ホームページはユーザーが知りたい情報やユーザーに伝えたい情報を複数のページにわたって集約させたWebサイトです。
設計次第でさまざまな用途に対応することが可能であるため、ペットショップの分野においても欠かすことのできない重要な施策だといえるでしょう。
この記事ではペットショップ向けホームページの役割と重要ポイントについて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作で重要なポイント
・ホームページ制作の費用相場
・ホームページ制作後のマーケティング戦略
・ペットショップ向け参考ホームページ
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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ペットショップにおけるホームページの役割って何?
まずはペットショップ向けホームページの役割と制作する意味を紹介します。
ペットショップ向けホームページが制作される目的とその背景をユーザーの視点に立って解説していくので、ホームページ制作に着手する前に目を通しておいてください。
①ペットショップの認知度を上げる『ブランディング』
ペットショップ向けホームページのもっとも重要な役割は、ブランディングを実施してペットショップの認知度を高めることにあります。
ブランディングとは知名度を高めながら自社のイメージや業界内での立ち位置を確立することを目的とした施策です。
決して初心者向けの施策とはいえませんが、ブランディングを適切に実施すれば長期的に高い集客力を維持することも夢ではないので、ホームページを制作する際は必ずブランディングを意識してください。
②どんな種類の動物を扱っているペットショップなのかをユーザーに知ってもらう
ひとくちにペットショップといっても、取り扱っている動物の種類は店舗によってさまざまです。
両生類や観賞魚、昆虫類などを除いてペットは原則として対面販売が義務付けられているため、ペットの購入を検討しているユーザーは実際に店舗まで足を運ぶ必要があります。
ユーザーの多くは直接来店しますが、リテラシーの高い一部のユーザーはホームページで取り扱い生体をチェックして来店するかどうかを判断するので、ホームページには取り扱っている動物の種類をなるべく詳細に記載しておきましょう。
③ペットの総合的な情報サイトとしての側面もある
ペットショップ向けホームページはブランディングや取り扱い生体の周知だけでなく、ペットに関する総合的な情報サイトとしての側面を持っています。
たとえばペットを飼っているユーザーや購入を検討しているユーザーに向けた初歩的な飼育法のノウハウを紹介することで、飼い方を調べてサイトを訪れたユーザーを顧客として取り込む効果が期待できます。
掲載する情報がユーザーにとって有益であればあるほどより多くのユーザーを取り込むことができるので、ホームページを制作する際は情報サイトとしての役割を意識しながら設計してください。
ペットショップ向けのホームページを作る時に重要な5つのポイント
続いて、ペットショップ向けホームページを制作するにあたって重要な5つのポイントについて解説します。
ここで紹介するものはどれもホームページの完成度を高める上でに欠かすことのできない重要なコンテンツとなっているので、ぜひホームページ制作の参考にしてください。
①実際の店舗に居るペットの写真を起用する
ペットショップのホームページを訪れるユーザーの大半が「どんなペットがいるのかな」という疑問を持っており、その疑問を一目で解決するためには店舗で取り扱っているペットの実際の写真を掲載することが有効です。
1枚だけでは柄やスタイル、健康状態を読み取ることが難しくなってしまうため、可能であればバストアップや全身写真など異なるアングルの写真を掲載しましょう。
サイト内にペットたちの動画を埋め込んでいるホームページも少なくないので、ペットの魅力をより的確に伝えたいのであれば併せて動画を埋め込んでみてはいかがでしょうか。
②ペットの情報は種類から性別までとにかく詳細に掲載
ペット情報の紹介はペットショップ向けホームページのメインともいえる重要なコンテンツです。
ペット系ホームページは不動産の賃貸サイトなどを同じように詳細ページが命なので、ペットに関する情報は種類や価格をはじめ、性別や品種、出身地や誕生日など可能な限り細かく記載しましょう。
記載するべき情報としては上記の項目の他に平均寿命や最大全長、犬猫なら摂取ワクチンの種類や両親の画像などが挙げられます。
ユーザーの離脱率は詳細ページの魅せ方によって大きく変わってくるので、ペットの情報は特に力を入れて設計してください。
③ペットショップへのアクセスは正確にわかりやすく
上でも述べたとおり一部の例外を除いてペットの売買は対面での販売が義務付けられているため、必然的にペットショップは実店舗でのサービスとなります。
そのため、ペットショップ向けホームページでは店舗までのマップやアクセス案内がとても重要です。
アクセス方法は1種類だけでなく、電車やバス、自動車など交通機関ごとに詳しく掲載しましょう。
また所要時間などの細かな配慮がユーザーの関心を左右するので、地図情報やアクセスの案内はユーザーの視点に立って丁寧に紹介することを心がけてください。
④ペットを検索できる機能やシステムは必要不可欠
ペットショップ向けホームページのメインコンテンツがペット情報の紹介であることは前述のとおりです。
