ホームページの内部リンクの重要性|SEO効果についても解説

内部リンクがSEO的にもユーザビリティ的にも重要な役割を果たすことはご存知でしょうか。

SEOもユーザビリティもホームページ制作において重要課題なので、内部リンクについてあまりよく知らないということでは良いホームページを作ることはできません。

この記事では内部リンクの重要性や内部リンクを最適化する方法について紹介していきますので、ホームページのアクセス数を伸ばしたい、ユーザーの滞在率をアップさせたいという方はぜひ参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

・内部リンクが重要といえる3つの理由
・内部リンクを設置する箇所(画像付)
・内部リンクを最適化する6つのポイント
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ホームページの内部リンクの重要性

内部リンクとは同じドメインのページどうしを結ぶリンクのことです。対して、異なるドメインのページで貼られる自サイトのリンクを外部リンクといいます。

内部リンクがホームページおいて重要な理由は以下の3つです。

  • 訪問者の誘導
  • SEO効果
  • クローラーの誘導

それぞれ詳しくみていきましょう。

訪問者の誘導

ホームページを運営する側は訪問者にお問い合わせや資料請求ページ、商品購入ページなどのコンバージョンページへとアクセスしてほしいと考えます。

一方、検索エンジンから流入した訪問者は知りたい情報が載っているページを読み終わったら、満足して離脱する傾向にあります。

運営側は訪問者が離脱しないようホームページにとどめ、コンバージョンページへと移動させたいわけですが、そこで役立つのが内部リンクです。

内部リンクは訪問者がたどりついたページからコンバージョンページまで案内する誘導役として機能します。

また訪問者の興味関心を広げるように、関連性の高い情報が載っているページの内部リンクを各所に設置することで、訪問者の滞在率を向上させ、コンバージョンに至るまでの教育を行うこともできます。

いうなれば、内部リンクはホームぺージ上の案内役といったところでしょう。

SEO効果

内部リンクはSEO対策と密接な関係にあります。

なぜなら検索エンジンは外部サイトでリンクが多く貼られているページと同じように、サイト内で内部リンクが集まるページを重要だと認識するからです。

またホームページ制作で行う、共通ナビゲーションやパンくずリストの設置、サイトマップの作成などはSEO対策になるものですが、これらは内部リンクそのもの。

つまり、適切な内部リンクの数や配置箇所、配置方法を知ることは、検索結果の上位表示を狙ううえで欠かせないということです。

クローラーの誘導

検索エンジンはWebページ上から集めた情報を検索データベースに保管(インデックス)し、検索結果の表示順位を決めるという仕組みで動いていますが、情報を収集する役目を担うのがクローラーと呼ばれるプログラムです。

クローラーは基本的にすでに巡回しているWebページの内部リンクまたは外部リンクをたどって、新たにクローリングする対象のWebページを決めます。

ただ新規ページやサイト内で埋もれているページは存在しているだけではクローラーに認知されないため、インデックスされず、検索結果に表示されることはありません。

そういったページにクローラーを誘導するために必要なのが内部リンクです。例えば既存ページに新規ページの内部リンクを設置すれば、クローラーは新規ページを認知し、巡回することができます。

またコンテンツを作成し、内部リンクを増やしていくと、クローラーの巡回頻度が高まり、Webページの情報がより正確にインデックスされて上位表示されやすくなります。

ホームページの主な内部リンク箇所

内部リンクの重要性を理解したら、次は内部リンクを設置する箇所を把握しておきましょう。内部リンクの主な設置箇所は以下のとおりです。

  • ロゴ
  • コンテンツ内リンク
  • パンくずリスト
  • ページナビゲーション
  • ヘッダーメニュー
  • サイドナビゲーション
  • フッターナビゲーション

ホームページのどの部分かわかりやすいように、画像を用いて説明していきます。

ロゴ


ロゴにはトップページのリンクを設置します。なぜロゴにトップページのリンクを設置するかというと、ユーザーがロゴをクリックすればトップページに移動できると経験的に理解しているからです。

