Web業界では、デザイナーやエンジニアなどが会社に所属せず個人事業主として仕事を請け負うフリーランスが増えています。
アメリカでは、Web業界で働いているうち3割以上の人がフリーランスという調査結果もあるほどです。
これからホームページの制作を外注したいと考えている方の中には、外注先がフリーランスでいいのかどうか悩んでいる方もいるのではないでしょうか?そこで、この記事ではフリーランスにWeb制作を依頼するメリット・デメリットや発注する際の注意点をわかりやすく解説します。
この記事を読んだらわかること
・フリーランスに発注するデメリット
・フリーランスに発注する際に注意するポイント
・フリーランスを探す方法
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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フリーランスに発注するメリット
まずは、フリーランスに発注するメリットに関して触れていきます。
ここで解説するメリットは以下の3点です。
- 制作会社よりも費用がやすい
- 納期とコミュニケーションがスピーディー
- 人によっては制作会社よりも優秀
それでは各項目を詳しく見ていきましょう。
制作会社よりも費用が安い
フリーランスにホームページを依頼すると、制作会社に依頼するよりも費用が安く済む傾向にあります。
制作会社は家賃や光熱費といった間接費、人件費を料金に上乗せしなければならないため、どうしてもフリーランスより料金が割高になります。
一方で、フリーランスは制作実費と自身のギャランティしかかからないケースが多いため、制作会社に比べて安く請け負うことができるのです。必要最低限10ページ程度を備えたホームページの料金相場を、制作会社とフリーランスで比較してみましょう。
フリーランスに制作発注した場合の料金相場 | 10万円~30万円程度 |
Web制作会社に制作発注した場合の料金相場 | 30万円~100万円 |
上記の価格はシンプルなコーポレートサイトなどを想定していますが、もっとページ数が少なければ、5万円前後でも制作してくれるフリーランスもいます。
納期とコミュニケーションがスピーディー
フリーランスにWebサイトの制作を依頼すると、工程ごとに必要な相談や連絡が手っ取り早く、物事の決定がスピーディーです。
一方の制作会社は段階ごとに社内調整する時間が必要なので、制作の進行や質問への回答などに時間がかかる場合があります。
人によっては制作会社のデザイナー・エンジニアよりも優秀
フリーランスには、Webのスキルが高く制作会社に所属するよりも稼げるため独立した人もいます。そのため、人によっては、制作会社に所属しているデザイナーやエンジニアよりも優秀な人はいます。
仮に100万円の予算をつけても、制作会社にとっては驚くような高額ではありませんが、100万円を提示できるフリーランスはかなり優秀な可能性があります。
制作会社に発注する場合にはデザイナーやエンジニアの指定はできませんが、フリーランスであれば関係ありません。
フリーランスに発注するデメリット
前項ではフリーランスのメリットについて解説しましたが、フリーランスに依頼する際のデメリットも理解しておく必要があります。ここで紹介するデメリットは下記3つです。
- サポート体制がいまひとつ
- 人によっては連絡が遅かったり対応時間が不明確
- 品質の保証ができない
それでは各項目を詳しく見ていきましょう。
サポート体制がいまひとつ
複数のスタッフで分業している制作会社とは異なり、担当するフリーランス以外にサポートする人がいないのは大きなリスクです。病気やケガなどで制作がストップしたり、最悪の場合途中で投げ出されてしまったりするリスクも否定できません。こうした不安は、制作会社にはまずあり
得ないデメリットと言えるでしょう。
また、制作会社であれば、デザインやコミュニケーションに不満があれば、担当者を変更できますが、フリーランスの場合はそうもいきません。
いざ発注してみたけど、デザインが微妙、ディレクションができないなどの不満があっても完成まで一生付き合っていく必要があります。
人によっては連絡が遅かったり対応時間が不明確
フリーランスは制作会社と違って、営業時間を厳密に決めていないケースため、対応時間がバラバラです。質問や相談に対するリアクションも人によって大きく異なり、スピーディーに回答をくれる方もいれば、クライアントが不安になるほど待たせるフリーランスもいます。
一方で制作会社であれば営業時間内に対応を済ませてくれますし、電話をすれば大体の確率でアポイントが取れるでしょう。フリーランスの場合は、メールやチャットが基本となるので、レスの速さがより重要です。
発注前にある程度のやりとりで、レスの速さを必ず確認してください。
品質の保証ができない
フリーランスの実力は、ピンからキリまであります。優秀でスキルが高いために会社から独立した人もいれば、ただ単に会社に属したくないという理由でフリーランスをやっている人もいます。副業として片手間で行っている人も散見されます。
そのため、いいものができるかどうかは、フリーランス個人の力量に頼らざるを得ません。
制作会社の場合は、研修や勉強会でスキルの向上を図り、直属の上司から細やかに指導やチェックを受けます。チェック体制が整っている制作会社に依頼すれば、一定の品質が保証できるでしょう。
フリーランスに発注する際に注意するポイント
ここではフリーランスにホームページ制作を発注する際に注意すべきポイントをお伝えします。注意点は以下の4つです。
- 連絡頻度やコミュニケーションの相性
- デザインからコーディングまで一貫して対応できるか
- 過去の実績を確認する
- 目的を明確に伝える
それでは各項目を詳しく解説します。
