「ホームページ」とは、複数のページに情報やコンテンツを入れたページのことです。少し前までは「サイトにアクセスした時、最初に表示されるページ」と解釈されていましたが、時代とともに意味や役割が変化しています。
結婚式場・ブライダル向けホームページの役割は式場の信頼感・安心感を上げることです。強みや重要ポイント、アクセスなどの情報を分かりやすく網羅できるかがカギになります。
この記事では、結婚式場・ブライダル向けホームページ制作時に重要なポイントを5つ紹介します。ホームページの役割やマーケティングについても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみましょう。
この記事を読んだらわかること
・ホームページを作る時に重要な5つのポイントについて
・結婚式場・ブライダル向けホームページに入れたいコンテンツ
・結婚式場・ブライダル向けホームページの制作費用相場
・ホームページ完成後のマーケティング戦略について
・ホームページ制作で参考にしたい3つのサイトについて
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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結婚式場・ブライダル向けホームページの役割って何?
最初の章で紹介するのは、結婚式場・ブライダル向けホームページの役割についてです。「ホームページの目的とは何か」という基礎的な内容も併せて紹介します。
ホームページに似たモノで「ランディングページ(LP)」がありますが、LPは1ページ内に強みや特徴を記載し、ページの最後でアクションを起こしてもらうことが目的です。
一方のホームページは、顧客から継続的にアクセスを集め、ファンになってもらうことを目的としています。LPとホームページの違いを押さえておきましょう。
①会社・結婚式場の信頼感・安心感を上げる
結婚式場・ブライダル向けホームページで最も重要な役割は『会社や結婚式場の安心感を上げること』です。信頼感がない会社や式場では式を挙げてもらえません。
基本的に結婚式場・ブライダル向けホームページへアクセスする方は、近々結婚式を予定していたり複数の式場見学を予定していたりする人がほとんどです。
そのため、そのようなユーザーに対し、「なぜ安心して式が挙げられるのか」「なにが信頼できるポイントのか」を細かく丁寧に記載することが重要です。
②『どんな結婚式場なのか』をユーザーに知ってもらう
会社や結婚式場の信頼感や安心感を向上させることと同じ程に重要な役割が『どんな結婚式場なのか』をユーザーに知ってもらうことです。
「結婚式」を複数回行うという人はごく少数であり、多くの人にとって一世一代のイベント事になるため、ほとんどの人は思い出に残るモノにしたいと考えています。
そのため、どこの式場で式を挙げるのかを予算や口コミで決定するユーザーはほとんどいません。だからこそ式場の雰囲気を的確に伝え、他会場との差別化を図ることが重要になります。
③訪問するための問い合わせ先
結婚式場・ブライダル向けホームページは、訪問を検討しているユーザーに情報を与えるという役割も担っています。
インターネットが普及している近年ではオンラインで結婚式を挙げるケースも見受けられますが、実際に式場を借り、友人や親族を招いて行う従来の結婚式のほうがまだまだ主流です。
そのため、結婚式を行う当事者や参列者に向けて、会場までのアクセス方法や営業時間などの情報をホームページ内に分かりやすく記載することが重要です。
結婚式場・ブライダル向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
前章では結婚式場・ブライダル向けホームページの役割や目的について紹介しました。続いてこの章で紹介するのは、結婚式場・ブライダル向けのホームページを作る時に重要な5つのポイントです。
「どんなコンテンツを分かりやすく作るべきなのか」「何を他社と差別化すべきなのか」などの踏み込んだ内容も解説するので、しっかりチェックしておきましょう。
①結婚式場・ブライダル向けホームページは『雰囲気で魅せる』
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/concept/
結婚式場・ブライダル向けホームページで重要なのが、『結婚式場の雰囲気をいかに魅力的に見せるか』です。そのため、写真の掲載は必須と言っても過言ではありません。
式場の雰囲気を魅力的に見せられるかどうかは、ユーザーがその式場を選ぶかどうかに係わります。ユーザーにポジティブな想像がしてもらえるよう、魅力的な写真を用意しましょう。
また、最近ではSNSでの口コミなどもユーザーを獲得するコンテンツのひとつとして活用できます。SNSアカウントを開設し、ホームページと併せてSNSで魅力を発信するのも効果的です。
②結婚式場の強みや重要ポイントはページを分けてわかりやすく
参照:https://www.taiko-en.com/bridal/support/
結婚式場の強みや他会場との違いは、コンテンツを強調するためにページを分けて用意するのがおすすめです。
また、ページを分けて用意するのには、コンテンツを強調するためだけでなく、ユーザーが視認しやすくなるというメリットもあります。
