【反響が数倍】ECサイトの5つのSEO対策をわかりやすく解説

SEO対策は、効果が出れば広告費を削減しながら長期的に集客できるようになるため、ECサイトでも是非行なっていきたい施策です。

しかし、インターネットが普及したことでECサイトの数が年々増え続け、多くの企業がSEO対策を行なうようになりました。そのため、新規参入するECサイトはSEO対策が難しいのも現実です。

今回はECサイトのSEO対策が難しい理由や、最低限行なっておくべきSEO対策の5つの施策について解説していきます。

この記事を読んだらわかること

・ECサイトのSEO対策が難しい理由
・それでもECサイトがSEO対策に取り組むべき重要性
・ECサイトで行なうべき5つのSEO対策
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WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のECサイト制作に携わってきました。
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ECサイトのSEOは難しい

冒頭でも触れましたが、ECサイトが年々増加して飽和状態になり、数多くの大手企業がSEO対策を行なっています。そのため新規参入サイトが検索で上位表示をさせるのは簡単ではありません。

特に商品ページで競合他社と記載内容がかぶる可能性が高いECサイトでは、独自性を出しながら検索エンジンからの評価を高めていくのは困難です。
しかし、それでもECサイトのSEO対策は重要視されています。その理由を見ていきましょう。

ECサイトのSEOに取り組むべき重要性

SEOに取り組み、上位表示させることができれば、広告費を削減できるだけでなくユーザーの認知度向上にも貢献できます。

ECサイトは確かに飽和状態になっているためSEO対策が難しいですが、全く望みがないわけではありません。
たとえ競合が対策を行なっていたとしても、間違ったSEO対策で逆に効果を下げている場合がありますし、商材によっては競合がSEO対策を行なっていない場合もあります。

さらに大手企業が参入していても、正面から戦わずニッチな層を狙いに行くなどの戦略で十分上位表示が見込めます。

例えば家電の場合、ビックカメラやコジマなどのECサイトに勝つのは困難でしょう。しかし家電の中でも洗濯機やPCなど、大企業が手をつけていないニッチな領域を見つけて絞り込めば、その領域で上位表示させられる可能性は十分にあります。

SEO対策は効果が出るまでに時間がかかりますし、検索順位は席取り合戦なので、現段階で対策していない競合が対策に乗り出す前に施策を打っていくことが重要です。

【SEO対策1】ECサイトのキーワード選定

SEO対策で最も重要なのは『キーワード選定』です。

ユーザーは悩みや疑問を解決したかったり商品を見つけたい場合、検索エンジンでキーワードを入力して検索結果に表示されたページにアクセスします。
そのためECサイトで商品に関連したキーワードを使用して検索結果に表示されれば、ユーザーがそのキーワードで検索した時にアクセスしてくれる確率が高くなります。

ただし、例えば『タンス』『ベッド』のような単一のビックキーワードは競合や大手企業も使用しているので、上位表示は厳しいです。これからSEO対策を行なっていくなら、以下の点を考慮しながらキーワード選定をしていきましょう。

  • コンバージョン率が高い(商材+おすすめ、商材+口コミ、商材+ランキングなど)
  • 3ワード以上のロングテールキーワード
  • 競合がターゲットにしていないキーワード

ツールを使ってキーワードを探す

まずは、自社の商品に関連するキーワードを洗い出しましょう。例えば家電を扱うショップなら、以下のように商材に関連するキーワードをリストアップしていきます。

  • 洗濯機
  • 扇風機
  • ポット
  • 炊飯器
  • エアコン
  • ストーブ

また、自社ECサイトに訪れたユーザーがどのようなキーワードから訪問したか?をチェックして、以下のようにリストアップするのもオススメです。

  • 洗濯機 水抜き
  • 洗濯機 オムツ

既存ユーザーが使っているキーワードはGoogleアナリティクスGoogleサーチコンソールでも調べることができます。そのほかにも、関連キーワード取得ツール(仮名・β版)Googleトレンドなどを利用すればターゲットが検索しそうなキーワードを調査できます。

Amazonのサジェストキーワードを調べる

ECサイトでは、よりコンバージョン(購買)に近いキーワードを探すと成果に結びつきやすくなります。しかし、前述の方法で導き出されるキーワードは必ずしも購買意欲の高いユーザーが検索しているとは限りません。

