コーポレートサイトでサイト本来の目的を達成させるためには、まず多くの人にアクセスしてもらう必要があります。しかし、実際どのような施策をすればいいかわからないために放置してしまっている企業も少なくありません。
費用と時間をたくさんかけて制作したコーポレートサイト。アクセス数をアップさせるためには、Googleなどの検索エンジンから評価される施策(SEO対策)が重要です。今回は、コーポレートサイトで行うべきSEO対策の方法と、SEO対策で気をつけるべきポイントをメインに解説していきます。
この記事を読んだらわかること
・SEO対策を専門家に依頼する際の相場
・コーポレートサイトでSEO対策をする際の注意点
コーポレートサイトは、企業の特徴を魅力的に伝えながら、目的に適したサイト制作が必要です。
弊社は、初めてコーポレートサイトを作る方やリニューアルを考えている方など、幅広いお客様への制作に対応できますので、お気軽にご相談ください!
コーポレートサイトのSEO対策は主に3つ
コーポレートサイトのアクセスアップを図るために行えるSEO対策には、次の3つの種類があります。
- コーポレートサイトの構築側の対策
- コンテンツSEOを用いての対策
- 外部・内部SEO対策
これらの施策は、主にGoogleのアルゴリズムで評価されるように行なっていきます。なぜなら、Googleの検索エンジンは日本でも世界でもシェアNo. 1だからです。日本でシェアNo.2のYahooもユーザーは多いですが、YahooではGoogleの検索アルゴリズムを利用しているため対策方法は同じです。
また、国内の検索エンジンシェアでは9割以上の人がGoogleとYahooを利用しているので、Googleのアルゴリズムに評価されることがSEO対策上とても重要なのです。『コーポレートサイトでSEO対策と言われても、何をすればいいかわからない』という人は、まずこの3つから意識してみましょう。
【構築編】コーポレートサイト制作で意識するSEO対策
はじめに、コーポレートサイトの構築(コードを書いていく作業)においてできるSEO対策から解説していきます。
表示速度をあげる
Googleでは2018年7月に、サイトの表示速度が順位表示に影響を与える『スピードアップデート』を導入しました。これにより、表示速度が極端に遅いサイトは、PC版・スマホ版に関わらず評価を受けにくくなりました。コーポレートサイトで動的コンテンツなど様々なこだわりコンテンツを掲載するとサイトが重くなることがありますが、上位表示をさせるためには表示速度の高速化が重要です。
Googleではサイトの表示速度をチェックできるツール『PageSpeed Insights』を提供しているので、まずは自社コーポレートサイトをチェックしてみましょう。もしテスト結果が『90ー100』でない場合は、以下のような具体的な施策を行っていく必要があります。
- JavaScript・jQueryなどの読み込みを最後にする
- CSSやJavaScriptのファイルを圧縮
- 画像を圧縮
- サーバ側でホームページのデータを圧縮
- キャッシュを残す
これらの施策はHTMLなどのコードに手を加える必要があるので、トラブルを防ぐために専門家に任せるのが無難です。まずは、自社のエンジニアか制作会社に『表示速度があげられるかどうか』確認してみましょう。
構造化データマークアップを実施する
検索エンジンで検索をすると、以下の画像のように、タイトルや説明文以外に検索結果にパンくずリストなどが表示されることがあります。
これはリッチスペニットと言って、パンくずリストの他にもレビューや住所・電話番号、価格、レシピ、会社概要、イベント、動画など、様々なコンテンツを検索結果に表示させることができるものです。検索エンジンは人間のようにコンテンツの意味を認識できないため、リッチスペニットに対応させたいコンテンツは構造化データマークアップを施して検索エンジンに伝える必要があります。
ただし、この施策を行なったからといって検索順位が上がるような直接的なSEO対策にはなりません。しかし、検索しているユーザーの利便性向上で間接的にアクセス数にも影響するため、最低限のコンテンツは対応させるのがオススメです。
スマホで閲覧したときの使いやすさ
スマホを利用する人が世界的に増加したことを受けて、Googleではサイトのスマホ対応も評価に影響させる『モバイルファーストインデックス』を導入しました。これにより、サイトがスマホ対応していることが検索上位表示の基本となっています。ただし、スマホで表示できるだけでは上位表示されません。スマホで閲覧した時に、表示速度が遅かったりレイアウト崩れがある場合なども評価に影響するので、注意が必要です。
