企業や個人について詳しく知りたいと思った時、便利なのがホームページです。
ホームページにはプロフィールや活動内容、イベントの告知など様々な情報をまとめ、閲覧者の得たい情報を掲載するのが効果的です。
音楽系アーティストの場合、ブランディングにより濃いファンを作るにもホームページが役立ちます。
今回の記事ではアーティスト系のホームページにおける役割について詳しく解説しています。
ホームページを実際に制作する上での重要ポイントも併せて解説していくので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページを制作する時に重要となるポイント
・実際のアーティストのホームページ例
・ホームページ制作の料金相場
・ホームページを作った後のマーケティング戦略
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!
アーティスト系ホームページの役割って何?
「ホームページを作ることにどんな意味があるのか?」という点がそもそも曖昧な方も多いでしょう。
ここではアーティスト系ホームページがどういった役割をするのか、ユーザー目線から解説していきます。
①アーティスト自身のブランディング
アーティスト系ホームページにおいて最も重要な役割が「ブランディング」といえます。
ブランディングとは商品やサービスのイメージを認知させるための施策をさします。
特にミュージシャンの場合、簡単に言えば「かっこいい系」「かわいい系」など、ファンとの間で共通のイメージを作ることです。
ミュージシャンの魅力を伝えるのはあくまで音楽活動、つまり楽曲や演奏そのものです。
しかしホームページをうまく使えば、ブランディングをより補強できます。
その証拠に、売れているミュージシャンはホームページも凝っていることが多いです。
米津玄師 official site「REISSUE RECORDS」(https://reissuerecords.net/)
NiziU Official Website(https://niziu.com/s/n123/?ima=3702)
ブランディングは他の競合アーティストとの差別化にもなります。
独自のファン、独自のアイデンティティの獲得につながるでしょう。
②『どんな活動をしているのか』をユーザーに知ってもらう
参照:https://sekainoowari.jp/discography/
ブランディングと並んで重要となる役割が活動内容の発信です。
「アーティストがどんな活動をしているのか?」を広く知ってもらい、新たなファンの獲得へとつなげる狙いがあります。
ミュージシャンならライブやコンサートなど音楽活動はもちろん、メディアへの掲載やTV・ラジオへの出演など多彩な活動を行っている場合が多いです。
ファンなら「楽曲だけでなくすべての活動を追いたい」というニーズがあるため、活動内容をわかりやすくホームページ1カ所にまとめておくといいでしょう。
③CDや楽曲の継続的なPR
参照:https://kinggnu.jp/videos/
CDや楽曲の継続的なPRも重要なホームページの役割です。
テレビCMやインターネット広告を使う場合、配信側とユーザー側とでタイミングが合わなければ見てもらえません。
しかしホームページに公開している内容は常に閲覧可能です。気になった人や知りたい人がいつでも情報を取得できる利点があります。
また告知だけでなく、そのままCDやライブチケットの購入へ導線を引くことも可能です。
売り上げにつながる重要な部分も担っているわけですね。
アーティスト系のホームページを作る時に重要な5つのポイント
ここではアーティスト系のホームページをこれから作りたい担当者の方に向けて、重要となるポイントを5つ紹介します。
既にホームページを持っている場合であっても、さらなるブラッシュアップのための参考としてください。
①アーティスト性を反映した『イメージサイトを目指そう』
参照:https://rekishi-ikechan.com/
まずはアーティストのブランドイメージを存分に伝えるサイトを目指しましょう。
簡単に言ってしまえば、見た目にこだわったサイトを作るということです。
一般的にアーティストのホームページは凝ったものが多いです。
ロックバンドであればかっこいい外観、アイドルであれば可愛くておしゃれな雰囲気、近未来的なサウンドを提供しているグループならコンテンポラリー系の印象を与えるサイトになっています。
