ECサイトで買物する際、使いたい決済方法はクレジットカード・代引き・後払い・キャッシュレスなど、人それぞれ異なりますよね。ユーザー自身が望む決済方法が選択肢としてない場合、実に70%ものユーザーが離脱するという報告もあるほど、サイト運営者にとって決済方法の多様化は急務となっています。
今回は、ECサイトの機能として要とも言える決済方法のあらゆる面倒を引き受けてくれる決済代行サービスについてお伝えしていきます。決済代行サービスを導入するメリット・サービスの選び方・おすすめの決済代行サービスなどをわかりやすく解説しますのでご期待ください。
この記事を読んだらわかること
・ECサイトに決済代行サービスを導入するメリット
・ECサイトに決済代行サービスを導入する際の3つのポイント
・ECサイトにオススメの決済代行サービス会社13選
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください！
決済代行サービスとは？
決済代行サービスとは、各ECサイトに代わって、種々多様に存在する決済方法を統括的に実装し実務面も行ってくれるサービスです。ECサイトの運営者が独自にそれぞれの決済方法を個別に契約してしまうと、事務処理も作業工数も複雑化してしまい、通常専念すべき業務に支障を来たすこともあります。
細やかな目配せどころか日常の業務が行き届かなければトラブルにつながりかねず、こうした過ちがECサイトの信頼に傷をつけ、業績を大きく揺るがしかねません。決済代行サービスは、こうしたECサイトの負担を軽減してくれる画期的なサービスなのです。
参考：ECサイト運営に決済代行サービスは必要？メリットや選び方を紹介
ECサイトに決済代行サービスを導入するメリット
決済代行サービスとはどのようなものかをご理解いただいたところで、ECサイトにとって、この決済代行を取り入れるメリットとは何かをご紹介していきます。決済代行サービス導入のメリットは大きく分けて以下の4点です。
・煩雑な業務をやらなくて済む
・決済システムの処理が楽になる
・経理の入金管理業務が楽になる
・構築工数を削減できる
それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう！
煩雑な業務をやらなくて済む
決済代行サービスを利用せずに独自にさまざまな決済方法を導入することになれば、クレジットカード会社・携帯会社・電子マネー会社・コンビニなど、それぞれ事業者自らが個別に契約し、契約後の事務作業も別々に行わなければなりません。
このような負担は想像するだけで気が遠くなりますが、決済代行サービスを使えば、代行会社を1社導入するだけで、契約から実務までを一任できます。また、審査もスムーズになる傾向にあるのでストレスも軽減できるうえ、運営開始後に決済方法を追加したい場合などにも面倒がなく助かります。
決済システムの処理が楽になる
ECサイトの運営はただでさえ業務過多であり、トラブルの元になりやすい決済業務に気を取られていると、他に注力すべき仕事が手薄になってしまう恐れもあります。しかし、決済システムを一本化し複雑で間違えやすい業務を専門会社に委託すれば、決済処理にまつわる事務作業は圧倒的に楽になります。代行サービスの契約に費用がかかったとしても、利用しないことでかかる時間と事務コストを大幅に削減できれば飛躍的にECサイト業務の効率化が図れます。
経理の入金管理業務が楽になる
決済方法ごとに独自に契約しそれぞれに日常業務を担うことになれば、締め日も入金日も異なる決済方法に煩わされ、ミスに繋がります。その点、決済代行サービスを導入すれば、全ての決済方法の入金管理をしてくれるため、間違いを起こすリスクも激減します。
構築工数を削減できる
決済システムとの連携は、接続のためのシステム開発を独自に行う必要があります。この工程は専門的ノウハウがないと難しく面倒ですし、何より手間がかかってしまうものです。しかし、決済代行サービスに依頼すれば、システム構築から依頼できるため、個別の決済システムと接続させる必要がありません。
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ECサイトに決済代行サービスを導入する際の4つのポイント
決済代行サービスの導入がいかにメリット尽くしかをご説明しましたが、ECサイトに決済代行サービスを導入する際には注意しておきたい点もいくつかあります。ここでは決済代行サービス導入にあたって意識しておくべきポイントを、以下の4つに絞って解説します！