自社コーポレートサイトがGoogleの『モバイルファーストインデックス』でどのような評価を受けているかは、『モバイルフレンドリーテスト』で知ることができます。これはGoogleの無料ツールで、サイトがモバイル対応になっているか?レイアウト崩れや表示速度は問題ないか?などをチェックできます。まずは自社コーポレートサイトのURLを入力して調べてみましょう。
その上でテストに合格できなかった場合は、次のような施策を講じて表示速度を早める必要があります。
- 高画質の画像を使わない
- フォントサイズを最適化する
- FlashではなくHTML5などにする
- 広告などでコンテンツを隠さない
https化(常時SSL化)
Webサイトでは、時にカード情報や個人情報、企業情報や機密情報など重要な情報を扱います。特にコーポレートサイトではIR情報や顧客の会員情報を扱うケースもあるので、高い信頼性を獲得するためにもセキュリティ対策はしっかり行なっておきたいところです。
GoogleでもWebサイトのセキュリティ対策は注目されていて、2014年8月からサイトがhttps化しているかどうかが検索の上位表示に影響するようになりました。今や、検索結果1ページ目に表示されるサイトのほぼ全てが『https化されている』と言っても過言ではありません。
https(常時SSL)とは、Web上のデータ通信を暗号化して以下のような脅威からサイトやユーザーを守ることができる通信方式のことです。
- フィッシング詐欺
- 公共のWi-Fiなどで悪意のある第三者からアクセス情報などを守る
- Cookie情報などの盗聴から守る
以前は『申し込みページ』や『ログインページ』など、特定のページのみSSLを施すケースがほとんどでしたが、現在はサイトの全てのページをhttps化(常時SSL化)することが検索上位表示の基本となっています。
【コンテンツSEO編】コーポレートサイト制作で意識するSEO対策
続いて、コーポレートサイトで意識していきたいのは、コンテンツSEOです。
コンテンツSEOとは、記事や動画など検索エンジンに最適化された良質なコンテンツを制作し配信しながら、サイトの価値を高め、検索結果で上位表示を狙う施策です。結果が出るまでに時間はかかりますが、検索で1ページ目に上位表示されれば広告費をかけなくてもアクセス数を増やすことができるため、費用対効果に優れています。
コーポレートサイトをWordPress化する
まず、コンテンツSEOでは頻繁にコンテンツを制作して配信していくので、効率化を図るためにもCMSの導入が必要不可欠です。しかし、CMSはどれでもいいというわけではなく、SEO対策に適したものを導入する必要があります。世界には様々なCMSがありますが、その中で特にSEO対策に最適なのがWordPressです。
WordPressは、Google検索の責任者が『Googleで上位表示したいならWordPressは賢い選択』と認めているほどSEO対策がしやすい仕組みとなっています。その上無料で商用サイトにも導入でき、世界中の人が利用しているため優れたデザインテーマや情報も豊富で使いやすさも申し分ありません。
すでにコーポレートサイトをWordPressで構築していれば問題ありませんが、まだ導入していない場合はリニューアルを行い、WordPress化していくことをオススメします。
参考:コーポレートサイトにおすすめなWordPressテーマ5選|料金相場についても解説
キーワードを選定する(キーワードプランナー)
ユーザーは、悩みや気になることがあると検索エンジンでキーワードを入力して検索します。そのため、コンテンツは検索されているキーワードを元に制作していくことが重要です。
キーワード選定は様々な方法がありますが、特に役立つのがGoogleが無料で提供している『キーワードプランナー』です。『キーワードプランナー』は、Googleで検索されているキーワードの検索数や競合性などを調査できる、SEO対策ではなくてはならないツールです。まずは、以下の手順でキーワードを選定していきましょう。
- キーワードプランナーにアクセスする(ログインが必要)
- 『キーワードを検索』を選択
- 記事にしたいキーワードを入力して『開始する』で検索
- 検索数や競合性をチェックして上位表示しやすそうなキーワードを選ぶ
