ランディングページの成果が思わしくないから、コンテンツとして漫画を加えてみてはどうだろう、とお考えになっている運営者さんに朗報です。そのアイデアは大正解!漫画は日本人になじみが深く、ページの直帰率低減や滞在時間増に一役買うなど、さまざまな効果があることがわかっています。
今回は漫画入りのランディングページを数多く制作・運用して実績を上げてきた弊社ならではの目線で、漫画入りランディングページの魅力をお伝えしていきます。制作のポイントや制作会社に外注する際の相場も取り上げますのでご期待ください!
この記事を読んだらわかること
・漫画入りランディングページの種類
・漫画入りランディングページに必要な要素
・漫画入りランディングページの相場
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
漫画入りランディングページの効果
まずは漫画入りランディングページにはどんな効果があるかを解説していきます。ランディングページは、一瞬でユーザーを引き込むことができるかどうかが勝負!漫画ならではの特徴がいかに役立つか、ここを読めばおわかりいただけると思います。
LPの熟読率が上がる
一定以上の長さの文章を読むのが面倒臭いという人は少なくありません。特にランディングページはビジュアル情報が多く展開が早いので、ある地点に留まってじっくりと文章を読む作業は時として苦痛に感じます。
その点漫画なら『これは読みやすそう!』と瞬間的に思わせることができるうえ、実際に漫画化すると情報を理解しやすくなるため、がっかりさせて離脱につながるというリスクも少ないと言えます。乗りかかった物語はその先の展開を知りたくなるのも人の心理です。
多くのユーザーは、漫画を読み始めればジェットコースターと同じように自然に最後まで読めるため、熟読率・読了率が上昇します。また、商材の概要やメリットを効率的に理解してもらえるだけでなく、ユーザーのページ滞在時間も延ばすことができます。
商品のベネフィットを疑似体験できる
漫画は、ただ単に商材の特徴や魅力を理解してもらえる以外にも、設定したストーリーの中でユーザーに商品を使用することの擬似体験を与えます。
ユーザーが漫画を読み終えた時には、商材の特徴への理解が進んでいるだけでなく、商品の価値を理解させます。
印象に残りやすい
漫画は見た目にインパクトが強いうえ、物語を読むことで深く記憶に刻まれる傾向にあります。これは、文章で商材に関する情報を読んだ場合よりも強烈で、例えばその後競合のサイトを閲覧された場合でも、印象の強さでライバルに負けない可能性が高まります。
競合との差別化という意味でも漫画入りランディングページは非常に効果が上がりやすい手法ですが、近頃は制作ニーズが徐々に増えているのが実情です。競合の中で抜きん出るつもりが後追いとなり二番煎じ・三番煎じとなってしまわないよう、早めに着手しましょう。
疑心暗鬼になりにくい
人は売り込まれているという状況には腰が引けがちです。思わず噴き出してしまうようなテレビコマーシャルに出てくる製品には良いイメージを抱く反面、突然セールスの電話をかけてきて一方的にまくしたてる売り込みには腹が立ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
セールストークというものには『アヤしさ』がつきまといます。口車に乗せられたくないというユーザーの警戒や抵抗感が先に立ってしまうせいです。その点、漫画入りのランディングページでは、自分から能動的に読んだ結果ためになった・楽しかったという好印象を残すことができるため、先ほど述べたような猜疑心が薄れる効果が期待できます。
漫画入りランディングページは2種類
漫画入りのランディングページは、効果の狙い方によって2種類に大別できます。ここではその2種類のそれぞれの特徴と効果をわかりやすく解説します。
