ランディングページの集客には広告運用が必要不可欠ですが、さまざまある広告種類の中から、今回は、バナー広告で集客する場合のテクニックを公開します。料金形態・出稿媒体・制作上の注意点まで、バナー広告活用術の基本情報が満載です。
バナー広告はビジュアル面にすぐれ、非常にキャッチーで集客力のある広告手法。ただし、ポイントを押さえて適切なバナーに仕上げなければ思うような成果につながりません。ぜひともこれを機にバナー広告の制作・運用のコツをつかんで、ランディングページの集客力をアップしましょう!
この記事を読んだらわかること
・バナー広告を出稿する方法について
・バナー制作の注意点
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
おさらい:バナー広告(ディスプレイ広告)とは?
バナー広告とは、Webページや検索結果ページの広告枠を買い取り、画像や動画を使ってターゲットユーザーにアピールする広告手法です。リスティング広告の一種でもあり、別名をディスプレイ広告ともいいます。
バナー広告には、ニーズに合わせた広告費の支払い方法があります。以下にバナー広告の4種類の料金形態をご説明します!
インプレッション方式
広告の表示回数のことをインプレッション数と言いますが、インプレッション方式とは、所定のインプレッション数を消化するまでバナー広告が表示され続ける回数制の料金形態です。料金相場は競合の多さや商材によって変動します。おおむねインプレッション1,000回ごとに料金設定されています。
クリック課金方式
クリック課金方式はその名の通り、ユーザーがバナー広告をクリックした時のみ課金される料金形態です。リスティング広告はだいたいこの方式で課金されています。バナー広告が表示されただけでは広告料が発生せず、クリックしてサイトに流入した数がしっかりと把握できるので、分析・最適化などに有利です。その反面、無駄なクリックが多いと広告費だけが膨らむおそれも…。
期間保証方式
期間保証方式は、一定期間だけバナー広告の枠を買って公開する方法です。クリック数に左右されない「固定額払い」スタイルであるため、うまく行けば非常にコスパが高まる反面、クリックされなければ無駄な費用となってしまうのがデメリット。一度掲載すると運用(改善・最適化)しない非運用型なので、ランディングページ集客というよりも認知度アップやブランディング向きと言えます。
成果報酬方式
成果報酬型は、ランディングページに流入後、ユーザーがコンバージョンした場合に限り課金される方法です。コンバージョンを獲得した時のみ広告料が発生するので合理的で金銭的リスクは低いのですが、何を持って成果と見なすかはケースバイケースであり、契約内容によっては1コンバージョンに対する広告料がかなり高額になる場合もあります。
ランディングページをバナー広告へ出稿する方法
ランディングページを制作して集客を促すには、出稿作業が必要不可欠です。ここでは、バナー広告を出稿する方法をご紹介します。流れに沿って手順を解説しますので参考にしてください。
出稿する媒体を決める
出稿を希望する媒体に登録することで初めてバナー広告を出稿することが可能となるため、まずはどの媒体にバナー広告を出稿するのかを決める必要があります。それぞれに特徴があり自社商材のユーザー層とマッチする媒体を選ぶことが重要なので、その点を踏まえて出向先を検討しましょう。主なバナー広告媒体は以下の5つです。
・Googleアドワーズ
ユーザー層・エリア・ローテーションなど、絞り込みが可能な最適化オプションが豊富なのが魅力。幅広いサイトに掲載できます。低価格から始められるのも心強い点です。
・SNS広告
facebook・Twitterなどのソーシャルネットワーキングサービス上にバナー広告を出稿できます。サイトのコンテンツなどに同化していて「いかにも広告」な感じがなく、気軽にクリックされやすい他、影響力ある投稿をきっかけに爆発的に拡散するケースもあります。
・Yahoo!プロモーション広告
Yahoo!の関連サービスサイト・提携先などに掲載できます。Googleほど豊富ではありませんが、ユーザーの属性などの絞り込みも可能です。
・LINE広告
そもそもユーザー数が多いLINEですが、インスタグラム同様特に女性ユーザーが多く、女性向けの商材に強いと言われています。操作性が高いため、コンバージョンにつながりやすいというメリットもあります。
・他メディアサイト
商材によって、さまざまな情報メディアを出稿先に選択し、ポイントで狙ってバナー広告を出稿するのもターゲットユーザーに響きやすいのでお勧めです。
キャンペーンを制作
バナー広告を出稿するにはバナーの準備が絶対必要です。この場合のキャンペーンとは、バナーデザインや広告文の設定を意味します。バナーを準備するには、メイン画像やキャッチコピーなどはもちろん、サイズやレイアウトなど決める要素がたくさんあります。もちろん、ランディングページとの親和性を高めるようにターゲット層を意識したデザインを行うことが重要です。
見込み顧客にリーチ
バナー広告を出稿する媒体では、広告を打ちたい対象ユーザーの属性を特定してランディングページの成果を高めることができます。広告から流入したユーザーが「イメージやニーズと違った」とがっかりして離脱してしまわないよう、ランディングページ制作の際に設定したペルソナを基にしたユーザー設定を心がけましょう。
予算を設定
予算の設定さえ済めば、後は自動的に広告が流れ始めます。広告配信後にデータを取得してしっかりと運用状況を分析し定期的に最適化を図ることで、ランディングページの成果につなげる努力をされることをお忘れなく!
