ユーザーが知りたい情報を集約させたWebサイトをホームページと呼びます。
ランディングページなどと違ってホームページにはさまざまな種類の情報が記載されるため、数ページから数十ページで構成されることが一般的です。
この記事では人材サービス系ホームページの役割と重要ポイントについて解説していくので、ホームページ制作の参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作で重要なポイント
・ホームページ制作の費用相場
・ホームページ制作後のマーケティング戦略
・人材サービス向け参考ホームページ
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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人材サービス系ホームページの役割って何?
まずは人材系ホームページの役割を紹介します。
人材系ホームページを制作する目的とその意味についても解説していくので、ぜひ参考にしてください。
①人材サービスの窓口
人材サービス系ホームページのメインといえるのが人材サービスの窓口としての役割です。
ユーザーのほとんどは転職や職探しを目的として人材サービス系ホームページを訪れるため、人材サービスの窓口として転職および職探しに関する情報を掲載してユーザーのニーズを満たしましょう。
②人材とクライアントを繋げる役割
人材派遣などいわゆる人材サービス系ホームページにおいて人材サービスの窓口と並ぶ重要な役割が、人材とクライアントを繋げることです。
人材とクライアントの繋がりを作り、またそれを維持するためには人材およびクライアントの不安を同時に解消する工夫が必要になります。
人材とクライアントの不安を解消して両者の密な繋がりを作り上げるためには、どのような人材サービスであるかを分かりやすく周知することが有効です。
③顧客の管理を行う役割
人材系ホームページの大半は付随するサービスを同時に提供しており、ユーザーの経歴を登録・参照するために会員登録やログインを要するケースが必然的に多くなります。
つまり、顧客の管理もまた人材サービス系ホームページにおいて欠かすことのできない重要な役割のひとつだといえるでしょう。
顧客を管理するにあたって求職者とクライアントの管理を同時におこなうことが可能な規模のサイトを構築する必要があるので、頭に入れておいてください。
人材サービス系のホームページを作る時に重要な5つのポイント
続いて、人材サービス系ホームページを制作する上でサイト内に盛り込むべき重要ポイントについて解説します。
いずれのコンテンツも優れたホームページを完成させるためには欠かすことのできない大切なものなので、ぜひ最後まで目を通してください。
①人材系ホームページのメインは『どんなサービスが受けられるか』
人材サービス系ホームページでは「どんなサービスが受けられるか」をユーザーに周知することが重要です。
自社のサービス内容をしっかりと周知するために、エージェントであれば「どのような形でクライアントとなる企業とユーザーの間を取り持つか」を、求人掲載の場合には「どのように求人を掲載して求職者を集客するか」を掲載すると良いでしょう。
いずれにしてもサービスの内容を分かりやすく紹介することが大切なので、ここは特に力を入れて制作しましょう。
②紹介企業はロゴつきでわかりやすく・シンプルに
人材サービスを扱う企業では取引先の企業、すなわちどのようなクライアントを抱えているかが権威付けとなります。
人材サービス系ホームページを訪れるユーザーの多くはどのような企業の求人が紹介されるかを判断材料とする傾向にあるので、権威付けをかねて紹介企業を大々的にアピールしましょう。
クライアントに自社の似た企業サイトがあると企業としても問い合わせがしやすくなるので、取引先を増やす意味でも取引先企業の紹介は非常に有用なコンテンツだといえます。
取引先企業を掲載する際はロゴつきで分かりやすくシンプルに紹介することを心がけてください。
③お客様・成功体験談は必須コンテンツ
成功体験談をはじめとしたお客様の声は人材サービス系ホームページでは必須のコンテンツです。
実際に人材サービスを利用したユーザーのコメントを掲載することで、訪問者の不安を解消してサービスの利用を促す効果が期待できます。
中でも成功体験談は「このサービスを利用すれば自分もこんな風に成功できるのかな」とユーザーがサービス利用後のイメージをしやすくなるので、ぜひホームページに盛り込みましょう。
お客様の声を掲載する際は写真を併せて掲載するとさらに効果的です。
④自分たちが得意な分野を上手く魅せよう
サイトを訪問したユーザーに自社サービスの利用を促すためには、自社の事業が何に特化しているかを的確に把握し、得意分野を引き立てるようサイトの設計をおこなうことが重要になります。
人材サービス系ホームページにもベンチャーと新卒の求人を得意とするサイトや高収入でハイクラスな求人に特化したサイトなど得意分野はサイトによってさまざまです。
