ECサイトに商品レビュー機能を導入するメリットとデメリット

ECサイトには搭載すべき機能がいろいろありますが、中でも最近ほとんどのECサイトで見かけないことがないと言えるのがレビュー機能です。

レビュー機能はECサイトのCVRや回遊率を向上させるのに役立つため、まだ導入していないECサイト運営者の方はその重要性を確認しておかれてはいかがでしょうか?

そこで今回は、ECサイトにレビュー機能を導入する効果やメリットだけでなく、レビュー機能を導入する際の注意点までをわかりやすく解説していきます。

この記事を読んだらわかること

・なぜECサイトのレビューは重要視されるのか?
・ECサイトにレビュー機能を導入する効果
・レビューを集める方法
・ECサイトにレビュー機能を導入する際の注意点
目 次表示
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なぜECサイトのレビューは重要視されるのか?

ECサイトの普及と拡大に伴い、ユーザーは、商材を購入する際に、レビューを参考にする様になりました。これは実物を手に取って見られないことで起き得る失敗リスクを下げるためです。

誰かが太鼓判を押してくれたら安心して買えるという消費者心理の表れとも言えます。ある報告によりますと、ECサイトで買物する前にレビューを参考にすると答えたユーザーは、実に97%に上るとされています。

しかもそのうちの30%程度は様々なECサイトのレビューを見てから買物をすると答えました。この数字を見れば、ECサイトではSEOやSNSとともにレビューの質と量を高めることが必要不可欠であることがおわかりいただけるでしょう。

引用
https://www.powerreviews.com/wp-content/uploads/2018/03/The-Growing-Power-of-Reviews.pdf

ECサイトにレビュー機能を導入する効果

ECサイトにレビュー機能を導入すると、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、レビュー機能を使うことでECサイトにどんな効果がもたらされるのかをご紹介します。レビュー機能の主な効果は以下の3つです。

・信頼感や安心感を与える
・コンバージョン率の向上
・商品やサービスの改善

それではそれぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

信頼感や安心感を与える

人は、「少しでも良い商品を手に入れたい」「後悔したくない」という心理から、購入者の感想を見比べて失敗のリスクを下げた後に購買行動に移ります。

そのため、レビューを充実させることによって、それらの不安材料を一気に払拭でき、信頼感や安心感をユーザーに与えられます。この信頼感や安心感は、ユーザーの購買行動を後押しするだけなく、企業対するブランド力の向上にもつながるのです。

コンバージョン率の向上

レビューの質・量によって安心感を覚えたユーザーは購入に対して意欲的になり、コンバージョンの向上につながります。

また、似た様な商品に対しては、価格やレビュー内容が比較対象になります。そのため、より良いレビューを集めるほど競合よりも選ばれやすくなるのです。

ある調査によると、レビューの有無でコンバージョン率が2倍違ったという報告もありま

商品やサービスの改善

レビューはコンバージョン率や購入数のアップに効果的であるだけでなく、商品の品質改善のヒントを得ることができるのも大きなメリットです。

レビューは「商品のここがこうならもっと良かった」などといった具体的な要望を多分に含むため、商品のリニューアルや新製品開発のアイデアの宝庫とも言えます。

レビューを集める方法

レビューの効果について解説してきましたが、レビューがあまりにも少ないと多数派の意見なのか少数派の意見なのか判断しづらくなります。

そのため、レビューは質だけでなく数にもこだわる必要があります。ここではECサイトでレビューを多く集める方法をご紹介します。その方法とは主に以下の3つです。

・レビューキャンペーンの実施
・ユーザーインタビューの実施
・SNSを利用する

それではそれぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

レビューキャンペーンの実施

レビューを書いてくれたユーザーにポイント付与やクーポン配布などの特典を差し上げるのが、最も手っ取り早い方法です。

書いてくれたユーザー全員にポイントやクーポンをプレゼントするだけでなく、レビューの文面等をコンテスト形式で競っていただくのもお勧めです。ユーザーにはコンテスト入賞を目指して内容の良いレビューを書こうとする心理が働くため、有用なレビューが増えて一石二鳥です。

このようなキャンペーンやコンテストはだらだらと続けると効果が下がるため、期間限定で行うようにしましょう。配布するクーポンなども使用期限を設けて販促することをお忘れなく。

ユーザーインタビューの実施

レビューの特別版的に購入者インタビューを記事として掲載するのも効果があります。実際に商品を使用した人々を取材し商品効果を語ってもらうことで説得力を高めます。協力者には特典をつけ、参加者を募りましょう。

SNSを利用する

SNSは費用をかけずに商品宣伝ができる便利なメディアです。ファンがつけばユーザーの自然な商品感想を発信できると同時に、ユーザーの影響力いかんによっては拡散性を発揮するため強力な広告的効果が期待できます。自社ECのSNSアカウントを作成し、SNS上でレビューを募ることも容易にできます。

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自社サイト内のレビュー施策と並行して、ダイエットカフェやアットコスメ、楽天やアマゾンなどの口コミも対策していきましょう。
レビューキャンペーンを行う際に、これらのECサイト、口コミサイトへの投稿も検討してください。
池田直樹
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ECサイトにレビュー機能を導入する際の注意点

ECサイトにはレビューがもはや必需品となっているのは事実ですが、レビュー機能を使用するにあたっては気をつけなければならないこともあります。ここでは自社サイトにレビュー機能を導入する場合の注意点をご紹介します。注意点は主に以下の3つです。

・ネガティブレビューも同時に掲載
・ステップメールの導入
・自作自演はしない

ネガティブレビューも同時に掲載

商品を褒めてくれるポジティブなレビューは効果的な宣伝となり得ます。しかし、だからと言って全てのレビューにマイナスなコメントがないのは不自然で、かえって信憑性を疑われかねません

中傷や悪口レベルの悪質な口コミは除外しても差し支えありませんが、きちんと意見を述べてくれているレビューは、たとえネガティブであってもそのまま掲載することも大事です。このようなレビュー内容を承知した上でユーザーが商品を購入すれば、返品率を下げる効果も期待できます。

ステップメールの導入

商品を購入してくれた顧客に対し、レビュー投稿をお願いするステップメールを導入しておきましょう。

ユーザーの中にはなかなか自ら率先してレビューを書かない方も少なくありません。待ちの状態では中々レビューも集まらないので、先述したクーポンと一緒にメルマガなどを配信する仕組みを構築する必要があります。

自作自演はしない

自作自演でレビューを捏造することは絶対にやめましょう。いつの時代でも不正が許されることはないですが、特に昨今は一度不正が明るみになった時の炎上や風評などが取り返しのつかないダメージとなり得ます。

それよりも正攻法でしっかりとレビューを集める施策に取り組む方が効果も高く安心です。

まとめ:レビュー機能を導入してECサイトの売り上げを伸ばそう

ECサイトでは、顧客が商品購入をするために背中を押してくれるレビュー機能の存在が必要不可欠となっています。レビューはユーザーにとって参考になるだけでなく、運営側にとっても購入数・契約数などの売上やコンバージョン率の向上、さらには自社商品の品質改善など、効果的です。

まだ導入されていない場合はぜひ前向きに導入をご検討ください。自社だけでレビュー機能の有効活用をカバーできないサイト運営者の方は、ぜひともWeb専門会社にご相談ください。

この記事のおさらいポイント

・レビューは買物で失敗したくないというECサイトユーザー心理に働きかけるきわめて重要な要素
・レビューは購入数やCVRを向上させると同時に商品の改善や新商品開発にも役立つ
・豊富にレビューを提供するためには蓄積するための施策も必須
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