【売上向上!】ECサイトに欠かせない6つの便利ツールとは?

数多くの企業がECサイトに参入している現在、ECサイト向けの様々な便利ツールも提供されるようになりました。
それらの便利ツールは、ECサイトを運用する上で業務の効率化や分析・解析の手助けをしてくれるため、是非導入していきたいものです。

しかしツールの種類が多すぎて、どのツールが自社ECサイトに最適なのかわからない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、そのような方のためにECサイト運用で重要となる6つの項目において、オススメしたい便利ツールを紹介していきます。

この記事を読んだらわかること

・ECサイトにオススメの「マーケティングオートメーションツール」
・ECサイトにオススメの「分析・解析ツール」
・ECサイトにオススメの「カゴ落ち対策ツール」
・ECサイトにオススメの「Web接客ツール」
・ECサイトにオススメの「在庫管理ツール」
・ECサイトにオススメの「越境ECツール」
目 次表示

ツール1:マーケティングオートメーション

マーケティングオートメーションとは、見込み客の情報を一元管理し育成していきながら、優良見込み客を絞り込んでコンバージョンへ繋げていく一連のプロセスを自動化するためのツールです。

氏名やメールアドレス、会社名などの属性情報に加えて、WEB訪問履歴やメールの開封、実店舗への来店などの行動情報を記録したりと、顧客、一人ひとりの行動や状態を識別しマーケティング施策に活用できます。

マーケティングオートメーションツールには、クラウド型とソフトウェア型の2タイプがあり、数万〜数十万円と、価格帯は様々です。機能によって価格帯が変わるため、自社ECサイトに必要な機能を整理してから導入を検討する良いでしょう。

おすすめのマーケティングオートメーションをいくつか紹介します。

うちでのこづち

https://www.uchideno-kozuchi.com/

『うちでのこづち』は、株式会社E-Grantが提供するマーケティングオートメーションツールです。『ユーキャン』や『Combi』『サントリー』など一流企業も利用するこのツールは、ECサイトで重要となる機能が充実しているのが大きな特徴。

ECカートやサイトのシステムだけでなく実店舗のPOSデータとも連携したり、ECサイトに特化した独自性のある分析機能も搭載しています。また、使用感の良い管理画面で効率よく顧客分析や効果検証を行なっていくことが可能です。

Salesforce Pardot

https://www.pardot.com/

『Pardot』はSalesforceと一体型となっているマーケティングオートメーションツールで、基本的な見込み客の情報管理・育成・ホットリードの絞り込みからコンバージョンまで一貫した機能が揃っています。

有名なビジネスサービス『Salesfore』と一体となっているため、見込み客の状況の変化をスピーディーに感知することが可能。ECサイト事業においてSaleforceのサービスを利用しているなら、1アカウントで総合的に管理できるのでメリットが大きいでしょう。

参考:マーケティングオートメーションとは?機能やオススメツールを紹介

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マーケティングオートメーションツールでクッキー情報や顧客リスト集め、ユーザー行動に合わせたマーケティング手法を行っていきましょう。
データを元に行うデーターベースマーケティングが最終的には最も費用対効果が高くなります。
池田直樹

ツール2:ECサイト分析・解析ツール

ECサイト運用では、サイトにどれくらいのアクセスがあるか?どんな商品が注目を集めているか?を分析していくことが大切です。ツールを利用すれば、以下のような分析に役立つデータを収集できます。

  • ネットショップに訪れた人数・商品の購入人数
  • 一番見られている商品ページ
  • 一番多くの人が訪れる時間帯
  • どのデバイスからどれだけ訪問しているのか

これらの得られるデータから仮説を立てて改善・検証することで、売上やCVRの向上に繋がっていきます。

ヒートマップ解析

ヒートマップとは、ページを訪れたユーザーがどのくらい熟読したか?どのような点に注目していたか?どこで離脱してしまっているか?などを計測し、サーモグラフィーのように色付けして可視化できるようにしたツールです。

PC版やスマホ版など様々なデバイスでのユーザーの動きを計測できるため、ユーザーの使用環境を想定しながらページの問題点を見極め、改善できます。

上記の画像は『Ptengine』と呼ばれるヒートマップツールで、『首相官邸』や『NISSAN』『パナソニック』など、数多くの公的機関や大手企業での導入実績を誇ります。
『AD EBiS』などの外部ツールとの連携もできるため、ECサイトでWeb広告を出稿している場合も的確な分析が可能です。

Googleアナリティクス

https://marketingplatform.google.com/intl/ja/about/analytics/

『Googleアナリティクス』とはGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールです。サイトを運営する約83%の上場企業が利用していて、サイトの効果測定・改善には欠かせないサービスとなっています。

