複数のページに渡り、ユーザーのためになる情報を載せた媒体が「ホームページ」です。以前は「アクセスした際、最初に表示されるページ」とされていましたが、近年では意味役割が変化しています。
IT・WEB系ホームページの役割は信頼感や安心感を担保することです。WebサービスやITサービスをいかにユーザーへアピールするかが大事になります。
この記事では、IT・WEB系のホームページを作成する際に重要なポイントを5つ紹介します。オススメのコンテンツやマーケティングについても解説するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
この記事を読んだらわかること
・ホームページ制作時に重要な5つのポイントについて
・IT・WEB系ホームページに載せたいオススメのコンテンツについて
・IT・WEB系ホームページの制作費用相場
・ホームページ制作後のマーケティング施策について
・IT・WEB系ホームページの制作で参考にしたいホームページ3選
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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IT・WEB系ホームページの役割って何?
最初の章では、IT・WEB系ホームページの役割について紹介します。「ホームページの目的とは何か」といった基礎的な内容も紹介するので、併せてチェックしてみてください。
ホームページと似たページに「ランディングページ(LP)」がありますが、ランディングページは1ページに強みや特徴をまとめ、最下部で行動を起こしてもらうことを目的としています。
一方、ホームページは継続的にアクセスしてもらうことが目的です。ランディングページとホームページの違いをこの記事で押さえておきましょう。
①顧客の信頼感・安心感を担保する役割
IT・WEB系のホームページには『顧客の信頼感を担保する』という重要な役割があります。
IT・WEB系のホームページはWebサービスやITサービスの紹介を主としており、サービスとは「効用や満足などを提供する」ことです。ユーザーに安心感を持ってもらえるホームページにすることが重要になります。
また、IT・WEB系のホームページにアクセスしてくれるユーザーは、『そのホームページが紹介しているサービス』に対して興味を持っている方が大半です。
そのため、サービスに興味を持ってくれているユーザーに対し、「なぜ信頼できるのか」「なぜ安心なのか」細かく訴求することも大切です。
②『どんなサービスを扱っているか』をユーザーに知ってもらう役割
IT・WEB系のホームページにおいて、信頼感や安心感を担保することと並ぶほどに重要な役割が『扱っているサービスを詳細に紹介すること』です。
特にIT・WEB系のホームページで紹介しているサービスは、他社が扱っているサービスと比較検討されることがほとんどです。そのなかでも適切にアピールできるかどうかが非常に重要になります。
IT・WEB系ホームページを作る時に重要な5つのポイント
続いてこの章で紹介するのは、テーマであるIT・WEB系のホームページを作る時に重要な5つのポイントについてです。重要点や注力したい点についても解説します。
①IT・WEB系ホームページは『サイト設計』が最も重要
IT・WEB系のホームページで重要なのは『サイト設計』です。どうすればWebサービスやITサービスが適切に紹介できるかを考える必要があります。
また、IT・WEB系のホームページにアクセスする層は、ある程度Webリテラシーの高さがあると想定できます。そのため、どうすればコンバージョンまで繋がるかを考えることも重要です。
②問い合わせ・申込みページへの導線を意識する
参照:https://topics.cybozu.co.jp/seminar/
コンバージョンのゴールにセミナーへの申し込みや資料請求への誘導を設定している場合は、ゴールへ至るまでの導線を意識してホームページを制作する必要があります。
また、ただセミナーを紹介するページを用意するだけではなく、ナビゲーションバーに誘導ボタンを設置する、「スタッフブログ」のなかで初心者向けのセミナーがあると誘導するなどの工夫を凝らすのもおすすめです。
③サービス紹介は『わかりやすさ+専門性』
参照:https://cybozu.co.jp/products/service/
IT・WEB系のホームページに入れたい重要なコンテンツのひとつが、サービスの紹介や説明に関するコンテンツです。
