「ホームページ制作会社に依頼してうまくいかなかったら嫌」「そもそも依頼する費用がない」というユーザーの方には、ホームページのテンプレートがオススメです。
ホームページのテンプレートはホームページ制作経験がない初心者でも簡単にホームページが作れるものです。無料のものも有料のものもありますが、最近は無料版でも十分レベルの高いホームページを作ることができるので、資金に不安がある方でも心配ありません。
テンプレートの種類や使用するメリットやデメリット、おすすめのテンプレートについて解説していきますので、ホームページ制作を検討している方はぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページテンプレートのメリット・デメリット
・インストール型テンプレートとクラウド型テンプレートの特徴
・インストール型テンプレートのおすすめ5選
・クラウド型テンプレートのおすすめ4選
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
ホームページテンプレートとは?
ホームページのテンプレートとは文章や画像を挿入するだけでホームページを完成できるひな型のことです。テンプレートには様々なデザインパターンが用意されています。
テンプレートの例として今回紹介するWixで使える温泉旅館のテンプレートをご覧ください。
テンプレートとは思えないほどのクオリティの高さではないでしょうか。
近年はこういったオシャレなテンプレートは当たり前で、SNSやブログとホームページを連携させたり、スマホやタブレット対応にするのもテンプレートサイトの機能で簡単にできるようになりました。
今やホームページプレートを使えば、全くの素人でもプロのWebデザイナーが作ったようなホームページをパズル感覚で作れるのです。
ホームページテンプレートのメリット
一番のメリットは費用をかけなくても無料で始められる点です。ホームページはデザインや専門言語のかたまりのようなもなので、お金をかけてプロにやってもらおうと思ったら50~100万円はざっと見ておかなければなりません。資金力に不安のある企業にとっては軽視できない金額なので、無料でできるのはとても大きなメリットといえます。
もう一つのメリットは比較的短期間で制作できる点です。ホームページテンプレートはデザインや画像は一通りそろっているため、デザインを1から考える必要がありません。またWebデザイナーとの打ち合わせ時間も省けます。
ホームページテンプレートのデメリット
主なデメリットはカスタマイズが難しい点です。テンプレートは様々な企業に対応できる汎用性の高さがある反面、自社の色を出したいためにこだわりぬいたホームページを作ろうと思ったら、結局時間と費用をかけることになります。
また、ホームページテンプレートの中には問い合わせフォームなどの標準装備が備わっていない場合も多いです。それ以外でも機能を制限している無料プランだとあまり使い物にならず、全機能が使える有料プランに切り替えなければ思ったような成果を上げられないということもあります。
ホームページテンプレートを提供するサービスの種類と仕組み
ホームページテンプレートには大きく分けて次の2種類があります。
- インストール型テンプレート
- クラウド型テンプレート
それぞれの特徴とメリット・デメリットをみていきましょう。
インストール型テンプレート
インストール型テンプレートはテンプレートを構成するファイル一式を自分のパソコンにインストールするものです。ホームページを更新する際は編集したファイルをサーバーにアップロードします。
インストール型のメリットはファイルを編集するためのHTMLやCSSなどの知識があれば、自分好みのホームページにカスタマイズしやすい点です。また一度インストールしたものは条件さえ守れば、制限なく使用できます。
一方、デメリットはサーバーやドメインを自社で用意しなければならない点です、またブログ機能やtwitterなどとのSNS連携、ショッピング機能がついていないので、もしそういった機能がいる場合は1からファイル編集をしなければなりません。あと著作権表記や提供もとのリンク貼りを義務付けられている場合がほとんどで、それらを削除したい場合は削除費用を支払う必要があります。
クラウド型テンプレート
クラウド型テンプレートはネットワーク経由で使用するテンプレートのことです。ホームページを構成するファイル一式はサービス提供者が所有するサーバー上にあります。
クラウド型のメリットはメールアドレスさえあればホームページ制作から公開まで簡単にできる点です。インストール型のようにサーバーやドメインを自前で用意する必要はありません。またブログ機能やSNS連携、ショッピング機能がついているものも多いので、様々な用途に合わせたホームページを作成できます。
一方、デメリットはカスタマイズの自由度がインストール型より低い分デザインが単調になりやすい点です。デザインで自社のオリジナリティを出しづらいということです。またコンテンツをまるごと違うサービスに引っ越しする際の労力が手間なことや、無料版だと広告が表示されるというデメリットもあります。
テンプレートを選ぶポイント
次はテンプレートを選ぶ際の4つのポイントについて紹介します。
- 自社のサービスや商品の雰囲気にあったデザインか
- 誰でも簡単に使用できるか
- 簡単なカスタマイズが可能か
- レスポンシブ対応しているか
特に最初と最後はSEO対策に関わってくる重要なポイントなので、しっかり理解してからテンプレートを選定しましょう。