ホームページに掲載するペット情報が多ければ多いほど目当ての生体に関する情報を探し当てることが難しくなってしまうので、ペットショップ向けホームページには必ず検索システムを搭載しましょう。
動物の種類や品種はもちろん、年齢や性別などさまざまな項目で絞り込む機能が搭載されていると尚良いです。
⑤自社での取り組みはしっかりと明記する
ワクチン接種や健康診断、駆虫プログラム、マイクロチップの装着などペットショップで実施している取り組みはしっかりと明記してください。
このような取り組みはユーザーの信頼を勝ち取るにあたって非常に大切な要素となるため、コンテンツとしてホームページで活用しましょう。
中でも保護や譲渡に関する活動は信頼感を高める上で特に大きな効果が期待できるので、実施している場合には独立したコンテンツとして紹介することをおすすめします。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
次に、前章で紹介した基本要素にプラスすればより効果的なオススメのコンテンツについて解説します。
前章が基本篇なら本章は応用篇ともいえる内容なので、前章と併せてぜひホームページ制作の参考にしてください。
ペットの飼い方ノウハウコンテンツ
上でも触れたように、ペットショップ向けホームページはペットの総合的な情報サイトとしての役割を持っています。
ペットの飼い方について解説するノウハウコンテンツは施策としてはコンテンツマーケティングに近く、ホームページにノウハウコンテンツを盛り込むことでユーザーにとって有益な情報を効率的に周知できます。
ノウハウコンテンツでは「犬のしつけ方」「猫に食べさせてはいけないもの」など、初心者向けの情報を中心に構成すると飼育経験のない方でも来店時に安心してペット探しができるようになるでしょう。
よくある質問(Q&A)
よくある質問を掲載してユーザーの疑問を解消すれば、ユーザーに安心感を与え、ホームページとしての完成度を高める効果が期待できます。
問い合わせの多い項目や過去にあった質問に対する回答を掲載するだけではなく、サイト内で伝えきれなかった情報に触れたり、ユーザーに伝えたい情報をQ&A形式で紹介するなど、さまざまな用途に対応します。
非常に使い勝手の良い便利なコンテンツなので、可能であればぜひホームページに盛り込んでおきましょう。
よくある質問を掲載する際は必ずユーザーの疑問を一目で解決できるように工夫をしてください。
お迎えまでの流れ
来店してペットをお迎えするまでの流れをコンテンツとして紹介すれば、ユーザーの不安を解消し、来店およびペットのお迎えに対する心理的なハードルを下げることが可能です。
お迎えするまでの流れを紹介する方法はいくつかありますが、文章だけでなくイラストや画像を使ってフローチャート形式で掲載すると実際の流れがユーザーに伝わりやすくなるので、ぜひ参考にしてください。
スタッフブログ・広報ブログ
実際に働いている店舗スタッフの日々の業務やキャンペーンの情報をスタッフブログや広報ブログで発信することで、ユーザーに親近感を与えると同時にキャンペーン等の情報をユーザーに周知できます。
特にスタッフブログは日々の業務に交えて取り扱っている動物の写真を掲載するなど、アイデア次第でさまざまな使い方が可能です。
こまめにブログを更新してブログを目当てにしたユーザーがその都度ホームページを訪問するようになれば、結果として成果率の向上が期待できるので、ぜひサイト内にスタッフブログを盛り込むことをおすすめします。
ペットショップ向けホームページ制作の相場・料金とは?
ここではペットショップ向けホームページ制作の相場を紹介します。
ホームページの規模ごとにタイプ分けして解説していくので、ぜひ参考にしてください。
小規模なホームページの場合
問い合わせメールを送信できる程度の簡易的なシステムを備えた10ページ程度の小規模なホームページの制作費用はおよそ50~100万円が相場です。
予算の都合上、難しいシステムは搭載できませんが、ペットショップ向けホームページとして完成度を高める上で必要最低限の情報は充分に掲載できるので、制作費用を抑えたいという場合は100万円を目安にホームページを制作すると良いでしょう。
ホームページだけでなく、運営会社のコーポレートサイトを制作する場合も同様です。
中規模なホームページの場合
簡単な検索機能を搭載した中規模のホームページを制作するのであれば、少なくとも100万円以上の予算をみておく必要があります。
制作費用は取り扱っている動物の種類やページ数によって大きく変動し、場合によっては数百万円にまで跳ね上がる可能性もあるので注意してください。
構築システムには問い合わせフォームに加えて検索機能が含まれているので、取り扱っている生体の数が多いショップにおすすめの形態です。
大規模かつ複雑なホームページの場合
巨大なデータベースを使用してペットの種類などの情報を管理する機能を搭載した大規模なホームページの制作にかかる費用の相場は500万円以上となっています。
構築システムには問い合わせフォームと検索機能だけでなく、ペットのデータベースと自社でサイトの編集が可能な管理機能が含まれます。
店舗の数や取り扱い生体が増えてくると必然的にシステムが複雑化するため、全国展開している事業者は最低でも500万円以上の予算をみておく必要があるといえるでしょう。
ホームページの種類 | 相場 | 用途 |
小規模なホームページ | 50~100万円 | ・単独店舗の事業者 ・運営会社のコーポレートサイト |
中規模なホームページ | 100万円~ | ・複数店舗の事業者 ・検索機能を搭載したい事業者 |
