これを読めば安心!ECサイトのセキュリティ対策まとめ

近年ネットワーク技術は目覚しましい発展を見せていますが、一方でサイバー攻撃もあの手この手で手口が多様化しています。ECサイトは顧客の重要な個人情報を多数お預かりしているため、万一セキュリティに不備があれば、サイトの運営どころか企業そのものの信用失墜につながりかねません。

そこでこの記事では、ECサイトのセキュリティ対策を怠った場合にどのような被害を受ける可能性があるのかを解説します。ECサイト管理者にとってサイトのセキュリティ対策はとにかく重要です。現行のセキュリティ環境に不安がある管理者の方はもちろん、これからECサイトを立ち上げる予定のある方もどうぞ参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

・ECサイトのセキュリティ対策を怠った場合、受ける被害
・中小企業のECサイトは狙われている?
・無料でできるECサイト脆弱性チェックサイト
・ECサイトを守るセキュリティ対策
目 次表示
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のECサイト制作に携わってきました。
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください!

ECサイトのセキュリティ対策を怠った場合、受ける被害

ECサイトでセキュリティ対策を怠ると、一体どんなことが起きるのでしょうか?ここではECサイトでセキュリティ対策を怠った場合に受け得る以下の3つの被害をお教えします。

・情報漏洩
・クレジットカードの不正利用
・多額の賠償金

それではそれぞれについて詳しく見ていきましょう!

情報漏洩

情報漏洩とは簡単に言えば、外部からの不正アクセスによって、保有している顧客の個人情報が流出してしまうことです。個人情報が流出してしまうと以下のようなリスクに晒されてしまいます。

企業の信頼が失墜
会見などのお詫び等に要する費用・労力
サイトの一時閉鎖
購入者様のカード差し替え必要
セキュリティの改修及びアップグレード
国際ブランドからの補償金請求

これらのリスクを回避するためにもカートや決済システムの脆弱性を常に確認しておくことが大切です。

なお、情報漏洩には、「外的要因」と「内的要因」の2つのパターンがあるのでそれらを詳しく解説していきます。

外的要因

外的要因は先ほども述べたサイバー攻撃が一般的です。
例えば、「オープンソース」のカートを使用してサイトを構築した場合、アップデートを忘れ脆弱性が追い付かないことがあります。

オープンソースはカスタマイズが自由というメリットがある一方で、追加のプラグインが多いと、オープンソースのアップデートでセキュリティが正常に機能しない場合があります。

オープンソースは脆弱性に関して情報を公表しているので、ハッキング側が公表を見つければ、すぐに攻撃の対象となってしまうのです。

内的要因

内的要因は、顧客情報管理に対する自社社員の意識の低さです。PCの誤操作やメールの誤送信、情報のずさんな管理が大きな要因です。

また、システム会社との連携が上手く取れていなかったり、引き継ぎの際に疎遠になってしまうことが要因になる場合もあります。

これらは注意していれば未然に防げるミスなので、必ず注意してください。

クレジットカードの不正利用

他人のクレジットカードを使った、いわゆる”なりすまし”行為にも厳重な警戒が必要です。

何らかの手段でクレジットカード情報を盗まれ、ECサイトで不正にカード利用がなされた場合、盗まれた被害者はその旨をクレジットカード会社に連絡するのが一般的です。不正購入・契約された代金は商品を購入したECショップに請求されてしまい、商品を提供したにもかかわらず売上にならないという何とも理不尽な事態を招きます。

多額の賠償金

情報漏洩によってかかる費用は商品代金の補償だけではありません。損害を与えてしまった顧客に対して賠償金を支払うケースも珍しくなく、漏洩した情報量によっては、その額は莫大なものとなってしまいます。過去には大手証券会社が情報を漏らしてしまった顧客に対して商品券で賠償したところ、総額が5億円に達したという報告もあります。

中小企業のECサイトは狙われている?

サイバー攻撃の対象となるのは膨大な顧客情報を持つ大企業のECサイトばかりだと思っていませんか?ハッカーは、中小企業を突破口として”本丸”である大企業を攻撃するために、中小企業に対して前哨戦的にサイバー攻撃を仕掛けてくる場合もあります。サイバー攻撃を油断しがちな中小企業こそがハッキングに最大限注意していかなければならないのです!

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大手企業の個人情報流出が大々的にニュースで放映されるため、中小企業の危機感が薄いように感じます。
ECサイトは個人情報の宝庫であり、ハッキングの対象として、狙われやすいです。
情報が流出すれば会社の存続危機にも直結するので、中小企業といえど、セキュリティ対策には細心の注意を払ってください。
池田直樹
ZERO式ECサイト制作はこちら

無料でできるECサイト脆弱性チェックサイト

自社サイトのセキュリティが強固なものなのかどうかを確認する方法をご存知でしょうか?特にコレと言った対策をしていなければ、非常に頼りない保安状態にある可能性も否定できません。自サイトの脆弱性を確認するためには、専用のチェックサイトを利用するのも一案です。

以下の2つは、無料診断ができて広く普及しているチェックサイトです。

・VirusTotal
・gred
それでは、それぞれのチェックサイトについて見ていきましょう。

VirusTotal

VirusTotalは、Webサイトやファイルのマルウェア検査を行うためのチェックサイトです。サイトやファイルのURLを入力するだけで、悪意的なソフトウエアに害されているかどうか診断できます。オンライン上でスキャンチェックする機能なので、マルウェアを取り除くことはできません。

