「ホームページ」とは、複数あるページにまたがり情報がまとめられた媒体のことです。「サイトへアクセスした際、最初に表示されるページ」と以前は解釈されていましたが、時代とともに意味が変化しました。
歯科・デンタルクリニック向けホームページの役割は、信頼感や安心感を向上させることです。また、「どんな雰囲気なのか」「どんな治療を行うのか」を知ってもらうという役割も担っています。
この記事では、歯科・デンタルクリニック向けホームページの制作で重要なポイントを5つ紹介します。メインコンテンツやマーケティングについても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作における5つの重要ポイント
・歯科・デンタルクリニック向けホームページのメインコンテンツについて
・歯科・デンタルクリニック向けホームページの制作費用について
・ホームページ制作後のマーケティング施策について
・ホームページ制作で参考にしたい3つのホームページ
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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歯科・デンタルクリニックにおけるホームページの役割って何?
はじめに紹介するのは、歯科・デンタルクリニック向けホームページの役割についてです。具体的な事例を交え、「ホームページの目的とは何か」という基礎的な内容も紹介します。
ホームページと類似した媒体に「ランディングページ(LP)」がありますが、LPは1ページ内にアピールポイントを盛り込み、最後に問い合わせや申し込みをしてもらうことが目的です。
一方のホームページは、ユーザーからアクセスし続けてもらうことを目的としています。LPとホームページを混同しないように、この記事で違いを把握しておきましょう。
①歯科・デンタルクリニックの信頼感・安心感を上げる
歯科・デンタルクリニック向けホームページで最も重要な役割は『ユーザーの信頼度や安心感を向上させること』です。
歯科・デンタルクリニック向けのホームページは、基本的にこれから通院予定の方や現在通院している患者をメインターゲットとしています。
歯科やデンタルクリニックで提供するサービスは、注射をしたり歯を削ったりと、体に対して施術を行うモノです。そのため、メインターゲットとなる方々に安心して来院してもらえるようなホームページ作りを心掛けましょう。
②『どんな雰囲気の医院なのか?』をユーザーに知ってもらう
ユーザーの信頼度を向上させることと並ぶぐらいに重要なのが『どんな雰囲気の歯科医院なのかをユーザーに知ってもらう』ことです。
近年では歯科やデンタルクリニックを扱うポータルサイトが登場しており、ポータルサイト内の情報のみで通うか通わないかを決める方も増えてきています。
ポータルサイトがあるにもかかわらず歯科やデンタルクリニックのホームページを閲覧するユーザーは、その医院がどんな所なのか詳しく知りたがっている方です。
実際に予約や来院をしてくれる可能性が高いので、どのような方針で治療するかなどの具体的な情報を掲載しましょう。
③訪問するための問い合わせ先
歯科・デンタルクリニック向けのホームページには、来院を検討しているユーザーに情報を提供するという役割もあります。
そのような役割があるということも踏まえたうえで、来院する際のアクセス方法や営業時間などの情報を掲載しましょう。また、問い合わせの窓口も担っているということにも留意が必要です。
歯科・デンタルクリニック向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
歯科・デンタルクリニック向けホームページの役割について紹介した前章に続き、この章では歯科・デンタルクリニック向けホームページ制作時に重要な5つのポイントを紹介します。
メインコンテンツを何にすべきか、どのように強みをアピールすれば良いのかなども解説するので、ぜひチェックしてみてください。
①歯科・デンタルクリニック向けホームページは『治療内容・方針』がメインコンテンツ
参照:https://www.tsurusawa-dental.com/treatment
歯科・デンタルクリニック向けホームページのメインコンテンツは『治療内容や治療方針について』です。どのような施術を行うのかなどを記載しましょう。
ホームページにアクセスするユーザーは、『このクリニックではどんな治療が受けられるのだろう』という疑問を抱いていることが多いため、解消できるコンテンツを作成しましょう。
②医院の紹介は写真付きで雰囲気がわかるものを起用する
参照:https://roppongi-rkdo.jp/about/photo/
院内外の紹介や院長メッセージの紹介は、ただ文章を連ねるだけでなく、写真と併せて掲載するのがおすすめです。
文章だけで院内外の紹介を掲載すると、ユーザーは読むのに疲れて離脱してしまいます。写真を多く用い、視覚的に把握しやすくすることで、ユーザーが途中で離脱してしまうのが防げます。