基本的にホームページはスクロールしながら閲覧されることがほとんどであるため、場合によっては認識されず飛ばされてしまうことがあります。
しかし、結婚式場の強みや他会場との違い専用のページを設けることでユーザーに読んでもらいやすくなり、飛ばされてしまうリスクも回避できます。
③結婚式場へのアクセスは正確にわかりやすく
参照:https://www.styles.jp/kiyomizu/wedding/access/
結婚式場はWebサービスと違い、実店舗で相談を受けたり会場で式を挙げたりすることがほとんどです。そのため、店舗までのマップやアクセス案内も重要なコンテンツのひとつです。
特にバスや電車、徒歩など移動手段ごとに所要時間を記載するなど、情報を細かく掲載することが大切です。アクセス案内を見てスムーズにアプローチできるかどうかがユーザーの関心に係わってきます。
④プランやコンテンツへの誘導はわかりやすく
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/plan/
結婚式場・ブライダル向けのホームページにおいて、最大のアピールポイントはウェディングプランです。プランを効果的に魅せることが重要になります。
特に料理や式場の煌びやかさを売りとしている式場や会場のなかには、プランごとにページを用意しているところもあります。
そのため、プランごとに専用のページを作成するなど、ユーザーにウェディングプランが適切にアピールできるように趣向を凝らすことが大切です。
⑤口コミサイトとはしっかり差別化する
参照:https://wedding.mynavi.jp/
結婚式場・ブライダル向けホームページの情報をマイナビウェディングなどの検索・予約サイトに掲載している所もありますが、基本的にホームページには口コミサイトとは異なる情報を掲載しましょう。
なぜなら、検索・予約サイトとホームページでは目的が異なるためです。検索・予約サイトはプランの情報掲載や概要紹介を掲載し、式場へ集客することを目的としています。
一方のホームページは施設の豪華さや雰囲気をアピールし、式場をブランディングすることが目的です。掲載内容や目的の違いを把握しておきましょう。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
この章では、前章で紹介した5つのポイントと合わせることで効果が実感できるコンテンツを紹介します。前章は基礎的な内容の紹介でしたが、この章では応用的な内容の紹介です。
よくある質問や選ばれる理由など、ユーザーの関心を引く情報を盛り込むことで、より式場のよさをユーザーにアピールできます。
フォトギャラリー
参照:https://www.styles.jp/kiyomizu/wedding/gallery/
「フォトギャラリー」は、設備や景観の写真に特化したコンテンツです。数枚の写真のみを用いて式場のよさを最大限に伝えることは困難なので、ギャラリー化して一覧表示させましょう。
また、フォトギャラリーは式場の強みや特徴を伝えるコンテンツのひとつに数えられるため、専用のページを作成するのがおすすめです。
お客様の声・相談事例
参照:https://www.rc-fukuoka.com/voice/
結婚式場・ブライダル向けホームページのなかに、お客様の声や相談事例をコンテンツとして掲載するのもおすすめです。
スタッフや会社目線のアピールも重要ですが、実際にサービスを利用したお客様の生の声を挿入することで、ユーザーからの信頼度がより向上させられます。
選ばれる理由
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/concept/
結婚式場・ブライダル向けのホームページを作成する際には、選ばれる理由のコンテンツを用意することも重要です。これは会社の強みやプランの紹介とは異なる訴求コンテンツになります。
また、「選ばれる理由」のコンテンツを作るときには、ユーザーがこの会社を選ぶことにどんなメリットがあるのかを軸に構成するのがおすすめです。
よくある質問(Q&A)
参照:https://shonan-premium-wedding.com/qa/
ホームページの使いやすさを向上させるため、過去にあった質問や頻繁に問い合わせられる質問の回答を掲載したコンテンツを用意しましょう。
また、「結婚式を挙げるのに適した時期」や「いつ見学できるか」などの簡単な質問も「よくある質問」のコンテンツを見るだけで解決できるようにするのがおすすめです。
スタッフブログ
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/blog/
結婚式場・ブライダル向けホームページのなかに、実際に式場で働いているスタッフが日々起こったことを綴ったブログを入れるのもおすすめです。
結婚式を控えているユーザーは、式場の設備はもちろん担当スタッフがどんな人なのかも気にしています。そのため、スタッフブログの発信はユーザーに親近感を与える意味で効果的です。
また、ブログのなかでブライダルフェアやキャンペーンなどについて情報を発信するのもおすすめです。ブログは使い方の幅が広いので、さまざまな方法で活用しましょう。
結婚式場・ブライダル向けホームページ制作の相場・料金とは?
