日頃よく聞くホームページという言葉ですが、そもそもどんな意味なのか実はわからず使っているという方は多いのではないでしょうか。また、ネット集客と言っても、ランディングページ・オウンドメディア・コーポレイトサイトなど、紛らわしい名称が多くて、どのサイトを作れば良いかがわからないという方もいるでしょう。
今回は、ホームページとは何かという基本を踏まえたうえで、ホームページを制作する理由や目的を明らかにします。また、違いがわかりにくい似たようなサイトの特徴もわかりやすく解説し、後半ではホームページ制作の重要ポイントもご紹介していきますのでどうぞご期待ください!
この記事を読んだらわかること
・ホームページを制作する目的
・ホームページを制作する際のポイント
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
ホームページとは?
ホームページの本来の意味は、「ブラウザ起動時の最初に出てくるページ」のことでした。Googleであればロゴと検索フォームが出てくるページです。Yahoo!やmsmでもプラウザを起動時に最初に出てくるページを当初はホームページと読んでいました。
ただ、ホームページという言葉は、インターネットの普及に伴い、本来の意味から少しずつ逸脱してきました。言葉は時代の流れとともに使い方や意味合いが変化していくものではありますが、ネット用語は特にあいまいな使われ方をしている言葉が多いかもしれません。
現在のホームページという言葉は、先ほど説明したような意味よりも、Webサイトと同義で使用されています。WebサイトとはWebページの集合体で、Webページとは平たく言えばネットで見られる全ての各ページのことです。まさに今お読みいただいているこのページも1Webページ。つまり、ホームページとは、複数のWebページを束ねる冊子のようなものと言えるでしょう。
ホームページを制作する理由・目的
企業やお店がホームページを制作する目的はそれぞれ異なりますが、ほとんどが以下の3つに集約されます。
・集客のため
・採用のため
・販売のため
また、ここでは、それぞれの目的に合わせて適切なホームページの種類についても併せて紹介していきます。
集客のため
ホームページを制作する主たる目的は集客です。例えば、企業は経済活動を行うことで成り立つ団体です。取引先が企業であれ個人消費者であれ公的機関であれ、売上を上げるには、まず集客が必要となります。
ホームページと一口に言っても、企業などが集客のために作るホームページには、特に次の2タイプが挙げられます。
コーポレートサイト
コーポレートサイトは企業が運営するホームページのことを指します。コーポレートサイトは主に会社案内の役割を担うもので、ホームページというと、コーポレートサイトをイメージする方も多いかもしれません。
企業の自己紹介的な意味合いが強く、サービス内容・実績や製品紹介・企業情報・アクセスなどを通じて、自社がどのような会社なのかを伝えるサイトです。
参考:【コーポレートサイトとは?】制作の目的やメリット、必要な要素を解説
オウンドメディア
オウンドメディアとは、企業がオーナーとして運営するWebサイトのことを言います、などと言うと「企業ブログと何が違うの?」と思われる方もおられるでしょうが、オウンドメディアとはそれらも全て含む総称として認知されています。
悩み解決や雑学系など、ユーザーが欲しい情報を自社製品と絡めて発信することもできるため、顧客から潜在客まで幅広いユーザー層を自然に集客できるできるサイトと言えるでしょう。近年はPV数を上げ、広告枠を設けて広告収入を得る目的で制作されるオウンドメディアも見られます。
参考:【オウンドメディアとは?】制作の目的やメリット、構築に必要な要素を解説
採用のため
求人をホームページ制作の目的の一つとしている企業は多数あります。企業情報を閲覧したいのは顧客や見込み客だけでなく、その企業で働くことに関心を抱いているユーザーも含まれるためです。近頃はどの業種も人材不足が深刻化しているので、次のような採用だけのためのホームページを制作する企業も増えています。
採用サイト
採用に特化したホームページを採用サイトとして制作する企業も少なくありません。一概に採用と言っても、業種や条件など細かな情報が多いとユーザーにとってわかりやすく、ウエルカムな雰囲気も強くなり効果的です。
ただし、採用サイトを制作しさえすればエントリーが増えるというものではありません。並行して就活サイト・SNSなどのほか、ネット以外のメディアを使った戦略も必要となるでしょう。
参考:【採用サイトの必要性は?】制作の目的やメリット、必要な要素を解説
販売のため
ホームページ制作には、販売力を高める目的もあります。企業情報とともに主力商品などを紹介できるのはホームページの強みです。そもそも商品情報を求めてホームページにアクセスするユーザーは多いので、この次にご説明するような販売に特化したホームページを制作することで、より業績を高める効果が期待できます。
ECサイト
ECとは「Electronic Commerce(=電子商取引)サイト」の略で、ざっくり言えば通販サイトです。自社製品のみを販売するタイプもあれば、複数店舗が介在するショッピングモールのようなタイプもあります。
また、最近ではオウンドメディアに自社製品を掲載して、そのまま購買してもらえるような仕組みを構築しているホームページも見受けらるなど、販売サイトも多様化しつつあります。
参考:【ECサイトとは?】制作の目的やメリット、構築に必要な要素を解説
ランディングページ
ランディングページとは、1ページで完結する広告型のサイトのことを指すのが一般的です。スクロールして下へ下へと読み進めていくのが特徴で、他のページに遷移したりリンクが貼られていたりすることはまずなく、そのページ内で購入や申し込みなどを済ませられるよう設計されています。
ランディングページもホームページ同様、本来の意味と現在主に使われている意味が異なります。もともとはインターネットユーザーが最初に訪問したページという意味です。現在もGoogleではこちらの意味で使用しているので覚えておくと良いでしょう。
参考:【ランディングページとは?】制作の目的やメリットデメリットを解説
ホームページを制作する上で重要な5つのポイント
ホームページの制作やリニューアルを制作会社に外注するという企業は多いですよね。もし外注を検討されている方は以下の5つのポイントに注意してください。
・ホームページ制作の相場・料金の確認し予算を決める
・ホームページ制作の見積もり確認・発注方法
・成果の出るホームページの作り方
・効果的なホームページの運用方法
・問い合わせを増やすための改善・リニューアル方法
各工程での計画・チェック用に使ったり、制作会社とのやりとりの中で活用してください!
