コンテンツマーケティングでは、検索結果で上位表示されるために質の高い記事を数多く投稿し続ける必要があります。それを社内で運営しながら成功させるためには、社内リソースが必要不可欠。
しかし、実際は専門スタッフがいなかったり、他の業務と兼任で記事制作に集中できなかったりと、メディア運営が難しいケースも少なくないでしょう。
そこで、検討したいのが記事のアウトソーシングです。
今回は、記事をアウトソーシングする際のメリット・デメリットや、実際にアウトソーシングする時の失敗しないポイントなどについて解説していきます。
この記事を読んだらわかること
・アウトソーシングの料金相場
・アウトソーシングする時のポイント
コンテンツマーケティングには広告、動画、SEO、オウンドメディアなど、様々な種類がありますが、弊社はオウンドメディアを軸としたコンテンツマーケティングの提案が得意です。 初心者の方からコンテンツマーケティングで成果を出せない方など幅広いお客様への対応が可能ですので、ぜひご相談ください!
コンテンツマーケティングをアウトソーシングするメリット
コンテンツマーケティングをアウトソーシングすると、以下の4つのメリットが自社にもたらされます。
- コンテンツを大量に生産できる
- 社員の時間を確保できる
- 制作コンテンツの幅が広がる
- 他社のノウハウが知れる
なぜこのようなメリットがあるのか?実際にそれがどういった影響を与えるのか?について見ていきましょう。
コンテンツを大量に生産できる
まずは、コンテンツの大量生産が可能となる点です。
例えば記事制作を社内だけで行う場合、いくら全社員を総動員して執筆しても一度に制作できる記事数には限りがあります。
その点、アウトソーシングすれば予算次第で限りなく多くの記事数を制作できます。特に、短期間で記事を大量生産してメディアを一度に成長させたい場合は、アウトソーシングが最適です。
コンテンツマーケティングでは、記事制作以外にも動画やメルマガといった様々なコンテンツを制作しますが、それらもアウトソーシングすることで大量生産が可能となります。
社員の時間を確保できる
次に、担当社員の時間を節約できる点です。
良質なコンテンツを制作するには、多くの時間を要します。
例えば記事制作の場合、あるキーワードやターゲットについて熟知していても、構成を練って必要文字数(4000字以上)を効果的に執筆するには、半日ほどかかってしまいます。
さらに、リサーチや取材が必要なキーワードで執筆するなら、丸1日、もしくは数日かかる場合もあるでしょう。
すると、記事制作だけで多くの時間が取られてしまい、オウンドメディアの企画や分析などに時間をかけることが難しくなります。また、動画やメルマガといった他のコンテンツ制作も難しくなってしまいます。
しかし、アウトソーシングをすれば担当社員の時間を節約でき、新たなコンテンツ企画や分析など、コンテンツマーケティングとして最も重要な部分に工数を割けるようになるのです。
制作できるコンテンツの幅が広がる
また、アウトソーシングをすると、社内リソースがなくても幅広い種類のコンテンツを制作できるようになります。
例えば記事制作の場合、自社の専門ではない分野であっても専門的に執筆できるライターが数多くいるため、幅広いジャンルの記事で集客が可能になります。
さらに、以下のような専門的なノウハウが必要なコンテンツ制作も同様に、社内リソースがなくても、アウトソーシングをすれば制作可能です。
- 動画
- チラシ
- インフォグラフィックス
- ホワイトペーパー
他社のノウハウが知れる
コンテンツマーケティングはとても奥が深く、たとえ一貫して社内で展開したとしても、必ずしも成果を出せるとは限りません。
しかし、成功事例の多い専門家にアウトソーシングすれば、独学では知り得なかったノウハウが知れ、成功までの道のりを短縮できます。
コンテンツマーケティングをアウトソーシングするデメリット
アウトソーシングによる大きなメリットが理解できたところで続いてはデメリットについて紹介します。
デメリットは主に以下の3つです。
- 多額の費用がかかる
- 臨機応変に対応できない
- パートナーを選定する時間、やりとりにコストがかかる
それぞれの注意点を解説していくので、外注前に熟慮していきましょう。
多額の費用がかかる
社内でコンテンツ制作をしていく場合、かかるのは社員の人件費やサーバー管理・ドメイン代・素材などの費用で済みます。しかし、アウトソーシングする場合はそうはいきません。
