企業にとってECサイトが社の命運を左右する存在になってきた昨今ですが、ECサイトの”便利さ”にはユーザー側から感じるものと運営側が感じるものとの2種類あります。
ECサイトを効率的に管理運営しつつ顧客満足度を高めるためには、これら両面からの”便利”を追求することが重要です。この記事では、ユーザーにとって便利な機能と運営側にとって便利な機能をどちらもご紹介します。余裕があればさらにプラスαしておきたいお役立ち機能も併せてお伝えしますので、どうぞご期待ください!
この記事を読んだらわかること
・ECサイトを制作・運営する際に必要な機能
・ECサイトを制作・運営する際に必要な機能
・プラスα用意しておくと便利な機能
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください!
ユーザーがECサイトを利用する際に便利な機能
まずはECサイトのユーザーが使って便利だと感じる機能をご紹介します。同じ商品を扱うサイトであれば、利便性の高い方にユーザーが流れるのは自然の成り行き。顧客を勝ち取るための必須機能をぜひご確認ください。
マイページ機能
マイページ機能とは、特定のユーザー専用のページで、購入および発注履歴をチェックできたりおすすめ商品が表示されたり、現在のポイントやランクなどが表示されたりするページです。自身の買物歴や現況が一目瞭然になるため買い足しやポイント管理などにも非常に便利で、今やECショップには定番機能となりつつあります。退会手続き機能もマイページ内に設置するとなお便利です。
通知機能
ECサイトを気に入りリピーターとなったユーザーは、新着情報や再入荷情報などが気になるものです。ユーザーの属性に応じて、このような有益情報を通知できる機能をつければ、ユーザー側に便利であるのはもちろん、運営側も売上向上につなげることができます。
商品検索機能
すでにECサイトではおなじみの機能ですが、近頃ではさまざまな角度から商品検索できるサイトが増えています。商品カテゴリーからアイテムごとの検索ができるだけでなく、価格帯・サイズ・カラー・ユーザーの性別や年齢層など絞り込み方が多様化。なるべく効率的に検索がかけられるよう工夫がなされており、これによりユーザビリティが著しく向上します。
ショッピングカート(買い物かご)機能
ユーザーにとってECサイト内で使うショッピングカートの操作性や利便性は極めて重要です。商品を買物かごに入れ、決済方法や配送先を選ぶなどしながら指示どおり進めばスムーズに買物が完了するというのがユーザーの望む構造。また、商品を削除・追加できる機能も便利で喜ばれます。
ショッピングカートが使いにくいとユーザーは離脱してしまうので、利便性を第一に選ぶようにしましょう。
お問い合わせ・チャット機能
商品に関する疑問やサイトの利用方法についてどうしてもわからないことがある場合に、ユーザーは迅速に問題解決できる機能があると納得してくれます。チャットポットやメールで気軽にお問い合わせしていただける機能を用意しておくと親切ですし、企業イメージもアップします。
予算とのバランスもありますが、できる限りユーザーが使いやすい機能を搭載するようにしましょう。
ECサイトを制作・運営する際に必要な機能
ユーザー側が感じる便利さが重要である一方、ECサイトを円滑に運営するためには運営サイドにとっても便利な機能が必要です。ここでは運営者側がECショップを効率的に回すために必要な機能を一挙ご紹介します。
受注管理・配送管理
受注から配送までをスムーズにつなぐ機能です。ユーザー発注→受注確認→入金確認までと配送業務がワンストップで行えれば、業務は格段に効率化します。スピーディーに商品配送されることでユーザーの満足度を高め、口コミ評価も上がりまた商品が売れるという好循環を生み出します。ただし商品のサイズ・色など、ピッキング・確認作業をミスなく正確に行うことを念頭に置きましょう。
在庫管理・商品発注
ECショップのバッグエンド業務、つまり裏方業務には骨の折れる作業が多いですが、在庫管理や商品発注もそのうちの1つです。しかし、品切れ・過剰在庫にならないよう一括管理できる機能を導入すれば、一気に業務の効率化が進みます。発注時期を通知してくれる機能を備えたサービスもありますので、要チェックです。
顧客管理
顧客の台帳管理は言うまでもなく、ユーザーの買物履歴から属性を把握しそれに応じたメルマガ配信などをする機能も営業業務上たいへん便利です。顧客情報に合わせたキャンペーンも効率的に打つことができ一石二鳥です。
決済機能
ユーザーが買物の会計をするための機能は、ECサイトには必要不可欠です。現在のECサイトユーザーは、自身にとって都合の良い決済手段を選ぶことを日常的に行っているため、代金引換・クレジットカード・コンビニ後払い・銀行振込などの主要な決済方法を一通り使えるサービスの選択が求められます。なお、代金回収までの期間が短い決済サービスを選べば、収益となるまでのタームの短期化につなげることが可能です。
セキュリティ機能
ECサイトでは、顧客にクレジットカード番号などの重要な個人情報を入力してもらう必要があります。万一にも情報が漏れてお客様にご迷惑がかかるなどということがないよう、個人データを保護するセキュリティ機能は必須です。情報を暗号化するSSLの導入はもちろん、セキュリティコード入力なども定番化しています。
売上集計
売上金額や受注件数を集計する機能も便利に使えます。顧客の属性ごとに購入した商品や購入のタイミング・頻度などをチェックし営業活動にフィードバックすることも可能です。また、サイトの最適化、今後のサイトの方向性・仕入れ数などを検討する際には、この集計データが非常に役立ちます。
