ロゴでホームページの印象がガラッと変わる!役割や作り方を解説

起業する場合や新しいサービスをスタートさせる場合は、ホームページや商品の広告など様々な準備が必要ですが、ロゴもその一つです。

アップルのリンゴマーク、マクドナルドの黄色いアーチ、ツイッターの青い鳥…。ロゴを見ればその会社の名前が分かるように、ロゴは企業ブランディングにおいてとても強力の要素になり得ます。

しかしこれから起業しようと思っている方や既に起業している方でも『ロゴは企業のシンボル』ということ以外、ロゴについて詳しく知らない方のほうが多いのではないでしょうか。

そこでこの記事ではロゴの役割からロゴの種類、ロゴの作り方まで説明していきます。魅力的なロゴを作りたい方だけでなく、ロゴを作るべきか悩んでいる方も、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

・ロゴが持つ5つの役割
・3種類のロゴについて(具体例付)
・ロゴを作る前の4つの準備
・ロゴを作る3つの選択肢
・ロゴ無料作成可のサービス4選
目 次表示
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ロゴの役割

ロゴの役割について以下の5点に分けてまとめました。

  • 企業のブランディング
  • 企業の考えや理念を踏襲する
  • 経営者やスタッフの帰属意識を高める
  • ロゴを通して認知度、信頼度を高める
  • 経営におけるビジュアル面の統一

ではそれぞれ詳しくみていきましょう。

企業のブランディング

新規企業はまずユーザーに自社が存在することを意識づける必要があります。そのためには自社と他社で異なる部分を認識してもらう必要がありますが、その点で重要な役割を果たすのがロゴです。

ロゴは自社と他社との差別化、自社商品の価値創出に貢献します。

企業の考えや理念を踏襲する

創業者が起業に至った気持ち、企業・社員が目指すべき姿、企業の決意…。ロゴはそういった熱い想いを込めて制作されます。いわば企業の誕生から現在、未来までをも表現するシンボルといっていいでしょう。

この役割について理解するためにも、ぜひ有名企業のホームページでロゴの由来について説明しているページを探してみてください。

【例:トヨタ】

https://global.toyota/jp/mobility/toyota-brand/features/emblem/

上記はトヨタマークについて説明しているページですが、トヨタマークは自動車そのものを意味しており、外側の楕円はトヨタをとりまく客や世界を象徴しているそうです。

こういったページを読むと、ロゴの意味や変遷などが知れ、ロゴから企業の歩んできた道を理解できます。

経営者やスタッフの帰属意識を高める

よくスポーツの国際試合の報道で「日の丸を背負う」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。これは日本代表としての責務、闘う強い意志などを国のシンボルを通して表現している言葉です。

これは一例ですが、国旗やロゴなどのシンボルはチーム(社員)の帰属意識を高める役割を担う場合もあります。創業当初はそこまでロゴに対する愛着が湧くというのは珍しいかもしれませんが、企業が成長していくにつれてロゴ自体に価値が出てくるので、ロゴを背負って働く誇りを経営者やスタッフが持つようになります。

先ほど「ロゴは企業が歩んできた道を表す」といいましたが、ロゴは経営者やスタッフがこれまで努力してきた証であるとともに、更なる企業の成長に欠かせない糧となり得るのです。

ロゴを通して認知度、信頼度を高める

ロゴの認知度が高まってくると、自然とロゴがついた商品に対する信頼度も高まります。分かりやすい例として、次の画像の商品をご覧ください。

https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage

ほとんどの方はこのバッグが高級ブランドとしてお馴染みのルイ・ヴィトンの製品であると分かるでしょう。そしてもし「このバッグの品質は良い?悪い?」と問われたら、誰もが商品を手に取らなくても「良い」と答えるのではないでしょうか。

なぜこのように言えるかというと、「L」と「V」が重なっているロゴはルイ・ヴィトンだと広く認知されており、あの有名なルイ・ヴィトンの製品なら品質が良いだろうと予想できるからです。