このツールは、サイトに設定することによりアクセスしてきたユーザーの動きを、以下のように分析できます。

  • どのくらいのユーザーが閲覧しているか?
  • どのような流入源からユーザーがアクセスしているか?
  • ユーザーがアクセスして来る時間帯や直帰率など
  • コンテンツのコンバージョン貢献度など

なお、どの様なキーワードから流入してきているかを調べたい時は『Googleサーチコンソール』を使用することをオススメします。

ツール3:かご落ち対策ツール

カゴ落ちとは、ユーザーがカートに商品を追加した状態のまま、何らかの事情で離脱してしまうことを言います。
一般的に、購買意欲がある状態での離脱なのでまたアクセスして購入に至るケースもありますが、離脱後に熱が覚めてしまったり忘れてしまうことで販売機会を失ってしまうケースも少なくありません。

カゴ落ち率は全世界のEC業界で約70%にも登ると言われ、対策を行わない場合、約7割の機会損失が発生しているとも言えます。

『カゴ落ち対策ツール』は、カゴ落ちしたユーザーにメールを送信して購買意欲を再沸させたり、ユーザーとの接点を作り出してアプローチできるツールです。

NaviPlus リタゲメール

https://www.naviplus.co.jp/retargetingmail/

『NaviPlusリタゲメール』はナビプラス株式会社が提供するカゴ落ち対策ツールで、『無印良品』や『EDWIN』『伊藤久右衛門』などでの導入実績を誇ります。

  • カゴ落ち数、カゴ落ち率
  • ブラウザ放棄率
  • メールアドレス特定率

上記のようなユーザーの動きを解析しながら、実際カゴ落ちによる機会損失がどのくらいあったか?メールアドレスの特定でどれくらいのカゴ落ちユーザーにアプローチができるか?などを分析することが可能。
また、各ユーザーに合わせたタイミングでユーザーの興味にマッチしたメールを配信し、開封率やクリック率などを測定しながら分析・改善できます。

CombizReco(コンビーズレコ)

https://reco.combz.jp/

『CombzReco』もカゴ落ちユーザーに対してリターゲティングメールを送るツールです。
カゴ落ちだけでなく、閲覧後に離脱してしまう『閲覧落ち』に対して商品をオススメする『閲覧落ちメール』も、AIによって自動的に分析・配信されます。

このツールは、ユーザーの閲覧・購入情報をAIが分析し、関連商品やランキングなどを用いてECサイト内やメールでレコメンドできます。
そのため、カゴ落ちや閲覧落ちをサイト内のレコメンドで事前に防ぐことも可能です。

ツール4:Web接客ツール

実店舗なら、来店したお客様が疑問や欲しい商品を探している時に、すぐにスタッフが接客して問題を解決できます。
しかしECサイトの場合は訪問客の顔が見えないため、ユーザーが疑問を持っていたり欲しい商品を探していても、リアルタイムに対応するのは簡単ではありません。

そこで、必要となってくるのがWeb接客ツールです。Web接客ツールとは主にサイト上で使えるチャット機能が多いですが、ユーザーが特定の動きをした場合に設定しておいたポップアップを表示させることもできます。
例えば、広告から初めてアクセスしてきたユーザーに限定して、お得なクーポンをポップアップで表示するアプローチ方法などがそれに当たります。

このようにWeb接客ツールを導入すれば、ユーザーが店舗スタッフに質問したい時にリアルタイムで対応でき、24時間訪れるユーザーに適切なタイミングでクーポンやキャンペーンなどをアプローチできます。

Zenclerk(ゼンクラーク)

https://www.zenclerk.com/

『Zenclerk』はEmotion Intelligence株式会社が提供するWeb接客ツールで、『ポンパレモール 』や『楽天show time』『セブンネット』など多くの有名企業での導入実績を誇ります。

最大の特徴は、人工知能(AI)がECサイト上でのユーザーの様々な行動を検知し、自動で分析してデータを収集し、購入を迷っているユーザーに適切なタイミングでクーポンなどを提供してくれる点です。
そのアルゴリズムは200種類以上にも及び、本当に必要とするユーザーだけにクーポンの配布などができるため、コスト削減やブランディング向上にも役立ちます。

KARTE(カルテ)

https://karte.io/

『KARTE』は株式会社プレイドが提供するWeb接客ツールで、『AllAbout』や『JAL』『集英社』など様々な大手サイトでの導入実績を誇ります。

このツールの特徴は、ユーザーの行動をリアルタイムで解析し各ユーザーの行動履歴や現在の状態を一人の人として分析・データ化して表示する点です。
ユーザーの感情の変化を表情アイコンで示しながら、数字というデータだけでなく文脈で理解できるため精度の高い『One to One』が実現できます。

