オウンドメディア構築・運営の費用や料金の相場|制作会社の選び方も解説

自社のブランディングや集客のツールとしてオウンドメディアが注目されていますが、どれくらい費用がかかるのかわからないという方も多いでしょう。オウンドメディアは、サイト構築から記事制作、広告運用など多岐にわたるため、施策や運用法に応じて費用が異なります。

そこで今回はオウンドメディアの制作を外注する際の費用と対応内容の詳細について解説していきます。社内で予算を決める際の参考にしてください。

この記事を読んだらわかること

・オウンドメディアの構築に必要な費用の相場
・オウンドメディアの運用に必要な費用の相場
・効果を上げるための運用戦略
・料金相場において重要なポイント
・外注する際の注意点
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WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のオウンドメディア制作に携わってきました。
オウンドメディアはSEOが重要で、上位表示されなければコンテンツを配信しても意味がありません。我々は自社でもオウンドメディアを運用することでそのノウハウを蓄積し、SEOに強いオウンドメディアの戦略から運用まで提案できますので、お気軽にご相談ください!

オウンドメディアにかかる費用や料金相場

オウンドメディアにかかる費用は、大きく分けると「サイト構築」と「サイト運用」の2つです。

オウンドメディアは、ランディングページやサービスサイトと異なり、制作後のコンテンツ配信がメインになります。ランディングページやサービスサイトの場合は、1度制作して仕舞えば、その後は広告運用やサイトの修正になるため、新たにページを追加することはほとんどありません。

一方でオウンドメディアは、構築後のコンテンツ配信が主な目的となるので、運用費用(コンテンツ作成費)がかかります。

そのため、今回は「サイト構築」と「サイト運用」に分けて費用や料金相場を解説していきます。

サイト構築にかかる費用や料金相場

まずは、サイト構築に関する費用や相場を見ていきましょう。下記、一般的な相場を表にまとめたのでご覧ください。

相場 こんな方におすすめ
10万円以下 ・とにかく安く制作したい
・特に成果は気になしない
・テスト感覚で始めたい
10~100万円 ・少しデザインにこだわりたい
・SEOやコンテンツマーケの知識がある
・構築できればいい
100~300万円 ・本格的な集客を見越した戦略も依頼したい
・オリジナルデザインで作成したい
300万円以上 ・オウンドメディアのコンサルをお願いしたい
・専用のCMSを用いたオウンドメディアを構築したい

一般的な相場は、50~150万円程度です。必要なページ数や機能に応じて価格も変動していきます。

続いて、わかりやすく3つの相場感について解説してきます。

10万円以下では、テンプレートを使用した簡易的なデザイン

10万円以下では、基本的にテンプレートを使用した簡易的なデザインしか作成できません。オウンドメディアを制作する大きな目的としては、ブランディングや集客ですから、ほぼ効果が出ないといって良いでしょう。

基本的には特に成果を気にせず、ブログ感覚やテスト感覚でオウンドメディアを始めたい人であれば問題ありません。

オリジナルデザインで制作する場合。50万円以上必要

オリジナルデザインでブランディングを強化したい場合は、少なくとも50万円以上は必要です。デザインの難易度や実現したい機能やが多ければ多いほど、費用はさらにかかります。

この費用感では、SEOやコンテンツ企画、キーワード選定といったオウンドメディアの運用に欠かせないコンサル費用は含まれません。自社にコンテンツマーケティングに精通した人材がいない場合、成果を出すのは難しくなります。

戦略から運用までサポートして欲しい場合、150万円以上必要

前述したように、自社にコンテンツマーケティングに精通した人材がおらず、SEO施策やコンテンツ企画が難しい場合、専門家にコンサルとして参画してもらう必要があります。その場合、戦略から運用までのサポートになるので150万円以上の費用が必要になります。

また、コンサルに関しては、1ヶ月で効果が出るわけではないので、半年や1年単位で契約することになります。そのため、コンサル費に関しては月額必要になることを理解しておいてください。

ただし、それだけの費用をかけているわけですから、オウンドメディアを制作する前に立てるKPI(目標)に関しては実現しやすくなります。

サイト運用にかかる費用や料金相場

次にサイト運用にかかる費用や料金相場について解説していきます。構築同様、表にまとめたのでご覧ください。(*相場は月額かかる必要です。)