そこでオススメなのが、Amazonのサジェストキーワードです。Amazonのサジェストキーワードは、実際に購買するユーザーが入力しているものなので、非常にコンバージョンに近いリアルな関連キーワードが見つかります。

Amazonのサジェストキーワードを探したい場合は、Amazon公式サイトの検索ボックスにキーワードを入力すれば表示されます。
また、アマゾンサジェストキーワード一括DLツールを使うと、Amazonで検索される数多くの関連キーワードの取得や、CSVで一括ダウンロードできます。

ロングテールキーワードを見つける

導入でも触れましたが、『テーブル』『ランドセル』などのような単一のビックキーワードは、検索数が多い代わりに大手企業や競合がひしめいています。
そのため、SEO対策を始めたばかりのECサイトは上位表示させるのが困難です。そう言った場合は、ロングテールキーワードを利用するのがオススメです。

ロングテールキーワードとは、『テーブル ダイニング おしゃれ』や『ランドセル 女の子 人気』のような、3〜4語の複数キーワードがセットになったものです。
ビックキーワードより競合が少ないため、検索で上位表示されやすくユーザーに見つけてもらえる確率も高くなります。ただしその分、検索数も少ないということは理解しておく必要があります。

ロングテールキーワードを見つける際には、以下の点に注目して選定することが重要です。

  • 競合度が低い
  • 検索ボリュームが小~中
  • コンバージョンを促すキーワードが含まれている

商品名+おすすめで狙い撃つ

『商品名+おすすめ』によるキーワード選定は、どちらかというと商品ページより『当店のおすすめ』のようなコンテンツページに向いています。

例えばユーザーが『炊飯器』を購入したい場合、どのような炊飯器が販売されているか?どのような性能で、どの型番がいいのか?を調べるために『炊飯器 おすすめ』というキーワードで検索することが多いです。
また、『1人暮らしの場合はどれがおすすめだろう?』『1万円台で一番いい炊飯器はどれだろう?』と、さらに詳細な絞り込みを行うケースもあるでしょう。

そのように、『商品名+おすすめ』で関連キーワードを調べた時にチェックできるキーワードを使って、商品をおすすめするコンテンツを配信していくと効果的です。

先ほどの『炊飯器+おすすめ』の場合、関連キーワード取得ツール(仮名・β版)で調べると以下のようにサジェストキーワードが表示されるので、『一人暮らし』や『保温機能』などのようなキーワードを選定していきます。

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キーワード選定では、いかにキーワードからユーザーのニーズを推測してそのニーズに合わせた記事を配信するかが重要です。ユーザーの検索行動を含めたペルソナ分析も併せて行うようにしましょう。
池田直樹
ZERO式ECサイト制作はこちら

【SEO対策2】ECサイトの内部施策

商品ページで差別化するのが難しいECサイトでは、内部施策も重要なポイントです。

内部対策とは、商品ページやサイトの構築などECサイトの内部を検索エンジンに評価されやすくなるように改善していく施策のこと。ECサイトでは以下の内部施策が必要となります。

  • 商品ページの最適化
  • カテゴリーの最適化
  • トップページの最適化
  • 内部リンクの最適化
  • HTTPS化
  • サイト構造最適化

商品ページの最適化

まず、ECサイトの中でもコンバージョンページである『商品ページ』を、以下の方法で最適化していきましょう。

  • 商品の詳細な情報
  • 動画・画像
  • レビュー
  • レコメンド
  • FAQ
  • キーワードをタイトルに入れる

商品の詳細な情報

商品ページでは、上記で選定したキーワードや共起語を含めながら商品の詳細な情報を掲載していくことが重要です。
仕入れた商品を扱っている場合、開発元で記載されている説明文をそのまま使うケースがありますが、検索エンジンから重複ページと見なされてしまう可能性があるので注意しましょう。

基本的な商品の特徴はもちろん、商材を購入することで得られるメリットや使用例・成功事例などを含めていくことで、検索エンジンに評価されて上位表示されやすくなります。

動画・画像

動画や商品画像を入れることで、商品ページの充実度が高まり滞在時間やコンバージョン率アップにつながります。

ただし、動画や画像は検索エンジンが内容を読み取れないため『どのようなコンテンツなのか?』を伝える必要がありますし、ページが重くなると検索エンジンからの評価も落ちてしまいます。
画像は圧縮して代替テキストなどで関連キーワードを入力し、動画はページの軽さだけでなく、構造化データや動画サイトマップなどで検索エンジンに内容を伝える工夫も必要です。

