ホームページとは、企業の顔とも呼ぶべきコンテンツです。そのため、ユーザーのためになる情報を盛り込む必要があります。
ホームページの目的は、恒常的に運用することでユーザーを集めコンバージョンを上げることです。トップから下層ページにかけて情報を掲載することで、目的の達成を目指します。
この記事では、不動産売買サイトにおけるホームページの役割と重要なポイントを紹介します。制作の際の料金なども解説するので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読んだらわかること
・不動産売買向けホームページ制作の重要なポイント
・不動産売買向けホームページに盛り込みたいコンテンツ
・不動産売買向けホームページ制作の費用や相場
・ホームページ制作後に行いたいマーケティングについて
・ホームページ制作で参考にしたいサイトについて
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
不動産売買向けホームページの役割って何?
ここでは不動産売買の会社がホームページを制作する意味とその役割について、具体例をいくつか挙げながら詳しく紹介します。どういった目的で制作されるのかというのをユーザー目線からも解説するので、ぜひチェックしてください。
ホームページに似たもので「ランディングページ」がありますが、ランディングページがユーザーにアクションをしてもらうための縦長1枚ページのものであるのに対し、ホームページは恒常的に運営することを目的とした複数ページのものなので、混同しないようにしましょう。
①不動産売買の方法を伝える
不動産売買のホームページでもっとも重要なのが、『不動産売買の方法をユーザーに伝えること』です。不動産売買サイトは特に特殊なサイトであり、サイトに訪れるユーザーの目的はほぼ『不動産の売却』に集約されます。
不動産売買には新築購入や仲介購入、売却などさまざまな種類の売買方法があります。各売買の方法について深堀りし、詳しく記載されたコンテンツがあると親切です。
ユーザーは不動産売買の方法を知りたくて検索した末にホームページにたどり着いているので、訪問したユーザーに分かりやすいように情報を伝えなくてはなりません。
②『査定はどうやって進めるのか』をユーザーに知ってもらう
不動産売買の方法と同じぐらいに大切な情報が『査定はどうやって進めるのか』ということです。例えば査定は電話で問い合わせる必要があるのかメールだけで済むのか、一括査定に対応しているのかなど、ユーザーが抱える不安を解消するコンテンツを盛り込む必要があります。
また、査定は主に売却時に行うということや、売買に関わるなどの情報をサイト内に盛り込んでおくことも重要です。ユーザーが知りたいことの一歩先まで記載しましょう。
③自社の特徴を訴求する役割
ホームページには、不動産売買の方法や査定の流れをユーザーに知ってもらった上で、「自社はこんな特徴があります」と訴求する役割があることも押さえておきましょう。
不動産売買会社には全国展開をしているところや特定の地域に特化しているところなど、さまざまな種類があります。 会社独自の強みをアピールすることが大切です。
また、「不動産をなるべく早く売却したい」「なるべく高額で売却したい」など、特定のユーザーに向けた情報を盛り込んでおくことも重要です。
不動産売買向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
この項目では、不動産売買の会社がホームページを制作する上で重要なポイントを解説します。良いホームページを完成させるためには、この項目で紹介する5つのポイントを押さえることが大切です。
①不動産売買ホームページのメインコンテンツは『査定方法』
参照:https://staylinx.jp/contents/request/
上記でも少し触れましたが、不動産売買系サイトで力を入れるべき項目は『査定方法』です。査定方法をいかに分かりやすく魅せられるかでユーザーが最後まで見てくれるか離脱するかが大きく変わります。
また、他社との違いを記載せずに、ただ審査の方法を羅列するだけでは、ユーザーは強みのある他社ページに流れて行ってしまいます。「スピード査定を行なう」「高額査定を行なう」「無料査定を行う」など売りになる特徴があればコンテンツとして盛り込むようにしましょう。
②査定方法の紹介ページはとにかく『丁寧』で『優しく』
参照:https://www.shonanbaibai.com/baikyaku/
査定方法を詳細に掲載する『詳細ページ』はサイトのすべてと言っても過言ではありません。査定方法を丁寧に記載することで、ユーザーは実際に売買を行うシミュレーションが行えます。
また、ホームページに訪れるユーザーは、不動産売買に詳しい方とそうでない方が混在することを忘れてはなりません。「専門用語を使わない」「専門用語の解説ページを設ける」など、誰が見ても分かる内容にしましょう。
