複数のページにわたりユーザーにとって有益なあらゆる情報を集約させたWebサイトをホームページと呼びます。
インターネットが広く普及した現代において、ホームページは企業にとって欠かすことのできない重要な施策だといえるでしょう。
この記事ではイベント・フェスの分野におけるホームページの役割と重要ポイントについて解説していくので、ホームページ制作の参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作で重要なポイント
・ホームページ制作の費用相場
・ホームページ制作後のマーケティング戦略
・イベント・フェス向け参考ホームページ
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
イベント・フェス向けホームページの役割って何?
最初にホームページの役割について解説します。
イベント・フェス向けのホームページを制作する目的とその背景をユーザーの視点に立って説明していくので、ぜひ目を通してください。
①イベントやフェスの開催情報の周知
イベント・フェス向けホームページが担うもっとも大きな役割はイベントやフェスの開催情報を周知することにあります。
ホームページを訪れるユーザーの大半が開催されるイベントの情報収集を目的としています。
つまりイベント・フェス向けホームページにおいては、ユーザーにとって有益である「開催に関する情報」を掲載することが特に重要だといえるでしょう。
開催情報の周知はイベント・フェス向けホームページのメインともいえる大切なコンテンツなので、開催に関する情報は漏らすことなく掲載するよう留意してください。
②『どんなイベントなのか』をユーザーに知ってもらう
日付や会場といった開催情報も大切ですが、どんなイベントなのかをユーザーに知ってもらうことは、イベント・フェス向けホームページにおいて開催情報と並ぶ重要な役割だといえます。
中でも「イベント当日のスケジュール」や「どんな出し物があるか」といった情報はホームページを訪れるユーザーにとって開催情報以上に強い関心のある情報なので、ユーザーのニーズを把握して的確に情報を発信していきましょう。
イベント・フェス向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
続いてはイベント・フェス向けのホームページを制作する上で大切な基本要素について解説していきます。
ここで紹介するコンテンツはユーザーのニーズを満たす優れたホームページを完成させるためには欠かせないものばかりなので、ぜひ参考にしてください。
①イベント・フェス向けホームページのメインターゲットは『当日参加者』
イベント・フェス向けのホームページを制作するにあたって、ホームページのメインターゲットとなるユーザーが当日参加者であることを強く意識しておく必要があります。
ユーザーのニーズを満たすためには当日参加者の年齢層や趣向をある程度予測し、ターゲット像に沿った設計をおこなうことが重要です。
まずはホームページを訪れるユーザー像をしっかりと作り込み、訪問者を満足させられるようなサイト作りを心がけましょう。
②イベントやフェスに合わせたデザインを採用する
イベント・フェス向けホームページではイベントのコンセプトやイメージにマッチしたデザインを採用することが重要です。
上記の項目とも少し被りますが、たとえば肉フェスならそのまま肉のイメージを強調するなど、ターゲットとなるユーザーに刺さるような見栄え・色合いにすれば、当日の参加を検討しているユーザーの関心を引きつけることができるでしょう。
これはイベント・フェス向けのホームページを制作する上でとても大切な要素のひとつなので、ぜひ頭に入れておいてください。
③出店する店舗や出演者のプロフィールはしっかり紹介する
店舗や出演者、料理といった催し物はイベント・フェスの中核をなす重要なコンテンツです。
ユーザーの多くは出店する店舗や出演者のプロフィールなど催し物の内容によって当日イベントに参加するか否かを判断するため、催し物に関する情報は不足のないようにしっかりと紹介してください。
イベントのメインとなる催しに関しては魅力が伝わるような写真や動画を掲載して、ユーザーの参加意欲を刺激すると良いでしょう。
④イベントへのアクセスは正確にわかりやすく
Webサービスとは異なり、イベントやフェスはインターネット上ではなく現地の会場で開催されます。
そのため、会場までのアクセスや地図情報はユーザーにとって非常に有益な情報となるため、当日参加者が迷わず会場にたどり着けるようイベント会場へのアクセス情報は正確かつわかりやすく掲載しましょう。
当然ながら会場までの移動手段はユーザーによってさまざまなので、アクセス情報を掲載する際には電車やバス、タクシーなどあらゆる交通手段を想定することが大切です。
⑤動画や写真・SNSを活用してPRを行うのは必須
ホームページはイベント・フェスの集客力をアップさせる上に欠かすことのできない重要な施策のひとつですが、現実世界において期間限定で催されるイベントは、ホームページだけで充分な集客を実現できるほど甘いものではありません。