自社のサービスや商品の雰囲気にあったデザインか
ホームページテンプレートには様々なデザインがあります。シンプルなものやスタイリッシュさを感じるもの、重厚感を醸し出すもの、親近感が湧くものなど様々です。
最初はいろいろと目移りしてしまうかもしれませんが、自社のサービスや商品の雰囲気、言いかえれば、そのサービスや商品から感じられる”らしさ”を念頭においてデザインを選んでください。それらの雰囲気と合わないデザインを採用してしまうと、ホームページを見たユーザーが興味を失ってしまう可能性が高くなるからです。
もっと簡単にいえば、パッと見た印象で自社のサービスや商品に対して「ちぐはぐ」「不自然」と感じられるようなデザインはNGということです。
誰でも簡単に使用できるか
テンプレートを使う大きな利点の1つは簡単だからです。せっかく簡単にできるからとテンプレートを採用したのに、専門知識を学ばないと思う存分使いこなせないというようなものではほとんど意味がありません。また自社スタッフの誰かと共同して仕事を進めたいのであれば、誰でも簡単に操作できる展プレートが好ましいです。
制作を進めている途中で難しい壁にぶつかることがないよう、制作を始める前に制作工程を全て書き出し、各工程で必要な作業が簡単にできるテンプレートかどうかをチェックしておきましょう。そうすれば失敗するリスクを下げることができますし、完成までの時間を短縮できるようになります。
簡単なカスタマイズが可能か
テンプレートはオリジナルで制作されたホームページに比べると、デザインの選択肢がそれほど多くありません。そのため場合によっては競合他社とほとんど同じデザインになってしまう可能性があるので、せめてレイアウトや色などの簡単な部分をカスタマイズできるかどうかは確認しておいた方がいいです。
レスポンシブに対応しているか
レスポンシブに対応しているということは、PC・スマホ・タブレットなど閲覧するデバイスに関係なく、Webページのレイアウトがデバイスの画面サイズに合わせて調整されるようになっていることです。
レスポンシブ対応していないサイトはスマホで見たときにデザインが崩れて見づらくなってしまいますし、SEO対策上悪い影響を与えてしまいます。近年はPCよりもスマホでホームページを確認するネットユーザーの方が多いともいわれているので、必ずレスポンシブ対応可能なテンプレートを選ぶべきです。
インストール型のホームページテンプレート5選
ここからは当社がオススメしているホームページテンプレートを紹介していきたいと思います。まず紹介するのは次の5つのインストール型のホームページテンプレートです。
- 無料ホームページテンプレート.com
- Temprate Party
- Mega Px
- Style Shout
- TEMPLATE GATE
ではそれぞれの特徴と料金体系についてみていきましょう。
無料ホームページテンプレート.com
https://f-tpl.com/
HTMLテンプレートとWordpressテーマを豊富に取りそろえる国内企業のサービス。
HTMLテンプレートとWordoressテーマの総数は約190あり、様々な企業の特徴にあわせたレスポンシブ対応テンプレート・テーマを用意しています。テンプレート・テーマ内の写真、イラスト等はそのまま利用できるうえ、ほとんど完成品に近いクオリティなので、文言だけ挿入して即ホームページを立ち上げたい人にはぴったりでしょう。
無料ホームページテンプレート.comのサービスは全て無料で利用でき、サイト最下部に入るクレジット表記(無料ホームページテンプレート.comのリンク)を削除したい場合は2,980円でシリアルキーをご購入ください。
Template Party
https://template-party.com/
HTMLテンプレートとWordPress専用テーマを全部で1,000点以上提供している国内企業のサービス。テンプレート・テーマともに全てレスポンシブ対応です。
多業種のデザインを用意しているのが特徴で、飲食店系の居酒屋・和食・カフェタイプなどから、中古車販売業者やクラブ・スナック用のデザインまであり、国内にある業種はほぼカバーしています。またCMS(コンテンツ管理システム)をセットにしたテンプレートも依頼できます。
テンプレート下部に著作表示が入る場合は無料、著作表示を削除したい場合は3,190円か22,000円でライセンス契約を結びます。またCMSは33,000円~132,000円までの間で用途に合わせて依頼可能です。
MegaPx
https://www.megapx.com/
最新レスポンシブHTMLテンプレートを提供する個人事業主のサイト。
使用できるテンプレートは約60点、そのうち11点がレスポンシブ対応となっています。テンプレートの数は他サービスに劣りますが、代表本人がデザイナーとあって、無料のものとは思えない質の高いテンプレートを使用できるのが特徴です。
テンプレート下部にPRリンクが入る場合は無料、リンクを削除して自由にカスタマイズする場合は5,000円です。また有料オプションにはロゴやバナー制作、ホームページ更新管理や問い合わせフォームの設置などがあります。
Style Shout
https://www.styleshout.com/
フリーのウェブデザイナーErwin Aligamが制作したHTMLテンプレートを提供する海外サイト。