ロゴにリンクが貼っていなかったり、ロゴからトップページ以外のページに移動してしまうようなホームページはユーザビリティが低いといえます。

コンテンツ内リンク

コンテンツ内にリンクを設置することで、あるコンテンツから別のコンテンツへの誘導を行います。

リンクを設置する箇所はコンテンツ内の文字や、コンテンツを構成する項目の最後に設置する文章で、他の文字と区別しやすいように青色と下線で装飾します。

また文字ではなく、リンクが埋め込んであるバナーを設置してコンバージョンページに飛ばすタイプもあります。

パンくずリスト

ぱんくずリストとはホームページ上で訪問者が現在どの位置にいるか示すものです。


上記画像のようにコンテンツの上部に記載され、階層の名称ごとにリンクが設置されます。

ページナビゲーション

ページナビゲーションとは、情報量の多いページを閲覧しやすいように複数ページに分割する際に設置するリンクのことです。


上記画像のようにコンテンツの下部に設置される場合は多いですが、上部と下部どちらともに設置するパターンもあります。

ページナビゲーションが設置されるのは検索結果ページやコンテンツが多いカテゴリの一覧ページなどです。他には文字数が極端に多い1つのコンテンツを複数ページに分ける場合にも用います。

ヘッダーメニュー

ヘッダーメニューとははホームページの主要なコンテンツのリンクが集まるメニューバーのことです。グローバルメニューともいいます。

ヘッダーメニューはホームページの全ページにおいて共通する場所に設置され、デザインやリンク先のコンテンツはすべて統一されています。

サイドナビゲーション

サイドナビゲーションは内部リンクをページの横部分に集めたものです。

ホームページ内のコンテンツを内容別に分類したカテゴリページのリンクや新着記事、人気記事のリンクを設置します。

設置箇所はグローバルメニューと同じく統一されていますが、新着記事や人気記事などのリンク先は流動的です。

フッターナビゲーション

フッターナビゲーションは内部リンクをページの下部分に集めたものです。

フッターナビゲーションに採用される項目はホームページによって様々です。

会社概要やお問い合わせなど最重要コンテンツだけに限定しているものもあれば、グローバルメニューの項目を全部記載して並べているものもあります。

ホームページの内部リンクを最適化するためのポイント

内部リンクはホームページ上にでたらめに設置すればいいというものではありません。SEOに強くなり、ユーザビリティを向上させるためには以下のポイントを守って内部リンクを最適化する必要があります。

  • 関連する高品質なページへリンクする
  • リンク先のページ内容がわかるアンカーテキストにする
  • 重要ページはナビゲーションからリンクで飛ばす
  • パンくずリストを必ず設置する
  • HTMLサイトマップを活用する
  • 専門性を高め内部リンクを増やす

それぞれ具体例もまじえて説明していきますので、初心者の方でも以下を読めば内部リンクの最適化がしっかり理解できると思います。

関連する高品質なページへリンクする

内部リンクをうまく機能させるためにも、まずはリンクを貼るページととリンク先のページの関連性の高さを考えましょう。

例えばホームページのデザインに関する記事とホームページ作成ツールを紹介する記事は、どちらもホームページのビジュアル面に関係していて関係性が高いので、コンテンツ内リンクとして機能しやすくなります。

ただ、仮にコンテンツ同士の関連性が高くても、リンク先のページの品質が悪ければ、ユーザビリティの向上も内部リンクのSEO効果も期待できません。

ページの品質はユーザー基準で決まるもので、品質の高いページはユーザーの求める情報が分かりやすくまとまっていて、網羅性の高いページを指します。

情報の関連性だけ重視して、内容がスカスカのページを内部リンクとしても意味がないので、必ずユーザー目線で分かりやすいかどうか、情報量が足りてるかどうかもチェックするようにしましょう。

リンク先のページ内容がわかるアンカーテキストにする

アンカーテキストはなるべくリンク先のページタイトルと同じ文言を使うか、リンク先のページ内容が分かるキーワードを盛り込むようにすると、ユーザーに内部リンクをクリックしてもらえる可能性が高くなり、クローラーがサイト内を回遊しやすくなります。

例えば、リンク先のページの題名が「【誰でも簡単に作れる】ホームページ作成ツールおすすめ7選」でしたら、以下のようなアンカーテキストが適切でしょう。

おすすめの初心者向けホームページ作成ツールをご覧ください。

一方、良くないアンカーテキストは「詳細はこちら」や「この記事を見てください」といったように指示語にリンクが設置されているものです。このようなアンカーテキストだと、ユーザーは興味関心が湧きづらいですし、クローラビリティも低下します。