また、歯科やデンタルクリニックには子どもも来院します。特に子どもは歯医者=怖いというイメージを抱いていることが多いので、安心して来院できるような雰囲気を伝えるのにも写真の掲載は有効的です。
③口コミサイトとはしっかり差別化する
参照:https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/list/category/catg/13/
歯科・デンタルクリニック向けホームページを制作する際には、EPARKをはじめとするポータルサイトとの差別化を図りましょう。
基本的にポータルサイトは、歯科やデンタルクリニックの集客用として、営業時間などの概要を紹介することを主な目的としています。
一方のホームページは、歯科やデンタルクリニックをはじめ、特徴や強みなどを記載して自院のブランディングをすることが目的です。ポータルサイトとは違う情報を記載しましょう。
④歯科・デンタルクリニックの特徴を掲載して強みをアピールしよう
参照:https://roppongi-rkdo.jp/super/
歯科・デンタルクリニック向けホームページにおいて、最大のアピールポイントは医院独自の取り組みや特徴です。他院との差別化を図るためにも、魅力的に作り込むことが重要です。
具体的にはストレスの少ないインプラントを行っている、1年以内で完結させられる矯正治療を行っているといったことです。文章だけでなく、写真を用いて紹介しましょう。
⑤医院へのアクセスは正確にわかりやすく
参照:https://www.ishiident.com/clinic/
歯科・デンタルクリニック向けホームページ内にアクセス情報を記載することも重要です。住所を記載するだけでなく、Googleマップやイラストも併記して視認しやすくしましょう。
また、最寄り駅からの所要時間や駐車場があるかどうかなど、アクセス方法に配慮した作りにするとより親切です。アクセスに関するコンテンツを丁寧に作ることで、ユーザーの関心度が高くなります。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
前章では、ホームページ制作時に重要な5つのポイントという基礎的な内容を紹介しました。続いてこの章では、応用編にあたるホームページに入れたいおすすめのコンテンツを紹介します。
定期検診の案内や料金表の案内など、前章で紹介したポイントにプラスすることでより効果が実感できるコンテンツについて触れていきます。
予約システム
参照:https://ssl.haisha-yoyaku.jp/x5534643/login/serviceAppoint/index?SITE_CODE=hp
近年では電話に加えて、Web上で予約可能な歯科やデンタルクリニックも増えてきています。待つのが嫌という方も多いので、予約システムをホームページ内に取り入れるのも重要です。
予約システムの導入には、ASPをはじめとする業者への外注と自社開発の2通りがあります。自社開発する場合は、自由度が高くシステムが組みやすいWordPressを採用するのがおすすめです。
企業向け定期検診の案内
参照:https://www.dentalsupport.co.jp/service/office-check/
近年では、歯科検診を福利厚生として導入する企業も増えつつあります。そのため、出張型の訪問歯科検診などのBtoB向けコンテンツを用意するのもおすすめです。
企業向けのコンテンツを用意することで、客単価のアップが狙えます。また、企業向けの健康診断コンテンツを作ることで、大口の案件を狙うことも可能です。
料金表の案内
参照:https://otonakodomo-dc.com/price/
歯科やデンタルクリニックによって、扱いのあるメニューや施術料金が異なります。そのため、ユーザーが把握しやすいような料金案内コンテンツを用意しましょう。
料金案内のコンテンツを作る際は、ただ値段を羅列するのではなく、表にしたり色を変えてみたりと、ユーザーが視認しやすい工夫をするのが重要です。
また、料金案内コンテンツまでスムーズにたどり着けるようにしておくのも大切です。トップページからなるべく1クリックで料金表が見られるようにホームページを作りましょう。
営業時間を的確にアナウンスするコンテンツ
参照:https://otonakodomo-dc.com/clinic/
ユーザーが気になる情報のひとつに、医院の営業時間や休診日などが挙げられます。一覧表にしたりカレンダーを使ったりなど、ユーザーが一目で視認できるようなコンテンツを盛り込みましょう。
また、休診日が祝日だった時の振り替え案内や営業時間の変更など、イレギュラー時のアナウンスも併記しておくと、より親切です。
医師・スタッフ紹介
実際に施術を担当する医師やスタッフのプロフィールや専門分野を記載することによって、ユーザーに信頼感や安心感を持ってもらえます。
また、専門分野などに加えて、スタッフの趣味や休日の過ごし方などを載せることで親近感も持ってもらいやすくなります。親近感を持ってもらうことで、安心して来院してもらいやすくもなります。
歯科・デンタルクリニック向けホームページ制作の相場・料金とは?