GRED

GREDはサイトのURLを入力するだけでセキュリティ診断ができる無料サービスです。Webサイトに改ざんされた形跡があるかどうかを見破ることができ、悪質なウイルス感染の有無などをチェックできます。

ECサイトを守るセキュリティ対策

ECサイト運営にあたっては、セキュリティ対策を怠ることによるリスクやセキュリティ強化の必要性についてご説明してきました。

そこでどのようにセキュリティ対策を行なっていくべきか具体的に解説していきます。

情報漏洩対策

情報漏洩には外的要因と内的要因があることを先ほど述べましたが、ここでは内外からセキュリティ対策して情報漏洩を予防する手段についてご紹介していきます。

ASPのショッピングカートを使う

ASP(Application Service Provider)とはすでに構築されたシステムです。ネット上で提供されているため簡単導入・コスト低減の両立を図れるうえ、制作サイドが随時アップデートしてくれるので、手間ひまをかけずにセキュリティ強化できます。

ASPカート利用のデメリットは、カスタマイズの自由度の低さです。デザイン・機能に制限が生じてしまうことは知っておきましょう。

社内体制の強化

情報漏洩はちょっとした油断や確認不足によってあっさり起こってしまうものですが、裏を返せばこのようなミスをなくせば限りなく発生ゼロに近づけることができます。

社内においてチェックは2人以上で行ったり、作業工程をマニュアル化して確実に誤操作を予防したりするなど、意識共有を徹底することが重要です。社外への情報の持ち出しにも最大限注意しましょう。

クレジットカード決済環境の整備

クレジットカード決済の導入はECサイトにとってもはや必須のものですが、独自に情報漏洩の対策を強化するには限界があります。最もお勧めなのは決済代行会社に代行業務を委託することです。

決済代行会社は強固なセキュリティ対策を行っているため、サイト運営者が手間なく警備体制を整備できるほか、あらゆる決済方法を一元管理できて一石二鳥となります。

クレジットカード不正利用対策

残念なことに、現時点ではクレジットカードの不正利用を根本的に防ぐ解決方法はありません。これを念頭に置いてサイト運営者が率先して行えるのは、常日頃のこまめなチェックです。

特に初回注文のユーザーには注意しましょう。サイトの平均単価よりも極端に高額な買物をしている場合は要警戒です。また、配送先と登録住所等に矛盾がある場合やカードの与信が何度もうまくいかない場合などにも不正のリスクが潜んでいるケースがあります。

その他のセキュリティ対策

セキュリティリスクには、先章でご紹介した情報漏洩やカードの不正利用対策以外にも目配りすべき対策がいろいろあります。ここでは、以下のセキュリティ対策方法を簡単にご説明します。

・ECサイトのプログラムの脆弱性を解消する
・サイトの管理パスワードの厳重な管理
・不正アクセスを探知するシステムの導入
それでは各項目についてそれぞれに見ていきましょう!

ECサイトのプログラムの脆弱性を解消する

ECサイトで使用しているサーバーのOS(オペレーションシステム)を常に最新バージョンにしておくことが、セキュリティ対策の基本としてきわめて重要です。

更新作業を忘れないためにも、アップデートしなければいけないものをまとめ、更新するたびに記録することを社員間で徹底するなどのリスク管理を必ず実践しましょう。

サイトの管理パスワードの厳重な管理

パスワードの厳重管理については広く一般にも必要性が浸透していますが、多くの顧客情報を守らなければならないECサイトはより一層の注意が必要です。

保管場所の工夫など管理体制の整備はもちろん、パスワードの定期的な変更はもはや必須!パスワードの流出によって企業存続のリスクさえあることを肝に銘じましょう。

不正アクセスを探知するシステムの導入

不正アクセスの手法は残念ながら日進月歩の様相を呈しています。年々巧妙になる犯罪のプロの攻勢に対し、自社のみで防御するには限界があるものです。

不正アクセスについては、精度の高い防御システムサービスが提供されているので、不安な場合にはこのような外部システムを導入することで万一に備えることも検討する価値があります。不正アクセスされ情報を盗まれれば甚大な被害が生じ得ること、もし侵入を回避できたとしても不正アクセスが試みられただけでもダメージを受けるケースがあることを忘れないようにしましょう!

まとめ:セキュリティ対策を行いECサイトの安全性を高めよう

ECサイトでは、セキュリティ対策に手抜かりがあれば運営企業にとって命取りとなり得ることがおわかりいただけましたでしょうか?情報漏洩などによって顧客や社会に対し信頼を損ねないためにもセキュリティ対策は念には念を入れることが重要です。自社で十分な対策ができない場合には、外部システムに頼るといった決断も必要となります。セキュリティ対策に関しては経費を節約し過ぎると、後でとんでもないダメージを被ることがあるので、軽視せずに取り組まれることを強くお勧めします!

この記事のおさらいポイント

・ECサイトでセキュリティ対策を怠ると情報漏洩やカードの不正利用リスクが高まる
・情報漏洩やカードの不正利用などが行われた場合、賠償による多額の出費や社会的信用失墜等のダメージが生じ得る
・サイトへのサイバー攻撃に対しては社内での意識共有や外部システム導入なども重要
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