【相場早見表あり】ECサイト制作の料金と価格相場を解説

ECサイトを専門の制作会社に作ってもらった場合、価格がどのくらいするのか想像がつかないという方は多いのではないでしょうか。Web制作全般に言えることですが、Webサイト制作の料金にはバラつきがあり、明確な相場や目安と言えるものがないのが実情です。

そこで今回はECサイト制作の価格相場を、できる限りわかりやすい価格帯でご紹介します。また、価格の内訳についても解説しますので、ECサイト制作を外注する際、余計な料金を支払ってしまった!などという失敗がないよう、参考にしてくださいね。この記事でお伝えしていることは以下のとおりです。

この記事を読んだらわかること

・ECサイトの構築方法と特徴
・ECサイト制作の料金・価格相場
・失敗しないECサイト制作会社の選定方法
・ECサイトの料金相場で重要なポイント

ECサイトの構築方法と特徴

ECサイト制作の料金相場を知る前に、まずはECサイトの制作方法の種類とそれぞれの特徴をチェックしておきましょう。制作方法によって価格相場が大きく異なるのがポイントです。

構築方法 構築費用 運用費用 制作期間 カスタマイズ サーバー
ECモール 安い 安い*1 短い 低い 不要
ASP 安い 安い*2 短い 低い 不要
オープンソース 安い〜高い 安い*3 短い〜長い 普通 必要
パッケージ 高い 高い 長い 高い 必要
フルスクラッチ とても高い とても高い とても長い とても高い 必要

上表をご覧いただければわかるように、モール型ECサイトは制作費も維持コストもかなり抑えらます。しかし、一方で商品の売り上げの一部をロイヤリティとして母体に納める必要があることも知っておきましょう。

ASPは月額課金制なので維持費自体は安いものの、長期的に見ればコンスタントに維持費がかかるというデメリットも。その他の制作方法は制作会社に外注するケースが多いため、制作費用が大きくかかることもありますが、その分さまざまなメリットもあります。

計画上重要なのは、予算や目的を踏まえて、自社に必要なECサイトはどの種類なのかを見極めることと言えるでしょう。

ECモール

ECモールというと聞き慣れない言葉に感じる方もいるかもしれませんが、実店舗のショッピングモールのように、さまざまな業種・ジャンルの店舗が入った大型のショッピングサイトのことをいいます。

amazonや楽天市場、さらにYahoo!ショッピングなど、多くの人が日常的に利用している、何でも買える巨大な買い物サイトをイメージされると、わかりやすいでしょう。自社専用のサイトを立ち上げずに、大型店舗に出品するタイプです。間借りしている感覚のECショップとも言えます。

##内部リンク##(ECサイト モール)

メリット

ECモールに出店することのメリットには次のようなものがあります。

・サイト構築が不要なので、初期費用が安く抑えられる。
・ECモール自体にブランド力があるため、自社のみでサイトを構えるよりも集客しやすい。
・サポート体制が充実しており、EC運営のノウハウがない初心者でも始められる。

サイト構築自体にはほとんど費用がかからないのが最大のメリット。また、自社サイトを立ち上げるノウハウがない人には、運営母体からさまざまなサポートが受けられるので安心です。

デメリット

ECモールに出店することのデメリットには次のようなものがあります。

・売り上げ時のロイヤリティや、モール全体の割引きイベントなどへの参加が負担となる。
・自由度が低く、カスタマイズは望めない。
・競合も多く、自社のブランディングが難しい。

同じような構築方法で見た目や機能も横並びになりがちなので、競合との差別化や独自性を打ち出すことはしづらいでしょう。売り上げの一部を納めなければならない点も難点です。

ASP

ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダの略で、ネットを通じてサイト構築のためのソフトウェアを使用できるサービスのことです。もともとサーバーに設置されたソフトウエアにログインし、インストール不要でECサイトを制作できます。代表的なものに、カラーミーショップ・BASE・MakeShopなどがあります。

参考:ショッピングカートのみ設置型ASPおすすめ比較|ECサイト制作
参考:【ECサイト構築に必須!】おすすめASPカート比較10選

メリット

ASPでECサイトを構築することのメリットには、次のようなものがあります。

・サーバの契約が必要がない。
・初期費用ならびに運用コストが安い。
・制作期間が短くて済む。

コスト・制作期間・手間すべてにおいて負担が少ないことがASPの最大のメリットです。モールに出店は気が引けるという初心者の方にもECサイト構築が簡単にできます。

デメリット

ASPでECサイトを構築することのデメリットには、次のようなものがあります。

・カスタマイズはほとんどできないため、オリジナリティは出しづらい。
・中小規模のECショップ向きなので、大規模なサイトを作りたい場合には使えない。

ASPは費用・ノウハウ面での負担が少ない一方で、自由度が低く、適する企業規模も限られているのがデメリットです

オープンソース

オープンソースとは、ネット上で無料で提供されているサイト構築ソフトです。すでにプログラミングされたオープンソースを用いて、誰でも無償でECサイトを制作することができます。