ここで注意したいのが、『キーワードは何でも言いわけではない』ということです。検索エンジンは、そのサイトやサービスのジャンルと記事の関係性を重視するので、選定するキーワードは自社の商品・サービスに関連するものでなければなりません。
例えば自社の業種が不動産であるなら、不動産関係で検索されている『賃貸、不動産買収、不動産+地名』、医療分野なら『頭痛、腹痛、交通事故けが』など、関連性の深いものを選んでいくことが大切です。
選定したキーワードで上位表示されている競合のサイトを調査する
次に、競合分析や検索意図を分析していきます。
まずは実際に自分でそのキーワードを検索してみて、どんなコンテンツが上位表示されているか分析してみましょう。検索エンジンでは、そのキーワードに対してユーザーの悩みや疑問を一番解決している記事を上位表示しています。つまり、検索結果の1ページ目の記事に書かれている内容は、ユーザーにとって有益な情報である確率が高いので記事に含める必要があるということ。逆に、それらの情報が含まれていなければ検索上位表示は難しいとも言えます。
例えばキーワードが『腰痛』なら、腰痛の原因や対処方法などを詳細に説明したコンテンツが上位表示されているので、最低限『腰痛の原因・対処法』はコンテンツに含める必要があります。また、マイナーで競合サイトが少ないキーワードの場合は、1ページ目の上位でもユーザーの検索意図に合っていないケースもあります。上記の方法の他に、サジェストキーワードや質問サイト、実際の問い合わせなども参考にユーザーの検索意図を分析していきましょう。
4000文字以上の記事を制作する
キーワード選定をして競合調査したら、記事に書く内容がある程度定まってくるので記事制作に取り掛かります。
そこで注意したいのが、4000文字以上の記事を作成することです。
本文の文字数については、必ずしも文字数が多いからと言って上位表示されるということではありません。
しかし、検索1ページ目に上位表示されている記事は4000文字以上が多く、検索エンジンが情報の網羅性やコンテンツの充実性を評価しているのも事実です。文字数に囚われ過ぎる必要はありませんが、4000文字以上を目安としてユーザーの利便性を高めるコンテンツを制作していきましょう。
参考:【コンテンツマーケティング】成果が出る記事制作の手順とは?
最低でも毎週2本以上はコンテンツを公開する
コンテンツの更新頻度は、できれば毎日行なっていくのが理想的です。高品質なコンテンツを頻繁に更新していくことで、ドメインが評価されSEO効果が出てきます。しかし、更新作業が大変だからと言って、低品質なコンテンツを量産すると検索エンジンの評価を下げてしまうことになりかねません。
大切なのは高品質なコンテンツを継続して公開し続けることです。毎日のコンテンツ公開が難しい場合は、最低でも毎週2本以上を目標に制作していきましょう。
文章だけはなく、わかりやすい画像制作に力を入れる
コンテンツ内容がわかりにくかったり難しい単語が並んだりすると、ユーザーはよりわかりやすいコンテンツを探すために離脱してしまう可能性があります。そこで、ユーザーにストレスを感じさせず理解度を深めるためにも、文章だけではなくわかりやすい画像を制作していくことが大切です。
画像が多過ぎるコンテンツはSEO上逆効果になるケースもあるので、コンテンツの必要な部分に過不足なく画像を挿入していくことが重要です。
なぜそのキーワードで検索したのか、どんな背景があって検索したのかなど、検索意図を考察し検索意図に対する回答が記事になるようにしましょう。
最初は難しいかもしれませんが、書き続けることでコツを掴むことができるので、根気強く続けてください。
【外部・内部SEO編】コーポレートサイト制作で意識するSEO対策
最後にコーポレートサイトで意識したいSEO対策は、『外部・内部SEO』です。これはある程度コンテンツが貯まってきた段階で行うため、まだその段階に至っていない人も多いかもしれません。
しかし、事前に知っておいた方がいい情報もあるので、SEO対策をまだ始めていない場合でも必読です。
Googleアナリティクスで分析し改善する
コンテンツ公開後は『Googleアナリティクス』で分析・改善していくことが基本です。
『Googleアナリティクス』とはGoogleが提供する無料のアクセス解析ツールのこと。サイトに設定することにより、アクセスしてきたユーザーの動きを以下のように分析することができます。
- どのくらいのユーザーが閲覧しているか?
