商材を売るために特化したページ
現在はWebサイトと同義で使用される場面が多い「ホームページ」という言葉ですが、ランディングページ・コーポレイトサイト・採用サイト・ECサイト・オウンドメディアなど、その種類はあまりに豊富です。このためビジネスの現場では、どのホームページを制作したら良いのか迷われる方もいるかと思います。
今回はホームページの種類をご紹介したうえで、それぞれ制作時に押さえておきたい重要ポイントをわかりやすく解説していきますのでご期待ください!
この記事を読んだらわかること
・ホームページを作り際の重要なポイント
・外注を視野に入れた制作会社の選び方
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
【種類別】成果の出るホームページ制作の作り方
一口にホームページと言っても種類はいろいろで、目的に合わせたサイトを作らなければ、成果は期待できません。ホームページは作り方や大事なポイントも種類ごとに細かい部分で異なるため、あなたが作るべきホームページがどれにあたるのか、まずは検討してみましょう。ホームページの目的・役割・作り方の要点だけを下表にまとめてみましたのでご覧ください。
種類 | 相場 | 備考 |
ランディングページ | 10~100万 | ランディングページは、他のサイトに比べて1ページ完結型のスタイルが主流で、上から下にかけてユーザーが読み進めるため、ストーリー設計を立てながら制作していきます。特典を盛り込むなど、販促に特化したサイトです。 |
コーポレートサイト | 20~300万 | コーポレートサイトは、いわゆる企業のホームページです。企業の顔となるサイトなのでブランディングを意識して制作していきます。顧客や株主が閲覧するので、事業内容や企業理念が中心になります。 |
オウンドメディア | 60~300万 | オウンドメディアは、記事コンテンツを投稿する箱のようなもので、CMSを使用し、誰でも簡単にコンテンツを投稿できるようなサイトに仕上げなければなりません。キーワード選定や階層設計といったSEOを意識した制作が重要です。 |
採用サイト | 60~200万 | 採用サイトは、求職者に向けたサイトなので、社内の雰囲気や福利厚生といった制度や社風を掲載します。なるべく掲載できる情報は掲載し、オープンな会社であることをイメージさせるサイトづくりが必要です。 |
ECサイト | 60~500万 | ECサイトはいわゆる通販サイトになります。UIなどの操作性を意識した制作が売り上げを左右します。Amazonのような見やすく、ストレスのないサイトに仕上げ、決済にも手間がかからないよう仕組みを構築していかなければなりません。 |
ホームページはサイトの規模や納期などによっても料金が上下します。まずは制作会社にどのホームページを作りたいのか申し出て、目的や希望予算・納期などを伝え見積もりを出してもらいましょう!
ランディングページの場合
ランディングページとは、広告型サイトであり、企業やお店が売りたい商材を売るために特化したページです。商材の説明と成約(コンバージョン)までをそのページ内で完結させるため、リンクが貼られていないことや、縦長1枚仕立てのデザインであることなどが大きな特徴です。最近では記事LPというタイプもあります。
主にランディングページは、以下の要素で構成されています。
・商品の紹介
・導入方法・使用方法
・ユーザーの悩み
・特典やプロモーション
・お客様の声・導入事例
・追伸(クロージング)
上記のような情報をターゲットに合わせて、ストーリー仕立てで1ページに集約して構築していくことが重要になります。
参考:売れるランディングページの作り方とは?必ず抑えたい重要ポイント
コーポレートサイトの場合
コーポレートサイトとは、企業が自身のことを紹介するホームページです。主に以下の要素などが盛り込まれます。
・企業のサービス・業務内容
・会社概要
・会社沿革
・企業理念
コーポレートサイトは、いわば企業の自己紹介ページです。どのような製品を造っている企業なのか、どんな歴史を持つ企業なのか、はたまた本社がどこで系列企業などはあるのか、といった企業情報を手厚く伝えるためのものとお考えください。
参考:【成果の出るコーポレートサイトの作り方は?】重要なポイントを解説