たとえ他社との違いや強みがしっかりアピールできていたとしても、査定方法の詳細ページが分かりにくいとユーザーは離れてしまいます。査定方法の詳細ページは誰が読んでも分かりやすく、専門用語の少ない優しい内容にしましょう。
③業務写真は実際の雰囲気を伝える
業務を行っている最中の写真を掲載することは、実際の雰囲気を伝えるのに有効な手段のひとつです。査定中の写真を持っている場合はホームページに載せるようにしましょう。
査定中の写真を起用することで、ユーザーは実際に査定を受けている様子が想像しやすくなります。また、自社の雰囲気なども伝えられるのが魅力のひとつです。
④自社の店舗情報や店舗アクセスも掲載した方がいい
参照:https://www.livable.co.jp/branch/akasaka/
ユーザーのなかには、実際に店舗でスタッフとやりとりをしたいという方も一定数存在します。そのようなユーザーに向けて、店舗情報やアクセス方法などもサイト内に掲載しましょう。
店舗情報やアクセス方法は、ただ住所を載せるだけではなく、最寄り駅はどこなのか、最寄り駅から徒歩何分かかるのか、店舗の周辺に何があるのかなど詳しく記載することが重要です。
また、ユーザーが店舗に来る際に迷ってしまう可能性を加味して、日中連絡の取れる電話番号を載せておくと親切です。自社の店舗情報や店舗アクセスを掲載する場合は、査定方法の紹介ページと同様に丁寧に掲載することを心がけましょう。
⑤初心者向けの案内ページを用意しておく
参照:https://ikura.jp/real-estate-sale-step/
初めて自社のサイトを訪れるユーザー向けに、初心者向けの案内ページを用意しておくとユーザーの離脱が防げます。また、初心者向けの案内ページを用意しておくことで、査定も丁寧に行ってくれるのではないかという期待感を持たせられるのも魅力です。
初心者向けの案内ページでは、サイトの見方からどんな物件を中心に買取しているのかまで、幅広い情報を記載するのがおすすめです。また、企業によっては会社紹介の位置付けで掲載しているところもあります。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
前章では、不動産売買向けのホームページを作る際に盛り込むべき5つの重要なポイントについて解説しました。続いてこの項目では、前章にプラスすることでより効果になるコンテンツを紹介します。
前章はホームページを制作するうえでの基本的な内容でしたが、この章は応用的な内容です。スタッフ紹介などのコンテンツを入れることで、さらにホームページの効果が上げられます。
査定時の流れ
参照:https://www.nomu.com/seller/
「査定時の流れ」では、査定から売却まで、どのようなステップを踏んで進んでいくのか紹介します。査定金額や所有権の移転手続きなどの一連の流れだけでなく、売却後のことについても記載すると親切です。
画像を使ってチャートのように見せると、より分かりやすくなるのでおすすめです。訪れたユーザーも実際に売却する時のイメージが掴みやすくなります。
店舗スタッフの紹介
不動産の売買は人生において大きな取引のひとつですので、当然ながら失敗したくないと考えている方がほとんどです。どんなスタッフに売買をお願いするかが不透明だと、ユーザーは不安になってしまいます。
そこで、ホームページを制作する際には、実際に働いている店舗スタッフの写真を載せるようにしましょう。スタッフの顔が見られるようにすることで、ユーザーからの信頼感を上げられます。
また、スタッフの顔写真の下などに、そのスタッフが業務において大事にしていることなど何か一言添えておくと、さらに信頼度を上げることが可能です。
スタッフブログ・広報ブログ
参照:http://cothax.com/blog.html
スタッフや広報のブログも、ホームページ制作で入れると良いおすすめコンテンツのひとつです。実際に働いている店舗スタッフが日々起きていることについて発信することで、ユーザーに親近感が与えられます。
また、広報スタッフがブログを通してキャンペーンなどを発信することも有効的な手段のひとつです。お得な情報やスタッフの飾らない様子を掲載することでも、ユーザーからの信頼度を上げられます。
Q&A・ノウハウコンテンツ
参照:https://smtrc.jp/useful/qa/baibaikeiyaku/index.html
不動産の売買は「契約」にあたる行為であるため、法律に関する事柄がいくつか出てきます。また、税金などお金に関する知識も必要なため、初めて不動産の売買を行うユーザーにとっては高いハードルのように感じられます。
そのため、ユーザーの不安が解消できるようなノウハウコンテンツを用意しておくのがおすすめです。ユーザーの不安を解消することで、ユーザーの離脱を防ぐこともできます。
また、ユーザーの疑問を解決するQ&Aのようなコンテンツを用意するのもおすすめです。法律やお金に関すること以外で疑問を抱えているユーザーもいます。
不動産売買向けホームページ制作の相場・料金とは?