- どのような流入源からユーザーがアクセスしているか?
- ユーザーがアクセスして来る時間帯や直帰率など
セッション数(訪問数)とUU( ユニークユーザー数)とPV(ページビュー)の違い
Googleアナリティクスのデータには、次の3つの似通った用語が使われているため、その違いを把握しておくことが大切です。
それぞれの用語と意味の違いを表にまとめると以下の通りです。
セッション数(訪問数) | サイトのアクセス数(述べ) |
UU(ユニークユーザー数) | 期間中のアクセス数(実質) |
PV(ページビュー) | サイト内のページ閲覧回数(述べ) |
セッション数は、サイトへユーザーが訪問した回数を示し、PVはページが表示された回数を示します。
ユニークユーザーは、指定された期間の中で重複しないユーザー数を示したものです。
公式サイトでは以下のように解説されています。
ページビューは、アナリティクス トラッキング コードを導入したサイトでページが 1 回表示されるごとにカウントされます。ユーザーがページを訪問した後でそのページを再度読み込んだ場合、ページビュー数は 1 つ増えます。ユーザーが他のページに移動してから最初のページに戻って来た場合も、新たなページビューとしてカウントされます。
※引用元:アナリティクスの AdWords クリック数、セッション数、ユーザー数、閲覧開始数、ページビュー数、ページ別訪問数の違い – アナリティクス ヘルプ
セッションとは、特定の期間にウェブサイトで発生した一連の操作のことです。たとえば、1 回のセッションには、複数のページビュー、イベント、ソーシャル インタラクション、e コマース トランザクションなどが含まれます。詳しくはアナリティクスのさまざまなリクエスト タイプをご覧ください。
セッションは、ユーザーがサイト上で行った操作内容を格納するコンテナ(容器)ととらえることができます。
ユーザーは 1 人で複数のセッションを開始できます。複数のセッションは同じ日に起こることもあれば、数日、数週間、または数か月という期間で起こることもあります。1 回のセッションが終了した時点で、次の新しいセッションを開始することが可能です。セッションは次のいずれかをきっかけに終了します。時間による期限切れ:
操作が行われない状態で 30 分経過後
午前 0 時
キャンペーンの切り替わり:
キャンペーン経由でサイトにアクセスして離脱した後、別のキャンペーン経由でサイトに戻ってきた場合。
ある期間内にユーザーによる初めてのセッションが発生すると、セッション数とユーザー数はともに 1 回ずつカウントされます。その後、同じ期間内に同じユーザーによって新たなセッションが発生した場合には、セッション数は加算されますが、ユーザー数は加算されません。
*ユーザーとはユニークユーザーのことを指します。※引用元:アナリティクスの AdWords クリック数、セッション数、ユーザー数、閲覧開始数、ページビュー数、ページ別訪問数の違い – アナリティクス ヘルプ
平均滞在時間は重要?
