【参考サイト5選】WordPressで採用サイトを制作するメリット・デメリット|外注の料金相場も紹介

企業が人材採用やブランディングを行う際によく利用される採用サイトですが、WordPressを使って制作されるケースが多くなっています。

WordPressは機能性や自由度が非常に高く、ホームページやブログなどの作成に向いているツールです。しっかりと使いこなすためにはそれなりの知識が必要ですが、テンプレートを使用すれば初心者でも制作できます。

今回はなぜWordPressを使って採用サイトを制作する企業が増えているのかその理由や、メリット、デメリットについて解説をしていくので、気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

この記事を読んだらわかること

・WordPressとは
・WordPressで採用サイトを制作するメリット【基本は無料、素早く更新できる、ブログ機能が使える】
・WordPressのデメリット【セキュリティ面が弱い、コストが高くなる場合がある、HTMLの知識が必要】
・知識がない場合は専門家に依頼する必要がある
・WordPressを使って採用サイトを制作する際の料金相場
・WordPressを使用した参考サイト5選
目 次表示
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上の採用サイト制作に携わってきました。
採用サイトは、採用戦略の1つでしかなく、とりあえず採用サイトを制作しても求人が増えることはありません。
弊社は、お客様の採用戦略に最適な採用サイトの提案ができますので、ぜひご相談ください!

WordPress(ワードプレス)とは?

WordPressとは世界中で多くの人が利用しているオープンソースのブログソフトです。デザイン面などを凝ったものにしなければ素人でも簡単にホームページやブログが作成でき、記事の作成や更新も気軽に行えます。

採用サイトも同様にWordPressを使ってユーザーに情報発信をしていくと、それが集客やブランディングに繋がるため多くの企業が採用するようになりました。

また、プラグインという拡張機能の実装、HTML,CSS,PHPなどを使った機能性とデザイン性の向上などによって独自性の高いサイトが作れます。

WordPressで採用サイトを制作するメリット

前項でも少し触れましたが、WordPressを使った採用サイト制作には様々なメリットがあります。ここでは以下の3つのメリットについて解説をしていくので、WordPressの使用を考えている方は必見です。

・無料で使える
・更新作業が簡単に素早く行える
・採用サイトにブログ機能を追加できる

無料で使える

WordPressは基本的に無料で使用できるので、発生する費用はサーバー代やドメイン代程度です。

他にもサイトのデザインやレイアウトを変更できるテンプレートや拡張機能を付加するプラグインといったツールがありますが、これらも無料のものが豊富にあります。

もちろん、高い機能性や独自性のあるデザインを求める場合には有料のものを購入しなければいけませんが、HTMLなどの知識があれば購入はせず自社で完全オリジナルのサイト構築も可能です。

基本的に最低限のサイトでいい場合やHTML,CSS等の知識がある場合は、構築費用をほぼ無料で制作できる点が最大のメリットになります。

更新作業が簡単に素早くできる

採用サイトに限らず一般的なブログなどであっても情報更新の簡易さは非常に大切です。例えば誤った情報を記載した場合や情報に変更があった場合、早急に更新作業を進める必要があります。

採用サイトの場合、仕事内容や給与、福利厚生などの情報に変更が挙げられます。
WordPressはその点が簡単であり、誰でも更新が可能という点がメリットです。

他にも企業の説明会やセミナーなど一時的な情報も簡単にアップをしたり、終了したら非公開にできるので、情報を発信する側としては非常に使い勝手が良いソフトとなっています。

採用サイトにブログ機能を追加できる

前述したようにWordPressはブログ用のソフトウェアであるため、社内ブログの開設も簡単ですし、社内のイベント、商品やサービスに関係する情報を素早く記事にして投稿できる点もメリットです。

また、更新頻度が高くなっていくとGoogleからも評価されるようになり、検索エンジンの上位に表示されやすくなります。

上位表示されるようになれば、広告費をかけずに採用サイトへ集客ができるようになり、求職者のエントリー数も増やせます。

WordPressで採用サイトを制作するデメリット

WordPressは様々なメリットがありますが、それと同時にデメリットも存在します。これらを理解しておかなければ採用サイトの構築をしたあとで大きな損害を被る可能性もあるので要注意です。