この項目で紹介するのは歯科・デンタルクリニック向けホームページの制作費用相場についてです。小規模なホームページと中規模程度のホームページに分けて解説します。
小規模なホームページの場合
総ページ数が10ページ前後で、難しいシステムのない歯科・デンタルクリニック向けホームページやコーポレートサイトの制作費用相場は50~100万円です。
問い合わせメールの送信機能以外は備わっておらず、ホームページとして最小限のシステムのみが搭載されています。個人開業医院の場合は小規模ホームページから始めるのがおすすめです。
中規模なホームページの場合
総ページ数が30ページ程度にまで増加し、修正がスタッフでも行える中規模ホームページの制作費用相場は最低でも100万円です。ページ数や搭載機能が増えるごとに値段は高くなります。
問い合わせフォームに加え、予約システムやブログシステムが搭載されます。県内外に複数の医院を構えるホームページがこれに該当します。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・約10ページ ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ | ・30ページ程度 ・問い合わせフォーム、予約機能、ブログ |
歯科・デンタルクリニック向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
歯科・デンタルクリニック向けのホームページには医院の信頼度を向上させる役割がありますが、ホームページの制作=ゴールであるとは言えせん。
定期的にホームページにアクセスしてもらい、継続して患者に来院してもらうためには、的確にマーケティング戦略を行う必要があります。
この項目では、一般的なWeb施策を紹介し、そのマーケティングが歯科・デンタルクリニック向けホームページに合致するかどうかを解説します。
リスティング広告
リスティング広告とは、GoogleやYahoo!などのエンジンで検索した際、結果一覧の上部や下部に表示される広告のことです。ユーザーの目につきやすいというメリットがあります。
歯科医院やデンタルクリニックでリスティング広告を打つ際、「新宿+歯科・デンタルクリニック」のように、エリアと組み合わせて広告を出すのが効果的です。
SEO対策
SEOとは、GoogleやYahoo!などのエンジンで検索した際、特定のホームページが結果一覧の上位に表示されるようにホームページの構成などを調整することです。
「インプラント」「矯正」「ホワイトニング」など、比較的多くのキーワードが拾える歯科・デンタルクリニック向けのホームページは、SEO施策との相性が抜群と言えます。
リスティング広告と同様、エリアと組み合わせてSEOを行うのが効果的です。効果的にSEO施策を行い、効率よく患者を募りましょう。
Facebook広告
Facebookには投稿と投稿の間に挿入するタイプのモノや動画タイプのモノなど、さまざまな広告が用意されています。マーケティングの一環としてFacebookの広告を活用するのもおすすめです。
Facebook広告の良い所は狙いたいエリアにターゲットが絞れることです。ピンポイントな訴求が行えるので、新規ユーザーが集めやすくなります。
また、Facebook広告を出すことで、同じ地域に根付いている異種他社にアプローチできるのもポイントです。企業向け定期検診ページを作ることで、大口案件獲得の可能性が高まります。
ポータルサイトヘの掲載
参照:https://haisha-yoyaku.jp/bun2sdental/list/category/catg/13/
ポータルサイトとは、複数のホームページの玄関口代わりになる大型サイトのことです。ポータルサイトへ自院の情報を掲載して、ホームページへの流入方法を増やすのも効果的です。
ポータルサイトへホームページの情報などを掲載するメリットは、自院のホームページにはないシステムが有効活用できることです。
予約機能をホームページに導入と大きな費用が発生しますが、ポータルサイトの予約機能を活用すれば費用発生しません。小規模なホームページでも予約機能が使えるのがポイントです。
【厳選ピックアップ】歯科・デンタルクリニック向けのホームページ制作で参考になるサイト3選
最後に、ZEROラボが特に「良い」と感じた歯科・デンタルクリニック向けホームページを3つ紹介します。
デザインや強み・特徴の見せ方など、参考にしたいポイントについても併せて解説するので、ホームページ制作の参考にしましょう。
アクアデンタルクリニック
参照:https://aqua-dental.jp/
アクアデンタルクリニックは、千葉県八千代市にあるデンタルクリニックです。ブルーをテーマカラーとしており、綺麗かつ上手くまとまったホームページの作りになっているのが特徴です。
参照:https://aqua-dental.jp/menu/#menu01
治療ごとに項目が分かれているため、ユーザーは目的のメニューがすぐに見つけられます。見やすさを重視したホームページを制作する際の参考になります。
六本木カマエデンタルオフィス
参照:https://roppongi-rkdo.jp/
六本木カマエデンタルオフィスは、東京都港区の六本木にあるデンタルクリニックです。リッチな雰囲気を前面に打ち出しており、おしゃれな作りになっています。
参照:https://roppongi-rkdo.jp/case/
症例の紹介や診療科目など、コンテンツが多くある点が参考になります。また、コンテンツのひとつひとつが充実した内容で、ユーザーの不安や疑問が解消できるようになっているのが魅力です。
石井歯科
参照:https://www.ishiident.com/
石井歯科は、神奈川県小田原市にある歯科医院です。コンパクトかつスッキリとしたホームページで、小規模ホームページ制作の参考になります。
参照:https://www.ishiident.com/clinic/
院内外の紹介が写真付きでしっかりと作り込まれています。ユーザーに「どんな雰囲気なのか」が的確に伝えられているのが魅力です。
ホームページを制作して自社の情報を的確にユーザーへ伝えよう
歯科・デンタルクリニック向けホームページの役割は、ユーザーからの信頼度を上げることです。院内外やメニューなど写真付きで紹介し、どんな強みがあるのかをしましょう。
歯科・デンタルクリニック向けホームページのメインコンテンツは診療内容です。どのような診療や治療が受けられるのかを魅力的に掲載しましょう。
また、ホームページ制作後はマーケティング施策を行いましょう。SEOやFacebook広告は歯科・デンタルクリニック向けホームページと相性抜群です。
この記事を参考に、歯科・デンタルクリニック向けホームページ制作を始めましょう。
この記事のおさらいポイント
・ホームページのメインコンテンツは診療内容である
・ポータルサイトとの差別化が図れる魅力的なコンテンツを載せるのが大切
・リスティング広告やSEOなどの施策を行うのも重要
・歯科・デンタルクリニック向けホームページの制作費用相場は50~100万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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