特に、高品質なコンテンツを制作しようとすればするほど、レベルの高いクリエイターに依頼することになるため、費用は高額になってきます。また、そういったコンテンツを大量にアウトソーシングすれば、さらに費用がかさむのは言うまでもありません。
確かに、アウトソーシングでコンテンツの制作数を限りなく増えますが、予算は無限ではありません。どの業務をアウトソーシングするのか事前に決めて、無理のないよう計画を立てていきましょう。
臨機応変に対応できない
社内でコンテンツ制作を行う場合、何かミスがあればすぐに対応できます。しかし、アウトソーシングの場合は対応までに手間と時間がかかります。
例えば、納品された記事や動画などのコンテンツに、ミスがあったり変更したい箇所があったとしましょう。
社内制作の場合は担当社員に一言伝えるだけで済みますが、アウトソーシングの場合はチャットやメールなどでメッセージを送る必要があります。その際に相手がすぐにチェックして返信できればいいですが、タイムラグが生じるケースがほとんどです。
また、ミスの修正なども、アウトソーシング側のタイミングでしか対応してもらえません。
アウトソーシングをする場合は、こういったタイムラグも考慮していく必要があります。
パートナーを選定する時間、やりとりにコストがかかる
アウトソーシング先のパートナー企業やクリエイターを選定する際は、制作費用以外に時間やコストがかかります。
例えば、記事制作をクラウドソーシングでライターに外注する場合、ライターの技術はピンからキリまであるため、募集をかけてテストライティングを行う必要があります。(テストライティングであってもそのライターが時間を捻出して執筆するので、最低限費用を支払わなければなりません。)
また、テストライティングで自社に合ったライターを選別したり、自社の要望が伝わるように的確な指示を出すために時間もかかるため、担当社員の人件費も当然ながらかかります。
パートナー選定の際に時間やコストをかけることは最も重要なフェーズであると心得て、慎重に選んでいきましょう。
コンテンツマーケティングをアウトソーシングする際の料金相場【記事制作編】
コンテンツ制作で一番気になるのが、全体の料金相場でしょう。
ここでは、コンテンツマーケティングの中でも、記事制作をアウトソーシングした場合のおおよその料金相場をまとめました。
相場 | 対応内容 | 発注先 | こんな方にオススメ |
無料~1万 | 保守のみ | なし ⇒主に維持費 |
・基本は自社でコンテンツは制作する ・外注は使わない |
1万~10万 | 保守 CMS利用費 月1のアクセス解析 記事制作 |
フリーランス | ・有料CMSを利用したい ・月1程度でレポートやアドバイスを貰いたい ・記事制作を外注したい |
10万~50万 | 保守 CMS利用費 レポート アクセス解析 記事制作 |
フリーランス 中小Web制作会社 |
・コンサルも含めたレポートやアドバイスをお願いしたい ・記事制作を外注したい |
50万以上 | 保守 CMS利用費 アクセス解析 コンサル 記事制作 戦略立案 |
中小Web制作会社 大手Web制作会社 |
・コンサルも含めたレポートやアドバイスをお願いしたい ・質の高い記事制作を外注で制作したい |
##内部リンク##(コンテンツマーケティング 料金相場)
運用1年目で大量の記事を配信し、2年目からは配信する記事を抑えればトータル的な投資額を調整できます。
SEOも短期で大量配信し続けるほうが確実に効果があるので、可能であれば投資額を増やし、短期で大量の記事を配信できる体制を整えましょう。
アウトソーシング先の選び方
コンテンツ制作のアウトソーシング先選定で失敗しないために、注意しておきたい以下の3つのポイントがあります。
- 実績を確かめる
- 対談時の相手を見極める
- 見積書や提案書をもとに選ぶ
アウトソーシング先を選び間違えると、余計な費用がかかったり労力の割に成果が出なかったりする可能性もあるため、しっかり確認していきましょう。
実績を確かめる
制作会社には、SNS運用が得意だったり、オウンドメディアの運用やチラシなどの紙媒体が得意だったりと、それぞれ得意分野があります。
そのため、制作会社を選ぶ際は、価格だけでなく以下の点をチェックしていくことが大切です。
- どのような分野が得意か?
- 成功事例があるか?
- それらの得意分野や成功事例が、自社のコンテンツマーケティングの方向性とマッチしているか?