Googleアナリティクスでは、各ページのアクセス数だけでなく平均滞在時間もチェックすることができます。平均滞在時間には以下の2種類があります。
平均セッション時間 | ユーザーがサイトに滞在した平均時間 |
平均ページ滞在時間 | ユーザーが特定のページを閲覧した平均時間 |
ユーザーがコンテンツをじっくり読み、サイト内を回遊しているということはある程度ユーザー満足度が得られているという指標にもなります。しかし、平均滞在時間のカウントは『離脱直前のページ』が除外される仕様があるため、ある程度の目安として捉えておくべきです。
また、平均滞在時間が長いということは、それだけわかりにくいコンテンツだったり迷いやすいサイト構造である可能性もあるので、全てを鵜呑みにするのは危険です。
コンテンツ(記事)公開前に設置しておこう
Googleアナリティクスは、コンテンツ前にサイトに設定しないとデータを蓄積することができないので、記事の公開前に必ず設定しておくことが大切です。
また、可能なら投稿サイトを制作する際に設定しておくと、より長期的な視点から観測できるようになります。
Googleサーチコンソールで分析し改善する
次に外部SEO対策として、サイトが検索エンジンからどのような評価を得ているのか?を『Googleサーチコンソール』を使って分析していくことが重要です。
『Googleサーチコンソール』とはGoogleが提供する解析ツールで、以下のような便利機能を無料で利用することができます。
- サイトの掲載順位
- 検索クエリ
- 検索結果でのクリック率
- 被リンク
- モバイルユーザビリティ
- インデックス登録申請
- 手動ペナルティの通知・解除申請
Googleサーチコンソールでは、このような機能を活用しながらどのキーワードでどの記事が見られているのかを把握し、クリック率をあげるためにタイトルを変更したりといった施策が行えます。また、サイトのアクセス数が激減した際に手動ペナルティをチェックし、改善後に解除申請をすることも可能です。
適切な内部リンクを設定する
GoogleはAIを使用してサイトの検索順位を決めています。そのAIはリンクを辿ってページを巡回するので、内部リンクを設定することでクローラーから評価を受けやすくなります。
内部リンクとは、サイト内のページとページをリンクして行き来しやすい仕組みづくりをしていくことです。
例えば、以下のような施策が挙げられます。
- パンくずリストの設置
- サイトマップを設置
- アンカーテキストに適切な文言を入れる
- 主要なページから関連性の高いページへリンクする
内部リンクは、ただページを繋げれば効果が出るのではありません。リンクしたコンテンツの専門性や関連性を高くすることで、初めて検索エンジンが評価するようになるので、コンテンツSEOと連動して行うことが大切です。
ソーシャルメディアで拡散する
直接的なSEO対策ではありませんが、TwitterやFacebookなどのソーシャルメディアを活用してクオリティの高いコンテンツを拡散することで、検索エンジン以外からの流入も見込めます。また、記事がバズればより多くの流入を見込めますし、認知度が高まって様々なサイトで紹介される確率も高くなります。
このように、『コーポレートサイトのアクセス数を増やしたい』という本来の目的も達成することができ、間接的にSEO対策にもなるため、使わない手はありません。
上記の施策を行っても検索エンジンからコーポレートサイトへのアクセスが伸びない場合は、専門家に相談することをおすすめします。担当者によりますが、多くの気づきを得ることができます。
コーポレートサイトのSEO対策料金相場
コーポレートサイトのSEO対策には様々な方法がありましたが、専門的な知識が必要な施策もあるので制作会社に依頼する企業も多いでしょう。ここでは、外注する際の料金相場を表にまとめました。
サービス内容 | 料金・費用 |
外部SEO対策 | 15,000~500,000円 |
SEOコンサルティング(中小企業) | 100,000~300,000円 |
SEOコンサルティング(大手企業) | 100,000~1,000,000円以上 |
コンテンツSEO代行(WordPress構築) | 200,000~数百万円 |
SEO対策は制作会社によって料金相場がバラバラで、料金体系も以下のように様々なタイプがあります。
- 月額固定費型:成果が出る出ないに関わらず月額費を支払う
- 一括支払い型:内部設計や一部の施策に対して一括払いで依頼する