そのため、前回階催時の写真やプロモーション動画をサイト内に埋め込んでユーザーの意欲を刺激したり、SNSを利用したマーケティングで口コミによる相乗効果を狙うなど、さまざまな手法を併用してユーザーの「ワクワク感」を促すことが大切です。
併用することで相乗効果が期待できるマーケティング手法については後の項目で詳しく解説するので、ぜひ目を通してください。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
次に、イベント・フェス向けのホームページを制作するにあたって盛り込みたいおすすめのコンテンツを紹介します。
ここでは、前章で紹介した基本要素を押さえた上でプラスすることによってさらなる効果が期待できる、いわば応用篇のコンテンツについて解説していくので参考にしてください。
お役立ちコラム
イベント・フェス向けのホームページではコンテンツマーケティングの一環としてイベントに関するコラムを掲載して信頼性を高める手法が有効です。
コンテンツマーケティングとは有益な情報を連続的に提供してユーザーを最終的にコンバージョンへと誘導することを目的としたコンテンツを指します。
たとえば参加型の音楽イベントであれば「ロックフェスを100倍楽しむ方法!」のような関連性の高い情報を提供することでより高い効果が期待できるので、ホームページを制作する際はぜひコラムの掲載を検討してみてはいかがでしょうか。
よくある質問(Q&A)
Q&A形式のよくある質問はホームページの利便性を大幅に高める効果が期待できる使い勝手の良いコンテンツです。
ユーザーから過去にあった質問や問い合わせの多い項目への回答を掲載するだけでなく、これまでに記載できなかった情報を掲載すれば情報の過不足を調整することが可能なので、ぜひ設置しておきましょう。
よくある質問では回答を一目見ればユーザーの疑問を解決できることが重要なので、回答を掲載する際は充分に留意してください。
スタッフ・ブログ
実際にイベントに参加するスタッフが「日々で起こった出来事」や「どういう準備をしているか」などを綴るスタッフ・ブログもホームページに盛り込んでおきたいコンテンツのひとつです。
ホームページにスタッフ・ブログを盛り込むことで、ブログを綴ったスタッフのみならずイベントへの親近感をユーザーに植え付ける効果が期待できます。
SNSでも併せて実施すればより多くのユーザーに届けることができるので、SNSのアカウントをホームページに埋め込むなど、複数の媒体で同時にブログを掲載することをおすすめします。
イベント・フェス向けホームページ制作の相場・料金とは?
続いて、ホームページの一般的な制作費用と相場について解説します。
制作費用はホームページの規模によって大きく変わってくるので、ぜひ参考にしてください。
小規模なホームページの場合
簡易的かつ小規模なホームページの制作にかかる費用の相場はおよそ50~100万円となっています。
問い合わせメールの送受信ができる程度でそれほど難しいシステムを実装しない10~20ページの規模なら上記の予算内で制作することが可能です。
ランディングページも同様に50~100万円程度の予算があれば制作できるので、ぜひこの機会に頭に入れておいてください。
中規模なホームページの場合
上で紹介したものよりも複雑なシステムを実装したホームページの制作費用はおよそ100~300万円が相場です。
ページ数は10~20程度を想定しており、アニメーションや素材をゴリゴリ動かすことを想定しているためやや割高にはなりますが、デザインの自由度は段違いに幅広くなるので設計次第では高い集客効果が見込めるでしょう。
構築されるシステムには問い合わせフォーム、場合によってはストアへの誘導までもが含まれます。
完成度の高いホームページを制作したいのであれば、ぜひ検討してみてください。
イベント・フェス向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
ここではホームページの制作後に併せて実施したいマーケティング戦略を紹介していきます。
その施策がイベント・フェスの分野に適しているか否かを主題として解説するので、ぜひ目を通しておいてください。
リスティング広告
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードによって表示される内容が変化するため、ターゲットを絞ったピンポイントなマーケティングが可能です。
イベント向けホームページと併せて実施するのであれば「大阪+肉フェス」「東京+ロックフェス」といったように、イベントの種類とエリアで絞り込むと良いでしょう。
リスティング広告はイベント・フェスの分野と相性の良いマーケティング戦略なので、可能であればぜひ実施してみることをおすすめします。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はアプリやWebサイト上に表示されるネット広告の総称です。