ここでは以下の3つのデメリットについて解説していきます。

・プラグインを入れなければセキュリティに弱い
・構築によっては高くつく場合がある
・最低限HTMLの知識が必要

プラグインを入れなければセキュリティに弱い

WordPressは全世界で使用されていて、世の中にあるサイトの1/3がWordPressで制作されているともいわれています。そのため、ハッカーたちの攻撃の対象にされやすく、プラグインなどを入れてセキュリティ面の強化を図らなければいけません。

もしセキュリティが甘い状態だとハッキングされ、パスワードを書き換えられてしまったり、個人情報が流出するなど大きな被害になる可能性があります。

なので、WordPressを使う際はパスワードを予想できるものにしない、セキュリティを強化するなど対策をしっかりと練ってハッカーの攻撃からサイトを保護することが重要です。

構築によっては高くつく場合がある

前述したようにWordPressの基本的な使用にはお金は必要ありません。ただ、デザインや機能性などを充実させようとするとカスタマイズに発生する費用が高くつく可能性があります。

特にWeb制作会社などに依頼をしてサイトを構築する場合は、基本的にテーマなどを使わずオリジナルのデザインを作るため費用も高くなりがちです。

とはいえ、WordPress以外でサイトを構築し、さらにブログ機能まで実装しようとすると、その方が費用は高くなってしまいます。なので、採用サイトにブロク機能を追加するのであればWordPressが最適です。

最低限HTMLの知識が必要

WordPressにはビジュアルモード」と「テキストモードの2つの画面があります。

【ビジュアルモード】

【テキストモード】

ビジュアルでは投稿される画面を見て記事が作成でき、テキストではHTMLを使用した記事の作成が可能です。

ただ、ビジュアルモードを使った編集では余計な空白などを消した状態になっていても、いざ投稿してみると空白が消されていないといった事象が発生する場合があります。そういう時はHTMLを使って編集をしなければいけません。

HTMLに関する最低限の知識は必要ですが、それほど難しいものではないので、比較的簡単に覚えられます。

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知識やノウハウがない人がWordPressを使用し一人で採用サイトを構築するには限界があります。
制作会社でさえ、ディレクター、デザイナー、エンジニアの最低でも3人体制で行います。
また、デザインに関してはブランディングが重要になるので、なるべく専門家の力を借りた方がいいでしょう。
池田直樹
ZERO式採用サイト制作はこちら

WordPressを使った採用サイト制作の料金相場比較

ここではWeb制作会社に採用サイトの制作を依頼した場合に発生する費用を紹介していきます。まずは料金相場に応じた発注先や対応内容などについて以下の表にまとめました。

それぞれの価格帯の対応内容などに関する詳細については別途解説していきます。

相場 対応内容 発注先 製作期間 こんな方におすすめ
〜20万 サーバー設定
ドメイン取得
インストール
基本設定
テンプレートデザイン
フリーランス
中小Web制作会社
1週間〜1ヶ月 ・とにかく安く制作したい
・デザインにはこだわらない
20万〜60万 サーバー設定
ドメイン取得
インストール
基本設定
オリジナルデザイン
フリーランス
中小Web制作会社
大手Web制作会社
3週間〜2ヶ月 ・少しデザインにこだわりたい
・なるべく費用を抑えたい
60万〜100万 サーバー設定
ドメイン取得
インストール
基本設定
オリジナルデザイン
仕様追加
中小Web制作会社
大手Web制作会社
1ヶ月〜3ヶ月 ・デザインにこだわりたい
・独自の仕様を追加したい
100万〜 サーバー設定
ドメイン取得
インストール
基本設定
オリジナルデザイン
仕様追加
コンサル費用
大手Web制作会社 3ヶ月〜 ・デザインにこだわりたい
・独自の仕様を追加したい
・採用サイトを使用した戦略から運用までコンサルとして参画してほしい

~20万の場合

・対応内容:サーバー設定、ドメイン取得、インストール、基本設定、テンプレートデザイン
・発注先:フリーランス、中小Web制作会社
・制作期間:1週間〜1ヶ月
・こんな方におすすめ:デザインにはこだわらず、安く済ませたい方