オウンドメディアの場合
オウンドメディアとは、商材に絡めた有益な情報を発信し集客することが主な目的です。例えば食品であればレシピや食べ方提案など、宣伝色の少ない記事を豊富に提供することにより、企業のファンになってもらう効果が望めます。
コーポレートサイトが基本的な企業情報を公開するサイトである一方、オウンドメディアは優良なコンテンツを発信して検索上位を獲得し、多くのユーザーを顧客化するという使名があります。このためオウンドメディアは、SEOを意識した戦略的な制作が重要です。
参考:【成果の出るオウンドメディアの作り方は?】重要なポイントを解説
採用サイトの場合
採用サイトは求人サイトやリクルートサイトなどの別名を持ちます。企業が人を雇い入れるためのサイトで、顧客獲得が目的ではない珍しいタイプのホームページです。構成要素は次のようなものとなります。
・新卒および中途採用情報
・先輩社員の声
・部署ごとの紹介
・福利厚生紹介
単なる採用情報だけでなく、企業イメージを上げるためのコンテンツも重要となっています。人材不足に悩む企業は増加の一途を辿っているため、求職者に選ばれるための方策として採用サイトに注力する企業はますます増えていきそうです。
参考:【採用サイトの作り方】人材を引き付けるためのコツやポイント紹介
ECサイトの場合
ECサイトとは「Electronic Commerce」の略ですが、簡単に言えば通販サイトです。サイト内で商品購入してもらうことが目的のわかりやすいホームページと言えるでしょう。ECサイトには、メインとなるページ以外にも、必要な要素が豊富です。
・商品掲載
・購入方法
・配送方法(送料等説明)
・支払い方法
・会員登録
・マイページ(顧客の購入履歴など)
・口コミページ
他にもポイント機能やクーポン機能を持たせるといった細やかなサービスも必要となります。ECサイトは操作性や見た目も重要で、大規模なところで言えば、Amazonや楽天が代表的なECサイトとして有名です。
参考:【成果の出るECサイトの作り方は?】重要なポイントを解説
ホームページを作る際に重要な共通のポイント
近頃では中小企業もこぞってホームページを作っているから、そろそろうちの会社も。そんな群集心理的発想で目的もわからないままホームページを作ろうとしていませんか?
断言しますが、そのような発想では決して優良なホームページを制作することはできません。
ここでは、どの種類のホームページにも共通する、制作の際の重要ポイントをご紹介します。
ホームページの目的・役割を明確にする
ホームページを作る場合とにかく大切なのは、制作することで何を得たいかをはっきりさせることです。問い合わせや申し込みを増やしたいのならランディングページ、求人したいなら採用サイト、というように、目的に応じて制作するホームページの種類を選定しなければなりません。
また、ホームページの種類だけでなく、制作する目的によって細かな狙いやペルソナも全く異なり、打つべき施策も違ってくるため、まずはホームページ制作の目的と役割を決定しましょう。
ペルソナを明確にする
ペルソナとは、サービスや商品をホームページを通して届けたいユーザー像です。
ホームページを訪れてくれるのはどんな人か、徹底的に分析し、なるべく細かな人物像(ペルソナ)を打ち立てることが大事です。
なぜ実際に訪れるかどうかもわからない人物像を分析する必要があるのでしょうか。それは、ページのデザインや用意するコンテンツ内容などの軸とするためです。
もし、ペルソナを30代女性として設定した場合、男性的なシャープでクールなホームページデザインはあまり合いません。訪れたユーザーが違和感を感じず、期待どおり、またはそれ以上のページだったと感じるよう、ペルソナにしっかりと寄せたサイト制作が必要なのです。
運用施策を立案する
ホームページは制作してからが重要です。ブログを運営してコンテンツを継続的にリリースすることで集客していくのか、ホームページ自体のデザインや使いやすさを定期的に更新していくのか、また、メルマガやニュースレターを使った情報提供を導入するのかなど、運用施策を決めておきましょう。