相場 こんな方におすすめ
1万円以下 ・ドメインやサーバーなどの管理費のみ
・外注は使わない
1~10万円 ・有料CMSを利用したい
・月1程度でレポートやアドバイスを貰いたい
10~50万円 ・コンサルも含めたレポートやアドバイスをお願いしたい
・記事を外注したい
50万円以上 ・コンサルも含めたレポートやアドバイスをお願いしたい
・質の高い記事を外注したい
・月に15本程度は外注したい

オウンドメディアの運営では、下記業務が必要です。

  • 保守管理
  • コンテンツ企画・制作・投稿
  • コンテンツ改善(編集)
  • SEO対策
  • プロモーション活動(広告・SNSなど)

上記業務をどこまでを自社で行い、どこまでを外注するかで、費用が変わります。

前述しましたが、オウンドメディアで主軸になるのがコンテンツ制作です。コンテンツの制作は、月に最低10本程度必要なので、社内で生産できなければ、外注する必要があります。外注する記事の質を求めれば求めるほど、費用は高くなりますが、その分SEOに強く集客力が高い記事を制作できます。

続いて、どれだけの費用をかければ質の高いコンテンツが制作できるのか、解説していきます。

10万円以下では質の高い記事はできない

オウンドメディアの運用では、月に10本程度、配信する必要があります。そのため、10記事全てを10万円で外注する場合、1記事1万円です。質の高い記事を書ける制作会社の文字単価が、1文字5円以上するため、1記事2000文字程度しか執筆できません。

コンテンツの質は文字数だけではありませんが、SEOで評価される記事の特徴としては、5000文字程度なので、上位表示させるのは厳しいです。

予算を10万円しか用意できない場合、何本かは自社で制作し、残りを外注しましょう。

自社でディレクションできれば30万円程度の費用で運営できる

自社でライターのディレクションや制作会社とのディレクションができる人材がいれば、30万円程度で運営できます。文字単価5円以上の制作会社に10記事外注しても5000文字以上の記事を制作できます。

ただし、あくまでも記事制作のみになるので、SEO対策やSNS対策、古くなったコンテンツの編集作業は自社で行う必要があります。この場合、自社にWeb専門の人材やマーケティングの部署が存在していなければコンテンツを100%活かせません。

自社にWebマーケティングの部署がなければ50万円以上の費用が必要

もし仮に、自社にWeb担当がいない場合、SEO対策やSNS対策、コンテンツの編集作業も外注する必要があるので、50万円以上の運営費が必要です。

大金ですが、素人が見様見真似でオウンドメディアを運用しても必ずうまくいきません。まずはコンサルとして制作会社に参画してもらい、少しずつ自社でできることを増やし、内政化していくのが得策です。

内政化できれば少しずつ運用費も減っていくでしょう。

3つの観点から考えるオウンドメディアの予算の決め方

オウンドメディアを理解したところで、次は予算をどう考えればいいかみていきましょう。

オウンドメディア構築・運用は、依頼する内容によって費用が数十万円~数百万円の大きな違いがでます。

そこで3つの観点を設け、どの程度の予算を決めればいいか解説していきます。

  • 初めてオウンドメディアを運用・構築する
  • 構築には100万以上の予算が必要
  • 社内でコンテンツを制作できるかどうか

初めてオウンドメディアを運用・構築する

オウンドメディアの構築・運用は全くの初心者が簡単にできるものではありません。基本的に外注してスタートすることになります。

オウンドメディアではいかにユーザーとの接点を増やすか、価値ある情報を届けられるかが大切です。これを達成するためには豊富なWebマーケティング知識が必要で、SEOやWeb広告、SNS運用など様々な知識が求められます。

そのため、素人が生半可な気持ちでオウンドメディアを立ち上げても決してうまくいきません。1から始めて時間と労力を費やしても結果は未知数なので、多少値が張っても実績あるプロに任せた方が期待できる成果ははるかに大きいでしょう。

構築には100万円以上の予算が必要

オウンドメディアは構築の初期費用として最低でも100万円以上の予算が必要です。

無料または格安のCMSでテンプレートデザインを使えば数十万円程度で構築することもできますが、本格的なオウンドメディアを作るなら工程が多くなるためその分費用も高くなります。