認知度の高いロゴがついている商品は、仮に一切の説明がなくても、消費者にプラスの印象を与えます。それだけ商品に対するロゴの影響力は大きいのです。

経営におけるビジュアル面を統一できる

アップル社といえば、あのリンゴマーク。アップル社の製品には全てリンゴマークがあしらわれていますが、ホームページもオフィシャルショップもリンゴマークをベースとしてデザインされているので、アップル社に関連するものすべてにアップルらしい統一感を感じられます。


https://www.apple.com/jp/

このようにロゴを軸として商品やサービスを作ると、ビジュアル面で統一感が出るので、消費者の記憶に残りやすい「○○らしさ」を演出できます。そしてこの「○○らしさ」が高く評価されるようになると、企業の商品・サービスを愛用するヘビーユーザーが増える可能性も高まります。

ロゴが企業の将来性を左右することもあると認識しておきましょう。

ロゴの種類

では、ここからはロゴについて具体的に掘り下げていきます。
まずロゴの種類です。ロゴには以下の3つの種類があります。

  • ロゴタイプ
  • シンボルマーク
  • ロゴマーク

それぞれ画像付で例を出しているので、一発で違いを理解できると思います。

ロゴタイプ

企業名やブランド名などの文字をベースとしてデザインされたものを指します。英字だけでシンプルに構成される場合が多く、企業名・ブランド名を国の言語問わず認知してもらいやすいです。

【例:ディズニー】

https://www.disney.co.jp/

英字表記の「Disney」を特徴的なフォントで描いています。

シンボルマーク

企業の理念や発信したいイメージをもとにデザインされたものを指します。シンボルマークはロゴタイプよりもインパクトが強く、製品全体のデザインにも組み込みやすいです。

【例:ナイキ】

https://www.nike.com/jp/

ナイキといえば「スウッシュマーク」。社名の由来である勝利の女神ニケ(nike)の翼をモチーフとしています。

ロゴマーク

ロゴタイプとシンボルマークを掛け合わせてデザインされたものを指します。企業名をアピールしつつ、企業の理念もデザインに組み込めるハイブリッド型です。

【例:花王】

https://www.kao.com/jp/

花王の英字表記「kao」の横に、”美と清浄のシンボル”として100年以上自社マークで使われてきた月を配置しています。

ロゴを作る前の準備

次項でロゴを作る方法について説明していきますが、ロゴ制作を成功させるためにも以下の準備を済ませておきましょう。

  • 企業の理念を明確にする
  • 自社やお店のイメージを言葉にする
  • イメージカラーを決める
  • 参考になるロゴを決める

ではそれぞれ詳しく解説していきます。

企業の理念を明確にする

企業の理念をロゴに反映させたいのであれば、まず理念を明確にしておく必要があります。大元となる理念が抽象的で曖昧だとメッセージ性の弱いロゴしか制作できません。

もし企業理念がぼんやりとしているのであれば、創業当時の想いを振り返り、企業の目的や存在意義を再確認し、それらを文章に落としなおしてみてください。文章を作るのが苦手な場合は、どうしても盛り込みたいキーワードを列挙して、それらのキーワードを繋ぎ合わせるように文章を作成するといいでしょう。

自社やお店のイメージを言葉にする

企業理念を明確にしたら、次は自社やお店のイメージを言葉にしてみましょう。
自社やお店のイメージを言語化できたら、その言語をベースとしてロゴのデザイン決めていきます。

例えばBtoBビジネスであれば、「クール」「スタイリッシュ」といった言葉です。

ここで選ぶ言葉は1つでも複数でもかまいません。
ただ複数になる場合に、「冷静」と「情熱」のように調和しづらい言葉を選ぶとロゴ制作の難易度が上がるので気をつけてください。

