ECサイトのアプリ化で売上改善!?メリット・デメリット、料金相場について解説

ECサイトに限らず、Webページの顧客の大半はスマホユーザーであるのが現状です。スマホユーザーがよりECサイトにアクセスしやすくするためには、もはやサイトのアプリ化が欠かせなくなっています。

そこで今回は、ECサイトをアプリ化するメリット・デメリット、料金相場などをわかりやすく解説します。アプリ化を検討しているECサイト運営者の方は、ぜひ参考にしてください!

この記事を読んだらわかること

・ECサイトをアプリ化するメリット
・ECサイトをアプリ化するデメリット
・ECサイトをアプリ化する方法【料金相場解説あり】
・参考になる大手ECサイトのアプリ化を解説
目 次表示
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のECサイト制作に携わってきました。
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください!

ECサイトをアプリ化するメリット

アプリ化することで得られるメリットを具体的にご紹介していきます。その豊富なメリットを知って、ぜひサイトの活性化にお役立てください。

アクティブ率が上がる

アプリを取り込んでもらうことにより、ユーザーが利用するブラウザのホーム画面には、常にあなたのECサイトがアイコンとして表示されます。

そのため、わざわざ検索する手間が省け、アクティブ率が自ずと引き上がります。

また、ユーザーが気軽に買い物が楽しめるため、アプリへのアクセスが習慣化するケースも考えられます。実際にアプリ化した方が、ブラウザ検索よりも利用時間が4倍も長かったというデータもあるほど、アプリ化の有用性は実証されているのです。

到達率の高いプッシュ通知

アプリ化することで使えるプッシュ通知が使用できます。
プッシュ通知とは、ECサイトや商品に関する新情報をアプリユーザーに自動通知できる機能です。

アプリが自動でユーザーにお知らせしてくれるため手間要らずなだけでなく、メルマガなどに比べ圧倒的に開封率が高い点も魅力があります。プッシュ通知をフル活用してキャンペーンや案内などの営業活動を有利に行えば、売上の向上も期待できます。

表示速度

アプリはサイトよりも簡便性が高いだけなく、ブラウザよりも表示速度が早い点も強みです。アプリ化するとサイトに含まれるデータは端末に保存されるため、ユーザーがアイコンをタップしてからECサイトが表示されるまでの時間が短くなります。

表示速度の遅さはユーザーの離脱に繋がるため、スムーズにアクセスできるアプリの需要はこれからも伸び続けると予想されます。

スマホの機能と連動できる

ECサイトで重要な機能となるのが決済ですが、スマホで買物を済ませる人が急増している中で、アプリを介してネット通販を利用してもらうことにより、顔認証システム(iPhone)や指紋認証といったスマホ独自の決済方法で簡単に支払いができます。店舗でQRコードを読み取っていただき、クーポン等を配布しそのまま利用してもらうなど、アプリがあればスマホの機能性をフル活用して販促活動を展開することも可能です。

SNSとの相性が良い

ECアプリ内にサイトのSNS機能を持たせれば、ユーザーがシェアや拡散をしてくれるようになり、自然にプロモーション活動が展開していきます。安い経費で高い効果が得られる広告手段としてもはや定着しているSNSはきわめてスマホと相性が良いので、当然アプリとも好相性です。

費用対効果に優れている

ECサイトをアプリ化するには、もちろんある程度費用がかかります。しかし、アプリ化させることで得られるメリットは、ここまで解説してきたように大変多く、より成果に直結するようなメリットばかりです。Web版のECサイトでほとんど成果が上がっていない場合を覗けば、アプリ化することで潜在顧客を増やし、顕在顧客をしっかりとつなぎとめます。

アパレル大手のAZULでは、アプリ開発費用として100万円~300万円を使ったとされていますが、その効果は絶大で、売上はその後200倍に増えたというデータもあります。

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アプリの方が、ユーザーにとっては使い勝手がいいので、アプリを好む傾向にあります。
また、アプリの場合ブックマークする必要がないので、より効果的です。
池田直樹
ZERO式ECサイト制作はこちら

ECサイトをアプリ化するデメリット

ECサイトのアプリ化で得られるメリットについてご説明してきましたが、もちろんアプリ化に伴うリスクも知っておく必要があります。ここでは、ECサイトをアプリ化することでもたらされるデメリットをご紹介します。

OSごとに開発が必要

スマホユーザーを見込んでアプリを開発すると言っても、ユーザーによって利用しているOSは異なり、アンドロイドOSとiOSに対応させる必要があります。それぞれのOSごとにアプリ開発をすれば開発費用は倍かかってしまうことに…。もし予算的にどうしても2種類のアプリ開発が無理であれば、自社サイトのアクティブユーザーがより多く使っているOSに優先的に対応させるようにしましょう。

コストがかかる

ECサイトのアプリ開発を行う場合には、ECサイトの制作費と変わらない程度の費用がかかります。ECサイトはコンテンツもページ数も多いことから、通常のWebサイトに比べ制作費が高額です。

安く見積もっても100万円以上は経費が必要なため、費用対効果が良いとは言え、初期投資がかかるのは大きいというのはデメリットになります。

インストールやアップデートの手間がかかる

アプリを使ってもらうためには、ユーザーにインストールしてもらうことが前提です。手間がかかるため敬遠されるだけでなく、アプリ使用に伴う個人情報の入力などをためらわれてしまう場合も想定できます。また、インストール後には機能の調整や追加などのために随時アップデートしてもらうことも必要になってきますが、中には容量の問題などでアップデートをしないユーザーも。その場合には通知を行う手間も生じます。