ピンポイントなターゲティングには不向きですが、不特定多数のユーザーに対してマーケティングすることが可能なので、こちらもホームページ制作後は積極的に実施してみると良いでしょう。
イベント・フェス向けホームページの場合にはリスティング広告と同様にエリアやイベントの種類で絞り込んで広告を打つことをおすすめします。
リターゲティング広告(バナー広告)
検索履歴などの情報から逆算し、過去にホームページを訪れたユーザーを再度ページに誘導するためのネット広告をリターゲティング広告と呼びます。
過去に1度でもホームページを閲覧しているユーザーはそのイベントに関心を持っている可能性が高いので、リターゲティング広告はイベント・フェス向けホームページと相性の良い施策だといえるでしょう。
ただし、リターゲティング広告はその性質上、繰り返し表示することによってユーザーの不快感をあおる恐れがあるため、多用しすぎないよう注意が必要です。
SNSマーケティング
TwitterやFacebookに代表されるSNSを利用した施策をSNSマーケティングと呼びます。
SNS上に広告を展開することで口コミ効果を期待できる他、情報が拡散されやすく、またユーザーの視点に立った訴求がしやすいなどさまざまなメリットがあります。
SNS上でマーケティングを展開することによって多くの集客が見込めますが、その反面炎上しやすいというSNS特有のデメリットもあるため、SNSマーケティングを実施する際は事前に専門の業者に相談するなど何らかの対策を講じておくと良いでしょう。
SEO対策
ホームページを運営するにあたって検索エンジン最適化、いわゆるSEO対策は避けて通ることのできない重要な施策です。
SEO対策をしっかりと講じておけば、エリアやイベントの種類で絞り込んでユーザーが検索をおこなったときに自社のホームページを上位に表示させ、より多くの訪問者をサイトに誘導することが可能となります。
ただし、SEO対策は効果を発揮するまでにある程度の期間を要することに加え、適切な対策をおこなうにあたっては専門的な知識が不可欠です。
決して簡単ではありませんが、SEO対策は広告などと違って低コストもしくは無料で実施できる他、長い目で見ればブランディングの効果も期待できるので、ホームページの運用と併せて積極的に手掛けることをおすすめします。
【厳選ピックアップ】イベント・フェス向けのホームページ制作で参考になるサイト3選
最後に、ZEROラボが特に良いと感じたイベント・フェス向けのホームページをいくつかピックアップしてみなさんに紹介します。
特に優れているポイントを具体的に解説しながら紹介していくので参考にしてください。
フジロック
こちらは言わずと知れた老舗音楽イベントのホームページです。
動画や写真を豊富に掲載して会場の雰囲気をユーザーにアピールしている他、音楽イベントに不慣れな方でも安心して参加できるようイベントの理念やマナーについて詳しく記載されています。
アクセスの案内や出演者の情報、よくある質問などこの記事で紹介した基本要素はおおむね網羅されているので、隅々までよく観察してホームページ制作に役立ててください。
肉フェス
こちらは名前からも察せられるとおり、肉に特化した食品系イベントのホームページです。
イベントの雰囲気を伝えることはもちろん、過去のイベントで出品された肉料理の写真を数多く掲載してユーザーの食欲を刺激し、イベントへの集客に結びつけています。
コラムの内容も充実しておりコンテンツマーケティングを実施する際の参考としても最適ので、この機会に目を通しておくことをおすすめします。
ラーメン女子博 大阪
こちらは女性をターゲットに絞った食品系イベントのホームページです。
イベントに参加する店舗の料理の写真を紹介コメントと共に丁寧に掲載している他、開催日時やアクセス案内などイベント参加者のニーズを満たす情報が過不足なく掲載されています。
ファッション雑誌を思わせるおしゃれなデザインに加え、ゲストのイケメンタレントの写真を掲載するなどターゲットである女性ユーザーの嗜好に特化したデザインを採用していることも見逃せないポイントです。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
ホームページはユーザーのニーズに応じてさまざまな情報を掲載した一連のWebサイトです。
ホームページを構成するコンテンツはその形態によって大きく異なり、優れたホームページを完成させるための道筋はひとつではありません。
この記事を参考にすればきっとユーザーのニーズを満たす優れたホームページを完成させられるので、ぜひ参考にしてください。
この記事のおさらいポイント
・イベント・フェス向けホームページでは参加者の意欲を刺激することが重要
・イベント・フェス向けホームページの制作費用は50万円から300万円が相場
・他のマーケティング戦略と組み合わせれば相乗効果が期待できる
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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