【現役ディレクター監修】ECサイトの見積もりから発注に関する基礎知識

ECサイトを制作するには、まず発注する前に依頼する会社に見積もり額を出してもらう必要があります。ですが、この前後の手順がわからないという方は意外と多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ECサイト制作の見積もりの取り方から発注までの流れをわかりやすくお伝えしていきます。

見積もりを出してもらう前の準備がいかに重要かおわかりいただけるほか、見積もり額を安く抑えるコツや、発注した後に注意しておくべきポイントも詳しく解説!Web制作の最前線にいる現役ディレクターが、現場での経験を基にお伝えしていきますので、ぜひECサイトの制作成功にお役立てくださいね。

この記事を読んだらわかること

・ECサイトの見積もりから発注までの流れ
・制作会社が見積もり額算出の基準とする3つの要素
・見積もりを安くする方法
・ECサイト制作の発注後に気をつけるポイント

ECサイトの見積もりから発注までの流れ

ECサイト制作の外注は、まず見積もりを取ることから始まりますが、見積もり依頼から実際の発注までには大きく分けて3つの工程があります。以下にそれぞれの工程を詳しく解説していきましょう!

【見積もり編】見積もり依頼の前の準備

まず制作会社から見積もりを取る前に以下の準備しておくことで、正確な見積もりを取ることができます。

・目的 ECサイト制作後、どのように運用していきたいのか、社内会議で目的設定をしましょう
・デザインイメージ 参考サイトがあると制作会社に伝わりやすくなります
・予算 相場を調べて、なるべく具体的に算定しましょう
・運用方法 集客などをどうするのか運用方法についても制作会社に要相談
・作業内容 デザインのみ依頼する場合もあれば、運用後のサポートまでを依頼する場合も
・納期 ここまでには必要という希望を出しましょう

上記5点セットがあると、制作会社側もかなり正確な見積もり額を出しやすくなります。サイト制作の発注が初めてで右も左もわからないという場合は、最低でも制作目的・デザインイメージ・予算の3点セットは準備する必要があります。

池田 直樹
事業の規模や予算に応じて、適切なECサイトのタイプを決めていく必要があります。
ECサイトのタイプや構築方法がよくわからない場合は、予算感とサイトのイメージを制作会社に伝え、どのタイプが適しているかなど提案してもらうことをおすすめします。

【打ち合わせ・検討編】見積もり後の打ち合わせと検討

見積もりを出してほしい、と依頼すると、制作会社から詳細に関する打ち合わせの申し入れがあるのが一般的です。この打ち合わせでは、制作会社の主に営業担当が、先ほど挙げた目的・希望するデザイン・予算などをヒアリングして、細かな見積もりを出してくれるでしょう。

信用できる会社は、どんなECサイトにしたいかといった発注者側の思いをしっかり聞き取った上で、これまでの実績に基づいた説得力のある提案をしてくれるはずです。見積もりを出してもらう会社が多すぎても、何が大事なのかわからなくなってしまうため、自社業界のサイトを多く手がけたことのある会社2~3社に絞って見積もりを取ることをお勧めします。

【発注編】社内で検討後、発注作業を行う

制作会社から出された見積もり書と提案内容について、社内で検討します。見積もり額が自社の予算と近いものかどうか、提案内容がサイト制作の目的達成のために相応しいものなのかどうかを討議しましょう。

また、対応した担当者との相性を考えることも重要です。話しやすい、センスが合いそうといった直感も大切にしてください。複数社に見積もり依頼をした場合は、この段階でどの会社に正式発注するのかを最終判断します。

ECサイトの発注先を選ぶ注意点

ECサイトを作りさえすれば、商品が売れて運用もうまくいくというなら、これほど良いことはありませんが、現実は厳しいもの。そもそものECサイト制作を担う発注先選びを間違えると、全ての計画が台無しになってしまいかねません。ECサイト制作会社を選ぶ際には、以下の2点をしっかりと見極めましょう!

・自社の現況に合わせたECサイトの提案をしてくれる会社であること
自社の規模や販売状況・オペレーションを把握し、それらに合うサイト制作を提案してくれる会社であるかどうかよく話を聞きましょう。
・運用面でのサポートができる会社であること
ECサイトは、開発・デザインが重要なのはもちろんですが、さらに重要なのは運用です。集客・運営業務に実績があり、成果につながるサポートをしてくれる会社を選びましょう。

制作会社は3つの要素から見積もりを決めている

Webサイトの制作会社は、いったい何を基準にして見積もり額を算出しているのでしょうか。ここでは、提示された見積もり書が適正なものなのかを判断するために、制作会社がどのような要素を重視して見積もりしているのか、ポイントを3つに絞ってご説明します。

業務内容

制作会社はまず、ご相談を受けたECサイト制作のどこからどこまでを請け負うのかを見ます。デザイン・構築だけで良い場合もあれば、運用サポートまでを必要とされる場合もあり、両者ではもちろん料金が異なります。また、構築に無料のCMS(ツール)を使用できるかどうかなども重要となるでしょう。下表で各業務料金の相場をお見せします。

業務内容 相場
デザイン 10万円~
構築 10万円~
広告運用代行(広告費は含まない) 5万円~
コンサルティング費用 20万円~
バックエンド業務代行 5万円~

上の表でお見せした相場は、あくまで制作会社に外注した場合の最低基準とお考えください。相場は制作会社によってもサイトの規模・内容によっても、かなりバラつきがあります。

参考サイト(サイトデザインイメージ)