ECサイトをアプリ化する方法【料金相場解説あり】

ECサイトをアプリ化することは、一定以上の業績を上げている企業にとっては飛躍的に売上を伸ばすきっかけになり得る重要な戦略です。ここでは、ECサイトをアプリ化させる方法を2つご紹介します。ECサイトのアプリ化を検討されている方はぜひご参考ください。

アプリを一から開発する

アプリ開発には専門的なノウハウやそれ相応の実績を持った技術者を要します。自社でこのリソースを賄えない場合には、Web制作会社やアプリ開発会社に依頼して一から開発してもらうこととなります。

開発会社と言っても、サービス内容や得意とする業界には違いがあるので、十分にリサーチし候補を絞って比較検討しましょう。また、参考にしたいアプリを選び、それをモデルに見積もりを出してもらうことをおすすめします。

ECサイトアプリ化の料金相場

一概にECサイトをアプリ化すると言っても、アプリには「ネイティブアプリ」「Webアプリ」「ハイブリッド」の3種類があります。

ネイティブアプリ:スマホなどにインストールしその端末上のみで作動させるアプリ
Webアプリ:インストール不要のクラウド上で使用するアプリ
ハイブリッド:Web制作においてシステムを構築するHTLMなどの技術を使った端末用のアプリ

どの種類のアプリにするかによって料金相場は異なります。いずれのケースも総合して、ECサイトのアプリ化にかかる費用相場は100万円~300万円を見ておきましょう。

アプリ開発ツールを使用する

制作会社にアプリ開発を依頼せず、アプリ開発ツールを使って自社で制作することも可能です。アプリ開発ツールを使えば、Webサイトの作成ツールと同じようにプログラミングなどの知識がなくてもアプリができます。

ただし、ツールですと簡易的なアプリを制作するに留まるので、デザインや機能の自由度は高いとは言えません。オリジナルのアプリ開発のように複雑な機能の追加はできないので、大きな成果は期待できないでしょう。

参考になる大手ECサイトのアプリ化を解説

成功を収めているECサイトは、一体どのようなアプリ戦略を展開しているのでしょうか。ここでは、日本流通産業新聞が掲載したECサイト売上高ランキングTOP100に入っている大手企業の中から、アプリ化でより集客や売上を伸ばしてきた企業をご紹介します。売れるアプリのモデルケースばかりなのでぜひ参考にしてくださいね。

アマゾン

スマホ版アプリの機能充実でますますユーザーを拡大しているアマゾン。見やすい画面下方に欲しい物リストが並ぶといった機能はもちろん、外部アプリと連携して商品の配達状況を確認できたり音声で商品検索ができたりするなど、様々な機能が豊富です。ネット通販を牽引するECサイトだけに、他の追随を許さない最新機能を持たせたアプリが魅力です。

楽天市場

バーコードを使って商品検索できるなどの実務的な特典以外にも、アプリユーザーには買物でつけてもらえるポイントが0.5ポイントプラスされたり、そもそも楽天ポイントカードと同様の使い方ができたり、スマホ版PC版それぞれにクジがあって毎日引けたりするなど、ユーザーが楽しみながら買物できる工夫が凝らされているのが特徴的です。

ZOZOTOWN

Webサイト版よりも見やすいと評判なのがZOZOTOWNのアプリ。すぐれた検索機能でユーザーの”欲しい”を逃しません。またプッシュ通知でお得なお知らせやクーポンをこまめにもらえるなど特典が多い点も特徴です。ホットな顧客をよりホットに育てる手段としてアプリの機能性の高さを有効活用している企業と言えます。

ユニクロ

ユーザーが購入履歴をチェックできたりコーディネート例や在庫確認ができたりと、顧客の利便性を追求した機能が豊富なユニクロのアプリ。チラシを閲覧することもできるため、お得な商品の買い逃しを防ぎます。また、ユーザーが指定した場所に配送するのはもちろん、希望のコンビニやユニクロの実店舗で購入商品を受け取ることも可能です。

無印良品

アプリ会員への優遇で利用者を虜にするのが無印良品。アプリ自体が会員証的な機能を持ち、そもそもアプリをインストールして会員登録すれば会員優待価格でのショッピングを楽しむことが可能となります(会員優待期間)。他にも商品レビューを書き込めばポイントが加算されるなどのサービスも用意されています。

まとめ:ECサイトをアプリ化して売上を伸ばそう

今回はECサイトをアプリ化するメリットを中心にお伝えしてきました。
アプリ化によって売上を伸ばしてきた大手企業の特徴もよくおわかりいただけたと思います。

ECサイトをアプリ化することで、顧客はサイトに頻繁にアクセスするようになり、自ずと商品購入機会が増えます。

また、良い商品を見つければSNSで情報を拡散させてくれるため、予算を抑えつつ自然な広告効果も期待できます。いまやスマホユーザーが大半となっている現状を踏まえれば、魅力が多く利便性も高いスマホ用アプリは、ECサイトにとって避けられない課題と言えるでしょう。

この記事のおさらいポイント

・ECサイトをアプリ化するとユーザーの利便性が増して商機が増える
・アプリ化には営業活動的にも費用対効果的にもメリットが多い
・アプリ開発にかかるコストは100~300万円
・サイトのアプリ化によって爆発的に売上を伸ばした企業も多い
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