連絡頻度やコミュニケーションの相性
ホームページ制作を依頼するフリーランス選びで成功するには、その人がどれだけデキるのか、どんな人となりなのかを見極めることが重要です。そのためには、正式に仕事を依頼する前のやりとりで、レスポンスの早さや言葉遣いの良し悪し、気が利くかどうかといった点を観察しましょう。
また、対面での打ち合わせを望む場合も事前に確認が必要です。
デザインからコーディングまで一貫して対応できるか
ホームページの制作にはいくつもの工程があり、通常であれば設計→デザイン→コーディングといった流れを辿ります。
Web制作会社に発注した場合は、こうした一連の流れを全て請け負ってもらえるわけですが、フリーランスの場合は得意分野がそれぞれ異なります。
デザインには長けているもののコーディングはできない、コーディングはできるがデザインはできない
など、フリーランスによっても様々です。
できれば、一貫して制作を完結してもらった方が、スムーズですし、トラブルや問題も少なく済みます。ですので、フリーランスの方がどこまで対応できるかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、フリーランスの方は、営業、デザイナー、エンジニアがチームを組んでいる場合もあります。チームを組んでいなくても知人として紹介してもらえることもあるので、フリーランス選びの際は、聞いてみるといいでしょう。
過去の実績を確認する
フリーランスを選定する際、必ず過去の実績を見ましょう。フリーランスもポートフォリオなどを作成して案件を獲得しやすいよう動いているので、簡単に見せてくれます。
制作実績を見る際は、
- 業種業界が似ている実績があるか
- 参考サイトに近いデザインがあるか
- ポートフォリオはみやすいか
などを確認してください。参考サイトに近いデザインがあれば話がスムーズに進みます。
ただし、ポートフォリオには、フリーランスの方が一部携わったものも実績として掲載されている場合があるので注意してください。ホームページをディレクションからデザインまで全てこなしたのか、デザインのみを担当したかを併せて確認しておきましょう。
目的を明確に伝える
制作会社にホームページを作ってもらう場合は、営業やディレクターなどの担当者が、始めにクライアントから詳細にヒアリングを行います。それは制作全体の工程を一つずつ確実に経ながら完成させるためですが、フリーランスの場合は決まりごとやマニュアル通りに業務を行う人ばかりではありません。
フリーランスの中には、コミュニケーション能力が低くヒアリングをうまくこなせない人もいるので、必ず制作の目的や理想などを伝えましょう。それに対して提案やヒアリングができないフリーランスは論外です。
フリーランスを探す方法
フリーランスを探す方法はいくつかあります。主な探し方は以下の5つです。
- SNS
- 紹介口コミ
- クラウドワークス・ランサーズ
- フリーランス仲介会社
- FreelancNow
それぞれ詳しく解説していきます。
SNS
フリーランスは、営業の一環としてTwitterやInstagramなどのSNSを利用している人が少なくありません。SNSでは日頃の活動や仕事の内容などを垣間見れるだけでなく、本音や人となりを覗ける場合もあり、その人と自社の相性がいいかどうかを想像する場としても最適です。
紹介口コミ
知人友人などがホームページ制作を頼んだフリーランスを紹介してもらうという手段もあります。どのような対応だったのか詳しい情報を直接仕入れることができるほか、実際の制作物を確認できるのもメリットです。フリーランスで活動している知人がいれば探す手間も省けます。
クラウドワークス・ランサーズ
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングでフリーランスを探す方法もあります。クラウドソーシングでは、口コミや実績が見れるので、初めてフリーランスに依頼しようと考えている方はおすすめです。ただし、仲介手数料等を取られてしまう点はデメリットと言えるでしょう。
フリーランス仲介会社
依頼主とフリーランスの橋渡しをする仲介会社に紹介を頼む方法も便利です。希望する条件などを前もってヒアリングしてから自社に合うフリーランスをピックアップしてもらえます。
ただし、会社によっては仲介手数料が高く、結果的に制作会社に発注した場合の費用と変わらなくなってしまう場合もあるため、あらかじめ料金体系をチェックしておきましょう。
FreelancNow
FreelancNowとは、Web制作に限らず、幅広い業種のフリーランスが登録し利用者からの仕事を請け負えるマッチングサイトです。
スキルの高いデザイナーやエンジニアも多く登録していますが、Web制作に特化していないサービスなので、目的や希望条件などを絞って探すのは難しいです。
まとめ:フリーランスは見極めが重要
フリーランスにホームページ制作を依頼するにあたっては、一貫して言えることは「選んだ人次第」ということです。
ホームページ制作の成否を分けるのは「人の見極め」だけと言っても過言ではありません。
フリーランスの中には、しっかりとした制作会社で経験を積んだ実力者もいる一方で、趣味の範囲で始めたデザインなどを提供している人がいるのも事実です。
予算を抑えようとして安価で請け負ってくれるフリーランスに飛びつくと、後に大きな後悔が待っている場合もあるので要注意です。
そのため、初めてホームページを制作するという方は制作会社の方がおすすめです。
この記事のまとめ
この記事のまとめ
・フリーランスを選ぶ際には仕事の実力や人柄を見極めることが重要
・フリーランスを選ぶにはSNSやクラウドソーシングなどをチェックする
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!