レビュー

ユーザー自ら商品や自社の感想を投稿してくれるレビュー昨日は、関連キーワードや更新性などSEO対策において重要な要素を多く含んでいるため、設置するのがおすすめです。

レビュー機能を入れることで、検索エンジンだけでなくユーザーからの信頼度も高まり、コンバージョンの後押しにも役立ちます。

レコメンド

レコメンドとは、Amazonなどの商品ページの下によく表示される『この商品をチェクした人はこんな商品もチェックしています』と言ったおすすめコンテンツです。

関連性の高い商品をレコメンドすることで、ユーザーのサイト回遊率が上がり滞在時間が向上するので、検索エンジンからの評価をあげるのに役立ちます。
また、ユーザーにとっても便利機能なので満足度アップに貢献できます。

FAQ

その商品に対して、関連キーワードや共起語を含めて『よくある質問』や『Q&A』を記載していくことで、コンテンツの網羅性・回答性・信頼性が確保できるため、検索エンジンからの評価を高められます。

また、商品の説明を見たユーザーは、『商品詳細にない色が欲しい場合は?』や『商品写真と全く同じ商品が届く?』のように様々な不安や疑問を抱くものです。
そういったユーザーに対してFAQコンテンツを用意して不安や疑問を解消させられれば、コンバージョンもより向上させることができます。

キーワードをタイトルに入れる

商品ページのタイトルは、検索結果でユーザーがクリックするかどうかを判断する要素であるのと同時に、検索エンジンの重要な評価ポイントでもあります。
タイトルと内容がマッチしていない場合、検索エンジンからもユーザーからも評価を落とされてしまうので、商品名や商品に関連するキーワードは必ず入れましょう。

また、ECサイトは競合他社と似たような商品名や関連キーワードになりやすいため、区別がつくようにタイトル後尾にサイト名を入れることも大切です。

カテゴリーの最適化

ECサイトでは、ユーザーがキーワードに関連するカテゴリーページで商品のラインナップをチェックするので、カテゴリーページの最適化も重要です。

カテゴリーページが重複していないか?ユーザーの検索意図にマッチしたキーワードで分類しているか?などをチェックし、1つのカテゴリーでカバーしきれない商品は別途カテゴリーを細分化していく必要があります。
また、カテゴリーページ自体に関連する情報も盛り込んでいきましょう。

例えば家電を扱っているECサイトの場合、家電の種類ごとにカテゴリーを設定しますが、ただ商品を並べるだけでなく『選び方』や『よくある質問』なども掲載すると効果的です。

トップページの最適化

ECサイトでは、売上を上げるためにもトップページからカテゴリーページや商品ページへ自然に誘導する必要があります。

例えば『ユニクロ』のECサイトでは、トップページでカテゴリーページへのナビゲーションの他に、キャンペーンや目玉商品などを掲載してユーザーを誘導しています。

ただし、ユーザーが迷うほど選択肢を掲載してしまっては成果に結びつきにくくなるので、ある程度情報を限定することも大切です。

同じくファッションサイトの『ZARA』では、トップページでカテゴリーページへのナビゲーションのみが表示されており、ユーザーが迷わず目的のジャンルに移動できるような設計になっています。

内部リンクの最適化

内部リンクとは、サイトのページとページをつなぐリンクのことで、最適化すれば検索エンジンにサイトの内容を伝えやすくなります。ECサイトでは以下のような内部リンク施策を行なっていきましょう。

  • パンくずリスト
  • 商品ページに関連商品・関連カテゴリを表示
  • サイトマップを送信
  • アンカーテキストでの内部リンク

商品ページに関連性の高い商品のリンクを貼れば、専門性が高いページとして検索エンジンからの評価も上がります。また、アクセス数の多いページから内部リンクを貼ることでリンク先ページの検索順位が押し上げられる効果が期待できます。