大規模なホームページ | 500万円~ | ・大手業者(全国展開) ・ペットの情報をデータベース化したい事業者 |
ペットショップ向けホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
続いて、ペットショップ向けホームページの制作後に実施したいマーケティング戦略について解説します。
その施策がペットショップの分野に適しているかどうかに主眼を置いて紹介していくので、ぜひ目を通してください。
コンテンツマーケティング
コンテンツマーケティングはペットショップと非常に相性の良いマーケティング施策です。
上でも述べているようにペットショップ向けホームページではペットに関する情報を発信することが重要であり、コンテンツマーケティングは情報を発信するにあたって特に有効な手段のひとつだといえます。
たとえば「ブルドッグの飼い方のコツは?」など、ペット種別ごとのキーワードを拾いやすく、また網羅性も高めやすいので、ホームページの制作後はぜひコンテンツマーケティングを併せて実施してみてはいかがでしょうか。
リスティング広告
ユーザーが検索したキーワードに応じて表示される内容が変わるネット広告をリスティング広告と呼びます。
リスティング広告ではキーワードで絞り込むことによって、ターゲットとなるユーザーにピンポイントでマーケティングできます。
ペットショップ向けホームページの場合には、たとえば「池袋+子犬」といったようにエリアと動物種で絞り込むとより効果的です。
SEO対策
SEO対策はホームページを運用する上で欠かすことのできないとても重要度の高い施策だといえます。
ペットショップ向けホームページであれば、たとえば「赤坂+トイプードル」などエリアと動物種で絞り込んで対策をおこなうと効果的です。
商品ページをしっかりと作り込むことで地名と動物種を網羅できる可能性が高くなるので、商品ページではペットの情報を詳細に掲載するように心がけてください。
リマーケティング広告
何らかの理由でサイトから離脱したユーザーを対象としたリマーケティング広告もペットショップの分野と相性の良いマーケティング戦略のひとつです。
ペットショップ向けホームページの場合にはペットの写真を入れたバナーを導線として、SEOやリスティングで離脱したユーザーに向けてリマーケティング広告を実施することをおすすめします。
ただし、Googleの機能であるリマーケティング広告は出稿先がFacebookとGoogleAdwordsに限られてしまうので留意してください。
【厳選ピックアップ】ペットショップ向けのホームページ制作で参考になるサイト4選
最後に、ZEROラボおすすめのペットショップ向けホームページを紹介していきます。
そのホームページのどういった点が優れているか解説しながら紹介していくので、ぜひホームページ制作の参考にしてください。
ペットプラス
こちらは全国展開している大手ペットショップのホームページで、犬や猫を専門に取り扱っています。
検索機能もわかりやすく、また予約への導線もしっかりと練られた完成度の高いホームページだといえるでしょう。
またペットの飼い方やおすすめのペットグッズの紹介などノウハウコンテンツも充実しているので、コンテンツマーケティングの実施を検討している事業者の方は参考にしてみることをおすすめします。
ワングループ
こちらは子犬と子猫に特化したペットショップのホームページです。
品種や性別はもちろん、価格帯や毛色など詳細な項目を搭載した検索機能が特徴的で、ユーザーの探しているペットが一目で探し出せるような工夫がなされています。
保護譲渡活動や殺処分ゼロ運動への取り組みをアピールして信頼感を高めている点も見逃せません。
ペットランドピースワン
こちらは関西を中心に数多くの店舗を展開しているペットショップのホームページです。
犬や猫の他にもウサギやインコといった小動物、さらにはヘビなどの爬虫類も取り扱っており、それらの生体すべてに個別の詳細ページが用意されています。
またドッグランやしつけ教室、トリミングやペットホテルといったサービスもそれぞれ専用のページでサービスの内容を紹介しているので、生体販売以外のサービスを展開している事業者の方はぜひ参考にしてみてください。
ペットショップジョーカー
こちらは関東で複数店舗を展開する犬猫専門ペットショップのホームページです。
インスタグラムやフェイスブックといったSNSを活用しているだけでなく、ペットショップの分野としては珍しく公式アプリをリリースしているなど、かなり現代的なホームページだといえます。
トップページにはアニメーションがふんだんに盛り込まれおり、デザイン性の面でも優れた設計となっているので、おしゃれなホームページを制作する際の教材としてもうってつけのサイトとなっています。
ホームページを制作して自社の情報を的確にユーザーへ伝えよう
ペットショップの分野においてホームページはブランディングや取り扱い生体に関する情報の周知などさまざまな役割を担っています。
優れたホームページを完成させるための道筋は決してひとつではありません。
この記事にはホームページ制作に役立つ情報がたくさん詰まっているので、試行錯誤しながら理想のホームページの完成を目指してください。
この記事のおさらいポイント
・ペットショップ向けホームページではペットの魅力を伝えることが重要
・ペットショップ向けホームページの制作費用は50万円から数百万円が相場
・他のマーケティング戦略と組み合わせれば相乗効果が期待できる
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