ECサイトで効果的に集客を行うためには広告の活用が必要不可欠です。しかし、サイト運営者の方の中には、流入経路として上手に広告を使えていないケースが散見されます。

というわけで今回は、ECサイト広告に最適なWeb広告5種類の特徴を解説します。それぞれの広告にはどんなメリット・デメリットがあるのかをわかりやすくご紹介していきますので、ECサイトの訪問者数を広告で増やしたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

WEBコンサルタントのご紹介

弊社は、上場企業も含め50社以上のECサイト制作に携わってきました。
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広告1:リスティング広告

リスティング広告とは、ネットユーザーが調べたい言葉を検索した時に検索結果として表示される広告です。検索結果ページには上から優位順に記事がズラリと並んでいますが、その上下に配された『広告』マークのついた短文がリスティング広告です。検索エンジンと言えばほとんどがGoogleにもYahooですが、両者ともにリスティング広告を出稿することができます。それではここからは、リスティング広告のメリット・デメリットをご紹介します。

リスティング広告のメリット

リスティング広告のメリットは、何と言ってもその即効性にあります。SEOで集客しようと思えば一定以上の時間をかけてじわじわと効果が上がっていくのを待つしかありませんが、リスティング広告は広告料金さえ支払って広告掲載がなされれば多くの人目に触れます。しかも、クリックする人は関連キーワードに関心のあるユーザーがほとんどなので、サイトを何となく訪れた人に比べてCVRが高くなる傾向にあります。

リスティング広告のデメリット

リスティング広告にはメリットが多い反面、デメリットもあります。そもそもリスティング広告の広告料は安いとは言えず、なおかつ広告を継続的に打ち続けるには費用もかかり続け、しかもクリックしてもらえる回数が少ないと単価も高騰してしまいます。なおかつ運用を代理店に依頼した場合には、そのためのコストも必要です。予算に余裕のある企業ならいいですが、そうでない場合には現実的とは言えない広告と言えます。

リスティング広告で気になる問題

ECサイトの集客にリスティング広告を利用したい場合には、検討すべき問題が2つあります。その2つとは以下の通りです。

・GoogleとYahooどちらでリスティング広告を打つべきか？
・自社で運用すべきか？広告代理店に依頼すべきか？

ここでは上記2点についてどう考えていくべきなのかを解説していきます。

GoogleとYahooどちらでリスティング広告を打つべきか？

リスティング広告の出稿先は主にGoogleかYahoo!かの二者択一かになります。というのも現在検索エンジンの利用者の割合はGoogle5：Yahoo!3：その他1の普及率となっており、広くユーザーに訴求するためにはGoogleかYahoo!を選択するのが現実的なのです。あくまで傾向ではありますが、若年層はGoogle、年配層はYahoo!で検索する方が多いので、自社サイトのユーザー層に応じて出稿先を検討しましょう。

自社で運用すべきか？広告代理店に依頼すべきか？

広告の運用には一定以上の経験やノウハウが必要です。自社に広告担当部署やスペシャリストが所属している場合には問題なく運用できるものの、そうでない場合には施策不十分でせっかくの広告が効果を発揮しない事態も考えられます。以下に広告の自社運用と広告代理店に依頼した場合のメリット・デメリットをまとめてみました。

弊社ZEROでは、各々の企業で広告担当部署や担当者がいれば自社運用をされても良いかと考えます。ただ、こうした担当がいない場合には、自社で方法を1から学びながら運用をせねばならず、こうなるとPDCAを最速で回すことができないため、やみくもな自社運用はおすすめしかねます。これはリスティングに限らず、他の広告運用にも該当する考え方です。

リスティング広告は、クリック単価が高いため、低粗利、またはLTVの短い商材には不向きです。
もし広告を打つのであれば、出稿費用が安く済む、Facebook広告やアフィリエイト広告がおすすめです。
また、CVRを上げるためにエース商材のランディングページを制作し、単品拡販での広告展開も有効です。

広告2:アフィリエイト広告

アフィリエイト広告はアフィリエイターと呼ばれる広告主が、自ら運営するWebサイトなどに掲載した広告を通じて利益が生じた場合に広告料も発生する、いわゆる成果報酬型の広告です。ここではアフィリエイト広告で集客するメリット・デメリットを解説します。

アフィリエイト広告のメリット

アフィリエイト広告は成果が出た時のみ広告料が発生することから、費用対効果に優れています。報酬が発生するタイミングは正確に言えばコンバージョンを承認した時で、無駄がなくきわめて効率的な広告であると言えます。実績ある有能なアフィリエイターに広告掲載を依頼できた場合はたいへん効果的で、人選が一つの鍵となります。