ECサイトをどんなデザインにしたいのか、言葉で具体的な説明を行うことは大切です。しかし、百聞は一見にしかずとも言うように、「目指すのはこんな感じです!」という参考サイトがあると、制作サイドは出来上がりをイメージしやすくなり、作業工数も減る傾向に。したがって、参考サイトを用意してもらえるかどうかは、制作会社にとってはかなり大きなポイントです。

納期

見積もり額を決めるには、ご相談を受けたECサイト制作にかかる期間ももちろん見ます。大がかりなサイトで制作期間が長くなれば人件費などがかさむため費用が上がる一方、逆に大がかりなものを短期間で注文される場合にコストが割高になることもあります。

通常規模のECサイトなら平均的に3ヶ月ほどで制作できますが、急ぐので1ヶ月で納品してほしいというご要望があれば、いろいろ無理も生じるため、見積もり額にも影響が出てしまいます。

見積もりを安くするための方法

ECサイトを立ち上げるのに一定の費用がかかるのはやむを得ないとしても、できるだけ見積もり額を安く抑えたいと考えるのは当然です。ここでは、ECサイト制作の見積もりを安くするための3つのコツを伝授します!

目的・運用方法を明確に伝える

出来上がったECサイトをどのように運用していきたいのか、明確で具体的な目的を伝えれば、制作会社の側も、目的に合う中で一番コストが抑えられる方法を考えることが可能となります。

求められている機能等を把握できると、「この仕様であればCMSを使って安く作れる」などの判断ができ、初めからそのように提案できるため、見積もりも安くなりがちです。また、運用も依頼したいと決まっていれば、制作・運用をセットで依頼し割引き価格で対応してもらえることもあります。

デザインイメージを明確に伝える

参考サイトなどを見せてもらい、制作会社側に似たタイプのサイトを制作した実績がある場合には、いろいろな工数を省くことができるので、見積もりが安くなることがあります。

もちろん、参考サイト自体がオリジナリティが高く、近づけるためにコストがかかるようなタイプであれば話は別です。このようにフルオーダータイプのサイトを注文したい場合は、料金もそれなりに高額となる覚悟が必要となるでしょう。

構築方法をあらかじめ指定する

構築方法を決めてもらうところから依頼するよりも、「予算がないからASPかパッケージでお願いします!」と始めに注文してもらうと、初期費用が安いことはわかっているため、見積もり額はお安めになるでしょう。

デザインや機能にそこまで独自性を求めないという場合は、ASPやパッケージでも十分に運用可能です。予算を抑えたい方は、この2タイプから選択してみましょう。

参考:【成果の出るECサイトの作り方は?】重要なポイントを解説

池田 直樹
カートのみASPを使用し、管理画面や仕様をWordPressなどの無料CMSを使用して制作すると制作費が抑えられ、なおかつデザインの自由度が上がるのでおすすめです。
詳しく知りたい方はぜひZEROにお問い合わせください。

ECサイト制作の発注後に気をつけるポイント

無事にECサイト制作を専門会社に発注した後にも、サイト運用を成功させるために気をつけなければいけない点があります。ここではその中でも重要な4つの注意ポイントをご紹介します!

制作会社任せにしない

プロに任せたからもう安心!と、サイト制作を全て制作会社に一任することはお勧めできません。制作会社はWeb制作に精通したプロではありますが、商材を熟知しているのは他でもない発注者サイドの企業です。商材に関する思い入れをサイトに込めるためにも、制作会社とは積極的にコミュニケーションを取りましょう。

制作会社からの提案を鵜呑みにするだけでなく、意見や提案があれば遠慮なく申し出ることも重要です。制作会社のノウハウを教えてもらうことが、後の運用に大いに役立つこともあるので、せっかく発注したからには二人三脚のつもりで取り組んでみましょう。

進捗の確認をコンスタントに行う

サイトの制作工程が進むごとに、細やかにチェックをして状態を確認しましょう。気がついたらだいぶ先まで進んでいた!ということになると、意見や注文を言うタイミングをなくして、理想と違うサイトが出来上がってしまいかねません。

作業が進む都度の打ち合わせを心がけ、進捗状況はもちろん戦略内容についても話し合い、常に認識を共有することが大切です。

制作会社との信頼関係を構築する

Web制作とはいえ、ECサイトを作っていくことも、詰まるところは人対人の作業です。制作会社の担当者としっかり意見を交換し合うことでお互い信頼関係を築けば、制作サイドも「このクライアントのために一肌脱ごう!」と思ってしまうことがあるのは事実。

逆に制作に無関心だったり、制作会社を信頼してくれなかったりするクライアントには、あまり思い入れを持てないという実情もあります。

バックエンド業務の体制を整える

ECサイトはサイト自体が出来上がっても、公開後に運用が始まったとたん、配送・在庫管理・仕入れ・顧客管理といったいわゆるバックエンド業務がたくさん待っています。制作が完了していざ公開となった時に業務がスムーズに動くよう、前もってバックエンドの準備を万端にしておきましょう。

まとめ:見積もりを安くするためには準備が重要

できるだけ余計な費用をかけずに効果的なECサイトを作りたいと思うのは当然です。しかし、制作会社に見積もり額を下げてもらうためには、自社で事前にできる準備をしっかり行っておく以上の対策はありません。

ただし、準備といっても、プロの領域までを無理して行うのは逆効果です。あくまで自社でできる範囲内のことにベストを尽くすことが、ECサイト制作・運用の成功の鍵を握っていると言えるでしょう。

この記事のおさらいポイント

・ECサイト制作会社に見積もりを出してもらう前には十分な準備をしよう
・準備をすることで結果的に見積もり額を抑えられる場合もある
・制作会社とは足並みを揃えて良き協力者となることがサイト成功の鍵

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