まずは自社サイトの得意分野をしっかりと見極めて、同業他社との区別化を図りましょう。
⑤問い合わせ・申し込み後の流れまでをフローチャートにまとめよう
問い合わせ・申し込み後にどのような流れで選考が進むかは、職探しをしているユーザーの関心事であると同時に大きな不安要素でもあります。
求人は企業によって選考のフローが異なるため明確な記載が難しい部分もありますが、エージェントの場合にはどのような流れで選考が進み内定まで至るかをしっかりと掲載してください。
サービスの流れはイラストや写真を交えたフローチャート形式で紹介すると分かりやすいでしょう。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
ここでは応用篇として、人材サービス系ホームページに盛り込みたいおすすめのコンテンツを紹介します。
前章のコンテンツにプラスすむことでより高い効果が期待できるので、ぜひ目を通しておいてください。
お役立ちコラム
人材サービス系ホームページのクオリティをさらに向上させたいという場合には、お役立ちコラムを掲載してユーザーからの信頼性を高めることをおすすめします。
お役立ちコラムはコンテンツマーケティングの一環であるため効果が出るまでに多少の期間を要しますが、ユーザーの満足度を高める上で大きな効果を発揮するので、長い目で見ると非常に有用なコンテンツだといえます。
人材サービス系ホームページであれば「〇〇業界への転職では〇〇が重要!」など転職や派遣に関するコラムを重点的に掲載すると良いでしょう。
選ばれる理由
数ある人材サービス系企業の中で自社が選ばれる理由をアピールすることも、人材サービス系ホームページの完成度を高めるにあたって高い重要度を誇るコンテンツのひとつです。
ここでは強みやサービスを紹介するのではなく、この会社を選ぶことによってどのような利点があるかを具体的に紹介してユーザーにサービスのメリットを訴求しましょう。
選ばれる理由で訴求するメリットの一例として「転職後のサポートも充実」などが挙げられます。
よくある質問(Q&A)
ホームページの利便性を高めるにはQ&A形式のよくある質問コンテンツの掲載が有効です。
よくある質問は問い合わせの多い項目やユーザーから過去にあった質問への回答がメインとなりますが、サイト内に掲載することができなかった情報や特に重要な項目に触れてユーザーに再認識を促すなど、使い方次第でさまざまな効果を発揮します。
よくある質問はユーザーの疑問を一目で解決できることが重要なので、コンテンツ制作をする際は留意してください。
人材サービス系ホームページ制作の相場・料金とは?
ここではホームページ制作にかかる一般的な費用と相場について解説していきます。
制作費用はホームページの規模によって大きく変わってくるので、制作したいホームページの規模を頭に思い浮かべながらご覧になってください。
小規模なホームページの場合
10~20ページ前後のシンプルなホームページの制作にかかる費用の相場はおよそ100万円となります。
こちらは問い合わせからエージェントが直に対応することを想定して求人情報の掲載を目的としない、人材エージェントや人材マッチング業者向けの型式です。
難しいシステムは搭載できませんが問い合わせフォームを構築することが可能なので、費用を抑えて小規模なホームページを運用したいという場合には100万円前後の予算をみておくと良いでしょう。
中規模なホームページの場合
上で紹介した小規模のホームページからページ数を増やし、顧客や求職者のデータ管理機能を搭載したホームページの制作にかかる費用の相場は300万円からとなっています。
問い合わせフォームに加えて顧客管理システムが含まれるため、人材サービス系のホームページとして過不足のない型式だといえるでしょう。
求人の数や対象を新卒と中途のどちらに絞るかによっても想定されるページ数は前後するため、300万円を最低ラインとして予算はすこし多めにみておくようにしてください。
大規模なホームページの場合
新卒と中途を一括で取り扱うことができるよう中規模なホームページからさらにページ数を増やしたサイトの制作にかかる費用の相場は500万円以上です。
このくらいの規模になると求職者ごとにステータスを割り振るなど複雑なシステムの構築が必要となるなどシステムの都合から上限を決めることが難しいため、500万円を下限として多めに予算をみておくと良いでしょう。
通常分けられることの多い新卒と中途を一括に扱うこともシステムが複雑化する要因のひとつだといえます。
構築システムには問い合わせフォームと顧客管理システムに加え、データベースの連携が含まれます。
人材サービス系ホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
続いて、人材サービス系のホームページを制作した後に実施したいマーケティング戦略について解説します。