HTTPS化

HTTPS化とは、決済ページのようなサイトの一部だけでなく、商品ページやFAQページなども含むサイト全体を常時暗号化してセキュリティを高める対策です。

検索エンジンではHTTPS化されていることも評価基準となっていて、同じ内容のページならHTTPS化されているサイトを優先的に検索結果に表示させます。
そのためHTTPS化されていなかった場合、それだけでランキング下落の要因になりますし、ユーザーからの信頼も落ちてしまいます。特にユーザーの個人情報やクレジットカード情報などを扱うECサイトでは、HTTPS化が必要不可欠です。

サイト構造最適化

自社ECサイトを制作する際に、よくサイトの階層を深くしすぎるケースがあります。

しかし、何クリックもしないと目的の情報までたどり着けないサイトはユーザビリティが悪く、ユーザーがストレスを感じたり目的のページにたどり着く前に離脱してしまいます。
また深すぎる階層のページは、検索エンジンからも『重要性の低いページ』と判断されてランキングを下げる要因になってしまうため、注意が必要です。

最下層まで最低でも3クリックで到達できることを目標に、サイト構造を最適化していきましょう。

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ECサイトのSEO対策は、商品名をもとにしたキーワードで検索されることを前提としたキーワード選定やサイト設計、ページ構成が重要になります。
池田直樹
ZERO式ECサイト制作はこちら

【SEO対策3】ECサイトのテクニカルSEO

キーワード選定や内部リンクなどの構造を最適化することも大切ですが、プログラムやサーバーと言ったバックエンドのテクニカルSEOは非常に重要です。
ECサイトで最低限行なっていきたいテクニカルSEO施策は、以下の通りです。

  • 重複コンテンツの最適化
  • モバイル対応
  • ページ速度を早くする
  • SEOツールでサイトを管理する

重複コンテンツの最適化

ECサイトは、同商品でもサイズや色違いやセット売りなどにより、商品情報などがほとんど同じページが作られやすいです。しかし、そのように似たページは検索エンジンから重複コンテンツと見なされて検索順位に大きく影響を与えてしまう可能性があります。

重複コンテンツにならないように、以下の3つのポイントを押さえながら最適化していきましょう。

  • インデックスされているページを確認
  • インデックスに関する問題を特定する
  • インデックスに関する問題の対処法

インデックスされているページを確認

まずは、自社で展開しているECサイトに重複ページがあるかどうかを確認していきましょう。そのためには、『site:自社ECサイトURL』で検索して自社ECサイトがどれくらいインデックスされているかを確認していく必要があります。

上記のように検索してみて、ECサイトの保有商品数やページ数に対してインデックスページ数が多ければ注意が必要です。

インデックスに関する問題を特定する

インデックスページが多い場合は、その原因を探っていきましょう。先ほどの『site:自社ECサイトURL』でECサイトのトップページではなく、カテゴリーページのURLで検索してみます。

上記のように、該当のカテゴリーページが1件だけインデックスされていれば最適化されている状態です。もし何ページもインデックスされていれば、重複している可能性があるので最適化しましょう。

インデックスに関する問題の対処法

上記の方法で内容が全く同じ重複ページを見つけたら、そのページがインデックスされないように以下のメタタグを追加しましょう。

<meta name=”robots” content=”noindex,follow”>

こうすることでそのページを削除しなくてもインデックスされなくなるので、検索エンジンからの評価を改善できます。

モバイル対応

PCよりスマホなどのモバイルデバイスの所有率が高くなっている現在、Googleはモバイルフレンドリーを重要な評価基準に加えています。

特に2019年7月からはモバイルサイトをPCサイトより重要な評価基準とし、PCサイトがモバイルサイトの次に評価される『モバイルファーストインデックス』が導入されました。
2019年のアップデートはまだ新規サイトに対するものですが、全てのサイトの主要評価基準がモバイルに変更していくのは時間の問題です。

モバイルからECサイトにアクセスした際のユーザビリティは上位表示されるための必須条件と心得て、早急に対応していきましょう。

ページの表示速度を早くする

Googleでは、2018年7月にページの表示速度が極端に遅いサイトの評価を下げる『スピードアップデート』を導入しました。そのため、決済機能や会員・ポイントなど様々な機能や画像などを多く使うECサイトでは、表示速度が遅くならないように注意する必要があります。