代表的なサイトはEC-CUBE。EC-CUBEはオープンソース版以外にクラウド版もあり、費用やメンテナンスのニーズに応じてどちらかを選ぶことが可能です。

メリット

オープンソースを使ってECサイトを構築するメリットには次のようなものがあります。

・機能やデザインのカスタマイズができて自由度が高い。
・ショッピングカート機能があらかじめついている。
・物流や決済などの外部サービスと連携できる。

無料で利用できるのがオープンソース最大の特徴ですが、無料にもかかわらずデザインや機能の選択肢が多いのも大きな魅力です。

デメリット

オープンソースを使ってECサイトを構築するデメリットには次のようなものがあります。

・構築するには専門知識のある人材が必要。
・セキュリティ対策を独自に行わなければならない。
・トラブル解決や集客に関するサポートは受けられない

自由度が高い反面、構築・カスタマイズ・外部システムとの連携など、すべてにおいてノウハウのある人材なしでは成立しないのが最大の難点です。

パッケージ

パッケージとは、サイト構築の専門会社が制作したECサイト構築システムのことで、既存の販売システムや会計・在庫管理システムなどはもちろん、外部システムとも連携できるため、さらなる業務拡大などにも活躍するのが大きな特徴です。代表的なサイトはEC-ORANGEなど。

メリット

パッケージを使ってECサイトを構築するメリットには次のようなものがあります。

・規模にかかわらず、あらゆるECサイトに必要な機能がほとんど揃う。
・セキュリティや運用サポートもしてくれる。
・サイトを拡大したり、実店舗との連携も可能。

基本サービス・機能が充実していることに加え、独自機能の開発や外部システムとの連携もかなりフレキシブルに行うことができるため、事業規模を拡張させたい方などに最適です。

デメリット

パッケージを使ってECサイトを構築するデメリットには次のようなものがあります。

・初期費用にお金がかかるうえ、ランニングコストも一定以上必要になる。
・メンテナンスにも費用がかかる

ECサイトはリニューアルの際にも初期費用と同等のコストがかかるため、システムが古くなった際にも再び大きな費用が必要となる点もデメリットと言えます。

フルクラッチ

フルスクラッチとは、ここまでご紹介したECサイトの構築方法とは異なり、既存のソフトウエアを使わず、何もないところからオリジナルのシステム構築を行うことをいいます。専門的な知識・技術が必要不可欠となるのはもちろん、莫大な費用がかかることも大きな特徴です。

メリット

フルスクラッチでECサイトを構築するメリットには次のようなものがあります。

・完全に自社オリジナルのサイトを作ることができる。
・カスタマイズは自由自在。
・既存のソフトウエアはサービスが終了したら自動的にサイト運営できなくなるが、そのリスクがない。

制約なしに思い通りのECサイトを作ることができるのはフルスクラッチならでは。どこにもない自社だけのネットショップを制作できます。

デメリット

フルスクラッチでECサイトを構築するデメリットには次のようなものがあります。

・システム構築に莫大な費用がかかる。
・サイトを作り上げて運用開始するまでに長い期間を要する。
・制作中や運用開始後のトラブルも自社で責任を負い、解決しなければならない。

大手企業にしか手が出ないほどの巨額の初期費用・ランニングコストを必要とする点、構築そのものやトラブル対策が大変な点はフルスクラッチのデメリットと言えるでしょう。

ECサイト制作の料金・価格相場

ECサイト制作方法の種類をご紹介したところで、いよいよECサイト制作に必要な料金を見ていきましょう。価格相場帯ごとに最適な構築方法やどんなニーズをお持ちの方におすすめなのかを解説していきますが、まずは価格帯別の特徴を下表でご覧ください。

相場 構築方法 発注先 制作期間 こんな方にオススメ
10万以下 モール型 ASP型 サービスを利用 自作で進める 1週間~1ヶ月 ・とにかく安く制作したい ・実験的に商品をECサイトで売りたい ・Web集客の方法がわからない
10万~100万 ASP型 オープンソース型 中小規模の制作会社 1ヶ月~2ヶ月 ・少しデザインにこだわりたい ・なるべく安く制作したい
100万~500万 オープンソース型 パッケージ型 中小規模の制作会社 2ヶ月~5ヶ月 ・オリジナルのデザインやコンテンツを作りたい
500万以上 オープンソース型 パッケージ型 フルスクラッチ 中小規模の制作会社 大手制作会社 5ヶ月以上 ・完全オリジナルで作りたい ・資金が潤沢