また、その成功事例に対して『なぜ上手くいったのか?』などを提案できる会社であるかも重要なチェック項目です。きちんと提案ができる会社は、情報やノウハウが蓄積されていきているという証拠なので信頼できます。
対談時の相手を見極める
コンテンツマーケティングは、ただコンテンツを制作しただけでアクセスが伸びるわけではありません。SEOや広告の知識、時には心理学的な知識など幅広いリテラシーが必要になります。
その制作会社にリテラシーがあるかどうかは初回の打ち合わせで見極めるのが一般的ですが、発注側もある程度リテラシーがなければ見極めきれません。もし社内にリテラシーがない場合は、打ち合わせの際に個人的にリテラシーがある人を同伴させましょう。
また、コンテンツマーケティングは中長期的に行なっていく施策です。リテラシーがあるだけでなく、初心者に対してわかりやすく説明できるか?も長く付き合っていく上で必要なポイントです。
打ち合わせの際は、気になったことを積極的に質問しながら、担当者やその企業を見極めていきましょう。
見積書や提案書をもとに選ぶ
打ち合わせを行なった後は、制作会社から見積書や提案書が送られてきます。
制作会社に実績やリテラシーがあっても、予算面や提案内容が合わない場合は継続的に外注していくことが難しいでしょう、見積書や提案書の内容次第では、後々追加料金が必要になるケースもあるのでよく確認しましょう。
内容を確認してもよくわからない場合は、個人でリテラシーがある人にチェックをお願いし、自社に合いそうなアウトソーシング先を選ぶ必要があります。
コンテンツマーケティングの外注で注意すべきポイント
コンテンツ制作をアウトソーシングして成功するかどうかは、アウトソーシング先のスキルだけでなく、自社の取り組みによっても左右されます。
コストを抑えながら成功に導くには、以下の3つのポイントに注意してください。
- 全ての作業をアウトソーシングしない
- 信頼関係を良好に保つ
- フィードバックで納品物の質を高める
全ての作業をアウトソーシングしない
コンテンツを外注する際は初めから全ての作業を依頼せずに、まずは簡単にアウトソーシングできるものから行なっていくのが基本です。
なぜなら、いきなり全てを外注してしまうと、社内と外注先の認識の共有にズレが生じる可能性があるためです。
初めに行うアウトソーシングとしてオススメなのは、記事制作です。
動画やホワイトペーパーなど専門技術が必要なコンテンツは、ミスが生じるとクリエイターに修正してもらったり、上手くいかない場合はそのコンテンツ自体が使えなくなる可能性もあります。
しかし、文章であれば、最悪上手くいかなくても社内でリライトできるので、コストや作業を無駄にせずにすみます。
そのように実際にアウトソーシングしながら、意思疎通の仕方や作業効率の高め方などが見えてくるようになるので、様子を見ながら少しずつ外注する幅を広げていくことが大切です。
アウトソーシング先との信頼関係を築く
アウトソーシング先も人間なので、発注側の対応次第で『このクライアントは対応したくない』などの気持ちを抱くことは、当然ながらありえます。
しかし、すでにある商品をマニュアル通りに作るのとは違い、コンテンツマーケティングはその企業の特色を出しながら、いかにユーザーの心に響かせるか?が重要になる施策です。
そのため、パートナーであるアウトソーシング先との信頼関係を築き、二人三脚で共にゴールに向かっていく心構えが必要なのです。
苦しい時にも手を差し伸べてくれるほどの信頼関係を外注先と築ければ、より一層コンテンツマーケティングの成功率を高めることができます。
必ずフィードバックを行い質を高める
記事や動画、メルマガなどコンテンツには様々なものがありますが、初稿はどんな企業でも必ず修正ポイントが存在します。
特に、アウトソーシングでは面と向かってイメージを共有する回数が少ないため、最初のフィードバック工数が多くなるのは仕方がない部分です。
大切なのは、具体的にどのようなテイストがいいのか?など細かな部分の擦り合わせを何度も行うことです。そうすれば、フィードバックの回数も徐々に減ってくるようになります。
まとめ:コンテンツマーケティングをアウトソーシングしてビジネススピードをあげる
コンテンツマーケティングをアウトソーシングできればビジネスのスピードは格段に上がります。一方で費用がかかったり、社内にノウハウがたまらないなどのデメリットがあるため、バランスをとりながら進める調整力が必要になります。
まずは一気にアウトソーシングするのではなく、徐々にアウトソーシングさせる業務を増やしていくといいでしょう。
この記事のおさらいポイント
・しかし、同時にデメリットも少なからずあることを考慮する必要がある
・アウトソーシング先の選び方は重要
・アウトソーシング時も、信頼関係作りやイメージの擦り合わせが重要
コンテンツマーケティングには広告、動画、SEO、オウンドメディアなど、様々な種類がありますが、弊社はオウンドメディアを軸としたコンテンツマーケティングの提案が得意です。 初心者の方からコンテンツマーケティングで成果を出せない方など幅広いお客様への対応が可能ですので、ぜひご相談ください!