ページの表示速度は、1秒遅くなるごとにコンバージョン率が7%下がると言われていて、2秒以内に表示されない場合離脱率が上がっていきます。最低でも2秒以内の表示を目指して改善していきましょう。

SEOツールでサイトを管理する

ECサイトのSEO対策は業績を伸ばす上で必要不可欠です。しかし、ECサイトは在庫管理から受注やアフターフォローまで業務が多いので、重複コンテンツやリンク切れはないか?離脱率が高いページはどれか?などをチェックしていくのは大変です。

そんな場合は、以下のようなSEOツールを使うことで効率的なサイト管理が可能となります。

売上を上げるために日々の業務もSEO対策も欠かせないものなので、ツールを使いながら賢く対策していきましょう。

【SEO対策4】ECサイトのコンテンツSEO

ECサイトは商品販売がメインなため、ブログのような記事を主体としたコンテンツ制作を行なっていないケースも少なくありません。
しかし、コンテンツSEOは新規見込み客の囲い込みからファン作りまでを行うことができますし、専門的な情報を発信することでECサイトの信頼性も高まるので重要な施策の一つです。

ECサイトで行なっていきたいコンテンツSEOの施策は以下の通りです。

  • キーワードを選定する
  • 競合調査
  • 文字数をなるべく増やしたコンテンツを作成
  • 画像や動画でコンテンツを補足
  • 公開後解析ツールを使用しデータを分析する
  • 記事の更新頻度を増やす

キーワードを選定する

まずはキーワードを選定して、そのキーワードを元にコンテンツ制作していきます。
キーワード選定方法は前述した方法で行なっていきますが、コンテンツSEOではすぐに購買行動を起こさない見込み客を集客して優良顧客へと育成できるので、コンバージョンから多少遠いキーワードも使えます。

ただし、『集客・購買・アフターフォロー』のそれぞれに適したキーワードが違うので、どのキーワードがコンバージョンに近いのか?コンバージョンから遠いキーワードはどのようにコンバージョンに近づけるのか?を考えていくことが大切です。

競合調査

キーワードを選定したら、次は『そのキーワードでどのようなページが上位表示されているか?』を調べていきます。実際に検索エンジンにそのキーワードで検索してみて、1ページ目の1〜10位にどのようなコンテンツがランクインしているかを確認しましょう。

例えば『タブレット お絵かき』というキーワードなら、上記のように検索結果に表示されるページやそのページを配信しているサイトを詳しくチェックし、内容や傾向・特性を掴んでいきます。

文字数をなるべく増やしたコンテンツを作成

検索エンジンに上位表示されるページの傾向や特徴がつかめたら、早速コンテンツを制作していきましょう。多くの場合記事を制作していくことが多いですが、この時に注意したいのが文字数です。

検索で上位表示されている記事の多くは文字数が多い傾向があります。
もちろん文字数が多いからと言って必ず上位表示されるわけではありませんが、ユーザーの悩みを解決するためにはそれなりに網羅性・専門性・オリジナリティを高める必要があり、それらを実現させると自然と文字数が多い記事になります。
そのため、極端に文字数が少ない場合は『きちんとユーザーの悩みを解決できているか?』『不足点はないか?』とチェックしていくことが大切です。

##内部リンク##(コンテンツマーケティング 記事制作)

画像や動画でコンテンツを補足

記事を執筆する段階でも執筆後でもいいですが、テキストだけだと内容がわかりにくい可能性があるので画像や動画も加えていきましょう。

画像や動画を加えると、テキストだけのコンテンツより94%も閲覧数が増えるという調査結果もあります。また、熟読率も上がり離脱率が減少して滞在時間が向上していくことで、Googleなどの検索エンジンからの評価も高まる傾向があります。

画像や動画を加える場合は、ページの表示速度に影響が出ないように圧縮やCDNを利用するなどして工夫しましょう。

公開後解析ツールを使用しデータを分析する

コンテンツ完成後に公開したら、そのまま放置せずにサーチコンソールやGoogleアナリティクスなどを使用して、継続的に分析することが重要です。

これらの解析ツールでは直帰率やページビュー数、平均滞在時間などの情報がわかるので、データを元に『どこに問題があるか?』『どのようにすれば改善できるか?』などを分析して改善していきましょう。