規模や必要とする機能によって異なりますが、ECサイト構築にかかる一般的な相場は30~60万円といったところ。予算を決める際には、自社でどの程度制作業務を行えるのかを見極めることが重要です。予算算定のポイントもまとめておきましょう。

・サイト構築を専門的に行えるリソース(人材・ノウハウ)が社内にあるのかどうかを見極める。
・社内でまかなえず、制作会社やフリーランスに外注する制作領域を決める。

相場無料~10万の場合

構築方法:モール型ECサイトに出品するか、ASPを使って自らサイト制作を行う
発注先:モール型サイトに出品を行うかASPの各サービスを利用する
制作期間:1週間~1ヶ月程度
こんな方におすすめ:とにかく費用を安く抑えたいという方。制作期間を短く済ませたい方

誰にでもリスク少なく、気軽にECショップを立ち上げられる価格相場帯と言えるでしょう。用意するものも、商品画像やPR用テキストなどで済みます。

相場10~100万の場合

構築方法:ASPかオープンソースを利用する
発注先:制作を自社内で行えない場合は、中小規模Web制作会社へ依頼
制作期間:1ヶ月~2ヶ月
こんな方におすすめ:構築費用は安く抑えたいけれど、デザイン・機能面である程度はカスタマイズしたいという方

お金をかけずにデザインに少々凝りたい場合などにはこの価格帯が最適です。高度なカスタマイズはかないませんが、多少のデザインカスタムが可能となります。また、外部サービスとの連携など、簡単な機能面もカスタマイズも実現できます。

相場100~500万の場合

構築方法:オープンソース/パッケージ/フルスクラッチのいずれか
発注先:ニーズにもよるが中小規模から大手のWeb制作会社
制作期間:2ヶ月~5ヶ月(規模による)
こんな方におすすめ:費用や期間をかけても良いから思い通りにサイトをカスタマイズしたい方。既存サイトを拡大したい方。

サイトデザインを1から自由に行いたい、業務に応じて機能を足したいなど、機能面の充実を図りたい場合には、この価格帯が目処となります。

【池田コメント】
自社の商材に合わせてWordPressなどでサイトを構築し、ECカートはASPを利用すると費用を安く制作することができます。WordPressで制作すればコンテンツも配信することができるので集客にもつながります。

相場500万以上の場合

構築方法:パッケージ/フルスクラッチ/オリジナルデザインのいずれか
発注先:中小規模~大手のWeb制作会社
制作期間:5ケ月以上
こんな方におすすめ:ゼロから自社独自のECサイトを構築したい方。既存の自社サイト機能を拡張させたい方。大規模なECサイトの構築を希望されている方など。

既存のものではないデザインや機能をオリジナルで制作できる価格相場帯です。自社独自のシステムとの連携も可能となります。このくらいのサービスを請け負う制作会社なら、サイト制作終了後の運用サポートなども安心して受けられるでしょう。

失敗しないECサイト制作会社の選定方法

ECサイト制作を請け負う会社は豊富ですが、その分どんな制作会社を選べば良いのか悩んでしまうという方は多いのではないでしょうか?ここでは、ECサイト制作成功の鍵を握る、制作会社選びのポイントを3つお伝えします。ぜひ、この3つを念頭に置いて制作会社を探してください。

ロジックを理解している会社かどうか

制作案を提示する際に、その提案の根拠を論理立てて説明できる制作会社を選びましょう。過去の実例を挙げ、成果が出た理由を的確に分析できているか、どこかどう奏功したかなどを、説得力ある言葉で説明できる会社なら頼りになります。

このような制作会社であれば、自社の場合はどのようなデザインやコンテンツがユーザー層に響くのかをロジック立てて解説できるはずです。提案内容の理由に納得できる会社かどうか、営業担当者の話を聞いて発注前に見極めることをお勧めします。

ECサイトの制作実績を確認する

一概にWeb制作代行と言っても、多種多様な会社が存在します。制作実績が少ないWebサイトの種類があったり、同じECサイトでもある業種に偏って制作したりしている例も少なくありません。こうした現状を踏まえて、自社と同業種企業のECサイトを豊富に手がけたことがある制作会社を狙ってみることをお勧めします。

また、単に自社業界に詳しいというだけでなく、デザイン傾向がブランディングイメージとマッチするかどうかや、過去の制作サイトの実績がどうなっているのかなども調べておくと良いでしょう。

