オウンドメディアで記事を外注するメリット・デメリット|コツや外注先の選び方も紹介

オウンドメディアは基本的に検索エンジンからの流入が主なアクセスになるので、上位表示を狙うためには一定数の記事を投稿する必要があります。

しかし、そのためには多くのライターが必要となるので、社内のリソースでは足りないという状況も少なくありません。そこで考えるのが記事制作の外注ですが、外注をする際にも注意すべきポイントがあります。

そこで今回は外注を検討されている方に向けて外注のメリットやデメリット、ポイントなどを解説していきます。

この記事を読んだらわかること

・外注のメリット【記事の量産、社内リソースが増える、コンテンツの幅が広がる、SEO対策】
・デメリット【費用がかかる、ノウハウが蓄積されない、選定ややりとりにコストがかかる】
・記事制作を外注する際の記事相場
・外注先の選び方【料金体系、テスト、担当者との相性】
・記事を外注して運営するコツ【マニュアル制作、信頼関係構築、責任者によるチェック】
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WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のオウンドメディア制作に携わってきました。
オウンドメディアはSEOが重要で、上位表示されなければコンテンツを配信しても意味がありません。我々は自社でもオウンドメディアを運用することでそのノウハウを蓄積し、SEOに強いオウンドメディアの戦略から運用まで提案できますので、お気軽にご相談ください!

オウンドメディアの記事を外注するメリット

まずは記事制作を外注する際のメリットについて解説をしていきます。
外注を検討されている方は人員不足や能力不足など何かしらの問題を抱えていると思いますが、以下で紹介するメリットで問題の解決ができるかチェックしてみてください。

・記事を大量に生産できる
・社員のリソースを別のことに充てられる
・制作できるコンテンツの幅が広がる
・SEOに強い記事を制作できる

記事を大量に生産できる

外注する一番のメリットは、大量の記事を制作できるという点です。

自社内で対応しようとすると社員の数によって1日に制作できる記事数の上限が決まりますが、コストを考えなければたくさんのライターを外注することで上限なく記事の量産ができます。

また、多くの記事を配信できれば、検索エンジンからの評価が高まる可能性があるため、より早く上位表示される可能性も高まります。

社員のリソースを別のことに充てられる

外注をすればその分の時間や工数が削減できるので、社員のリソースを別の仕事に使えるようになります。

特に社内で行うべき重要な仕事はオウンドメディアの分析やコンテンツの企画です。
記事制作を自社内で対応すると2000文字ほどの記事でも制作に1時間、リサーチや構成づくりに1時間以はかかるので、この時間を分析や企画に当られるのは大きなメリットになるでしょう。

また、上述した短期間で大量の記事を制作する場合にも、コンテンツの企画がなければ制作を進められないので、制作以外に費やす時間の確保は重要です。

制作できるコンテンツの幅が広がる

ライターにはそれぞれ得意分野専門分野があるので、自社では難しい内容であっても外注をすれば制作が可能です。

オウンドメディアのコンテンツの幅も広がるので様々なユーザー層に響くコンテンツが制作できます。

ただ、幅を広げようと注力するあまり、オウンドメディアで伝えたいメッセージや目的からかけ離れたコンテンツを制作すると本末転倒です。

また、専門性が高すぎて社員が確認できないような内容になってもいけないので、あくまでも目的やテーマに沿っていて、且つユーザーが求めているコンテンツが書けるライターや企業に依頼しましょう。

SEOに強い記事を制作できる

検索で上位表示をさせる際に各記事それぞれのSEO対策も必要です。

SEO対策とは検索エンジンで上位表示を狙うための対策です。
具体的には、キーワードをタイトルや本文の中に入れたり、見出しを正しく活用する、内部リンクを貼るなど様々な施策が必要です。

外注してこれらの知見を持つライターに制作をしてもらうと検索エンジンからの評価も得やすいので、短期間で成果を上げたいなど社員にSEO対策に関する知識を勉強させる手間を省きたい時には有効です。

検索順位はオウンドメディアの成果にも直結する部分なので、長期的に見ると社内にノウハウを蓄積させるべきですが、立ち上げ当初などは外注も検討しましょう。

オウンドメディアの記事を外注するデメリット

外注のメリットを4つ紹介しましたが、外注には当然デメリットも存在します。これらを知っておかなければオウンドメディアの運営をスタートさせた後に問題が発生し、運営が停止する可能性も高いです。

なので、以下の3点のデメリットについても理解をしておきましょう。

・多額の費用がかかる
・ノウハウがたまらない
・外注先を選定するコスト、やりとりにコストがかかる

多額の費用がかかる

外注にはライターを雇うための費用が発生しますし、人数が多くなればなるほど金額も大きくなります。なので、記事を大量に必要とする場合はある程度大きなコストがかかるので注意が必要です。