記事の更新頻度を増やす

コンテンツSEOでGoogleから評価されるためには、記事の更新頻度も重要です。ただし、クオリティの低い記事を頻繁に更新すると検索エンジンからの評価を下げてしまう原因になるため、闇雲に更新するのはオススメできません。

ECサイトは業務量も多いので通常の作業に支障を出さないためにも、クオリティの高いコンテンツを最低でも週に2記事程度は制作していけることが理想です。

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コンテンツSEOでは、アクセスを集めるために商品名以外のキーワードでも記事を制作する必要があります。
情報収集系や検討系、ランキングなどの比較系を中心に、ECサイトにアクセスしてもらう記事を制作しましょう。
池田直樹
ZERO式ECサイト制作はこちら

【SEO対策5】ECサイトの外部施策

ECサイトの外部施策では、『被リンク』などのECサイトに直接的に関わっていない要因を整理していきます。

Googleなど検索エンジンでは質の良い被リンクが多いサイトを高く評価するので、関連キーワードで上位表示されている競合他社の被リンクをチェックして、最低限それらの被リンクを獲得できるようにしましょう。

例えば、競合が影響力のあるブロガーやまとめサイトなどでECサイトを紹介してもらっているなら、自社ECサイトでも商品に関連する有名ブロガーやまとめサイトから紹介してもらうなどの方法があります。

ただし、検索エンジンから評価が低い悪質なサイトから被リンクを受けている場合、ECサイトもその評価を受け継いでしまう可能性があるため注意が必要です。自社ECサイトでそういった被リンクを見つけたら、サーチコンソールなどでリンクの否認を行ないましょう。

また、SNSなどで商品が自然に拡散されれば広告費の削減にも繋がり、ファンの獲得に役立ちます。ECサイト専用のSNSアカウントを開設し、公開した記事を投稿していきましょう。

外部施策で気をつけるポイント

上記でも触れましたが、Googleのガイドラインに沿わずに被リンクを購入したり、サテライトサイトを作ってECサイトにリンクを貼るというような悪質な行為は『悪質なサイト』という評価を受けます。
こう言った行為は『ブラックSEO』と呼ばれ、Googleからペナルティを受けて圏外に飛ばされてしまう可能性があるので行わないようにしましょう。

また、SNSやまとめサイトからの被リンクについては、実は『nofollow』扱いとなるため検索エンジンの評価に大きく影響を与えるわけではありません。
しかし、コンテンツに気づいてもらってサイトの認知度を上げる効果があるので、施策としては十分効果を期待できます。

ユーザーの満足するコンテンツを作り、被リンクをもらう

外部施策は様々な方法がありますが、現在Googleでは、人工的でなく『自然発生した被リンク』を多く獲得しているサイトを高く評価しています

『自然な被リンク』とは、ユーザーがサイトに共感したり役立つコンテンツだと認識することで発生するもの。ユーザーが真にコンテンツに満足できるからこそ行なってもらえるアクションと言えます。

そのため、何よりもサイトのユーザービリティ・商品のラインナップ・アフターフォローなどを充実させて、ユーザーに満足してもらうことが最も重要な施策となります。

まとめ:ECサイトのSEO対策を行い売り上げをあげよう

ECサイトで広告費を押さえながら売上を上げていくには、検索エンジンで上位表示されて集客を行なっていくことがとても重要になります。
確かにECサイトが飽和状態になっているためSEO対策も工夫していく必要はありますが、効果的にSEO対策が行えているECサイトは、実はまだまだ多くありません。

しかしそういった競合ECサイトも、正しいSEO対策のやり方に気付いた施策を打ち始めたら競争率は高くなってしまいます。施策を打つなら早く行うことが、チャンスを逃さないためにも大切です。

この記事のおさらいポイント

・ECサイトのSEO対策は難しいが、売上を上げるために重要
・キーワードはコンバージョンに近く、競合が少ないものを選定する
・内部施策では、ユーザーやクローラーが回遊しやすいように最適化する
・テクニカルSEOでは、検索エンジンのアルゴリズムを理解して最適化する
・コンテンツSEOでは、ユーザーの検索意図を掴んで満足してもらえるコンテンツ制作が大切
・外部施策では、ユーザーに満足してもらい自然にリンクしてもらうことが重要 
WEBコンサルタントのご紹介
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