漫画分散型
漫画分散型ランディングページとは、漫画そのものをストーリーテラーとしてページ全体に登場させる手法です。ランディングページの場面ごとに短い漫画を表示する方法なので、漫画はスポットで使います。ランディングページ全体を通じて、コンテンツとコンテンツの間の要所要所で漫画が現れるようなスタイルに仕上がります。
このタイプのメリットは、読了率を高めることです。ユーザーはページの随所に登場する漫画が気になり、「続きが読みたい」という感情を掻き立てられます。
一方、その商材についてよく理解しているユーザーにとっては、漫画が余計な情報となり、読み飛ばされたり離脱されたりするリスクも伴います。その点はデメリットと言えるでしょう。
漫画集中型
漫画集中型ランディングページとは、取り扱う商材を入手する前後や過程をストーリーとした漫画を一編全て一箇所に掲載する手法です。ランディングページを訪問したユーザーと同じような悩みを持った主人公が、商材を購入することで悩みを解決し明るい日々を手に入れるといった物語をまとめて読ませるスタイルに仕上がります。
このタイプのメリットは、漫画を集中して読んでもらい、一気に商材への関心を高めたり愛着を湧かせたりするといった効果が期待できる点です。また、その後のコンテンツを多少飛ばし読みしても、すでに商材情報を一定量以上理解してもらえます。
一方のデメリットは、感情移入できないストーリーだと感じたユーザーにはすぐ離脱されるおそれがあることです。これを回避するには、丁寧なペルソナ分析や流入経路である広告と足並みを揃える努力がいっそう問われます。
漫画入りランディングページに必要な要素
見た目がキャッチーであるというだけでランディングページに漫画を利用するのは、得策ではありません。利用すべきは漫画で語れるストーリーです。ストーリーにはユーザーの心理の流れにぴったりと寄り添わせ、いつの間にかその心理を誘導する役割を持たせることが重要です。ここでは漫画入りランディングページにマストな必要要素をご紹介します。
ターゲットが共感できる悩み
冒頭部分では、悩みや課題を持ってランディングページを訪問してくれたユーザーの今ある悩みを表現しましょう。『今の自分と同じだ』と瞬間的に共感させることにより、ユーザーは今後の自分の姿を見るために漫画を読み進めようとします。
文章でも補足するべきパーツではありますが、漫画なら一読しただけで説得力が高まります。より強く共感してもらうには、ランディングページの設計段階におけるペルソナ設定・分析がかなり重要です。
購入後のベネフィット
漫画のストーリー設定に自身の状況を重ね合わせたユーザーにとって、漫画の主人公はもはやユーザー自身です。ここからは、いかに漫画の登場人物が悩みを解決していき、素晴らしい未来を手に入れるかを表現していきます。商材を購入することで得られる利益(=ベネフィット)を嫌味なく描けるのも漫画の利点です。
ランディングページで扱っている商材を購入することで、漫画の主人公は悩みをクリアして幸福をつかみます。ユーザーはその姿に将来の自分を見出して購買意欲を高めていきます。
購入後の心境の変化
商材購入後のベネフィットについては、物理的な利益ばかりを描きがちですが、精神的な利益も丁寧に描く必要があります。対価を払ってでも苦痛をやわらげたい・精神的な充足を得たいと思い悩んでいるユーザーには、物理的なメリットだけ訴求しても刺さりません。
例えば肌荒れに効果がある化粧水であれば、『化粧水を通じて美しい肌を手に入れる』という基本的かつ物理的なベネフィットは当たり前であり、『お手入れが楽になって時短できた』『周囲から若返ったと言われるようになり自信がついた』など、目に見えない部分のベネフィットを盛り込むことが重要です。
漫画入りランディングページの相場は?