また、ライターの費用は1文字単価で計算をしますが、専門的なライターは単価も高いので、人数が少なかったとしても大きな費用になります。

オウンドメディアの立ち上げ当初は収益もなく、ある程度まとまった数の記事が必要です。ひたすら費用だけが発生し続けるので、事前に予算と長期的な計画を考えなければ途中で運営が行き詰まるので注意しましょう。

ノウハウがたまらない

メリットの中でもSEO対策に関するノウハウの蓄積が重要と述べましたが、記事を全て外注してしまうと社内にノウハウが蓄積されません。

外注先を変更して検索順位が下がった際など自社では対応できなくなる場合があります。

上述した問題を避けるためには、数記事は自社で制作して残りを外注するのがおすすめです。
それによって専門家の記事との比較ができるので、どこを直せばいいかなども見えてくるようになります。

外注先を選定するコスト、やりとりにコストがかかる

ライターの質や単価はピンきりで、実際に記事を制作してもらわなければ費用に見合うのかも判断ができません。特に外注をした経験がなければどのように外注先を選ばべいいのかわからないこともあり、選定に時間がかかってしまいます。

また、企業に外注するのではなくクラウドワークスなどで個人のライターを探す場合は、テストを受けてもらう必要があり、その分やり取りに時間がかかってしまうのが難点です。

特に個人に依頼する場合は人数が増えれば増えるほど連絡や管理が大変になるので、社内での体制づくりなどをしておかなければいけません。

記事を外注する際の料金相場

外注のメリットとデメリットがわかったところで、実際に外注する際の料金相場についても理解をしておきましょう。

以下はクラウドソーシングのプラットフォームであるランサーズが提供している価格相場の表になります。

「引用元:ランサーズ

表を見るとわかるようにランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシング系のサイトに登録しているライターに依頼すると1文字あたり0.5円から4円で記事制作が可能です。

それに対して記事制作会社の場合はやりとりは簡略になるものの1文字あたり2から8円ほどになります。

これは基本的な料金相場になるので、専門的な記事の依頼や能力の高いライターへの依頼、納期が短い場合はより単価も高くなるので、予算や納期、コンテンツの内容から適正な人に依頼をすることが重要です。

オウンドメディアの制作費用や外注費用の相場については以下の記事で詳しく解説しています。

内部リンク(オウンドメディア 料金相場)

クラウドワークスと記事制作会社どちらがいいか?

前項ではクラウドワークスと記事制作会社の料金単価の違いを紹介しましたが、どちらを選ぶべきかと言われた場合、双方にメリット・デメリットはあるものの成果を重視するであれば記事制作会社を選択すべきです。

なぜなら記事制作会社はSEOライティングやコピペチェック、文章の構成、ライターの教育などを行っているので、比較的高い確率で成果の出る記事が制作できます。

個人のライターは人によりけりなので、確実性や成果を重視するのであれば、多少費用は嵩んだとしても記事制作会社の方が確実です。

ただ、会社によって質は異なるので、選ぶ際は実績などを確認した上で慎重に選びましょう。

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料金だけで選ぶと失敗する恐れがあります。
クラウドワークスで依頼するにしろ、記事制作会社に依頼するにしろ、SEOに強い企画構成がしっかり作成できるかどうかを確認するようにしましょう。
SEOに強い記事でなければ認知されずCVも取れないので、記事を作成する意味がなくなってしまいます。
池田直樹
ZERO式オウンドメディア構築・支援はこちら

外注先の選び方

前述したクラウドワークスにせよ記事制作会社にせよ記事制作を依頼する際に、複数ある企業や数多くのライターの中からどのようにして外注先を決めるかは非常に重要です。

そこでここでは外注先を決める際に注意すべきポイントや実施すべき事柄を紹介していくので参考にしてみてください。

【共通】実績・料金体系の確認

まずはクラウドワークス、記事制作会社どちらにも共通すべき内容ですが、実績と料金体系の確認を怠ってはいけません。

実績は運用している、もしくは運用予定のオウンドメディアのテーマに沿ったコンテンツが書けるのか、制作したコンテンツは読みやすいかなどを確認します。

制作会社の場合は多数のライターを抱えているので、自社のコンテンツを対応する担当者の実績を確認してください。

料金体系については文字数の単価修正対応の回数などといった対応可能な範囲を確認します。これらを確認せずに依頼するとオウンドメディアの方向性がズレたり、余計なコストが発生するので非常に重要なポイントです。

【クラウドワークス】テストを行う

クラウドワークスなどクラウドソーシング系のプラットフォームを活用する場合は、依頼をする前にかならずテストライティングをしてもらいましょう。

過去の実績だけではテーマに沿ったコンテンツが書けるのか判断が難しいので、テストで実際に記事を制作してもらい、その結果を受けて外注先を選定します。その際、テストにもライティング費用は発生するので注意してください。