この価格帯は基本的なサイトの設定や公開までの対応をしてくれますが、デザイン面などは有料のテンプレートを使ったものになるので、それほどオリジナリティのあるサイトは作れません。あくまで費用を押さえて最低限のサイトを作りたい方向けです。

相場20~60万の場合

・対応内容:サーバー設定、ドメイン取得、インストール、基本設定、オリジナルデザイン
・発注先:フリーランス、中小Web制作会社、大手Web制作会社
・制作期間:3週間〜2ヶ月
・こんな方におすすめ:費用をできるだけ安く押さえつつもデザインには少しこだわりたい方

この価格帯であればテンプレートではなく、オリジナルのデザインが作れます。ただ、制作するページ数によって料金は変わるので費用の詳細は制作会社と要相談です。

相場60~100万の場合

・対応内容:サーバー設定、ドメイン取得、インストール、基本設定、オリジナルデザイン、仕様追加
・発注先:中小Web制作会社、大手Web制作会社
・制作期間:1ヶ月〜3ヶ月
・こんな方におすすめ:デザインにこだわり、独自の仕様を追加したい方向け

この価格帯になるとオリジナルのデザインを作れるだけでなく、新たな仕様の追加も可能です。仕様とはサイトの機能や動作を意味していて、サイトの見せ方ユーザービリティにこだわる場合はこのくらいの予算が必要となります。

相場100万以上の場合

・対応内容:サーバー設定、ドメイン取得、インストール、基本設定、オリジナルデザイン、仕様追加、コンサル費用
・発注先:大手Web制作会社
・制作期間:3ヶ月〜
・こんな方におすすめ:こだわったデザインや独自の仕様を追加し、さらにサイトの運用戦略に関してコンサルをしてほしい方向け

サイトのデザイン面などは60万〜100万の価格帯と変わりません。別途、採用戦略から公開後の運用アドバイスといったコンサルまで依頼する場合はこのくらいの価格帯となります。

WordPressは自作できるが、独自性を求めるなら制作会社に依頼する

前述したようにWordPressはプラグインやテンプレートを使い誰でも簡単にサイトが作れます。しかし、それらはシンプルで似通ったデザインになってしまうので、独自性はありません。

HTMLやCSS、デザインなどサイト構築に関する知識があればその限りではありませんが、知識がない場合は専門家や業者への依頼は必須です。

また、単純に見た目のいいサイトだけを作っても効果が出るとは限りません。採用サイトで成果をあげるためには目的、事前調査、分析など様々な準備を整えた上で、デザイン、機能を付加しなければいけないからです。

なので、求めている結果が出るサイトを作りたいのであれば、制作会社に依頼した方が賢明です。

採用サイトは独自性を求めたほうがいい理由

現在、採用は売り手市場で中小企業10社が1人の学生を奪い合うといった状況にあるため、他社との競争に勝って有能な人材を確保していくためには「この会社で働きたい」「なんかこの会社良さそう」と思ってもらう必要があります。

その際、他社との違いを明確にし、採用における優位性を発揮できるのは採用サイトです。
しかし、デザイン性の強化は中小企業も力を入れており、競争力が非常に高くなっているため独自性の無いサイトは生き残れません。

なので、テンプレートを使うようなサイトはNGで、多少費用がかさむとしてもオリジナリティのあるデザインや求職者にとって見やすく情報収集がしやすいサイトを作るための努力は不可欠です。

WordPressを使用したサイト5選

次にWordPressを使って採用サイトを制作している実例を見ていきましょう。今回はデザイン面などに力を入れているサイトを中心に厳選した5つのサイトを紹介していきます。

株式会社成佳屋

   

https://seikaya.co.jp/recruit/

インテリアの総合商社である成佳屋の採用サイトはコーポレートサイトと同じくオレンジを基調とした色合いになっていて、サイト内のコンテンツも最低限のものしかなくシンプルで見やすいデザインが特徴です。

無駄な情報が一切なく、シンプルである点はインテリア選びにも通じるところがあり、同社のセンスを感じます。また、知りたい情報へのアクセス性の高さはユーザービリティの面でも欠かせません。