イメージカラーを決める

自社やお店のイメージを言葉にできたら、その言葉を基準にイメージカラーを選定しましょう。色はその種類ごとに連想するイメージがあるので、先に決めた言葉にマッチする色を選んだ方が統一感が出せます。

代表的な色とそのイメージは以下の表でご確認ください。

イメージ
情熱・力強さ・エネルギッシュ・勇気
清潔・冷静・海・地球・未来
黄色 活発・希望・元気・幸福・若さ
植物・自然・エコ・癒し・安定
太陽・幸福・陽気・家庭的・歓喜
神秘・高貴・スピリチュアル・中性的
大地・伝統・素朴・ぬくもり・重厚
プロフェッショナル・高級・男性的・威厳
純粋・清楚・透明感・軽快・可能性

ちなみに多くの企業はイメージカラーで採用する色を1~3種類程度にとどめています。あまり多くの色を採用するとイメージが散漫となるため、デザイン全体の統一感が失われかねません。

参考になるロゴを決める

デザイナーにロゴ制作を依頼する際は、参考になるロゴを決めておいた方が自社の希望を伝えやすいです。1つのロゴだけを提示してもいいですし、複数ロゴを使って「この部分とこの部分を組み合わせたい」といったような提示をするのもいいでしょう。

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ロゴはホームページを含めたブランディングにかなり影響する重要な要素です。
ロゴがなければ、ホームページの配色が決まりません。
ロゴがないもしくは起業のためとりあえず制作した企業の方々は、ホームページ制作前に公式なものを必ず決めておきましょう
池田直樹
ZERO式ホームページ制作はこちら

ホームページで使用するロゴの作り方

それでは早速ロゴを作っていきましょう。ロゴを作るには以下の3つのパターンがあります。

  • 制作会社に依頼する
  • フリーランスに依頼する
  • 自作する

それぞれのメリットとデメリットをまとめていますので、ロゴ制作方法を決定する際の参考にしてください。

制作会社に依頼する

一番確実な方法はプロのデザイナーを抱える制作会社に依頼する方法です。一般的な制作会社は制作前に綿密な打ち合わせをするので、企業理念や要望をロゴデザインに上手く反映してくれます。

法人ロゴの制作費用相場は10万円~30万円台です。
後ほど紹介する方法より高くつきますが、デザイン案を複数提示してもらえます。
質の高いロゴの納品を期待できるので、資金に余裕があるなら制作会社に依頼する方法が一番いいでしょう。

【メリット】

  • 品質が担保される
  • プロの視点からの提案が受けられる

【デメリット】

  • 制作費用が高い

フリーランスに依頼する

プロのデザイナーに制作を依頼したいけど資金に余裕がないという方にオススメの方法です。フリーランスに依頼する場合は1万円~5万円程度で制作できます。

ただし、フリーランスの腕はピンキリです。
制作会社に長年在籍してから独立したようなフリーランスであれば質の高いロゴを作ってもらえますが、専門学校を出たばかりのような経験の浅いフリーランスにあたると、期待外れのロゴしか上がってこないかもしれません。

後者に当たると依頼料金が無駄になってしまう可能性も0ではないので、フリーランスの腕を見定めるためにも、事前に制作実績を確認するようにしておいた方がいいです。

【メリット】

  • 制作会社よりも費用が抑えられる
  • プロの視点からの提案が受けられる

【デメリット】

  • 制作会社と比べて品質の担保が難しい

自作する

ロゴを自作するのも1つの手です。
他2つの方法より制作コストを抑えられますし、自分の思い通りのロゴを制作できます。ただしAdobe Irrustratorなどの制作ソフトを持っていない場合は制作ソフトを用意する必要がありますし、そもそもデザインに関しての知識がないと制作自体が難しいです。

時間とお金をかければ次で紹介するようなオンラインサービスを使って0からでもロゴ自作をできるでしょうが、デザイン力に自信がない方は先に紹介した2つのいずれかの方法をオススメします。