重要ページは共通ナビゲーションからリンクで飛ばす

共通ナビゲーションはホームページ内の全ページで共通する内部リンクの集まりで、ヘッダーメニュー・サイドナビゲーション・フッターナビゲーションがそれにあたります。

共通ナビゲーションの主な役割はユーザーが目的の情報にたどりつきやすくするためのサポートです。

目的の情報は内部リンクの数が多い記事一覧のようなカテゴリーページやサイトのテーマと合っているページ、つまりはサイト内での重要ページに集約されている場合がほとんどなので、重要ページのリンクを共通ナビゲーションに設置した方がサイトの利便性とクローラビリティが向上します。

ただ、ここで「重要ページ=内部リンクの数が多いページ」と単純に捉えないよう注意してください。リンクの数が他ページより多くても、リンク同士の関連性が低ければ、SEO効果は薄まります

パンくずリストは必ず設置する

パンくずリストがあると、検索エンジンがコンテンツの情報を収集しやすくなるためSEO対策になりますし、ユーザーは現在目的の情報を効率的に探しやすくなるので、ユーザビリティも向上します。

パンくずリストのデメリットを強いて挙げるとしたら、スマホのように画面が小さいデバイスだと、階層の深いページや名称の長いページのパンくずリストが複数行で表示されて分かりにくくなってしまう点です。

分かりにくいパンくずリストはユーザビリティを低下させてしまうので、パンくずリストが長くなりすぎる場合はパンくずリストの表示方法に一工夫加えるようにしましょう。

例えば、フリマアプリ「メルカリ」のスマホ版サイトでは、パンくずリストのパーツ部分に横スライド機能を入れています。

長くなったパンくずリストでも、スライドで階層順にたどることができて使いやすいです。

HTMLサイトマップを活用する

HTMLサイトマップとは、サイト内のコンテンツをリストアップしてカテゴリ別に整理した一覧ページのことです。よくヘッダーメニューに設置されています。

例として、AmazonのHTMLサイトマップをみてみましょう。

サイト内で、各カテゴリにどんなコンテンツがあるかが一目で分かりますね。

このようにHTMLサイトマップを見ればサイト全体の構造を簡単に把握できるので、HTMLサイトマップをあった方がユーザーは目的の情報を探しやすくなります。

なお、現状ではHTMLサイトマップのSEO効果はほとんどありません。SEO対策を考えるのであれば、検索エンジン向けにXMLサイトマップの作成をおすすめします。

専門性を高め内部リンクを増やす

クローラーは内部リンクをたどってサイトを巡回します。内部リンクが増えると、サイト内全体のコンテンツがまんべんなくインデックスされやすくなるので、SEO対策として内部リンクを意図的に増やしていく施策も必要です。

内部リンクを増やすためには関連する記事を増やしていけばいいわけですが、先に説明したとおり低品質の記事を量産しても意味はありません。

高品質の関連記事を増やすこと、その実現のために専門性を高めることが良質な内部リンクの増産につながります。

例えば、「ハンバーグの作り方」というページで考えてみましょう。

ただ単純に作り方を説明するだけでしたら、材料と手順の記載されるだけのページで終わるでしょう。が、ハンバーグの作り方を突き詰めていけば、「ハンバーグと相性の良い挽肉の選び方」「ハンバーグをさらに美味しくするためのソースの作り方」「おいしさが倍になる一手間」といったコンテンツを作成して、「ハンバーグの作り方」に内部リンクを貼っていくことができるのです。

このように、専門性を高めて1つの分野を狭く深く追求していくと、他のサイトにはないようなコンテンツを生み出すことにも繋がるので、独自性を出す意味でも専門性を高めることは重要になります。

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SEOはリンクの集まるページが上位表示されやすくなります。
今回は内部リンクについて説明していますが、これは外部リンクも同様です。
SEOで上位表示させたいページには、関連する高品質な記事からのリンクが集まるよう設計することがとても大切です。
池田直樹
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まとめ:ホームページの内部リンクを最適化させよう

内部リンクはユーザーを問い合わせや資料請求などのコンバージョンページへと誘導するうえで重要な役割を担います。

内部リンクの使い方次第でユーザーの滞在時間が上がり、コンバージョン率アップにも繋がるので、ホームページの改善や修正の際は内部リンクの最適化を実施しましょう。内部リンクの最適化によってSEO的な効果も期待できます!

この記事のおさらいポイント

・内部リンクはサイト内のページ同士をつなぐ
・クローラーは内部リンクをたどって情報収集する
・ホームページのロゴには必ず内部リンクがいる
・内部リンクはリンク先のページの品質も重要
・専門性を高めると内部リンクを増やせる
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