決済代行サービスの信頼性・セキュリティ面
決済というのは、ECサイトにとって売上に直結する重要な業務であるため、代行会社は、徹底して信頼性や高いセキュリティを求めましょう。
過去の業務実績やセキュリティでどのような認証を得ているのかなどは丁寧に確認する必要があります。万一決済代行会社が倒産すれば、売上未払い・決済の一時中断といった事態を招きかねず、サイトにとっては大きなダメージとなります。信頼性の確認には手間を惜しまないようにしてください。
長期的な利用を考慮した費用
決済代行サービス会社は、おおむね初期費用・月額費用を設定しています。したがって、代行サービスを導入すれば契約時はもちろん毎月の固定費用も発生します。また、決済代行会社によってサービス内容も当然異なるので、それに伴って料金制度・料金なども変わってきます。
長期的に無理なく良質なサービスを受けるためには、自社のECサイトの運営予算や売上などから決済代行に充てられる費用を社内でしっかりと検討した上で、どの決済代行会社を選ぶのかを選択することが重要です。
使いやすいさ・サポート体制
決済代行サービスの価格が自社の予算と釣り合っているかどうかは大事ですが、あまりに予算を削って安さを追求してしまうと、サービスの質が落ちる場合も考えられます。安いものにはそれなりの理由があるのが世の常です。サービスが不足していたり質が悪かったりした場合、かえって自らの手間が増えて本末転倒ということにもなりかねません。
予算にばかり気を取られず、サポート体制が充実しているのか、サポートは24時間対応可能なのかどうかも含め確認すべき要点をしっかりと確認し、自社のニーズに沿うサービスを提供している実績十分な代行会社を選ぶようにしましょう。
希望の決済手段があるか
一口に決済代行会社と言っても、各社取り扱う決済方法には違いがあるため、自社サイトのユーザー属性と相性の良い会社を選ばなければ意味がありません。性別・年齢層等によっては好まれる決済方法に傾向が表れるケースも珍しくないのです。比較的高齢層のユーザーが多いサイトはクレジットカード以外にも振込みや代引き、若年層が目立つサイトなら電子マネーなど、ユーザーの属性に合う決済手段を扱っている会社かどうかが判断基準の1つとなります。
ECサイトにオススメの決済代行サービス会社13選
ECサイトの決済業務は代行会社に依頼すると非常に便利ですが、実際にどんな代行会社があるのでしょうか。ここではECサイトへの導入におすすめの決済代行サービス会社をご紹介します。ご自身のサイトのユーザー属性と照らしながらご覧ください。
SBペイメントサービス
11万件以上という驚異的な導入実績を誇るSBペイメントサービスは、ソフトバンクグループという強いブランド力を持つ決済代行サービス会社。20種類を超える豊富な決済方法の中からそれぞれのECサイトに最適な方法を提案してもらえます。都度課金にも継続課金にも対応できるうえ集客サービスなどの付加価値も。セキュリティ品質とクレジットカードの審査の速さにも定評があります。
NP掛け払い
ネーミングにサービスの特徴が表れているこの会社のコンセプトは「リスクをなくす」こと。企業間で行われることも多い信用取引である掛け払いに伴う回収漏れリスクや支払い遅延などを100%保証するという画期的なサービスを提供しています。請求業務の代行もしてくれるほか、個人事業など小規模業態にも対応するのも魅力です。
MF KESSAI
ハイリスクな掛売りを回避する施策を含めたサービスが特徴的な代行会社です。与信→請求書送付→代金回収→入金→督促という一連の業務を代行し、回収漏れを未然に防いでくれます。なお与信審査もスピーディーで新規取引先の開拓にも注力できるので営業力を伸ばしたい企業におすすめです。手数料も良心的。
Paid
代金未回収のリスクを解消することでECサイト事業者が営業活動に集中できるシステムを用意しているPaid。取引先審査完了までは遅くとも3日とたいへん迅速で、取引実績に応じたフレキシブルな与信限度額の変更も魅力的です。与信審査時に反社チェックも代行してくれます。月額利用料は無料です。
WARPS
WARPSは請求が成立すれば売掛金をすぐに現金化してもらえるため、キャッシュフローばかり気にせず業務に専念できるのが魅力です。取引先ごとに締め日・請求日などを自由設定できるのも特徴的。支払い遅れなどのトラブル発生時に立て替えしてもらうことも可能です。