この章では、結婚式場・ブライダル向けホームページの制作費用と一般的な相場について紹介します。簡単な作りのホームページから大規模なホームページまで、規模別に分けて解説するので、制作時の参考としてみましょう。
小規模なホームページの場合
10ページ程度のボリュームで、難しいシステムのない簡単な作りのホームページやコーポレートサイトの制作費用相場は50~100万円です。
システムとしてあるのは問い合わせフォームのみで、ホームページとして最低限の機能だけが備わっています。事業を始めて日が浅い場合は、小規模のホームページから始めるのがおすすめです。
中規模なホームページの場合
ページボリュームが30ページ前後にまで増え、簡単な修正がスタッフで行える中規模なホームページの制作費用相場は最低でも100万円~です。搭載されるシステムによって金額が変動します。
問い合わせフォーム・ブログ・修正システムの3つがシステムとして組み込まれます。受注が増え、小規模ホームページからステップアップする際におすすめです。
大規模かつ複雑なホームページの場合
ページボリュームが50ページを超え、複数の機能が備わっている大規模ホームページの制作費用相場は最低でも500万円~です。こちらも搭載されるシステムによって金額が変動します。
問い合わせフォームに加えて、顧客管理システムや予約システムなどが備わります。全国的に有名な大企業のホームページがこれに該当します。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・10ページ前後 ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ | ・30ページ前後 ・ブログや管理機能あり |
大規模 | 500万円~ | ・ページ以上 ・顧客管理、予約システム、ブログ |
結婚式場・ブライダル向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
結婚式場・ブライダル向けのホームページには式場の信頼感を向上させる役割がありますが、ホームページを完成させただけではゴールとは言えません。
継続的にユーザーからアクセスをしてもらい、式を挙げるお客様を定期的に獲得するためには適切にマーケティング戦略を展開する必要があります。
この項目では一般的なWeb施策とともに、そのマーケティング戦略が結婚式場・ブライダル向けホームページと合致するかについても解説します。
リスティング広告
「リスティング広告」とは、Googleをはじめとする検索エンジンで検索した際、結果一覧のなかでも目の付きやすい一番上や一番下に表示される広告のことです。
「特定のエリア+結婚式場」「特定のエリア+ブライダル」のように、特定のエリアと結婚に関係するキーワードを組み合わせてリスティング広告を打つのが効果的です。
リターゲティング広告(バナー広告)
「リターゲティング広告」とは、自社のホームページに一度訪れ、離脱したユーザーに向けて打つ広告のことです。Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンで実装できます。
結婚式場・ブライダル向けホームページにアクセスして「ここに決めた」と即決するユーザーは稀であり、ほとんどのユーザーが一度は離脱をしています。
離脱をするのは、他社と比較検討をしてから決めたいと考えているからであり、自社のプランに興味を持ってもらえたことは間違いありません。そのようなユーザーに対して広告で更に訴求することでコンバージョンを獲得しやすくなります。
SNS広告
近年では業種やサービス内容を問わず、多くの企業がInstagramやFacebookなどのSNSに広告を出稿しています。近年では多くの方がSNSを習慣的にチェックしているので、訴求方法として効果的です。
Instagramは写真と文章を組み合わせて広告が打てるので、視覚的に魅力が伝えられます。また、Facebookは登録の際に生年月日を入力するので、年齢層を絞って広告が打てるというメリットがあります。
ポータルサイトヘの掲載
参照:https://wedding.mynavi.jp/
マイナビウェディングなどのポータルサイトに自社ホームページの情報を掲載し、流入間口を広げるのも効果的なマーケティング戦略のひとつです。
