「ホームページ」とは、複数のページへユーザーのためになる情報を載せたページのことです。以前は「サイトにアクセスした際、最初に表示されるページ」と解釈されていましたが、近年では意味が変化しています。
証券・投資会社向けホームページの役割は顧客の信頼感や安心感を担保することです。どんな商品を扱っているかユーザーに知ってもらい、自社の強みをアピールすることが大事です。
この記事では、証券・投資会社向けホームページ制作時に重要なポイントを5つ紹介します。マーケティングについても解説するので、最後まで読んで参考にしてみてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作時に重要な5つのポイントについて
・証券・投資会社向けホームページに載せたいコンテンツについて
・証券・投資会社向けホームページの制作費用相場
・ホームページ制作後のマーケティング戦略について
・ホームページ制作で参考にしたい4つのサイトについて
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
証券・投資会社におけるホームページの役割って何?
最初の章では、証券・投資会社向けホームページの役割について紹介します。「ホームページの目的とは何か」という基礎的な内容も紹介するのでチェックしてみてください。
ホームページと似た媒体に「ランディングページ(LP)」がありますが、LPは1ページ内に強みや特徴を記載し、最後で問い合わせなどの行動を起こしてもらうことが目的です。
一方のホームページは顧客から継続的にアクセスしてもらうことを目的としています。LPとホームページを混同しないように、この記事で押さえておきましょう。
①顧客の信頼感・安心感を担保する役割
証券・投資会社のホームページでもっとも重要なのが、『ユーザーの信頼度向上』です。証券や投資は失敗してしまう可能性もあるサービスのため、信頼感や安心感をいかに持ってもらうかが重要です。
また、証券・投資会社のホームページへアクセスする方は、基本的に『証券・投資商品』に対して興味を持っていることがほとんどです。
そのため、証券や投資商品に興味を持つユーザーに対し、「なぜ安心なのか」「なぜ信頼できるのか」を細かく訴求することが大切です。
②『どういう商品を扱っているか』をユーザーに知ってもらう役割
証券・投資会社のホームページにおいて信頼感の向上と並ぶくらいに重要な役割が『この会社がどのような商品を扱っているかを紹介する』ことです。
特に証券・投資会社は他社が扱っている商品と比較検討されることがほとんどです。そのなかでも自社が扱う商品を選んでもらえるようにアピールすることが非常に重要です。
③取り扱い商品自体を集約した『総合サイト』としての役割
証券・投資会社のホームページは、さまざまな商品の情報を集約した総合サイトという役割も担っています。どんな人にどの商品がおすすめなのかをしっかり伝えましょう。
また、特定の商品を購入すると現金がもらえる、新規で始めるとキャッシュバックが受けられるなどのキャンペーンを行っている場合は併せて記載するのがおすすめです。
証券・投資会社向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
続いて、証券・投資会社向けのホームページを作る時に重要な5つのポイントを紹介します。どんな点に注意すべきかも解説するので押さえておきましょう。
①商品・サービス紹介は『わかりやすさ+専門性』
参照:https://www.nomura.co.jp/lp/globalmajor/
証券・投資会社向けのホームページに入れたい重要なコンテンツのひとつが商品やサービスの紹介・説明に関するコンテンツです。
ユーザーは『この商品どんな特徴があるのか』『配当や手数料の仕組みはどうなっているのか』という疑問を抱いてホームページにアクセスする場合がほとんどです。
そのため、商品の説明や証券・投資の仕組みをユーザーに理解してもらえるようなホームページ作りを目指すことが重要です。
②セミナー・店舗ページへの導線を意識する
参照:https://www.nomura.co.jp/happylife_seminar/
コンバージョンのゴールとしてセミナーへの申し込みや店舗へ来店してもらうことを狙っている場合は、ゴールへ至るまでの導線を意識することが大切です。
ただページやコンテンツを用意するだけではなく、ナビゲーションバーに誘導ボタンを設置したり初心者向けのセミナーへ誘導をしたりと工夫を凝らしましょう。
③プレスリリースや新着情報はトップページに配置する
参照:https://www.nomura.co.jp/
証券・投資会社向けのホームページでは、プレスリリースや新着情報をトップページに配置しましょう。事実、大手の証券・投資サイトの多くはそのようになっている所がほとんどです。
プレスリリースや新着情報をトップページに配置する理由として、ユーザーに素早く情報を共有できることと、リピートコンテンツになり得るという2つが挙げられます。
そのため、トップページで積極的に情報の提供や共有を積極的に行いましょう。また、新しい情報が入ってきたら、その都度内容を更新していくことも大切です。
④自社の強みはしっかりアピールしよう
参照:https://www.matsui.co.jp/first/?mnu=hd
証券・投資会社向けのホームページでは、自社の強みをしっかりとアピールしましょう。他社と差別化している特徴などは、専用のページを用意するのがおすすめです。
ページを分ける理由として、ホームページはすべての情報を視野に納められないことが挙げられます。ホームページの情報を端から端まで見るためにはスクロールが必要であるため、強みや特徴が読み飛ばされてしまうことがあります。
しかし、専用のページを用意して強みや特徴のコンテンツを作ることで読み飛ばされるリスクが低減でき、ユーザーも有益な情報が視認しやすくなります。
⑤初心者向け解説ページを用意する
参照:https://www.matsui.co.jp/study/?mnu=hd
証券・投資会社向けホームページのなかに初心者向け解説ページを用意することも大切です。投資の種類やどんな投資が合っているのかなどのコンテンツを作成しましょう。
また、これまでに証券や投資に着手してこなかったユーザーは「初心者には難しいのではないか」という不安を少なからず抱いています。不安を解消し、前向きになれるコンテンツを用意することも大切です。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
この項目では、前章で紹介したポイントと組み合わせることで、より効果が実感できるコンテンツを紹介します。前章は基礎的だとすると、この章は応用です。
よくある質問やなぜその商品が選ばれるのかなど、ユーザーのメリットとなる情報を盛り込むことで、より自社や自社で扱う商品のよさを訴求できます。
アナリスト・アドバイザーの紹介
証券・投資会社向けホームページにおけるアナリストやアドバイザーの紹介は、ほかの業界でいうところのお客様の声やスタッフ紹介にあたります。
証券や投資は、「どんな商品を扱うのか」「いつ買っていつ売るのか」の見極めが難しいため、アナリストやアドバイザーによる助言は必須とも言えます。
そのため、どんな人が証券や投資のアドバイスをしてくれるのか、アナリストやアドバイザーにはどんな実績があるのかを記載することが大切です。
よくある質問(Q&A)
参照:https://www.matsui.co.jp/study/qa/online/qa_01.html
ホームページの利便性を高めて使い勝手をよくするために、ユーザーから過去に寄せられた質問や問い合わせ頻度の高い項目への回答を掲載するのがおすすめです。
また、「そもそも証券や投資とはどんなものか」「資金がたくさんないと始められないのか」などの簡単な質問もQ&Aのコンテンツを見るだけで解決できるようにしておきましょう。
選ばれる理由
参照:https://ambercorp.co.jp/strengths/
会社の強みや商品紹介とは違った点での訴求コンテンツとして、「なぜこの会社が選ばれるのか」「なぜユーザーが集まってくるのか」を作成するのもおすすめです。
また、このコンテンツは、ユーザーがこの会社を選ぶことによってどんなメリットを受けられるのかを軸として作成することを心がけましょう。
お客様の声・相談事例
参照:https://ambercorp.co.jp/voice/
コンサルティングに重きを置いて証券・投資会社向けのホームページを制作する場合は、実際にサービスを利用して成功したユーザーの声を載せるのがおすすめです。
企業からのメッセージを載せるのも効果的ですが、場合によってはセールストークのように捉えられてしまうことがあります。生の声を載せることで、信頼感を向上させることが可能です。
証券・投資会社向けホームページ制作の相場・料金とは?
ここでは、証券・投資会社向けホームページの制作費用と一般的な相場を紹介します。小規模・中規模・大規模に分けて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
小規模なホームページの場合
ページボリュームが10ページ程度で、難しいシステムを搭載していないシンプルなホームページやコーポレートサイトの制作費用相場は50~100万円です。
問い合わせメールを送信ほどの簡易的なホームページで、最低限のコンテンツのみが備わっています。会社を興したばかりの場合は、まずは小規模のモノから始めるのがおすすめです。
中規模なホームページの場合
ページボリュームが30ページ程度で、簡単な修正がスタッフで行える中規模なホームページの制作費用相場は最低でも100万円~です。システムが増えるに従い金額が高くなります。
機能として備わっているのは問い合わせフォームやブログシステム、簡単な修正システムです。
大規模なホームページの場合
ページボリュームが50ページ以上で、顧客管理などが追加された大規模ホームページの制作費用相場は最低でも500万円~です。ページ数やコンテンツに応じて、費用が高くなります。
システムには問い合わせフォームに加えて、顧客管理システムや商品決済システムが備わります。全国的に有名な大企業のホームページがこれに該当します。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・10ページ前後 ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ | ・30ページ前後 ・ブログや管理機能あり |
大規模 | 500万円~ | ・ページ以上 ・問い合わせフォーム、顧客管理、商品決済システム |
証券・投資会社向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
証券・投資会社向けホームページには信頼度や安心度を向上させる役割がありますが、ホームページの制作=ゴールとは言えません。継続的に取引してもらうためにはマーケティング戦略を展開する必要があります。
この項目では、一般的なWeb施策とともに、そのマーケティング戦略が証券・投資会社向けホームページに合致するかどうかを解説します。
リスティング広告
「リスティング広告」とは、GoogleやYahoo!などのエンジンで検索をかけた際、結果一覧の一番上や下などに表示される広告のことです。
「老後+証券」のように、証券・投資会社向けのホームページでは、特定のKW+証券・投資でリスティング広告を打つのが効果的です。
SEO対策
「SEO」とは「検索エンジン最適化」のことを指し、GoogleやYahoo!などのエンジンで検索した際、結果の上位に自社のホームページを表示させる施策のことです。
「投資信託」「つみたて」など多くのキーワードを持つ証券・投資会社向けのホームページはSEO施策との相性が抜群です。リスティング広告と同様、特定のKW+証券・投資でSEO施策を行いましょう。
Facebook広告
インターネットの普及率が高い今日において、業種を問わず多くの企業がSNSに広告を出稿しています。証券・投資会社向けホームページでは、なかでもFacebookに広告を出すのがおすすめです。
Facebookは個人で登録する際、氏名や生年月日を入力してアカウントを作成するという決まりがあります。そのため、年齢層を絞り込んで広告を打つことが可能です。
コンテンツマーケティング
参照:http://box5244.temp.domains/~zerosjp/labo/
「コンテンツマーケティング」とは、証券や投資に興味のあるユーザー向けに有益な情報を載せたコンテンツを提供することで、ファンになってもらう施策のことです。
資産運用のノウハウなどのキーワードを軸に比較検討記事や自社商品の説明記事などを作成することで、最終的なゴールである問い合わせまで誘導させることが重要です。
メールマガジン・リスト収集
証券・投資会社向けホームページにおけるマーケティング施策のひとつに、メールマガジンと顧客リストの収集があります。
メールマガジンには、見込み客の獲得や既存客へのリテンションなどさまざまな効果が期待できます。また、ホームページを介してではなく、直接訴求できるというメリットがあるのもポイントです。
【厳選ピックアップ】証券・投資会社向けのホームページ制作で参考になるサイト4選
最後に、ZEROラボが特に「良い」と感じた証券・投資会社向けホームページを4つ紹介します。
「どこがよい点なのか」「何を参考にすべきなのか」などのポイントも解説しますので、ホームページ制作においての参考にしてみましょう。
みずほ証券
参照:https://www.mizuho-sc.com/index.html
「みずほ証券」は、日本三大メガバンクに数えられる銀行持株会社「みずほフィナンシャルグループ」傘下の大手証券会社です。
債券・株式・投資の3つを中核業務としており、ブックランナーで1位、M&Aアドバイザリー案件数で第3位と高い実績を誇ります。
参照:https://www.mizuho-sc.com/beginner/index.html?rt_bn=sc_top_content
初心者向けのコンテンツや商品紹介、セミナーへの案内など、この記事で紹介したポイントやコンテンツをまんべんなく網羅しています。また、コンテンツが視認しやすいように配置されているのも魅力です。
野村証券
参照:https://www.nomura.co.jp/
「野村証券」とは、アジア最大級の規模を持ち、かつ世界的に影響力のある投資銀行「野村ホールディングス」傘下の証券会社です。みずほ証券と同様、大手のひとつに数えられます。
参照:https://www.nomura.co.jp/lp/globalmajor/
自社の強みや特徴、取り扱い商品の紹介などの重要コンテンツに専用ページを用意するなど、情報が視認しやすくなる工夫が施されています。また、今風のカチっとしたデザインで、モダンな雰囲気を演出しているのもポイントです。
ライブスター証券
参照:https://www.live-sec.co.jp/
「ライブスター証券」は、元ソフトバンクグループの「SBIホールディングス」傘下に位置する証券会社です。オンライン取引を専業としており、手数料の安さで多くのユーザーから支持されています。
参照:https://www.live-sec.co.jp/
白をベースとしており、非常にシンプルな作りになっています。また、トップページにアイコンを起用するなど、情報が視覚的に把握しやすい作りなのも魅力です。
アンバーアセットマネジメント
参照:https://ambercorp.co.jp/
「アンバーアセットマネジメント」は、2014年に設立された、東京都千代田区に本社を構える投資・資産運用会社です。シニア世代向けに特化した資産運用のアドバイスを行っています。
参照:https://ambercorp.co.jp/
「どんな商品を扱っているか」「セミナーの案内」「お客様の声」など、この記事で紹介したポイントやコンテンツがすべて盛り込まれています。全体的にバランスが取れていて見やすいのが魅力です。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
証券・投資会社向けホームページで最も重要な役割は『顧客の信頼感や安心感を担保すること』です。「なぜ安心できるのか」が理解してもらえるコンテンツを作りましょう。
また、商品紹介のコンテンツを作成する際は『わかりやすさ+専門性』を意識することが大切です。商品の説明や仕組みが理解できるコンテンツがあると信頼度が向上できます。
なお、ホームページの作成=ゴールではありません。あらゆるマーケティング戦略を駆使してアクセス数やコンバージョンを獲得しましょう。この記事を参考に、ホームページ制作に着手してみてください。
この記事のおさらいポイント
・商品やサービス紹介は分かりやすさと専門性を意識することが重要
・自社の強みや特徴はページを分けて作ることが大切
・ホームページ制作後はさまざまなマーケティング戦略が必須
・証券・投資会社向けホームページの制作費用相場は50~500万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!