シンプルながらもかっこよく、企業のカラーやセンスを表現した良いサイトです。

株式会社デザインプラス

https://design-plus.biz

デザインやマーケティングを行うデザインプラスの採用サイトは、デザイン会社らしく落ち着いた色味をうまく組み合わせたサイトデザインになっています。

また、ブログではキャリアや働き方、ライフスタイル、事業に関する情報が発信されていて、同社がターゲットとする人材の知りたいであろう内容が豊富です。

同社の考え方やサービス内容、さらにターゲティングが明確化された優良なサイトとなっています。

ZOZO

https://corp.zozo.com

通販サイトを運営するZOZOの採用サイトは、少し特殊で最近多くなっている独立した採用サイトではなく、採用サイトとコーポレートサイトが統合された形式になっています。

2つのサイトはターゲットとする層が異なるため、分けて作られるケースが多いです。

同社の場合は前澤社長個人が著名のため、経営理念や考え方に賛同した方の応募も多いように感じますが、社員のインタビューを見ると洋服好きな人企業の理念や制度に共感して入社した人たちも多いという事実が見えてきます。

ブログ機能も同社に関連するニュースを多く発信していて、新しいことに挑戦する姿勢に魅力を感じた人たちが閲覧している可能性が高いです。一般的な採用サイトとは少し違いますが、面白いサイトなのでぜひ参考にしてみてください。

マイナビ

https://www.mynavi.jp/saiyou/

人材派遣や人材紹介サービスを提供しているマイナビは、人と人をつなぐ企業らしくファーストビューに働く人たちの写真が流れてきます。

また、サイト内のコンテンツも同社が提供する様々なサービス内容を知れる他、各事業で活躍する社員たちのインタビュー、社員同士のクロストークといった「事業内容」と「」に重きを置いた構成です。

このサイトは独自性のあるデザインで他社との差別化を図り、コンテンツ面では事業内容や働く雰囲気など求職者の知りたい情報を提供する優れた採用サイトの典型と言えます。

星野リゾート

https://www.hoshinoresorts.com/recruit/career/

リゾート施設を運営する星野リゾートの採用サイトは、社員たちの笑顔をファーストビューに配置しており、同社で働く楽しさやりがいが強調されたデザインとなっています。

ビジョンの紹介では「同志募集中」という言葉が使われており、同じ志を持った仲間というターゲットが明確です。それに応えるように社員紹介では使命感を持って働く社員の姿が紹介されています。

また、写真もリゾート地ならではのキレイなものが使用されるなど、採用後の姿や環境をイメージしやすい構成が特徴のサイトです。

求職者に働く姿をイメージさせるとエントリーにつながりやすくなるので、ぜひこうしたデザインを参考にしてみましょう。

まとめ:WordPressを使用して採用サイトを制作しよう

WordPressは誰もが簡単にサイト制作ができる非常に便利なツールです。特に採用サイトにブログ機能を追加し、情報を発信していく上で現状これ以上に便利な媒体は存在しません。

現在は売り手市場で人材採用が難しいという背景からも採用サイトで他社との違い自社の良さをアピールし、求めている人物像に近い人材の募集は不可欠です。

ただ、HTMLなどの知識があるだけでは成果の上がるサイトを作れるとは限らないので、費用がかかるとしても専門家に依頼する方が成功する確率も高くなります。

ぜひ、今回紹介した採用サイト制作費用の相場を参考に予算を検討し、独自性のある採用サイトを制作して採用活動を有利に進めましょう。

この記事のおさらいポイント

・WordPressは自由度が高いサイトを簡単に作成できるツール
・無料で、更新が簡単、採用サイトにブログ機能を追加できる点がメリット
・デメリットはハッカーに狙われやすい、構築費用が高くなる可能性がある、HTMLの知識が必要なこと
・サイト構築はディレクター、デザイナー、エンジニアの最低3人が必要
・独自性のあるサイトを作る場合は専門家への依頼が必須
・多くの企業が採用サイトを使っているためサイトの独自性は不可欠な要素
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上の採用サイト制作に携わってきました。
採用サイトは、採用戦略の1つでしかなく、とりあえず採用サイトを制作しても求人が増えることはありません。
弊社は、お客様の採用戦略に最適な採用サイトの提案ができますので、ぜひご相談ください!

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