この背景には既にお伝えした通り「アーティストのブランディング戦略」があります。
②ユーザー心理よりもアーティストの世界観を優先させる
参照:https://www.yoasobi-music.jp/
「ホームページはユーザーにとってわかりやい・使いやすい」が一般的には大切とされています。
しかしそのようなユーザー目線よりも、アーティスト系ホームページの場合は世界観を優先させるべきです。
「ユーザが何を求めているか」よりも「自分たちが何を見せたいか」という点で、コーポレートサイトとはそもそも考え方が違うということを意識してください。
つまり「ヒットしている曲」または「売り出したい曲」を前面に押し出したイメージのサイトが好ましいでしょう。
③楽曲はホームページ内で試聴できるようにする
参照:https://radwimps.jp/videos/
ホームページ内では発表している楽曲を視聴できるようにしましょう。
サイトのイメージとともに楽曲も楽しんでもらえれば、ユーザーの気分が高まりCD購入やコンサートチケット申し込みにつながる可能性もあります。
例えばYouTubeにプロモーションビデオをアップロードすれば、ホームページ内へ簡単に埋め込むことが可能です。
Vimeoなら動画コンテンツをそのままサブスクリプションサービスにできるため、収益化の1つの手段となります。
こういったウェブサービスやツールをうまく使って、ユーザーに楽曲を知ってもらうのも良いでしょう。
④CD・楽曲の購入やライブの情報は特設ページを用意する
CDや楽曲を新たに発表した際、もしくはコンサートやライブの開催を控えている場合は、特設ページを用意すると良いでしょう。
特設ページは「特別感・ブランド感」を演出しますし、ユーザーの心をより惹き付けます。
インターネット広告を打って集客するのであれば、専用のLP (ランディングページ)を作って販促するのも効果的です。
⑤アーティストのプロフィールを掲載する
参照:https://www.suchmos.com/biography/
どこかで楽曲を耳にして興味を持ち、ネット検索で調べてきたユーザーなら、「この人はどんな人なのか?」がとても気になるものです。
そのようなユーザをファンとして獲得するためにも、ホームページ内にはプロフィールを掲載しておくのがお勧めです。
アーティストはある意味「芸能人」ともいえるので、イメージに合った魅力的な写真も掲載するようにしましょう。
当然のことながら、音楽歴や受賞歴があるならしっかりとアピールしましょう。「この人は優れた音楽家なんだ」と安心してファンになってもらえます。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
アーティスト系ホームページで重要となる5つのポイントを紹介しましたが、ここではそれ以外にプラスするとおすすめのコンテンツについて紹介します。
応用編ということでこちらも参考にしてください。
ニュース・トピックス
基本的なことですが、曲の発表やライブの情報、メディア出演などニュースやトピックスは見やすい位置に掲載しておきましょう。
動画サイト・楽曲試聴サイトへのリンクやボタン
参照:https://new.ptxofficial.com/
参照:https://www.suchmos.com/media/
「楽曲はホームページ内で視聴できれば良い」とお伝えしましたが、すべての曲をホームページに貼り付けると量が膨大になります。
見た目が煩雑になるのであれば、適宜動画サイト、楽曲視聴サイトへのリンクやボタンを設置しておくのがベターです。
ちなみにボタンは通常のテキストリンクよりもクリックされやすいのでよく使われます。
ブログ
好きなアーティストが実際に更新するブログは、ファンにとって必読のコンテンツです。
国内の有名アーティストともなればブログに数万人、数十万人のアクセスが発生することも珍しくありません。
一般的なネットニュースやトピックスをしのぐ集客効果が期待できますし、SEO対策にも抜群の効果を発揮するでしょう。
ホームページの雰囲気に沿ったテイストの文章で書くのであれば、ぜひホームページ内にブログを展開してみてください。
特に、アーティスト自身の持つ表現力や雰囲気を投影したホームページを作ることができれば、宣伝に留まらず継続的なPR効果が期待できます。
アーティスト系ホームページ制作の相場・料金とは?