コンテンツ管理
ECサイトでは、商品に関する情報や商材・企業にまつわる記事などのコンテンツを掲載するケースも少なくありません。もともと情報量が多くページ数がかさんでしまいがちなECサイトには、コンテンツを管理できる機能があると助かります。追加・編集などが簡単にできる機能があると管理が楽ですし、一方のユーザー側からすると、不要なページは非表示にできれば快適に使用できます。
しかし、これらの機能を提供しているASPカートの機能を利用して、基盤をWordpressで制作するすればコストが抑えられるのでおすすめです。
プラスα用意しておくと便利な機能
ここからは、必須とまでは言えないですが、あるとなおさら便利で、他のショップと差別化を図ることもできる機能をご紹介します。優先するのは先述した必須機能ですが、余裕のあるECサイトならぜひ導入をご検討ください。
自動メール配信機能
ユーザーの属性により、そのユーザーに最適な販促メールを送信する機能が便利です。キャンペーン・セールのお知らせや、メルマガなどを狙ったタイミングで自動的に配信してくれるので告知漏れがなく売上やリピート率の向上に役立てることができます。
ブログ機能
近頃のECサイトでよく見かけるのがショッププログです。内容としては業界のトレンド情報や商品を使ったコーディネート記事、スタッフの雑記など様々あります。情報収集を目的とした固定ファンを増やすのに有効的なので、定期的に更新すれば集客効果が期待できます。
SNS連携機能
SNSと連携させる機能もかなり浸透しており、もはやプラスαとも言い切れないほど定着しています。お金をかけず高い宣伝力を発揮するツールとして欠くことができないのがSNSです。情報拡散やいいねを貰うことにより、未知のユーザーにサイトを見つけて好きになってもらえるチャンスが生まれます。
商品ランキング機能
ページごとに商品のランキングを表示させることができる機能です。ランキングは多く売れている人気商品を手に入れたいという消費者心理に訴える、たいへん販促効果の高い情報と言えます。商品ページごとにランキング機能をつければ、どれを買おうか迷っているユーザーの助けにもなり、売上向上が期待できます。
キャンペーン・タイムセール機能
ページ内に現行キャンペーンやタイムセール情報を自動で表示させる機能もあります。よく見受けられるのがよく目立ち誰もが目にするヘッダー上部や、ついクリック・タップしたくなるサイドメニューに表示させるタイプです。「お得なキャンペーンをやっている今買わなくては!」というユーザー心理に働きかけることができます。
レコメンド機能
レコメンド(=推薦)機能とは、ユーザーの購入および閲覧履歴などに基づいたおすすめ商品の表示機能です。「他にもあなたにお薦めの商品」「あわせてチェックしたい商品」「このコーディネートに使用した商品」「この商品を見た人が検索した商品」など、ユーザーが思わず買いたくなる商品をデータに裏打ちされた根拠によって示すため、客単価アップが期待できます。顧客データが蓄積されていくごとに情報が洗練され、確かなものとなっていく点も魅力です。
レビュー・口コミ機能
ECショップで買物をする際には「必ず口コミ欄をチェックしてから」という方も少なくない昨今、レビューや口コミの書き込みができる機能も役立ちます。良い評価が蓄積すればユーザーからの信頼を得られて集客効果も見込めますし、「レビューを書いてくれたらクーポンプレゼント」などをうたえば、レビューや口コミが集まるだけでなく、次回の買物への意欲もかき立てることができます。
統計分析機能
運用開始後に蓄積されていく様々なデータを統計・分析してくれる機能が、サイトの戦略的運営に力を発揮します。ユーザーの動向や商品ごとの売行、よく見られているアイテム・ページ・コンテンツなどを把握したり、逆に使い勝手が悪そうなところを改善するためにも、分析作業は必要不可欠です。定期的に改善をくり返してユーザビリティを高め、顧客満足度を常に追求しましょう!
スマートフォンアプリ
機能とは少し違いますが、スマホユーザーが圧倒的多数を占めている現在、スマホ用にアプリを開発しているECサイトも珍しくありません。スマホからの買物なら決済も楽で利便性が高まるため、売上アップにも期待が持てます。また、スマホアプリを導入することによって検索エンジンに依存しなくて済むことも大きなメリットの1つです。
まとめ:便利機能を使ってユーザーの利便性を追求したECサイトを目指そう
ECサイトは人気商品を扱って商品掲載数を増やしさえすれば売り上げが伸びるわけではありません。ユーザーが快適でスムーズに買物でき、気の利いたタイミングで有益な情報をくれる。そんなECショップにユーザーは集まります。そうなるには、お客様目線で”便利”を実感できる機能を充実させる必要があります。
また、快適なECサイトを展開するには、運営側が管理しやすい体制を整えることも重要で、これもまた一定以上の機能を備えることでしか対策できません。ユーザーの利便性を追求し、なおかつサイトの質を常により良く改善していくために、便利な機能をフル活用して業績につなげましょう!
この記事のおさらいポイント
・ユーザー側だけでなく、運営サイドのサイト管理を効率化できる機能も必要
・余裕があれば他と差がつくプラスα機能をつけよう
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください!