ホームページとは、いくつかのページにまたがり、事業内容や会社沿革などをまとめた媒体のことです。以前までは「最初に表示されるページのこと」を指していましたが、時代とともに意味が変わりつつあります。
動物病院向けホームページの役割は、病院の信頼感や安心感を向上させることです。「どんな動物病院なのか」をユーザーに知ってもらえるよう、強みをアピールすることが大切です。
この記事では、動物病院向けホームページを制作するにあたって押さえておきたい重要な5つのポイントを紹介します。施策や制作費用相場についても解説するので、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読んだらわかること
・動物病院向けホームページを作る時に重要な5つのポイント
・動物病院向けホームページのメインコンテンツについて
・動物病院向けホームページの制作費用相場
・ホームページ制作後に行いたいマーケティング施策について
・動物病院向けホームページ制作で参考にしたいサイトについて
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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動物病院向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
最初の項目では、動物病院向けホームページの役割について具体例も交えながら紹介します。どのような目的で制作されるべきなのかも簡単に解説するので、併せてチェックしましょう。
ホームページと混同しやすい媒体に「ランディングページ(LP)」がありますが、ランディングページの目的は1ページに情報をまとめ、申込や資料請求といったアクションを起こしてもらうことです。
一方のホームページは、コンテンツを積み重ねることで、ユーザーから定期的にアクセスし続けてもらうことを目的としています。
①動物病院の信頼感・安心感を上げる
動物病院のホームページでもっとも重要な役割が『ユーザーからの信頼感を向上させる』ことです。
基本的に動物病院向けホームページのメインターゲットは、近々ペットの診察を予定していたり、入院しているペットの見舞いに行ったりするユーザーです。
ホームページにアクセスしてくれたユーザーに、安心して来院してもらえるようなホームページ作りを心掛けましょう。
②『どんな動物病院なのか』をユーザーに知ってもらう
ユーザーからの信頼感を向上させることと同じほどに重要なのが、『どんな動物病院なのか』をユーザーに知ってもらうことです。
近年では動物病院の口コミをまとめたサイトや動物病院の情報を網羅したポータルサイトも増えてきており、それらサイトに掲載されている情報のみで病院を決定するユーザーも増加傾向にあります。
そんななかで実際のホームページまで見にくるユーザーは、その動物病院がどんな特徴を持っているのかを知りたがっています。強みや特色がアピールできるようなホームページ作りが大切です。
③訪問するための問い合わせ先
参照:https://www.hs-gac.jp/hospital/access/
動物病院向けホームページには、訪問を検討しているユーザーの問い合わせ先としての役割もあります。アクセス方法や営業時間などの情報を詳しく記載しておきましょう。
また、動物の病気に関する問い合わせも多く寄せられます。Q&A方式で疑問を解決するコンテンツやフォームを設置するなどの趣向を凝らしましょう。
動物病院向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
前章では動物病院向けホームページにどのような役割があるのか解説しました。続いて、動物病院向けホームページ制作で重要な5つのポイントを紹介します。
診療内容やペットホテルなど具体例も交えながら解説を進めるので、ホームページ制作の参考にしましょう。
①動物病院向けホームページは『診療内容』がメインコンテンツ
参照:https://www.hs-gac.jp/medicalcare/guide/
動物病院向けホームページのメインコンテンツは『診療内容』です。
ホームページに訪れるユーザーは、「この動物病院ではどのような診察が受けられるのか?」という疑問を抱いています。そのため、診察の内容やどのような施術が可能なのかなどを細分化して詳しく記載しましょう。
また、近年では犬や猫などの昔からペットとして飼われてきた動物だけでなく、珍しい生き物をペットとして飼っているユーザーも増えてきています。そのため、どんな動物が診療可能なのかも併せて記載するのもおすすめです。
②動物病院紹介は写真付きで雰囲気がわかるものを起用する
参照:https://www.hs-gac.jp/
動物病院向けホームページには、内部の様子や外観など、その病院がどんな雰囲気なのかが分かる写真を載せましょう。なるべく多くの写真を活用するのがおすすめです。
仮に外観や内部の写真が全くなく、どんな動物病院なのかが不透明なホームページを制作してしまうと、ユーザーは来院の前に離脱してしまうので、注意が必要です。
③動物病院の特徴を掲載して強みをアピールしよう
参照:https://www.elephant-aha.com/
動物病院の最大のアピールポイントは独自の取り組みや特徴です。「医療機器が充実している」「経験豊富なスタッフが在籍している」など、強みをアピールしましょう。
また、ただ文章のみで訴求するのではなく、写真やイラストを用いるとユーザーが強みや特徴を視認しやすいのでおすすめです。
④ペットホテルなどの他のサービスもしっかり紹介する
参照:https://www.hs-gac.jp/otherservice/hotel/
動物病院でペットホテルやグルーミングなど独自のサービス行っている場合は、ホームページ内にその旨を記載しましょう。
動物病院独自で行っているサービスは、他の病院との差別化が図れる重要な武器のひとつになります。写真や装飾などを用いて、ユーザーにしっかりとアピールしましょう。
また、動物病院独自のサービスを紹介するコンテンツは、なるべくホームページ内でもユーザーの目に留まりやすい位置に設置するのがおすすめです。サービス内容に共感したユーザーに来院してもらえます。
⑤動物病院へのアクセスは正確にわかりやすく
参照:https://www.greenhills-vet.com/
動物病院はオンライン上でサービスを提供する業種ではなく、実際に来院してもらってから医療サービスを提供する業種です。そのため、動物病院へのアクセスは正確に分かりやすく記載しましょう。
住所を文字のみで羅列するだけでなく、Googleマップを載せたり近隣情報のイラストを載せたりするなど、視覚的にも把握できるような工夫をするのがおすすめです。
また、交通機関ごとの所要時間、近くにある駐車場などの細かな情報も掲載しましょう。加えて、最寄りにどんな施設があるのかを併記するのもおすすめです。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
前章では、ホームページ制作での重要な5つのポイントを紹介しました。続いて、前章で紹介したポイントと合わせることで、より効果が実感できるコンテンツを紹介します。
前章は基礎的な内容でしたが、この章は応用的な内容です。よくある質問やノウハウコンテンツなど、来院者に寄り添った内容をプラスすることで、よりユーザーへ自院の良さをアピールできます。
予約システム
参照:https://e.inet489.jp/mori3952/yoyaku/login.cgi?recno=&birth=
近年では電話だけでなく、Web上で予約が完了できるように整備されているホームページも増えてきています。待ち時間を嫌うユーザーも多く見受けられるので、予約システムをホームページ内に組み込むようにしましょう。
予約システムの組み込み方法には、ASPをはじめとする外注と自社開発の2通りがあります。自社開発する場合は、自由度が高いWordPressでホームページを構築するのがおすすめです。
ペットの病気に関するノウハウコンテンツ
参照:http://kenpet.net/webcinic_firstaid.html
動物病院向けホームページのなかに、ペットの病気やケガに関するノウハウを盛り込むのもおすすめです。「ケガをしたときの応急処置法」「こんな症状のときはどうするか」などのコンテンツがあれば、来院までの安心感が向上させられます。
ペットに関するノウハウの導入はコンテンツマーケティングに近く、コンテンツが多くあるほどホームページにアクセスしてもらいやすくなります。定期的にコンテンツを更新し、積み重ねることが大切です。
よくある質問(Q&A)
参照:http://sorairo-animal.jp/faq/
ホームページの利便性を高めるために、来院者やユーザーから過去に問い合わせがあった質問や、よく聞かれる項目などの回答を掲載しましょう。
また、病院の営業時間についてや最寄り駅はどこかなどの簡単な質問なども、Q&Aのコンテンツを見るだけで解決できるようにしておくのがおすすめです。
Q&Aのコンテンツを充実させることでユーザーからの信頼度を向上させられることはもちろん、実際に来院してもらいやすくもなります。
スタッフブログ・広報ブログ
参照:http://chuo-pet.com/blog/?cat=10
動物病院向けホームページのなかに、スタッフブログや広報担当者のブログを載せるのもおすすめです。
実際に働いている医師やスタッフが、日々起こったことや近況などを発信することで、ユーザーに親近感を与えられます。
また、ブログを通してイベントや休診日などの案内を行うのもおすすめです。
動物病院向けホームページ制作の相場・料金とは?