100万円以上の予算だと、制作会社は主に事前調査やカテゴリー分け、サイト企画に注力します。最適なサイトマップを作成し、効率良く集客できるオウンドメディアを構築するためです。CMSをカスタマイズする等して独自性を加えられるのもこの価格帯からになります。

社内でコンテンツを制作できるかどうか

オウンドメディアで最も重要なのがコンテンツです。予算の観点からいえば、このコンテンツをいかに社内のリソースだけで作成できるかが重要になります。

コンテンツ作成はSEO知識や企画力が求められますが、その分野に明るい社員がいない場合は、外注しなければなりません。しかしこれは長期的に継続する施策なので、外注し続けるとなると費用も積み重なります。

ですので、最初は外注でも、徐々に作業を内製化できるようにするといいでしょう。制作会社によっては社内で一連の作業を完結させらるように体制づくりをサポートしてくれるところもあります。

オウンドメディアの料金相場で重要なポイント

今回は主にオウンドメディア制作の料金相場について解説をしてきましたが、実際に金額にはバラツキがあるので、予算が決めにくいという思う人もいるかもしれません。

そこで重要になるのが、下記3つのポイントです。

・どこまで外注するかを明確にする
・運用目的にあった会社を選ぶ
・自社メンバーの人件費も加味する

それでは詳しく解説していきます。

どこまで外注するのかを明確にする

料金相場のところでも述べたように外注は全て制作会社に任せるのか、部分的に依頼するのかで費用は異なります。できるだけ費用を抑える場合は自社では対応できない専門的な部分を外注するようにしましょう。

例えばデザインやコーディングは知識のある社員がいなければ対応できないので、そういった部分を外注したり、それほど高いブランディング効果を狙わなければ有料CMSを使うだけで十分という場合もあります。

運用目的にあった依頼先を選ぶ

こちらも前述しましたが、総合的なコンサルを依頼するのか、月1のレポートやアドバイスだけでいいのか、記事の制作まで依頼するのかによって外注先も異なります。

月1のレポートなどでも十分であればフリーランスでも対応可能ですが、品質の高い記事を大量に納品してもらうのであれば大手の制作会社でなければ難しいかもしれません。

また、コンサルは不要で記事制作だけを依頼したいのであればランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスを利用する方法もあります。まずは目的を明確にして、その上で外注先を検討しましょう。

自社メンバーの人件費も加味する

オウンドメディアを運用していくには記事の制作や結果計測、それに応じたサイトの改善などが必要です。そのため運用を一切外注せず社内で行う場合は人件費が発生します。

もし多くの人員が必要で人件費が高くなるようであれば、無理に内製化をせずに全てもしくは一部を外注することも必要です。特に記事制作はある程度人数が必要になるので、外注してしまう方が安く済む場合もあります。

オウンドメディア構築・運用会社の正しい選び方

オウンドメディア構築・運用会社を選ぶ際は以下の4点を確認しましょう。

・価格
・制作実績
・サービス内容
・担当者

それぞれ詳しく解説していきます。

 価格

オウンドメディアの費用は、大きく分けると構築費と運用費があります。

構築費は戦略設計込みなら100万円~200万円程度が一般的です。運用費はどの業務を依頼するか内容次第で大きく変わります。例えば、継続的なコンテンツ作成の依頼料は月額30万円~50万円と設定している会社も少なくありません。

構築・運用を依頼する際は費用の内訳を確認しましょう。構築費と運用費がそれぞれどれくらいかかるのか、運用費はどの業務にどれだけ費用がかかるのかは最低限チェックしておく必要があります。

また、運用費は基本的に単月契約ではなく6ヶ月契約のように複数月契約になっていることが多いです。契約月数や契約途中に解消する場合の費用の取り扱いについてもあわせて確認しておきましょう。

制作実績

ホームページに制作実績を掲載している会社もあれば、打ち合わせ時に過去の実績を提示してくれる会社もあるので、事前に制作実績を確認したい旨を伝えておきましょう。

確認するポイントはオウンドメディアのデザインやコンテンツです。

Webマーケティング会社であれば自社でオウンドメディアを運用していることがほとんどなので、それらの記事の内容や検索順位をチェックするのも一つの手です。記事の題名に含まれるキーワードをGoogle検索にかければ検索順位が分かるので、その会社のオウンドメディア運用能力を見極める材料になります。

サービス内容

同額の費用でも会社によってサービス内容は異なります。依頼する会社を選定する際は予算内でどこまで対応してもらえるかを確認しましょう。確認するポイントは以下の4点です。