【メリット】

  • 制作のコストは一番安い
  • 自分のイメージに近づけやすい

【デメリット】

  • 制作ソフトを使用する必要がある
  • デザインの基礎がないと難しい

ロゴが無料で制作できるサービス4選

最後にロゴを無料で制作できるサービスを4つ紹介したいと思います。

  • Squarespace Logo
  • LOGASTER
  • ONLINE LOGO MAKER
  • Cool Text

これらのサイトで自作ロゴを作る企業も少なくないので、皆さんもぜひ活用してみてください。

Squarespace Logo


https://www.squarespace.com/logo

Squarespace Logoは簡単操作でロゴマークを制作できるサービスです。

あらかじめ用意されている幾何学的な図形やかわいいイラストを選択し、色を決め、文字を入れるだけでスタイリッシュなロゴマークが完成します。説明は全て英語ですが、直感操作でOKなので英語がわからなくても操作に困ることはありません。

なおSquarespace Logoで無料制作したロゴは非商用での利用のみ可となります。

LOGASTER


https://www.777logos.com/

LOGASTERはロゴを瞬時に自動作成できるオンラインデザインサービスです。

会社名を入力し、ビジネスタイプを選択するだけで、そのビジネスタイプに合ったロゴマークが100以上提案されます。英字はもちろん、日本語を含む11言語に完全対応。ロゴや文字の配置や色の編集もできるので、テンプレートながらも自社らしいロゴを追求できます。

作成したロゴはスモールサイズは無料ダウンロード可、フルサイズは$9.99からダウンロード可能です。

ONLINE LOGO MAKER

https://www.onlinelogomaker.com/

ONLINE LOGO MAKERはイラストとフォントの数が今回紹介するなかで最も豊富なロゴ制作サービスです。

イラストは80年代やショッピング、スポーツ、セキュリティといった約70種のカテゴリに分かれて全部で数千種類、フォントは数十種類以上用意されています。もちろん日本語で制作可能です。テキストやイラストの配置を自由自在に変更でき、名刺に使えるお洒落なテンプレートも多いので、世界中のロゴを自作したい企業・個人から高い評価を得ています。

作成したロゴは$29を1回払えば高解像度でダウンロードでき、ウェブサイトや印刷物で利用できるようになります。

Cool Text


https://ja.cooltext.com/

Cool Textは文字のみのロゴを自動作成できる完全無料ロゴ制作サービスです。

Cool Textの使い方は128種類あるロゴタイプの中から1つを選んで、文字を入力だけ。デザイン作業一切なしでお気に入りのロゴを瞬時に制作できます。シンボルマークは一切ないので文字だけのロゴを作ろうと考えている方向きです。また日本語フォントの種類が多いので、フォントにこだわったロゴ案を考える時の参考になります。

まとめ:ロゴはホームページ以外にも利用できる

今回ホームページでのロゴ使用を前提に記事後半をまとめましたが、ロゴは名刺やペンなどのグッズなどにも利用できます。特にロゴ入りの名刺は社員の帰属意識を高める重要なアイテムになるので、ロゴが完成したら、さっそくロゴ入り名刺を発注してみてはいかがでしょうか。

また自社商品すべてにロゴを入れておけば、商品を気に入ってくれた消費者からのリピート率がアップする可能性も高まるので、最初からロゴ込みで商品のデザイン案を検討しておくのもいいでしょう。

大企業のロゴからわかる通り、上手に活用できればロゴ自体が企業全体に良い影響をもたらしてくれるでしょう!

この記事のおさらいポイント

・ロゴにはロゴタイプ、シンボルマーク、ロゴマークの3種類がある
・ロゴには企業理念や創業者の想いがつまっている
・ロゴは経営者や社員の帰属意識を高める
・ロゴを作る時は形だけじゃなく色の持つ意味も踏まえておくといい
・費用は高くつくが制作会社に依頼する方法が一番確実
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め120社以上のホームページ制作に携わってきました。
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!

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