使用できるテンプレートは45点、そのうち26点がレスポンシブ対応となっています。MegaPxと同様にプロデザイナーが作成したテンプレートをそのまま使用できるので、デザイン性の高いテンプレートを求めている業種向きです。しかしサイトの情報は全て英語で、制作者とやりとりする場合も英語なので、英語が苦手な人は使いこなすが難しいかもしれません。
テンプレート上にリンクが入る場合は無料、リンクの削除料金は$10です。またテンプレートのカスタマイズは$150から依頼できます。
TEMPLATE GATE
http://template.7gates.net/
HTML+CSSテンプレートを約40種類提供している国内無料サイト。(レスポンシブ対応はしていません)
ユーザー登録は一切必要なく、ダウンロードするだけで簡単に利用できます。ただ他サイトのような無料画像素材はほぼなく、デザイン性は高くないので、あまり派手さよりも文章メインで発信したいホームページ作りに向いています。
なおテンプレートで作成したサイトの最低1ページにリンクを貼る義務があります。もしビジネス利用でリンクを貼りたくない場合は、Yahooブックマーク等でのブックマークかSNSでのTEMPLATE GATE紹介をすればリンクなしでテンプレート利用可能です。
クラウド型のホームページテンプレート4選
続いて、次の4つのクラウド型ホームページテンプレートを紹介していきます。
- Wix
- Cloud Template
- ジンドゥー(Jimdo)
- Ameba Ownd
ではそれぞれの特徴と料金体系についてみていきましょう。
Wix
https://ja.wix.com/
世界に1億6千万人以上のユーザーがいるイスラエル発のクラウド型ホームページテンプレート。
使用できるテンプレートの数は500以上、2,000点以上の写真素材も使い放題です。難しい知識を使わなくても、テンプレートのデザインを直感的な操作で簡単にアレンジすることができるので、オリジナルのようなホームページを作成できます。またワンクリックでモバイル版サイトを作成でき、InstagramやtwitterなどのSNSとの連携も簡単です。
Wixの基本機能は無料プランで利用可。Wix広告削除や独自ドメインの取得等は500円、900円、1,300円、2,500円の4つのコースがあるプレミアムプランでできます。
Cloud Template
https://c-tpl.com/
『無料ホームページテンプレート.com』を手掛ける企業のクラウド型ホームページテンプレート
レスポンシブ対応のWordPressテーマが249種類、HTMLテンプレートは1434種類です。個人や企業のホームページとしてだけでなく、ホームページ制作会社がそのまま使用してクライアントから仕事を受注することも認められています。またデザインの幅が広く、配色パターンも多いので、あまりカスタマイズをしなくてもそのまま利用しやすいです。
1つのテンプレート料金は4,980円、一度購入したものは何度でも使用できます。
ジンドゥー(Jimdo)
https://www.jimdo.com/jp/
国内シェアNo.1のドイツ発クラウド型ホームページテンプレート。
使用できるテンプレートの数は約40種類ほどなので、Wixに比べるとデザインバリエーションはありません。しかし、ナビゲーションにしたがって進めていくだけで簡単に本格的なホームページを作成できますし、Wixよりも日本市場に参入するのが早かったため、日本語版のサポートが優れています。もちろんレスポンシブ対応、SNS連携も難なくできます。
Jimdoの機能は無料プランで全て利用可能です。広告削除や独自ドメインの取得等ができるプランは965円か2,460円の2つから選択できます。
Ameba Ownd
https://www.amebaownd.com/
アメーバブログ(アメブロ)で有名な株式会社サイバーエージェントが提供するホームページテンプレート。
個人や中小企業が利用しやすいオシャレなテンプレートが豊富で、美容院や飲食店などSNSを駆使して集客したい店のホームページに向いています。またネットショップに特化したデザインも豊富なので、アパレル通販を検討している方にも最適でしょう。レスポンシブ対応はいうまでもなく、スマホ専用アプリを使えばオフラインでも編集作業ができます。
Ameba Owndの機能は全て無料です。広告の非表示やページ数・画像ストレージを無制限にしたい場合は月額960円となります。
まとめ:自社に適したテンプレートを選ぼう
ホームページ制作の際に重要なことは自己満足に終わらず、ユーザーに興味を持ってもらうためにはどうしたらいいかを突き詰めることです。
自社の雰囲気とあわないデザインのテンプレートを選んだり、不必要な機能をつけたりしては、どんなに魅力的なテンプレートを使おうとホームページを見たユーザーは離れていってしまいかねません。
今回紹介したテンプレートはほとんど無料で利用できるので、一度無料版で自社の紹介文や画像を実際に挿入してみてください。紹介文や画像を挿入したテンプレートをいくつか比較すれば、自社に適したテンプレートの特徴を把握しやすくなります。
この記事のおさらいポイント
・インストール型はカスタマイズしやすいがサーバーを用意する必要がある
・クラウド型はサーバーを用意する必要はないがカスタマイズに限界がある
・HTMLやCSS知識があるならインストール型
・専門知識なしに簡単操作でホームページを作りたいならクラウド型
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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