このとき、上記で解説したようにポータルサイトとホームページに記載する内容を分けることが大切です。ポータルサイトとホームページの目的の違いを改めて認識しておきましょう。
インフルエンサーマーケティング
結婚式場・ブライダル向けホームページは美容系ホームページと系統が近いため、インフルエンサーによるマーケティングも効果的です。
「インフルエンサー」とは、名前の通り影響力のある人のことを指します。有名人などに魅力を発信してもらい、口コミなどと併せて多くのユーザーにアプローチする施策を検討しましょう。
結婚関連の雑誌への広告出稿
参照:https://zexy.net/mar/honshi/
結婚式場・ブライダル向けホームページの情報や広告を、ゼクシィなど結婚関連の雑誌へ出稿するのもおすすめのコンテンツマーケティングのひとつです。
ただし、雑誌へ広告を出稿するとなると費用が発生してしまうので、予算と相談して余裕があるのであれば雑誌媒体への出稿も検討してみましょう。
【厳選ピックアップ】結婚式場・ブライダル向けのホームページ制作で参考になるサイト3選
最後の章では、ZEROラボが特に「良い」と感じた結婚式場・ブライダル向けホームページを3つ紹介します。「どこが参考になるのか」などのポイントも解説します。
太閤園
参照:https://www.taiko-en.com/bridal/
「太閤園」は、大阪市都島区にあるブライダルサロンです。日本庭園のなかで和を感じながら執り行える式や100年以上の歴史があるレンガ造りの洋館で行える式など、さまざまなプランが用意されています。
参照:https://www.taiko-en.com/bridal/gallery/
「フォトギャラリー」や「スタッフブログ」など、上記で紹介したコンテンツや重要なポイントがまんべんなく含まれています。また、フォトギャラリー以外にも写真を多用しており、視覚的に魅力が伝わりやすいのもポイントです。
麗風つくば シーズンズテラス
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/
「麗風つくば シーズンズテラス」は、茨城県つくば市にあるウェディングテラスです。和と洋が融合し、洗練された空間のなかで、思い出に残る挙式ができることで多くのユーザーから支持されています。
参照:https://www.dearswedding.jp/ray-fuu/report/
ウェディングレポートをはじめとするコンテンツの魅せ方や写真の掲載方法が秀逸で非常に参考になります。ホームページはLP風の作りで、情報が視認しやすいのが魅力です。
KIYOMIZU
参照:https://www.styles.jp/kiyomizu/
「KIYOMIZU」は、京都府京都市東山区にある邸宅型の結婚式場です。おしゃれな式場でコース料理を楽しみながら挙式ができるなど、当事者・参列者ともに上質なおもてなしが受けられます。
参照:https://www.styles.jp/kiyomizu/
和と高級感を上手く取り入れた、綺麗な構造を採用しているのが特徴です。ホームページを制作する際、デザイン面で非常に参考になります。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
結婚式場・ブライダル向けホームページで最も重要な役割は『式場の信頼感や安心感を上げること』です。そのため、「なぜ信頼できるのか」を理解してもらうことが大切です。
また、式場のよさをアピールするには『雰囲気で魅せる』ことが大切です。魅力的な写真を多く用い、視覚的に魅力をアピールしましょう。
なお、ホームページの作成=ゴールではありません。あらゆるマーケティング戦略を駆使して定期的に結婚式を挙げるユーザーを募りましょう。この記事を参考に、ホームページ制作に着手してみてください。
この記事のおさらいポイント
・式場のよさは雰囲気で魅せてアピールすることが重要
・強みや重要ポイントはページを分けてわかりやすく解説する
・ホームページ制作後はマーケティングを行うことが大切
・結婚式場・ブライダル向けホームページの制作費用相場は50~500万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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