ホームページ制作の相場・料金を確認し予算を決める
ホームページの制作・リニューアルを思い立ったら、まずは制作相場を知り、予算を立てるところから始めます。ホームページ制作を請け負う会社は個人店から大規模な制作会社までとにかく豊富で、料金も実にバラバラです。
相場を把握して、予算を設定することで、その予算が基準となり、制作会社の選定に役立ちます。
また、予算を設定しておくことで、制作会社からも予算感で対応できる具体的な提案を受けることができます。
なので、まずは制作したいホームページの制作相場をリサーチし、予算感を決めることから始めましょう
参考:【相場早見表あり】ホームページ制作の料金と価格相場を解説
ホームページ制作の見積もり確認・発注方法
予算が決まり、本格的にホームページ制作を発注しようと決めたら、依頼する制作会社を決定する必要があります。目星をつけた2~3件の制作会社に問い合わせをし、それぞれ見積もりを出してもらって、比較検討するのがベストです。
見積もりの際、制作会社に伝えておきたポイントが3つあります。それは、ホームページ制作の目的(デザインを一新したい・集客力のあるサイトにしたい等)、いつまでに仕上げてほしいという納期の希望、そして先ほどもご説明した希望予算です。
できる制作会社は、発注サイドから発信せずとも、この3点を確認してきます。もっと細かなことを質問してくる担当者もいますので、見積もり作成を頼む時には、最低でもこの「目的・納期・予算」の3点セットは必ず説明できるように準備しておきましょう。
この3点を伝えた上で、最もよい提案をしてくれた会社に発注するのがベストです。
参考:【現役ディレクター監修】ホームページ制作の見積もりや発注に関する基礎知識
成果の出るホームページの作り方
ホームページ制作の方法論については各会社持論があるところでしょうが、集客面で成果を出せるホームページ制作には一つの共通点があります。それは、ホームページにブレない軸を持たせるための「分析・設定」という工程です。この工程は、制作会社が最低限度押さえていなければならない必要不可欠の準備と言えます。
ホームページを制作する際には、想定される読者(=ペルソナ)、つまりターゲットユーザー層の設定が重要です。企業ホームページのユーザーとして想定される見込み客や潜在客とはどのような人物像なのかをしっかりと推理し、そのターゲットに響く内容のサイトを構築しなければ集客効果は望めません。
また、ホームページを制作・リニューアルすることでどうなりたいのか、「ホームページ制作による成果とは何を持ってゴールと見なすのか(購入or問い合わせなど)」を設定するなど、目標設定も明確でなければいけません。ホームページ公開後にも目標に対して現状を分析し、さらなるページの改善を施すことで飛躍的に成果が上がることもあるのです。
参考:【成果の出るホームページの作り方は?】重要なポイントを解説
効果的なホームページの運用方法
ホームページは制作段階も重要ですが、作って公開してからが真の勝負です。完成後まもなくは訪れるユーザーも少ないので、SNSやWeb広告などで発信し、集客のための工夫が必要です。
ある程度ユーザーが訪問してくれるようになれば、どんな層のユーザーか、流入経路はどこか、サイトのどこを熱心に読んだりクリックしたりしているのか、など、ユーザーの行動実態やニーズが手に取るようにわかり始めます。
この分析内容をさらに集客に生かさない手はありません。実際には設定していたペルソナと違うユーザー層が流入している場合などは、そちらに寄せたホームページに修正していく作業や、流入経路のメディアや広告の見直しを行なっていきます。
ホームページの集客力を右肩上がりにしていくには、こうした実りある運用を継続することが不可欠です。ホームページは運用を怠ると、どんなにすぐれたデザインのホームページを作っても成果は出ません。
問い合わせを増やすホームページの改善・リニューアル方法
先ほどの章でもご説明しましたが、ホームページがどんなふうに見られ、どこが良くないのかを常に見きわめて改善していくことにより、見込み客・潜在客の流れは着実に変化します。読みたい情報が薄くて離脱されている可能性があれば、そこをもっと厚くしてやる。それが成果につながります。ホームページをいかにユーザー目線で改善できるかが、集客と成果の生命線です。
ユーザーの行動が可視化されるヒートマップや、流入経路や検索キーワードを分析できるGoogleアナリティクスなどの専用ツールを駆使し、コンスタントにかつ細やかに分析・検証を繰り返していくことが成果を出す鍵となります。成果が思わしくない場合には、リニューアルがベストな選択となる場合もあるでしょう。
参考:ホームページリニューアルを成功させるためには?|タイミングや注意点を解説
まとめ:作りたいホームページを明確にしよう
ホームページはいまや企業の集客・売上を大きく左右する重要なメディアとなっています。今自社にとって必要なホームページとは何かを見きわめ、制作目的を明確にしてから実際の制作に着手されることが大切です。
制作を依頼する会社は契約期間中は運命共同体的存在となります。親身になって提案をしてくれ、あなたの会社や商材の魅力をともに引き立て、着実に成果に結び付けてくれる制作会社を選択してください。問い合わせの際には、予算・目的・納期の3点セットのご準備をお忘れなく!
この記事のおさらいポイント
・ホームページ制作ではまず、相場や料金を確認し予算を決める
・ホームページ制作は目標設定とターゲット設定が重要
・成果が出るホームページは運用と改善に力を入れている
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!