テストを行うとテーマに沿った記事が書けるかがわかるだけでなく、その前のやり取りを通じてレスの早さコミュニケーション能力相性などがわかる点がメリットです。

費用面ややりとり時間が取られる部分はデメリットですが、いい人が見つかると継続的に依頼ができるので結果的にリターンの方が大きくなります。

【制作会社】担当者との相性

制作会社に依頼をする場合は営業担当者やディレクターとの相性が非常に重要です。相性が合わなければコミュニケーションも取りづらくなり、求めているコンテンツからかけ離れる可能性があります。

また、ディレクターの知識レベルが低いとコンテンツとクオリティも期待できないので、事前のやりとりでどこまでの知識があるのかを確認したり、担当者の応対の丁寧さなどもチェックしましょう。

仮に料金や実績が申し分なかったとしても担当者の知識レベルが低かったり相性が良くないと感じた場合は他を探す方が安全です。

記事外注でオウンドメディアを継続的に運用するコツ

オウンドメディアはどんなに早くても3ヶ月以上時間をかけなければ結果は出ません。また、大きな成果を得るためには長期的な運用が必要ですが、そのために必要なコツがあります。

それは以下の3つです。

・指示書やマニュアルを制作する
・担当者やライターとの信頼関係を気づく
・必ずオウンドメディアの責任者が記事をチェックする

それぞれ詳しく解説していくのでオウンドメディア運用に活かしましょう。

指示書やマニュアルを制作する

制作会社、クラウドワークスどちらに依頼をする場合も、記事を制作するためのマニュアルや指示書は作らなければいけません。ライターが自由に制作すると本来のテーマや方向性、伝えたい内容から外れた記事ができる可能性が高いからです。

特に初めて依頼するライターの場合はなかなか意図が伝わらないこともあります。なのでオウンドメディア全体の表記の統一、ターゲットや記事のテイストなど大まかな構成をまとめたマニュアルの存在が不可欠です。

先にこうした書類を作っておくと修正などにかける時間や手間も省けるというメリットも有るので忘れないようにしましょう。

担当者やライターとの信頼関係を気づく

外注先を決めるところのポイントで相性の話をしましたが、長期的にオウンドメディアを運用するにはライターや担当者との信頼関係の構築が大切になります。

当然、相手方も人間なので好き嫌いはありますし、不快な思いをさせるとこのクライアントの仕事は受けたくないといった気持ちを抱くかもしれません。そうなってしまうと長く関係は続きませんし、良いライターを手放すことにも繋がります。

逆に信頼関係がしっかりと出来ていれば、記事数が必要な時に無理をしてくれるなど苦しい時に手を差し伸べてくれるので、普段から相手の状況を配慮した対応を心がけ、長期的な関係性を気づいていきましょう。

必ずオウンドメディアの責任者が記事をチェックする

クラウドワークス経由で記事の制作をしてもらった場合は社内の編集者が記事のチェックをすると思いますが、制作会社の場合は相手方の編集者のチェックを信用してしまいチェックが疎かにする場合があります。

制作会社は記事を制作する専門家ではありますが、業界に関する情報に関しては依頼をしている会社の方が詳しいというケースは珍しくありません。なので、チェックを怠ると間違った情報を伝えたり、誤解を招くような表記をしてしまう可能性があります。

こうした自体は企業の信頼にも関係してくる問題なので、必ずオウンドメディアの責任者などがチェックをした上で投稿するよう注意しましょう。

まとめ:効果的に記事を外注してオウンドメディアを運用していこう

今回は記事を外注する際のメリットやデメリット、外注する際の料金相場、外注先の選び方やオウンドメディアを長期的に運用するコツについて解説をしてきました。

外注は短期間のうちに大量の記事を制作できる点がメリットですが、その反面、社内にノウハウが蓄積されないというデメリットもあります。

外注先についてはクラウドワークスなどからライターを探す方法と記事制作会社に依頼する方法がありますが、成果を重視するのであれば制作会社がおすすめです。

但し、ノウハウを蓄積するという観点から考えると数記事は自社内で制作し、制作会社の記事と比較分析をして知見を深めていかなければいけません。

また、ライターや制作会社の担当者とは長い付き合いになるケースが多いので、信頼関係を築いて長期的にオウンドメディアを運用しましょう。

この記事のおさらいポイント

・記事制作を外注をすると短期間の間に大量の記事が制作できるが多額のコストがかかる
・社内の時間的なリソースは増えるがノウハウが蓄積できない
・SEO対策をした記事や幅広いコンテンツが作れるが外注先とのやり取りに時間がかかる
・外注の費用相場はクラウドワークスで0.5円〜4円、制作会社は2円〜8円
・成果を重視するなら記事制作会社に依頼すべき
・外注先は料金や実績から選び、クラウドワークスはテストの実施、制作会社は担当者との相性を重視する
・マニュアルの制作、ライターや担当者との信頼構築、責任者による記事チェックが長期運用のコツ
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