ランディングページ制作やLPO代行を手がける会社は非常に多いですが、漫画入りランディングページ制作をしている会社はまだそこまで多くはありません。今後拡大する市場なので、現状で優良な代理店を選んで依頼しないと、成果につながりにくいため注意が必要です。
漫画ランディングページを制作する企業の中には、メイン業務である漫画を使ったチラシやリーフレット制作の延長として漫画メインのランディングページを作っているケースや、制作と同時に運用・LPOもオプションで行っているとしながらもそちらの実績が不透明な企業など、実態は玉石混交と言わざるを得ません。
中には漫画だらけのデザインで商材が何なのかわからないといった作風の制作会社も見受けられるので、制作会社選びは慎重を期する必要があります。画風やキャラクターデザインのバリエーションが豊富であることよりも、ランディングページの制作・運用・最適化で実績を上げているかどうかに着目して選びましょう。
下表は代表的な漫画入りランディングページ制作代行会社の費用と納期です。良心的な価格帯に設定している制作会社をピックアップし、比較してみました。
A社 | B社 | C社 | ZERO |
290,000円 | 200,000円 | 198,000円 | 100,000円~ |
0.5ヵ月 | 1.5ヵ月 | 3ヵ月 | 2ヶ月 |
基本的に漫画制作はお金がかかるので、漫画入りランディングページは通常のものよりも相場は高めです。予算は限られていると思いますので、まずは見積もりを取り、どれだけの相場感になるか情報を収集しましょう。
ZEROで制作した漫画LPまとめ
次に、過去にZEROで制作した漫画ランディングページをご紹介します。参考にしていただき、漫画ランディングページを制作したいという方は、是非一度お問い合わせください。
メガキュア漫画LP
ホワイトクリーニング(歯磨き粉)のランディングページになります。ターゲットは、歯の黄ばみに悩んでいるが仕事が忙しく中々歯科クリニックに行けないという働き盛りの20代女性です。
ユーザーの悩みを漫画で表現し、より共感されやすいコンテンツに仕上げています。ホワイトニングの効果や特徴などにも簡単に触れることで、次コンテンツが気になる様な工夫もしています。
人は自分に共感してくれる人の言葉を受け入れやすくなります。職場でも信用できる上司とできない上司の言葉はどちらが受け入れやすいでしょうか?圧倒的に前者ですね。
例え、どんなに正論を唱えたとしてもその言葉を信用してもらえなければ意味がないので、漫画を用いてユーザーの共感を得ることはとても重要です。
ヘブン漫画LP(heaven)
バストアップを売りとする女性用下着のランディングページです。
ユーザーの商材に対する興味付けのために漫画を使用しています。
ターゲットは、胸にコンプレックスを抱えていて、エステやサプリメントなどを試したが効果が現れなかった20代のOL女性です。
漫画で商品を描くよりも実際の商品写真を取り入れた方が、イメージさせやすいと考え、実際に試着している商品写真を漫画内に使用しました。
漫画の最後に商品の効能について興味を引く文言を入れ、次コンテンツを読みたいとを思わせる工夫を凝らしています。
キャバクラ求人漫画LP
キャバクラの求人を目的としたランディングページです。
キャバクラは、コミュニケーション能力が高く、可愛い子しかできないというイメージを抱いているユーザーをターゲットにしています。また、アルバイトを増やしたいというご要望でしたので時間に余裕がある女子大学生をペルソナにしました。
キャバクラに対する偏見を払拭する漫画のストーリー設計や稼ぎが増えることで人生が変わるというユーザーの未来像を印象付けることを意識しています。
前述したメガキュアの漫画ランディングページ同様に、ユーザーの悩み部分に漫画を配置し、共感や自己投影してもらうような工夫を凝らしています。
まとめ:漫画入りLPでコンバージョン率を上げよう
漫画入りランディングページは、相場こそ通常よりもややお高めですが、コンバージョン率の改善に効果的なのでお勧めです。競合が取り入れていない状況であれば、なるべく導入を急がれると抜け駆けできてなお良いでしょう。
ただ、制作会社選びも、一つの成否の分かれ目となるかもしれません。漫画のクオリティは大切ですが、漫画制作が得意というだけの会社では成果に不安が残ります。コストとのバランスはもとより、ランディングページ制作と運用に実績のある会社を選ばれることをお勧めします!
この記事のおさらいポイント
・漫画入りランディングページには分散型と集中型に分かれる
・漫画入りランディングページにはベネフィットや共感できる悩みを入れる
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!