人材サービスの分野にその施策が適しているかどうかに主眼を置いて紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
リスティング広告
リスティング広告はユーザーが検索したキーワードに対応する形で表示されるネット広告です。
たとえば「大阪+ベンチャー企業」「東京+転職」などエリアや業種で絞って広告を表示させることが可能であるため、サービスを必要としているユーザーにピンポイントでマーケティングできます。
人材サービスの分野とは非常の相性が良い施策なので、ホームページが完成したら併せて実施してはいかがでしょうか。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告はWebサイトやアプリ上に表示されるネット広告の総称です。
リスティング広告のようにターゲットにピンポイントで広告を届けることは難しいですが、逆に不特定多数のユーザーの潜在的なニーズを刺激できるので、人材サービスの分野とも相性の良い施策だといえるでしょう。
「東京+事務職」などリスティング広告と同様にエリアや業種で絞り込むとより効果的です。
リターゲティング広告(バナー広告)
リターゲティング広告は過去にサイトを訪れたユーザーを検索履歴から逆算し、再度ホームページへと誘導することを目的としたネット広告を指します。
一度でもホームページを訪問したことのあるユーザーはサービスに興味を持っている可能性が高いと判断できるので、リターゲティング広告はリスティング広告にも劣らないピンポイントなターゲティングが可能な施策だといえるでしょう。
人材サービスの分野とも相性は良いですが、多用しすぎるとユーザーに不快感を与え逆効果を招いてしまう恐れもあるため注意が必要です。
SEO対策
SEO対策は人材サービスの分野に限らず、ホームページを運用する以上は避けることのできない重要な施策です。
ひとくちにSEOといってもさまざまな方法があるため一朝一夕で成果を出せるものではありませんが、まずは「埼玉+派遣」といったようにエリアと人材サービスの種類に絞ってピンポイントで対策を講じると良いでしょう。
適切にSEO対策を講じることができればアクセス数の大幅な向上が期待できるので、欠かさずに実施してください。
【厳選ピックアップ】人材サービス系のホームページ制作で参考になるサイト3選
最後に、数ある人材サービス系ホームページの中からZEROラボが特に良いと感じたおすすめのホームページをみなさんに紹介していきます。
参考にしたいポイントも添えて解説していくので、ぜひホームページ制作の参考にしてください。
ビズリーチ
こちらはハイクラス向け転職サイトのホームページです。
デザイン性には欠けますが、その反面シンプルで非常に分かりやすい作りとなっているため、ユーザーは求める情報に迷うことなくアクセスできます。
成功体験談や転職活動の流れを掲載するなどユーザーの不安を解消する工夫にも抜かりはありません。
Wantedly
こちらはベンチャー企業およびミドルベンチャーに特化したビジネスSNSのホームページです。
デザイン性と見やすさを両立した現代風の設計が特徴的で、ユーザーが求める情報を最低限のテキスト量で簡潔に記載しています。
気軽にサービスを利用できるよう、ビジネスシーンで活用される機会の多いFacebookのアカウントを紐づけて会員登録をすることが可能となっている点も特筆すべきポイントです。
Goodfind Career
こちらはベンチャー向け転職エージェントのホームページです。
ファーストビューに無料相談へのアクション動線を配置したランディングページ風のデザインを取り入れたトップページが目を引きます。
ユーザーにとって有益な情報を詰め込んだコラムや自社サービスの強み訴求、取引先企業の一覧を掲載したポートフォリオなど、この記事で紹介した重要ポイントを網羅した堅実な設計となっています。
デザイン性の面でも優れているので、ぜひ隅々までご覧になってサイト作りの参考にしてみてください。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
人材サービスの分野において、ホームページはサービスの窓口として人材とクライアントを結びつける重要な役割を担っています。
優れたホームページを完成させるためにはさまざまな施策を目的に応じて組み合わせる必要があり、その答えは決してひとつではありません。
この記事を参考にすればきっと目的にぴったりとマッチしたホームページを完成させることができるので、ぜひ挑戦してみてください。
この記事のおさらいポイント
・人材サービス系ホームページでは自社の得意分野を引き立てる設計が重要
・人材サービス系ホームページの制作費用は100万円から数百万円が相場
・他のマーケティング戦略と組み合わせれば相乗効果が期待できる
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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