ホームページへ訪れるユーザーは『どんなWebサービスやITサービスを紹介しているのだろう』という疑問を抱いてアクセスする場合が大半です。
そのため、取り上げているWebサービスやITサービスの仕組みをユーザーに正しく理解してもらえるホームページにするのが重要です。
④サービスの特徴をアピールする
参照:https://www.realize-corp.jp/method/data-cleansing
IT・WEB系のホームページでは、ホームページで取り上げているサービスの特徴を適切にアピールすることが大切です。また、他社と差別化しているところは専用のページを用意しましょう。
ページを分ける理由として、すべての情報が一目で視認できないことが挙げられます。情報をすべて見るためにはスクロールが必要であるため、読み飛ばされてしまう可能性があります。
しかし、専用のページを用意し、特徴をアピールするコンテンツを作ることで、読み飛ばされるリスクが低減します。またユーザーが有益な情報を視認しやすくなるのもメリットです。
⑤プレスリリースや新着情報はトップページに配置する
参照:https://www.realize-corp.jp/
IT・WEB系ホームページのトップページにプレスリリースや新着情報を配置しましょう。大手のIT・WEB系ホームページの多くがこの手法を取り入れています。
プレスリリースや新着情報をトップページに配置することで、ユーザーに素早く情報が共有できます。また、プレスリリースや新着情報がリピートコンテンツとなり、ユーザーからアクセスを集められるのもメリットです。
そのため、トップページで積極的に情報の共有を行いましょう。また、新しい情報が入ってきたら、その都度内容を更新していくことも大切です。
ホームページ制作で入れると良いオススメのコンテンツ
続いてこの項目では、前章で紹介したポイントと組み合わせたいオススメのコンテンツを紹介します。前章で紹介した内容が基礎編だとすると、この章で紹介するのは応用編です。
「お役立ちコラム」や「選ばれる理由」など、ユーザーの関心を引く内容を盛り込むことで、よりホームページで紹介するサービスの良さが訴求できます。
お役立ちコラム
参照:https://www.realize-corp.jp/white-paper
IT・WEB系ホームページに盛り込みたいオススメコンテンツのひとつに、ホームページで取り上げているサービスに近いお役立ちコラムがあります。
例えば、ビッグデータに関するサービスであれば『データマネジメントにおける専門用語の解説』、スケジュール管理のサービスであれば『スケジュール管理のクラウド化について』などのコラムがおすすめです。
お役立ちコラムには、継続的に制作することでユーザーからのアクセスが増やせるというメリットがあります。ひとつ作成したら終わりではなく、積み重ねていくことが大切です。
選ばれる理由
参照:https://www.realize-corp.jp/features/particular
IT・WEB系ホームページを作成する際には、紹介しているサービスが選ばれる理由を解説したコンテンツも用意しましょう。こちらはサービスそのものの紹介とは別角度の訴求コンテンツです。
また、「選ばれる理由」のコンテンツを作るときには、ユーザーが「この会社を選ぶと、どんなメリットが享受できるのか」を軸に構成するのがおすすめです。
支援事例を掲載する
参照:https://cybozu.co.jp/products/case/
IT・WEB系のホームページを制作する際には、実際の支援事例を紹介したコンテンツを入れましょう。こちらはIT・WEB系ホームページ特有のポイントです。
支援事例の紹介には、ユーザー目線からアピールできるというメリットがあります。コンテンツを用意することで安心感が与えられるので、セミナーの申し込みといったゴールに繋がりやすくなります。
スタッフブログ
参照:https://www.realize-corp.jp/blog/smori11
IT・WEB系ホームページのなかに、実際にサービスを紹介しているスタッフが日々起こったことや、どんな職場環境なのかを発信するブログを入れるのもおすすめです。
IT・WEB系のホームページへ訪れるユーザーのなかには、どんなスタッフが事業に携わっているのか興味を持っている方もいます。そのため、スタッフブログは親近感を与える意味で効果的です。
また、スタッフブログでセミナーなどの情報を発信するのもおすすめです。ブログは費用をあまりかけずに導入できるコンテンツですので、積極的に活用しましょう。
IT・WEB系ホームページ制作の相場・料金とは?