・CMS構築
・コンテンツ制作
・プロモーション活動
・運営体制のコンサル

CMS構築

オウンドメディアはコンテンツ配信を簡単に行えるようにするためCMSを導入しますが、CMSは独自で構築する場合と既存のCMSサービスを利用する場合があります。

独自CMSは割高ですが、カスタマイズ性は高くセキュリティも堅牢です。一方、WordPressのような無料CMSは安いですが、カスタマイズには限界があり、セキュリティ面に不安があります。

不正アクセスによるオウンドメディア改ざん被害は一度起こると企業イメージが損なわれるので十分注意しておきたい点です。

そのため、大規模なオウンドメディアを運営していきたい場合は最初から有料CMSや独自のCMSを構築している会社に依頼することをご検討ください。

コンテンツ制作

コンテンツ制作の費用は、コンテンツ内容やコンテンツの数、制作会社の文字単価によって変わります。

あらかじめ、どの様なコンテンツを制作していきたいのか決めておくと制作会社も見積もりが出しやすくなります。

また、費用の内訳を詳しくみる際は文字数単価や画像制作費、インタビュー記事などの制作単価をチェックしてください。より実績のある会社ほど、企画構成や戦略立案に注力して高品質のコンテンツを制作しているので、各項目の単価が高く設定されています。

プロモーション活動

オウンドメディアは公開しただけで集客できるものではありません。自社のオウンドメディアの存在を広く認知してもらうためには、プロモーション活動が必要です。

どんな人をターゲットにしてどのようにユーザーへ発信していくのか。拡散方法は広告なのかtwitterなどのSNSなのか。SEO対策としてどんな施策をとるのか。

価格内でどこまでのプロモーション活動を行ってもらえるか確認しておきましょう。

運営体制のコンサル

前述した社内の体制を整えたい場合、コンサルの有無も確認しておきましょう。

運営に必要な作業はキーワード・競合分析やメインサイトの内部施策・外部施策、サテライトサイト企画、プロモーション活動、アクセス解析やSEO対策など多岐にわたります。

1つ1つの業務でやるべきことを明確化し、運営業務が属人的にならないよう、ガイドライン策定までサポートしてくれるコンサルが望ましいです。

担当者

オウンドメディアをスケジュールどおりに公開し、効果的に運用していくうえで、担当者との相性は重要です。

問い合わせに対するレスポンスが遅かったり、オウンドメディアの運営状況にあわせた提案をしてくれなかったりと、認識の齟齬が生じればトラブルに発展しかねません。コミュニケーション能力はもちろん、自社の社風に合いそうかまで確認するようにしましょう。

まとめ:安さよりも成果が出ることを優先しよう

オウンドメディアの制作を外注する際は、どこまでの範囲を対応してもらうかで費用が大きく変わるので、目的や社内のリソースに合わせ依頼する内容を検討することが重要です。

ただ、安さを追求しようとすると自社で対応することが増える上に、社内のノウハウやリソースが不足すると成果が上がらなくなる可能性があります。全てを外注する際も同様で安い制作会社に頼むとそれなりのものしかできません。

オウンドメディアはしっかり運用してこそ意味のあるものなので、最終的な目的やゴールをしっかり見据えて、それに適した制作会社を選ぶようにしましょう。

この記事のおさらいポイント

・オウンドメディアに必要な費用はサイト構築費用と運用費用の2種類
・サイト構築費用の一般的な相場は10〜100万円
・運用費用の一般的な相場は1〜10万円
・社内のリソースやノウハウによって外注する範囲は異なる
・外注先を選定する場合は担当者の知識、過去の制作実績、対応範囲を確認する
・料金相場を考える上で外注する範囲、運用目的に沿った外注先選び、社内の人件費を加味して考えることが重要
・オウンドメディア制作は安さではなく成果が出ることを重視して外注先を選ぶ
WEBコンサルタントのご紹介
弊社は、上場企業も含め50社以上のオウンドメディア制作に携わってきました。
オウンドメディアはSEOが重要で、上位表示されなければコンテンツを配信しても意味がありません。我々は自社でもオウンドメディアを運用することでそのノウハウを蓄積し、SEOに強いオウンドメディアの戦略から運用まで提案できますので、お気軽にご相談ください!

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