ホームページを外注制作する上で気になるのがやはり料金です。
ここでは一般的なホームページの料金相場を紹介します。
小規模なホームページの場合
情報を掲載するだけの簡単なホームページの場合、料金相場は下記の通りです。
ページ想定 | 10ページ |
システム構築 | 問い合わせフォームのみ |
料金相場 | 200万円〜 |
「簡単なホームページの割に高いのでは?」と思うかもしれませんが、アーティスト系ホームページの場合はデザインの負担が大きく相場はやや上がりがちになります。
一般的なコーポレートサイトとは異なることを理解しておきましょう。
中規模なホームページの場合
アニメーションを含んだ動的なホームページの場合、料金相場は以下の通りです。
ページ想定 | 20ページ以上 |
システム構築 | 問い合わせフォーム+Javascriptなどでのアニメーション |
料金相場 | 300万円〜 |
料金はどのぐらいのアニメーションを組むか、どの程度のシステムを構築するかによって大きく変わってきます。
なのであくまでも最低300万円はかかるものとみてイメージしておいてください。
ホームページ制作の相場や料金に関しては下記の記事で詳しく解説しているので、よろしければ参考にしてください。
⇨【参考サイト10選】WordPressでホームページを制作するメリット・デメリット|外注する場合の料金相場も紹介
アーティスト系ホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
参照:https://www.greens-corp.co.jp/30th/
ホームページはただ作っただけでは意味がありません。作った後に実施するマーケティング戦略が重要となります。
ここではホームページをうまく使ったマーケティング手法について紹介していきます。
発売楽曲・ライブやイベントとの連動LP
楽曲CDやライブ、イベントの販促をするなら、連動したLPを作るといいでしょう。
インターネット広告でLPを回すだけでなく、チラシやポスター、店頭ポップにQRコードを設置してLPに誘導するのも効果的です。
公開のタイミングも楽曲の発表と合わせるなど、大々的なイメージになるよう見せ方を工夫するのがおすすめです。
SNS広告
TwitterやFacebook、Instagram、YouTubeには広告機能があります。
この広告を使って、ライブやイベントの告知をするのも一つの方法です。
できるだけ幅広くいろいろなSNSを使うと良いですが、当然のことながら料金がかかります。予算が限られている場合は、相性の良いSNSを見極めることが大切といえるでしょう。
基本的に音楽系であればYouTubeの相性が良いですが、SNSはそれぞれ個性がありフォローしてくれるユーザーの属性も違います。
どのSNSが最も効果的か、トライ&エラーを重ねつつ集客効果を最大化してください。
リターゲティング広告(バナー広告)
参照:https://www.yahoo.co.jp/
リターゲティング広告は、ユーザーの検索履歴を辿って最適な広告を表示・配信します。
簡単な例をあげると、「検索を繰り返し行うユーザーにはライブ情報やCDの広告が表示される」ということです。
また、一度ホームページを訪れてくれたユーザに対しては、GoogleやYahoo、スマートニュースなどでバナー広告を表示させることも可能です。
「興味のある人に対してだけアプローチできる」ところがリターゲティング広告の利点です。費用面で効率の良い広告形態といえるでしょう。
【厳選ピックアップ】アーティスト系のホームページ制作で参考になるサイト4選
「どんなホームページが良いのか、具体的な例を知りたい」
という方も多いはずです。
そこで、ここではZEROラボが特に”良い”と感じたアーティスト系のホームページをいくつかピックアップし、ポイントも添えて紹介します。
Perfume
参照:https://www.perfume-web.jp/
Webアニメーションをふんだんに使い、見た目にも近代的な雰囲気となっています。
グループのテクノポップなイメージを見事に演出したホームページだといえるでしょう。
くるり
参照:http://www.quruli.net/
シネマティックでお洒落な写真が前面に表示されつつ、ロゴのアニメーションが見ていて飽きさせません。
このグループをまだよく知らないユーザーであっても、「もっと詳しく見てみたい」と思わせるホームページに仕上がっています。
clean bandit
参照:http://www.cleanbandit.co.uk/
こちらはエレクトロニックのグループですが、まさにアートな雰囲気が漂うホームページといえます。
1枚縦長のLP風な構成で、ページ遷移しなくていいところがユーザーにとっては使いやすいのではないでしょうか。
PENTATONIX
参照:https://new.ptxofficial.com/
こちらも海外で活動する5人組アカペラグループのサイトです。
トップページにプロモーション動画(YouTube)の埋め込みがされており、実際の作品を聴いて見て楽しめます。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
今回はアーティスト系ホームページの役割、そしてホームページを制作する上で重要となるポイントを解説しました。
ホームページにはさまざまな施策があり、答えは1つではありません。
最も効果の出る媒体や手法を見つけ、ブランディングとマーケティングを進めてください。
まだホームページを持っていないなら、まずはこの記事を参考にイメージに合ったものを作りましょう。
「実績のある会社に制作を依頼したい」という場合はお気軽にお問い合わせください。
この記事のおさらいポイント
・ユーザー目線も大切だが、それよりもアーティストの世界観を優先する
・ホームページをうまく使えばファン獲得や販促につながる
・アーティスト系の場合、ホームページデザイン負担により料金が高くなりがち
・まだホームページを持っていないならすぐに制作しよう
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
我々はSEOに強いサイト設計とコンテンツ作りを強みに、公開後も検索エンジンから集客し続けるホームページをご提案できますので、集客にお困りの方はお気軽にご相談ください!