- 成果報酬型:あるコンテンツが検索で1位を取るなど成果が出たら費用を支払う
どのような施策を外注するのかでも相場や支払い方法が変わるので、事前にSEO対策を行う目的や社内リソースなどを確認しておくことが大切です。
コーポレートサイトのSEO対策でやってはいけないこと
ここからは、コーポレートサイトのSEO対策で気をつけるべき3つのポイントを解説していきます。
不自然な被リンクを設定する
まず、不自然な被リンクを設置しないようにすることです。
不自然な被リンクとは、自然発生したリンク(ナチュラルリンク)ではない以下の2タイプのような意図的なリンクのことで、Googleからペナルティを受ける可能性があります。
【所有サイト⇒外部サイトへの不自然なリンク】
例えば、コンテンツがほとんどなく、文章も数行しかないような低品質なサイトへ自社サイトからリンク貼っていたり、リンクを設置する代わりに相手から報酬を受け取る(リンクの売買)などがこれに当たります。
【外部サイト⇒所有サイトへの不自然なリンク】
例えば、自社サイトの評価を意図的に高めるためにリンクを購入してあらゆるサイトから意図的なリンクを貼られる、などがこれに当たります。
こういった不自然なリンクでGoogleからペナルティを受けた場合は、以下のような対策を行ったうえでペナルティを解除してもらう必要があります。
- 不自然なリンクを削除
- 『nofollow』属性を入れる
- リンク先との関係性を明示
- 高品質なコンテンツへリンクを貼りかえる
##内部リンク##(SEO 被リンク)
コピーコンテンツは禁止
次に、コンテンツのコピーは行わないようにしなければなりません。
Googleではオリジナリティの高いコンテンツを評価していて、コピーコンテンツがあるサイトの評価を下げ、オリジナリティの高いサイトの評価を上げる『パンダアップデート』が頻繁に行われています。ペナルティを受けると圏外に飛ばされてしまう可能性もあるため、コピーコンテンツはSEO上でデメリットが多いのです。
コンテンツ制作時は、どうしても似通ったコンテンツになってしまうことも多いですが、読み返した時に『オリジナリティがあるか?』と常に気をつけておくことが大切です。特に、クラウドサービスなどでライターを外注した際のコンテンツには気をつける必要があります。なぜなら、社内や規約でコピーコンテンツを禁止していても、他サイトからコピー&ペーストで納品するライターも少なからずいるからです。特にコンテンツを外注する場合は、ツールを使ったコピペチェックや目視チェックをしっかり行ってペナルティを防ぎましょう。
経験のないライターに記事を書かせる
これは前述のコピーコンテンツにも通じますが、経験のないライターに依頼して低品質な記事を書かせることにも注意が必要です。
Googleなどの検索エンジンは年々精度が増していき、専門性のあるオリジナルコンテンツを区別できるようになってきています。例えば、料理家が執筆した『美味しいカレーの作り方』という記事と、まともに料理の経験がないライターが書いた記事とでは、明らかに前者の方が内容が濃くなることが想像できるでしょう。現在の検索エンジンは精度が増しているため、それくらいの専門性に長けて内容が濃いコンテンツでなければ上位表示させることは難しくなっています。
クラウドのライターを使ってはいけないということではありませんが、専門性をもったライターや経験則で執筆ができるライターに記事を書いてもらうように心がけましょう。
まとめ:SEO対策で上位表示されるコーポレートサイトを目指そう
SEO対策は時間がかかりますが、コーポレートサイトの価値を高め検索で上位表示されると広告費をかけなくてもアクセス数が増えてくるようになります。また、高品質なコンテンツを届けることでユーザーからの信頼も獲得でき、信頼性を高めれば新たなビジネスチャンスが舞い込んでくる可能性もあるでしょう。
長期的に広告を出すより様々な効果を狙える手法なので、まだ施策を行なっていないのであればこの機会に導入することをオススメします。
この記事のおさらいポイント
・SEO対策の料金相場は、制作会社や外注範囲によっても変わる
・Googleのペナルティを避け、ユーザー満足度の高いコンテンツ制作が鍵
コーポレートサイトは、企業の特徴を魅力的に伝えながら、目的に適したサイト制作が必要です。
弊社は、初めてコーポレートサイトを作る方やリニューアルを考えている方など、幅広いお客様への制作に対応できますので、お気軽にご相談ください!