この項目では、動物病院向けホームページの制作費用相場を紹介します。小規模なホームページと中規模程度のホームページに分けて解説するので参考にしてみてください。
小規模なホームページの場合
総ページ数が10ページ程度で、シンプルかつ簡単な動物病院向けホームページやコーポレートサイトの制作費用相場は50~100万円です。
問い合わせメールが送信できる機能以外はほとんど備わっておらず、ホームページとして必要最低限のシステムのみが搭載されています。個人開業医院の場合は、小規模なホームページがおすすめです。
中規模なホームページの場合
総ページ数が30ページ前後にまで増え、簡単な修正がスタッフでもできるような中規模程度のホームページの制作費用相場は最低でも100万円です。システムやページ数が増えるごとに、値段は高くなります。
問い合わせフォームに、予約システムやブログシステムが加わります。県内外に医院を構えるホームページがこれに該当します。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・約10ページ ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ | ・30ページ程度 ・問い合わせフォーム、予約機能、ブログ |
動物病院向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
動物病院向けのホームページには病院の信頼度を向上させる役割がありますが、信頼度を向上させただけでは来院者を募ることが難しいため、ホームページ制作=ゴールであるとは言い切れません。
定期的にホームページにアクセスしてもらい、ユーザーに来院してもらうためには、継続してマーケティング戦略を行う必要があります。
この項目では、一般的なWeb施策を紹介し、そのマーケティングが動物病院向けホームページに合致するかどうかを解説します。
リスティング広告
リスティング広告とは、Googleやlivedoor.などのエンジンで検索した際、結果の上や下に表示される広告のことを指します。緑文字で「広告」と書かれているのが特徴です。
動物病院でリスティング広告を打つ場合は、「青山+動物病院」などのようにエリアと組み合わせるのが効果的です。
SEO対策
動物名やエリア、診療内容など、多くのキーワードを拾いやすい動物病院向けのホームページは、SEO施策との相性が抜群と言えます。
前の項目でも紹介しましたが、「青山+動物病院」のように、特にエリア+動物病院のSEO施策が効果的です。SEOを行うことで、ユーザーからアクセスしてもらいやすくなります。
Facebook広告
Facebookには「Marketplace」「動画フィード」「インスタント記事」など、ページ内や投稿と投稿の間に挿入される広告が用意されています。
Facebook広告は、特定の地域に絞り込んでアピールできるのがメリットです。近年ではSNSを利用するユーザーが増加傾向にあるので、Facebook広告も効果的な施策のひとつと言えます。
【厳選ピックアップ】動物病院向けのホームページ制作で参考になるサイト3選
最後に、ZEROラボが特に良いと感じた動物病院のホームページを3つ紹介します、ポイントについても解説するので、ホームページを制作する際の参考としてみてください。
そらいろ動物病院
参照:http://sorairo-animal.jp/
そらいろ動物病院は、福島県南相馬市にある動物病院です。2カラムのシンプルな構造をしており、かつオシャレに仕上げられているのが特徴です。
参照:http://sorairo-animal.jp/facility/
院内外の写真が多く掲載されており、どのような病院なのかがしっかりアピールできています。また、どこに何のコンテンツがあるのか、ユーザーが分かりやすい作りになっているのが魅力です。
エレファント動物病院
参照:https://www.elephant-aha.com/
エレファント動物病院は、静岡県御前崎市にある動物病院です。LPに似た今風なホームページで、ファーストビューの見せ方や診療時間の見せ方が参考になります。
参照:https://www.elephant-aha.com/
「医療機器が充実している」「院内はバリアフリーで広々としている」など、病院独自の強みや特徴が的確にアピールできています。個人で開業する際に参考にしたいホームページです。
千里桃山台動物病院
参照:https://www.hs-gac.jp/
千里桃山台動物病院は、大阪府吹田市にある動物病院です。ブラウンを基調としており、高級感を打ち出した作りのホームページになっているのが特徴です。
参照:https://www.hs-gac.jp/info/
新着情報やペットホテルの紹介など、ユーザーに寄り添ったコンテンツが多く用意されています。また、Web予約が分かりやすい位置に設置されているのが魅力です。
ホームページを制作して自社の情報を的確にユーザーへ伝えよう
動物病院向けホームページの役割は、病院の信頼度を向上させることです。文章はもちろん、院内外や医療機器などの写真を用いて、どんな強みや特徴があるのかを訴求しましょう。
動物病院向けホームページのメインコンテンツは診療内容です。どのような診療や治療が受けられるのかに加えて、対象動物についても記載するのが重要です。
また、ホームページ制作後はマーケティング戦略を実施しましょう。SEOやSNSを用いた広告は動物病院向けホームページと相性抜群です。この記事を参考に、ぜひホームページ制作に着手してみてください。
この記事のおさらいポイント
・動物病院向けホームページのメインは診療内容である
・写真を用いて院内外や機器の説明をすることが大切である
・リスティング広告やSEOを用いて、効率的にアクセスを集めることも重要
・動物病院向けホームページの制作費用相場は50~100万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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