価格内でどこまで対応してくれるか

ECサイトの料金相場は大まかな価格帯こそあるものの、実際に提示される見積もり額は各制作会社によってバラバラなのが実情です。制作会社によって見積もりの表記の仕方が違うなど、何の料金が含まれているのかいないのかは曖昧な部分もあります。

例えばECサイトには不可欠なライティングには、キャッチコピー・見出し・商品説明文など、種類がいろいろありますが、その一部を発注側がライティングする前提で見積もりされているケースも

また、使用する画像素材・撮影代金も料金に含まれていない可能性があるため、あらかじめどこまで料金内で対応してくれるのか、事前に確認することが重要です。

ECサイトの料金相場で重要なポイント

ECサイトは、コーポレートサイトやランディングページといった他の種類のWebサイトと比べて、運用に関わる業務が豊富です。ここでは、ECサイト独自の業務や機能をご紹介するとともに、制作会社等がどこまで料金内でその作業を代行してくれるのかなど重要なポイントをお伝えします。

ささげ業務(撮影・採寸・原稿)

ささげ業務とは、さ(撮影)・さ(採寸)・げ(原稿)というように業務の頭文字を取った用語。これは、商品撮影や、商品サイズの計測・表示および商品説明文の作成のことをいいます。Web制作会社によっては対応してくれる場合もありますが、この業務自体を行わないという会社もあるので要確認です。

決済機能

ECサイトの運用では、導入する決済方法の選定が重要。ユーザーの使い勝手がリピーター数や売上を左右しかねないため、層のニーズに合わせて慎重に決済方法を選ばなければならないのです。

ASPやパッケージでサイトを構築する場合でも決済機能の選択はいろいろできますが、選択する手段によっては手数料の負担が大きくなる場合も。サイト作りを外注する場合は、決済機能をどれにするかについても、制作会社とよく相談する必要があります。

物流業務

制作会社によっては、物流業務との連携まで請け負ってくれる場合もあります。ただし、Web制作を
専門としており、運用まではフォローできない会社もあるため、依頼するのあればECサイトの制作だけでなく運用に関しても実績のある会社を選ぶことが大事です。

ネットショップASPやECカートASPによっては、決済から物流までを請け負ってくれる制作会社もあるので、そこまでを外注したければ、あらかじめこうしたサービスがあるかどうかの確認が必要となります。この場合、料金は別途発生することになるでしょう。

集客方法

モール型ECサイトは強力な集客力があるため別ですが、その他自社制作タイプのECサイトは、運用開始前後の集客についても対策しておかなければなりません。

集客にはSEO(検索エンジン最適化)はもちろん、広告やSNS集客に関する確かなノウハウが不可欠です。自社にそのリソースがないと判断すれば、広告やSEOに強い制作会社を選ぶ必要があります。制作・集客込みの料金プランを設定しているかどうか事前に調べましょう。

リニューアル

自社構築ではないモール型やASP以外の制作方法で立ち上げたサイトは、数年周期でリニューアルが必要となることを念頭に置いておきましょう。

リニューアルといっても、建物のように一部だけということはなく全面改装となるため、制作価格と同等の料金がかかることが予想されます。制作会社には、どのくらいのタームでリニューアルが必要なのか、また、時期や費用について質問しておいても良いでしょう。

池田 直樹
ECサイト制作には様々な業務があるので、相場を見るときはどのような業務内容を対象としているか必ず確認するようにしましょう。また、相場から予算をある程度決めておくと、制作会社は予算内で具体的な提案をしやすくなります。

まとめ:安さよりも成果が出ることを優先しよう

ひと口にECサイトと言っても、いろいろな構築方法があり、選択する方法によってかかる料金も幅広いことをお伝えしてきました。モール型サイトに出品する以外には、自社でサイト制作をすることになりますが、社内でサイト構築をできるだけのリソースがなければ、制作会社への依頼は必須となります。

重要なのは料金の安さを追求することではなく、制作会社の得意業界や実績、さらにはどこまで代行してくれるか業務範囲を知ることです。目的やニーズに最適な制作会社に依頼しないと、まったく的外れなサイトが出来上がってしまいかねないので注意してくださいね!

この記事のおさらいポイント

・ECサイトは制作方法によって料金相場がかなり違う
・制作費が安い手段でもカスタマイズがきかない、大規模サイトに向かないなどデメリットがある
・制作会社に外注する場合には自社業界に強い会社かどうかのチェックが必要
・ECサイト制作を外注するなら、制作以外にもどこまでの業務を請け負ってくれるか調べる

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