ペイジェント
属性が偏っておらず、ユーザー層が幅広く分布しているECサイトにおすすめなのがペイジェントです。特徴的なのは、取り扱う決済方法の豊富さ。クレジットカードやネットバンキング・コンビニ決済はもちろん、ATM決済や口座振替決済などにも対応しています。特にスマホ決済に注力しているのも特筆すべき点。入金もスピーディーです。
atone
atoneの特徴は、クレジットカード登録やチャージ不要の手軽さと月末締めで翌月20日までに支払えばOKという気軽さ。若い世代にも抵抗感少なく利用できる点が魅力です。利用金額を確認できるアプリ完備で使い過ぎにも配慮しています。ECでも実店舗でも使い勝手が良く、まだまだ現金払いのお客様が主流というお店にもおすすめです。
Coiney
コイニーはさまざまなスタイルでの接客を行う事業者に便利な代行会社です。スタッフアカウントを作成することにより複数スタッフがアカウントを持ち、実店舗以外にも訪問販売やデリバリー等、いろいろなシーンの営業活動をサポートしてくれます。操作性の高いコンパクトな端末でどのスタッフにも使いやすく、POS・会計ソフトとの連携もできるため業務の効率化も期待できます。
Square
すぐに起業したい個人事業主などにもおすすめできる決済代行サービス。メールアドレス・登録者情報・事業内容・入金先口座情報を登録して無料アカウントを作れば、お手持ちのスマホやタブレットとリーダーを連結させるだけで最短当日からサービスを利用できます。決済手数料以外の固定費用もかからず、POSレジや在庫管理システムなどとの連携もOK。
PayPal
世界中に2億5千万人以上のユーザーを持つとされる業界屈指の大手決済代行会社です。クレジットカードでも銀行振込でも、決済されるやいなやの即時入金が魅力。また、プランによっては格安の手数料でサービスを受けられ、初期費用や月額費も無料なので予算を低く抑えられます。メール・リンクを貼るだけでも決済可能でホームページがない会社でもサービスを受けられます。また、世界100通貨に対応できるのも特徴です。
https://www.paypal.com/jp/home
ZEUS
設立より25年を迎えた老舗決済代行会社で、国内14,000サイト以上に選ばれた実績を誇ります。老舗ならではの認知度と信用度の高さがあり、決済代行にもブランド力を求めるECサイトに最適です。導入までのスピード感やセキュリティの評判は業界トップクラスで、売上管理画面が高機能である点も業務の効率化に一役買います。24時間コールサービスは代行会社多しといえどもここだけ。
https://www.cardservice.co.jp/
GMOペイメントゲートウェイ
幅広い決済方法を導入したいECサイトに最適な代行会社として人気を博しているPGマルチペイメントサービス。サイトごと、その時々に合う決済方法をフレキシブルに選択でき、決済方法の追加にも対応してくれるなど、各ECサイト用にオーダーメードしたような便利さを実感できます。締め日・入金日・管理画面を一本化でき、業務がきわめて効率的になります。
LINE Pay
LINE Pay最大のメリットは、8,000万人を超えると言われる国内ユーザーにアプローチできるという点。そして、その機動性を活かした集客ができるほか、LINEのクーポン機能なども使えるので決済代行を委託するとともに販促活動も効率良く行いたいEC事業者に最適です。
https://pay.line.me/portal/jp/main
まとめ：決済代行サービスで煩雑な決済業務を効率化しよう
今回はECサイト業務の要とも言える決済を代行してくれるサービス会社についてお伝えしてきました。希望する決済方法がないと買物をやめてしまうユーザーも少なくないという現状を踏まえ、自社サイトのユーザー属性に最適な決済方法を選ぶことはたいへん重要です。しかし、各決済方法を個別に契約して常に事務作業に追われていてはあまりに非効率。決済に伴う煩雑な業務を専門会社に委託し、社員は営業や販促などに集中するなど仕事を効率化することが、引いてはユーザーにとって快適なECサイトに成長させる秘訣なのです！
この記事のおさらいポイント
・決済代行サービス会社を利用しないと、ECサイト運営業務はかなり煩雑になる
・決済代行会社は豊富にあり特徴もそれぞれ異なるため、自社に合う会社を選ぶ
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください！