ツール5:在庫管理ツール

複数の自社ECサイトを運営していたり、様々なECモールに出店している場合は在庫管理業務が二重三重に増えてしまいます。
ECサイトにはそれ以外にも受注管理や商品管理、メルマガや仕入れ、カスタマーサポート、分析・改善など様々な業務があるため、できるだけツールを使って一元管理していきたいもの。

そんな悩みを解決するのが、在庫管理ツールです。在庫管理ツールを導入すれば、複数のECモールやECサイトの在庫管理を一元化できます。

ネクストエンジン

トップページ

ネクストエンジンは、複数サイトの受注・在庫・商品などの管理を1つのツールで一元管理できる在庫管理ツールです。このツールを導入することで、以下のような業務が自動化されてより効率性を高められます。

  • メールや決済など、複数サイト・モールの受注業務を自動で一元化
  • 納品書や配送情報など、複数サイト・モールの在庫管理を自動で一元化
  • セット商品管理・マスタなど、複数サイトの商品管理を自動で一元化

在庫ロボット

https://www.zaiko-robot.com/

『在庫ロボット』も、複数のECサイトやECモールの在庫管理を一元化できる便利ツールです。

福袋などのセット商品とも連動していて、1つのサイトで売れたら他のサイトやECモールの在庫数も全て自動で更新してくれます。また、月額費用が低価格なので運用コストを抑えたい企業にもオススメです。

ツール6:越境ECツール

国内消費が減少傾向な現代では、海外への販売網を広げることも業績を伸ばす上で大切です。その際に必要なのが、越境ECツールです。

海外に商品を販売する際は、言語の壁だけでなく国によって配送方法や関税や輸入規制や決済方法など様々な壁があります。
そういった事柄に1つのショップが対応していくのは困難ですし、トラブルが発生した場合のサポートも国内のようにはいきません。

しかし越境ECツールを利用すれば、ECサイトとデータベースを統合してサービス会社側で購入代行・配送や海外のユーザーとのやりとりを行なってくれるので、ハードルを感じずに販路を拡大できます。

BuySmartJapan

https://www.buysmartjapan.com/ja

『BuySmartJapan』は、ナビプラス株式会社が提供している越境ECサービスです。このサービスを利用すれば、企業側は言葉の壁や海外の様々な事情に気を使う事なく、通常の受注・発注と同じ感覚で海外ユーザーに販売できます。

導入もとても簡単で、商品データがあればすぐに導入可能。
ナビプラス株式会社から提供されるバナーをECサイトに設置するだけで、アクセスしてきたユーザーのIPアドレスで国を分析し、その国言語ページへと誘導してくれます。

転送コム

https://www.tenso.com/

『転送コム』はtenso株式会社が提供する越境ECサービスで、『OIOI』や『ケンコーコム』など有名企業での導入実績があります。このサービスは、以下の2種類のプランから選べるのが特徴です。

  • 商品転送サービス:ECサイトで海外ユーザーと直接やりとりをし、配送のみを転送コムに依頼する
  • 代理購入サービス:転送コムが運営するECモール『Buyee』で出店し、海外ユーザーとの直接のやりとりや国際配送を転送コムに委託する

海外ユーザーとやりとりをするスキルが既にあり、複雑な配送のみを依頼して即売上につなげたい場合は、商品転送サービスがオススメです。
また、国内ユーザーへの販売と同じ感覚で海外への販路を広げたい場合は、代理購入サービスがオススメです。

まとめ:自社ECに合ったツールを選ぼう

ECサイトで利用したい便利ツールは、技術の進化と共に常にアップデートしています。そのため、自社の事業形態と時代の流れにマッチした「ツール選び」が重要です。

また、便利ツールといえども導入すればツール自体の管理に工数がかかりますし、複数ツールを導入して似たような機能が重複するとコストパフォーマンスが悪くなるケースもあります。
様々なツールを試しながらも、重複機能はないか?管理業務が増えてしまわないか?コストパフォーマンスに悪影響はないか?などを検証し、自社にマッチした必要最低限のツールを導入していきましょう。

この記事のおさらいポイント

・ユーザー分析して購買率を向上させるためには、マーケティングオートメーションツール、分析・解析ツール、カゴ落ち対策ツール、Web接客ツールの導入がオススメ
・業務量を削減して効率的に運用するなら、在庫管理ツールの導入がオススメ
・海外へ販路を拡大するなら、越境ECツールの導入がオススメ

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