また、コンテンツを使って運用する場合には、そのコンテンツを自社制作で賄えるのか外注する必要があるのかを検討する必要もあります。ランディングページをはじめとするホームページも、運用開始後に分析や最適化を自社内で行えるのかどうか、見通しを立てておく必要があるでしょう。
サイトマップを作成する
サイトマップとはサイト設計において目次(=インデックス)のような機能を果たします。しかし、一口に目次と言っても、ユーザーのための目次という意味合いだけではなく、サイトの内容を体系化することで、検索エンジンに認識されやすくできるという役割もあります。サイトマップは、ホームページを制作するうえでもデザイン・コーディングの指標となるため、必ず作成しましょう。
第三者からフィードバックをもらう
ホームページを自社制作できる場合でも、制作後には第三者からの意見を仰ぐことを忘れないようにしましょう。Web制作の専門会社やペルソナと似た層の人の目で見てもらうと、自社内では全く出てこなかったアイデアや修正点が見つかることもあります。
専門的なWeb担当部署がまだまだ少ないのが中小企業の現状なので、目的を達成できるホームページになっているかどうか、その道のプロによるチェックは重要です。
外注を視野に入れた場合の制作会社の選び方
実際問題として、自社で理想のWebサイトを制作するのは非常に困難です。目的を適えるためのWeb制作ができるのか不安な場合は、専門の制作会社に外注して成果に直結するホームページ作りをされるのもお勧めです。ここでは、ホームページ制作を外注する際の4つのポイントをご紹介します。
担当者とコミュニケーションが取れているか
大手の制作会社などですと、窓口となる営業社員が担当者としてつくことも少なくありません。しかし、現場で実際にホームページを作るのは制作ディレクターです。担当者と現場制作者が意思疎通が図れているかどうかは、外からはわかりません。打ち合わせの際は担当者だけでなく、現場のディレクターも同席するよう申し入れておきましょう。
ホームページ制作会社の得意分野が目的に合っているか
Web制作を専門とする会社はたいへん豊富ですが、それぞれ得意分野が異なります。デザインを専門的に請け負う会社もある一方で、集客を得意とする会社もあります。自社が作りたいホームページの種類に合わせて、何に強い制作会社かを見きわめてから外注を依頼することをお勧めします。
ホームページ制作会社の実績に自社の業界があるか
同じホームページ制作でも、業種やジャンルで得意不得意があることも珍しくありません。目星をつけた会社の過去の実績を調べ、自社と同業種のホームページを作った経験がどのくらいあり、どの程度の品質のものなのかを確認しておきましょう。
見積書と提案書は納得がいくか
制作会社はまずヒアリングをして見積もりを出してくれるのが通常です。ヒアリングの段階で制作目的や希望予算を聞き取ってもらったにもかかわらず、出来てきた見積もりが予算を上回っていたり、制作内容の提案書にヒアリングでの要望が反映されていなかったりしていないかを確認する必要があります。
また、何を質問されても納得が行くようなロジカルさがあるかどうか、これまでの実績やノウハウに基づいた提案をしてきているのかを見きわめることも重要です。経験豊富な制作会社は、依頼主が納得できるような提案をしてきます。少しでも腑に落ちない部分があれば、質問して相手の誠意を量ることも必要でしょう。
まとめ:事前準備をしておくことで制作の進み具合は異なる
ホームページを作ることが決まったら、まずは目的意識をはっきりとさせることが肝心です。今どきはホームページくらいないとダメかな…といった曖昧な動機ではなく、売上を増やしたい、社員を増やしたい、企業の知名度を上げたいなど、ホームページ制作には企業の数だけ目的もあります。
また、目的を明確にしておく以外にも、予算や納期を決めておくといった事前準備をしておくことによって制作会社の手間が減り、コストを削減することができるケースもあります。ホームページ制作を正式に外注する前には、ぜひとも社内準備を万端にしておきましょう。
この記事のおさらいポイント
・それぞれのホームページ合った制作方法がある
・ホームページ制作では目的・役割・ペルソナを明確にする必要がある
・運用施策やサイトマップの制作も重要
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!