この章で紹介するのは、IT・WEB系ホームページの制作費用と一般的な相場についてです。小規模・中規模に分けて特徴などを解説していきます。
小規模なホームページの場合
ページボリュームが10ページ前後で、問い合わせのメールが送信できる程度の簡易的なホームページやコーポレートサイトの制作費用相場は50~100万円です。
問い合わせのメールが送信できる機能以外に複雑なシステムは搭載されておらず、ホームページとして必要最低限なオプションのみが備わっています。
中規模なホームページの場合
ページボリュームが30ページ以上に増え、スタッフでも簡単な修正が行える中規模程度なホームページの制作費用相場は最低でも100万円~です。ページ数やシステムによって値段が増加します。
システムには問い合わせフォームや修正機能に加えて、スタッフだけで運営できるブログシステムなども実装されます。
ホームページ | 相場 | 特徴 |
小規模 | 50~100万円 | ・10ページ前後 ・問い合わせフォームのみ |
中規模 | 100万円~ | ・30ページ以上 ・問い合わせフォーム、修正機能、ブログ機能 |
IT・WEB系ホームページを制作後に実施したいマーケティング戦略
IT・WEB系のホームページには信頼度を担保する役割がありますが、ホームページの制作=ゴールとは言えません。継続的にアクセスもらうためには、適切にマーケティング施策を行う必要があります。
この項目では、一般的なWeb施策とともに、そのマーケティング施策がIT・WEB系のホームページに合致するかどうかを解説します。
リスティング広告
Googleなどのエンジンで検索した際、検索結果一覧の最上部や最下部など目に付きやすい箇所に表示される広告が「リスティング広告」です。
リスティング広告には、ユーザーからアクセスしてもらえやすいというメリットがあります。「アプリ+開発支援」「システム導入+サポート」など、サービスに関するKWで広告を出すのがおすすめです。
ディスプレイ広告
Googleなどの検索エンジンに表示される広告が「ディスプレイ広告」です。ディスプレイ広告にはテキストや画像、動画などの種類があり、ニーズに応じて使い分けられます。
ディスプレイ広告は、多くのユーザーの目に留まりやすいのが魅力です。リスティング広告と同様、ホームページで取り上げているサービスに関するKWで広告を打ちましょう。
リターゲティング広告(バナー広告)
ユーザーの検索履歴を元にして出稿する広告が「リターゲティング広告」です。ホームページに一度アクセスしたユーザーへ再びアピールすることを目的としています。
比較検討をしてからサービスを導入するかどうかを決定したいと考えるユーザーが大半です。そのため、一度ホームページを訪れただけで、そのまま導入まで至るというケースはほとんどありません。
リターゲティング広告には、一度訪れたユーザーに対して広告を打ち出し、もう一度検討する機会を持ってもらうことで導入してもらうという狙いがあります。
コンテンツマーケティング
参照:http://box5244.temp.domains/~zerosjp/labo/
「コンテンツマーケティング」とは、サービスに興味のあるユーザーへ向けて有益な情報を載せたコンテンツを提供し、ファンになってもらうことを目的とした施策のことです。
「専門用語の解説」「データ管理のクラウド化」など、サービスに関するKWを軸に記事を作成することで、コンバージョンまで誘導させられます。
【厳選ピックアップ】IT・WEB系ホームページ制作で参考になるサイト3選
最後の章で紹介するのは、ZEROラボが特に「良い」と感じた3つのIT・WEB系ホームページです。参考にしたいポイントなども併せて解説します。
サイボウズ株式会社
参照:https://cybozu.co.jp/
「サイボウズ株式会社」は、システム導入や構築サポートのサービスを紹介しているホームページです。多くの企業への支援実績があり、地域共創などの活動も行っています。
参照:https://cybozu.co.jp/products/case/
支援実績やクライアントの声など、上記で紹介したポイントやコンテンツがバランスよく盛り込まれています。また、デザインがシンプルで見やすいのも参考にしたいポイントです。
参照:https://www.koubou-d.com/
「株式会社KOUBOU」は、グラフィックデザインのサービスを紹介しているホームページです。ショップのブランドロゴやコンビニ商品のパッケージなどを主に手掛けています。
参照:https://www.koubou-d.com/
実績写真が多数掲載されており、視覚的にサービスをアピールできている点が参考になります。また、ランディングページ調のスタイリッシュなデザインも特徴です。
株式会社リアライズ
参照:https://www.realize-corp.jp/
「株式会社リアライズ」は、データマネジメントのサービスを紹介しているホームページです。「ユーザーの目的を意識する」「データの意味を理解する」ことを強みとしています。
参照:https://www.realize-corp.jp/
「お役立ちコラム」や「スタッフブログ」など、上記で紹介したオススメのコンテンツがバランスよく盛り込まれている点が参考になります。
ホームページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
IT・WEB系ホームページには信頼や安心感を担保する役割があります。「なぜ信頼できるのか」「なぜ安心なのか」細かく訴求することが重要です。
また、IT・WEB系ホームページに「支援実績」や「スタッフブログ」を入れるのがおすすめです。ユーザー目線のアピールや親近感を与えられるコンテンツを入れることで、よりユーザーからアクセスしてもらえます。
なお、ホームページの制作=ゴールではありません。適切なマーケティング行い、ユーザーにアクセスし続けてもらうことが大切です。この記事を参考に、ホームページ制作を始めましょう。
この記事のおさらいポイント
・IT・WEB系ホームページはサイト設計が重要
・「支援実績」はユーザー目線のアピールできるのでおすすめ
・ホームページ制作後はマーケティング施策を行うのが重要
・IT・WEB系ホームページの制作費用相場は50~100万円
ホームページは、制作して終わりではなく、公開後の集客が必要になります。
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