アフィリエイト広告のデメリット

アフィリエイト広告は不正コンバージョンが後を絶たず、実際的には無効果なCVに対して報酬を出してしまうケースがあり、これは大きなリスクと言えます。ASP（アプリケーションプロバイダサービス）にこうした不正の予防を依頼したとしても、全てを回避することはなかなか難しいのが現状です。また、優秀なアフィリエイターに広告掲載してもらえない場合には、なかなか成果が上がりにくい点もデメリットとなります。

広告3:リマーケティング広告

リマーケティング広告とは、一度広告や商品ページを閲覧した顧客に再びアピールする手法です。以前はリターゲティング広告と定義を分けられていましたが、現在はほとんど同義に扱われています。ここではリマーケティング広告で集客するメリット・デメリットを解説します。

リマーケティング広告のメリット

リマーケティング広告は、一度でも商材に関心を示した購入可能性の高い顧客に絞ってアプローチできるため、コンバージョン率が高まる傾向にあります。ECサイトの場合はいわゆるカゴ落ちした顧客に対して同じ商品や関連商品を表示させることで購買意欲を誘うことができ、非常に効率的です。

リマーケティング広告のデメリット

リマーケティング広告は基本的に脈のあるリピーターにのみ使える手法であるため、新規顧客の開拓には向いていません。また、商材が気になっているユーザーに訴求するタイプの広告なので、緊急性の高い商材や全くの新商品の場合は相性が良いと言えないのもデメリットです。

広告4:Facebook広告

Facebook広告とは代表的なSNSの一つであるFacebookを基盤とした広告配信プラットフォームのことをいいます。ここではFacebook広告で集客するメリット・デメリットをご紹介します。

Facebook広告のメリット

Facebook広告は、もともとある属性を持った人達が集まるSNSであるため、ターゲティング効果が非常に高く、広告が拡散すると低いコストで劇的な成果を上げられることがあります。また、AIが自動で最適なユーザーに配信してくれる点も大きな特徴です。この機能があるために広告代理店に運用を頼まなくても、比較的楽に自社運用することが可能となります。

Facebook広告のデメリット

一度拡散され始めれば短期間に広告効果が見られる場合もありますが、その反面、効果が現れるまでに時間がかかるケースも珍しくなく、地道な長期戦となることも想定しなければなりません。また、競合も多いため、ユーザーの目に留まるだけのアイデアやクリエイティブが必要です。いわゆる”バズ”る動画広告などを発信できるかどうかが鍵となるので、このようなリソースがない会社には、あまり効果を期待できないとも言えます。

広告5:Googleショッピング広告

Googleショッピング広告とは、ネットユーザーがGoogleで検索したキーワードにマッチする商品広告が自動表示される、ネットショッピング特化型の広告サービスです。ユーザーに対してダイレクトに商品画像をアピールすることができる広告なのでECサイトに最適と言えます。ここではGoogleショッピング広告で集客するメリット・デメリットをご紹介します。

Googleショッピング広告のメリット

キーワード検索して広告に飛んでくるユーザーはそもそも購買意欲が強いユーザーです。しかも、Googleショッピング広告の場合はファーストコンタクトで商品画像が露出しているので、クリックするユーザーはさらに関心を強めていると言えます。そのためこの広告はCVRの確率も質もどちらも非常に高いことが想定できます。まず商品画像で購入可能性の高低をふるいにかけるという点が、リスティング広告との大きな違いです。

Googleショッピング広告のデメリット

Googleショッピング広告の大きな特徴の1つが各種設定の細かさと煩雑さです。配信に漕ぎつけるまでには手間と時間がかかるため、この点をクリアすることは大きな関門と言えます。また、Googleショッピング広告は競合が少なくクリック数が少ない今が利用チャンスですが、ライバルが増えてこれば露出やクリックの頻度を上げるための運用面での施策が必要となるでしょう。

まとめ：自社にあった広告を選ぼう

ECサイトの集客を増やす広告手段は意外と種類が多いものの、自社サイトに最適と言えるものは実はそれほどたくさんはありません。予算が少なければリスティング広告は無理ですが、予算が少ないFacebook広告は効果が見られるまでの時間がかかるケースも少なくないため、リスティング広告のような即効性を望むことは難しいと言えます。このように、何を優先させるかで選ぶべき広告は変わってくるのです。自社サイトに合う広告を選ぶことがECサイトの集客にとっては何より重要なので、もしも広告選びに悩んだら、一度Web専門会社にご相談になるのもお勧めです！

WEBコンサルタントのご紹介

弊社は、上場企業も含め50社以上のECサイト制作に携わってきました。
ECサイトは、一から構築すると莫大な費用がかかってしまいますが、弊社はWordPressを使用し、最小限に費用を抑えたECサイトの構築が得意です。ECサイトの制作で費用が気になるという方は、お気軽にご相談ください！

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