ここまではホームページの役割やホームページを作る際に重要なポイント。盛り込むと良いコンテンツについて紹介します。続いて、ホームページ制作の費用と一般的な相場について解説します。
簡単で小規模なものから大規模で複雑なものまで、ホームページのタイプ別に解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
小規模なホームページの場合
必要最低限な情報のみを盛り込んだ、シンプルかつ小規模なホームページの制作費用の相場は、およそ50~100万円です。
ページボリュームの想定は約10ページで、難しいシステムがなく問い合わせフォームのみが用意されているような簡易的なホームページですと、このくらいの相場になります。
平均的なホームページと比較してやや短かく、コンテンツも少ないのですが、ホームページとして最低限の役割を果たしてくれます。初めてホームページを作る、創業したての企業にもおすすめです。
大規模なホームページの場合
簡単なデータベースを使用しているものの、ページ数の多い大規模なホームページの制作費用の相場は、およそ300~500万円です。
問い合わせフォームに加え、スタッフや広報のブログなど自社で編集できる管理機能が盛り込まれています。また、物件がデータベース化されていることや、CMSで顧客や物件が管理できるシステムが導入されていることが特徴です。
ページボリュームは自社が展開しているエリア、物件数によって異なります。不動産売買があまり行われていない地域であればページ数は少なくなりますし、需要が多いエリアであれば多くなるのがポイントです。
大規模かつ複雑なホームページの場合
ページ数が多く大規模で、かつ複雑なデータベースを使用しているホームページの制作費用は500万円~です。システムを盛り込む分だけ、費用は大きくなっていきます。
前項と同様、問い合わせフォームや自社で編集できる管理機能、CMSで顧客や物件が管理できるシステムが盛り込まれています。また、物件がデータベース化されているのもポイントです。
ページボリュームは、エリアによって異なります。全国向けの不動産売買ホームページのように、あらゆる情報を多角的に網羅していることが特徴です。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・約10ページ ・作りが簡素 |
大規模 | 300~500万円 | ・複数の機能を搭載 ・作りが簡素 |
大規模かつ複雑 | 500万円~ | ・複数の機能を搭載 ・作りが複雑 |
不動産売買向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
ホームページはユーザーを集客し、コンバージョンを達成するためのひとつのツールでしかありません。ホームページの制作はゴールではないということを留意しておく必要があります。
コンバージョンを達成し続け、さらに高めていくためには、ホームページを制作した後もマーケティング戦略を行い続けていくことが重要です。
そこでこの項目では、一般的なWEB施策について紹介します。「その施策が不動産売買業に適しているのか否か」ということも解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
コンテンツマーケティング
参照:http://box5244.temp.domains/~zerosjp/labo/
「コンテンツマーケティング」とは、ユーザーにとって価値のある情報を提供し続けることで、ファンとして定着してもらうことを目的とするマーケティング戦略を指します。
このZEROラボもコンテンツマーケティングの施策のひとつです。有益な情報を提供し、ユーザーさんの疑問を解決し、問い合わせまで進んでもらうという狙いがあります。
専門的な知識を問われることが多い不動産系とコンテンツマーケティング施策は相性抜群です。法律やお金に関する疑問などを解説することにより、その後の問い合わせや広告等への誘導もしやすくなります。
SEO対策
物件の名前やエリア名などを拾いやすい不動産売買サイトは、SEO施策をしっかりすることで検索順位を上げやすくできるジャンルのひとつです。