バナー制作の注意点
バナー制作では、絶対に注意しておきたいポイントがあります。ランディングページの成果を高めるためにも、そもそも広告審査で落ちないためにも、このポイントを必ず守ることが重要です。ここでは、品質の高いバナー制作で押さえておくべき注意点を3つお伝えしていきます。
バナーは複数枚制作する
バナー広告は打っておしまいではありません。配信後のデータ分析から、常に改良を加えてランディングページの成果を上げる使命があります。広告文や画像・カラーなど、いつも最低2パターンのバナーを準備して比較テスト(A/Bテスト)をし、ベターな選択をくり返しながら成果を上げていくことが大事です。
バナーのサイズも複数用意する
バナーサイズは出稿媒体によっても、パソコン用サイトかスマホ用サイトかによっても異なります。あらかじめ出稿先のサイズをしっかりと確認し規定を守らないと、広告審査に通らない可能性もあります。複数媒体を使う場合には、特にそれぞれのサイズを間違えないように注意しましょう。また、テキストの容量にも規定があるので、上限を超えないように気をつけます。
バナー広告とLPのメッセージを一致させる
バナー広告はそれを制作することが目的ではなく、遷移先のランディングページへと見込み客を誘導し、結果的にコンバージョンを獲得することが役割です。
バナー広告をクリックするユーザーは、広告の内容やイメージを持ったままランディングページに飛んでくるわけなので、着地したページが期待と違う商材・キャッチコピー・画像・デザイン等だったら、即離脱となってしまうでしょう。
バナー広告とランディングページは統一性を持たせ、しっかりとコーディネートすることが大事です。ランディングページで設定したペルソナの期待に応えられるキーワード・コピー・画像・デザイン・カラーなどを慎重に選んで制作することが求められます。
参考になるバナーデザイン例
成果が出るバナーのデザインは、いずれも先ほどご紹介した注意点を踏まえて制作されています。この章では、参考になるバナーデザインを業界別に解説していきます。
旅行・ホテル
旅行やホテルのバナーは、ホテルや飛行機などの旅をイメージしたデザインが多いです。
キャンペーンでお得感、ホテル内の写真でワクワク感などを押し出し、直感や視覚に訴え、購買意欲を喚起させる工夫が見られます。
「○月まで、~限定」といった、期限性や限定性をバナーの中に入れ込めば、さらに効果的です。
また、地域や行き先をバナーに入れれば、リマーケティング広告やターゲティング広告など、ユーザー属性に合わせたバナー広告を配信できます。
不動産・自動車
不動産や車は商品写真を前面に出したデザインが特徴的です。
「百聞は一見に如かず」といいますが、有形商材の場合は、実際に写真を載せてしまった方がユーザーの目を引きます。
「かっこいい」「きれい」といった印象を一目でどれだけ与えられるかが、デザインのポイントです。
商材写真だけでなく、「クーポン」や「詳細情報(リッチ、間取りなど)」なども必ず載せましょう。
ファッション・衣類
ファッションや衣類のバナーは、ブランドイメージを伝えるのか、商品の告知なのかで、デザインの種類が分かれます。
前者は、ブランドの知名度を向上させるために、高級感や清潔感などのブランドイメージを中心にデザインしていきます。一方、後者は、取り扱っている商品を前面に出したデザインになります。売れ行きが良い商品や新商品などが主な対象です。
バナーを制作する際は、ブランドの知名度なのか?商品の告知なのか?目的をはっきりさせましょう。
仕事・転職
仕事、転職系のバナーは、採用したい人物像を明確に記載しています。
企業や職種は数多く存在しているので、自分に向けられた広告であることをユーザーが一目でわかるデザインを心がけましょう。
人物像に合わせて、コピーやデザインを変える必要があるため、バナーを制作する前に、どんな人材が欲しいか言語化する必要があります。1つのバナーだけでなく、職種に応じて何パターンか用意しておけば、より効果的です。
学校・教育
学校・教育のバナーは、将来の自分が連想できるデザインが重要です。ユーザーが学校に通いたい、教育を受けたいと思うのは、現状の自分を変えたいと考えているからです。
そのため、過去の生徒や教材を購入したユーザー写真を掲載し、自分と重ね合わせてもらうデザインが効果的です。
明確な数字を用いて実績や習得日数を提示すれば、安心感や信頼感を与えることもできます。
化粧品・サプリ
化粧品・サプリのバナーは他バナーに比べて文字が多めです。
これは、化粧品・サプリは数多くの商品が世に出回っているため、写真だけでは競合との差別化は図りづらいからです。「全額返金保証」「価格」「特徴」などを副次的な商品価値を文字として押し出し、競合との差別化を測ったデザインが刺さります。
どの文言を目立たせるか、書体や色など、テキストデザイン次第で効果の程も変わります。
まとめ:ABテストを行い改善を繰り返そう
今回はランディングページ集客に効果的なバナー広告制作に関するノウハウをお伝えしてきました。バナー広告は複数制作してA/Bテストをくり返していけば、より良い選択を重ねていくことになるため、徐々に成果が出てきます。必ず定期的にこのテストをくり返していかれることをお勧めします。もちろん、同時にランディングページの最適化をすることも忘れないようにしてくださいね!
この記事のおさらいポイント
・バナー広告を出稿するする際は、まず媒体を決める
・バナー広告とLPのメッセージ(コピー)は一致させる
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!