていたユーザーもここで不明点を解消し、購入意欲が増す可能性亜もあります。
ランディングページのCTA分析方法
CTAはどこに設置するかも重要ですが、実際に運用してみないことには効果がわからない場合もあります。
そこで重要になるのが、運用後の分析です。
ここでは、CTAを分析し改善するための方法についてご紹介します。
ヒートマップ
ヒートマップとは、ユーザーがサイトのどの部分をよく見ているか、どこに関心がないかなどが一目でわかるよう、サーモグラフィのように色の濃淡などでユーザーの行動を示してくれるツールです。自社サイトのどこがどの程度読まれ、どのタイミングでボタンが押されているのかなどを分析できます。
Googleアナリティクス
Googleアナリティクスはサイトの中でユーザーがどのような導線を辿っているのかを分析できるツールです。ランディングページのセッション数や離脱率などの基本的な数値を分析するのにすぐれています。実際にどのくらいのコンバージョン率があるのかも簡単にチェックできます。
ABテスト
ABテストとはランディングページの中のある部分(画像・コピーなど)を複数タイプ制作し、実際に運用してみてどれが一番効果があるのかを試す分析方法です。くり返し行い、ベターな選択を行い続けることで的確なCTAの改善が見込まれます。
分析を元にしたランディングページのCTA改善方法
先ほどご紹介した分析方法で得た結果は、より良いCTAへの改善に生かす必要があります。そこで、ここではCTAの改善方法についてご説明していきます。改善が進めば集客もコンバージョンも向上していきますので、ぜひ以下の改善ポイントを把握しておいてください。
CTAの構成要素を改善する
ランディングページには運用開始後の最適化、いわゆるLPOが不可欠です。CTAももちろんLPOを行っていく必要があり、CTAを構成する重要要素を最適化できれば、コンバージョン率が向上することも珍しくはありません。
CTAの構成要素については、次のポイントに絞って改善していきましょう。
・ボタンデザイン・背景デザインを変更する
・ボタンテキスト・情報要素を変更する
・レイアウトを変える
・キャッチコピーを変える
それでは、それぞれの要素改善について簡単にご説明していきます。
ボタンデザイン・背景デザインを変更する
ボタンのデザインを平面的なものから立体的なものに変えたり、カラーを変更したりしただけでコンバージョン率が良くなることもあります。サイズ・配色・形・装飾(アイコン)などいろいろ試してみましょう。
ボタンテキスト・情報要素を変更する
ボタンテキストとはボタンの上に表記された文字・文章です。単に「資料請求する」で効果が出なければ「無料で資料請求する」とお得感をつけてユーザーの背中を押しましょう
レイアウトを変える
ボタン・キャッチコピー・説明コピーなどの配置を変えるだけでもコンバージョンに変化が見られます。
キャッチコピーを変える
キャッチコピーを商品解説色の強いものからユーザー心理に寄せたものに変えるとコンバージョンが改善される場合があります。配合している成分をうたうよりも、顧客満足度○○%など、心情に訴えるものを試してみるのもおすすめです。
CTAの配置・数を改善する
セオリー通りにCTAを配置しても、コンバージョンがなかなか上がらない場合もあります。こうした時にはヒートマップを使った分析結果から熟読されている箇所を見極め、ボタンの配置場所を変更してみましょう。分析結果によってボタンの数を変えるのも有効です。
また、単にボタンの位置や数を変えるだけでなく、素通りされがちなCTAはむしろ削除を選択すべきケースもあります。数が多ければいいと言うものでもないので、分析結果をよく見てボタンの位置や数を検討していきましょう。
CTAを固定化する
最近のランディングページで増えているのが、CTAを固定してしまうという手法です。これは、ヘッダー・サイド・フッターといった箇所に定位置を作る方法ですが、ヘッダーやサイドに固定すると、ファーストビューで現れたCTAがずっとユーザーの視野に入ります。
どこで行動を起こしたくなるかわからないユーザーに対して、いつでもボタンを押してもらえる環境を用意することで、コンバージョン率向上改善できる場合があります。
ただし、本コンテンツの邪魔にならないようなデザインに配慮しましょう。
まとめ:ランディングページのCTA改善は費用対効果がいい
今回はランディングページにおけるCTAの重要性やCTAの基本解説およびその分析・改善方法を解説してきました。
CTAとはアクションボタンのみならず、その周囲にあるコピーや情報・デザインなどを含むものです、
CTAはちょっとしたデザインや言葉の違いで飛躍的にコンバージョン数(率)を改善できるパーツです。他の部分の改善に比べ工数も少なく、そのわりに結果が出やすいので、ぜひいろいろな要素の改善を地道に試してみてくださいね!
この記事のおさらいポイント
・CTAにはボタンそのものを構成する要素とそれ以外の部分の要素があるので把握しておく
・CTAはユーザーが商材への関心・理解を高めたポイントに設置するようにする
・CTAはツールによる分析や分析を元にした改善がきわめて重要
・CTAは他のコンテンツなどに比べ改善効率が良い
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!