不動産売買サイトはただ物件名を盛り込むだけでなく、地名+土地や地名+マンション、駅名+土地というようにキーワードを複数盛り込むことで検索順位を効率よく上げられます。
また、上記のコンテンツマーケティングと組み合わせるWeb施策もかなり有効です。工夫次第でコンバージョンをさらに高められます。
リスティング広告
「リスティング広告」とは、Yahoo!やGoogleのような検索エンジンで、検索結果の一番上や一番下に表示される広告のことです。ユーザーの目に付きやすいところに表示されるのでアクセスが見込めます。
不動産の保有数が多いエリアに対してエリア+マンション・土地・一戸建て+売買・売却系のキーワード、または物件名で広告打つと、より効果が期待できます。
【厳選ピックアップ】不動産売買向けのホームページ制作で参考になるサイト4選
最後に、ホームページを制作するにあたって参考になるサイトを4つ紹介します。いずれのサイトも優れたデザインや設計を採用しているので、ぜひホームページ制作の参考にしてください。
東急リバブル
参照:https://www.livable.co.jp/baikyaku/
東急リバブルのホームページは今風で、爽やかさを感じられるのが特徴です。厳格さが控えめで、ユーザーにとって親しみやすいデザインになっています。
サイト内に検索機能も設置しており、不動産売買サイトで必要な要素が網羅されています。また、検索機能ではマンションや一戸建てなど、不動産の種類に応じて検索できる機能が備わっているのが魅力です。
MORIMOTO
参照:https://www.morimoto-chukai.jp/
「MORIMOTO」は、取扱エリアを限定している地域密着型の不動産サイトです。青を基調としているのが特徴で、東急リバブルと同様にユーザーが親しみやすいデザインになっています。
通常の検索窓のほかに路線で探せる検索機能を搭載するなど、地域密着型サイトならではの趣向が凝らされています。小規模〜中規模の不動産売買サイトを制作する際に参考にしたいページです。
ノムコム
参照:https://www.nomu.com/
「ノムコム」は、大手不動産会社のひとつ「野村不動産アーバンネット」が運用しているネット売買用のホームページです。各項目が分かりやすく配置されており、目的のページや情報に素早くアクセスできるのが魅力です。
マンションから土地に関することまで幅広く紹介されており、さまざまな情報を網羅しています。大規模で複雑なホームページを制作するのに参考にしたいページです。
hipflat
参照:https://www.hipflat.co.th/ja
「hipflat」は、タイのバンコクやパタヤ中心に案内を行っている海外の不動産紹介サイトです。売買や賃貸など幅広く紹介をしていることや、検索機能をファーストビューに持ってきているのが特徴です。
上記でも紹介したように、ブログで日々起きていることを発信すると、ユーザーに親近感が与えられます。シンプルな作りで、小規模なホームページを制作したい場合に参考にしたいページです。
ホームページを制作して自社の情報を的確にユーザーへ伝えよう
不動産売買向けホームページの目的は、ユーザーが知りたい情報を網羅した上で自社の特徴を訴求することです。そのためにはチャートや画像を使用するなど、分かりやすい内容にする必要があります。
ホームページは制作することがゴールではありません。コンバージョンを維持し、さらに高めていくためにマーケティング戦略を行う必要があります。
また、ホームページを制作して効果を継続的に出していくのに、他社サイトを参考にするのもおすすめです。この記事を参考に、ぜひホームページ制作へ着手しましょう。
この記事のおさらいポイント
・メインコンテンツは査定方法で、分かりやすくまとめることが重要
・初心者向けのページやブログがあるとユーザーに親近感を持たせられる
・ホームページ制作はゴールではなく、マーケティング戦略も行う必要がある
・ホームページ制作費用の相場は50~500万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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