複数のページにあらゆる情報を集約させたホームページと異なり、ランディングページには縦長1ページの中に問い合わせや購買数の向上などあらかじめ設定した目的に特化した情報のみが厳選して記載されます。
この記事では美容・脱毛クリニック向けランディングページの役割と重要なポイントについて解説していくので、ランディングページを制作する前にぜひ目を通してみてください。
この記事を読んだらわかること
・ランディングページ制作で重要なポイント
・ランディングページ制作の費用相場
・ランディングページ制作後のマーケティング戦略
・美容・脱毛クリニック向け参考ランディングページ
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
美容・脱毛クリニック向けランディングページの役割って何?
最初に美容・脱毛クリニック向けランディングページの役割について解説します。
ランディングページを制作する意味や、ホームページとの違いについても触れているので参考にしてください。
①ユーザーを問い合わせのアクションへと誘導する役割
ランディングページには「来院してもらう」「問い合わせしてもらう」など、あらかじめ設定しておいた目的までユーザーを誘導する役割があります。
設定した目的までユーザーを誘導するためには、どのようなユーザーを対象にランディングページを制作するのか、ターゲット像を明確に設定しておくことが大切です。
何を目的として設定するかはサイトによってさまざまですが、美容・脱毛クリニック向けランディングページでは新規顧客のアプローチとして制作される場合が多い傾向にあるので、参考にしてください。
②クリニックを利用する『メリット』がどれだけあるかをユーザーに知ってもらう役割
サイトを訪れたユーザーに来院を促すためには、クリニックを利用することでどれだけのメリットを享受できるかをアピールする必要があります。
上で述べたように優れたランディングページを制作するにはターゲット像を明確に設定しておくことが重要です。
美容・脱毛クリニック向けランディングページの場合は「どのような治療をおこなっているか」「どんな施術メニューがあるか」「相談はできるか」など、新規顧客を対象としたメリットを提示すると良いでしょう。
③雑誌やチラシ・パンフレットなど広告の代わりになる役割
上で紹介した「ユーザーを問い合わせのアクションへと誘導する」「来院するメリットがどれだけあるかをアピールする」という役割は、どちらもチラシや雑誌広告、テレビCMが担う役割と共通しています。
つまりランディングページには雑誌やチラシに代わって掲載元の利益を向上させる役割があるといえるでしょう。
またランディングページはWeb上における広告であるため、雑誌やチラシとは違って若者やネットネイティブ世代などWebをメインに利用するユーザー層に強くアピールできるという特徴があります。
美容・脱毛クリニック向けのランディングページを作る時に重要な7つの基本要素
次に、美容・脱毛クリニック向けのランディングページを制作するにあたって押さえておきたい大切な基本要素について解説します。
どれも成果率を高めるために欠かすことのできない重要なコンテンツなので参考にしてください。
ファーストビューは病院・診察テーマがイメージしやすいビジュアルにする
サイトを訪問したユーザーを効率的に来院へと誘導するためには、訪問者が最初に目にするコンテンツであるファーストビューでユーザーの興味を強く惹きつける必要があります。
コンバージョンまでの誘導ボタンやクリニックの特徴を簡潔に表したキャッチコピーなど、ファーストビューに盛り込むべきコンテンツはさまざまです。
クリニックの外観および内観、そこで働くスタッフの写真など、クリニックの雰囲気がわかる写真は特に重要度の高いコンテンツなので、ぜひファーストビューに組み込んでユーザーにクリニックのイメージをアピールしましょう。
ファーストビューでユーザーの関心を惹くキャッチコピーを作る方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。
⇒【現役ライター監修】LPの問い合わせを増やすキャッチコピーとは?
CVコンテンツはキャンペーンの内容を意識して制作する
CVコンテンツはランディングページの核ともいえる重要なコンテンツです。
CVコンテンツの内容は業種やサービスによってさまざまなパターンが考えられますが、コンテンツ選びで迷ったら自社で展開したいキャンペーンを軸に設定すると良いでしょう。
美容・脱毛クリニック向けランディングページの場合には治療・診察への案内がメインとなります。
加えて、治療の割引券やクオカードのプレゼント、初回無料相談などをキャンペーンに位置付けて集客を図るケースが多いので、選択肢のひとつとして頭に入れておいてください。
なお、CVを含むアクション動線は実際の反響を見ながら適宜改善することが大切です。
ランディングページを分析・改善する方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。
⇒【CVRが2倍⁉︎】ヒートマップを使ったLPの分析・改善方法
訴求テーマに沿ったLPの設計を意識する
訴求するテーマに沿って設計することはランディングページ制作における基本中の基本です。
特に上層部分のコンテンツは訴求テーマを再確認し、ユーザーが来院したいと感じる要素を盛り込むことが大切なので、以上のポイントをしっかりと意識しながらランディングページを設計してください。
たとえば脱毛クリニックの場合にはクリーンな肌のイメージ写真を起用し、脱毛のメリットや施術後に必要なケアなど、一連の流れをストーリーと考えて設計すると効果的です。
ランディングページの企画構成について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
⇒ランディングページ制作で最も重要な工程は企画構成(設計)|5つのポイントも解説
クリニック独自のメニューなどを強み訴求・権威付けとして強調する
クリニックが独自におこなっている治療メニューや自社の治療方針、他のクリニックとは明確に違う強みを権威付けとして紹介すれば、より効率的にユーザーを来院に促すことが期待できます。
上記のコンテンツを記載するにあたって、顧客の満足度やリピート率を具体的な数字を交えて紹介すると説得力が増すので、ぜひ覚えておいてください。
お客様の声はコンテンツとして効果的
クリニックを実際に利用したお客様の声は、ユーザーに来院を促すコンテンツとして大きな効果が期待できます。
コメントと写真を一緒に掲載することで「自分もこんな風に成功できるのかな」とユーザーがイメージしやすくなり、コンテンツとしての説得力がより高まるので、可能であれば写真つきで掲載してください。
クリニック系の場合にはお客様と院長のコメントをインタビュー形式で掲載するのもひとつの手です。
申し込み後の流れ・治療の流れはビジュアルに起こしてわかりやすく配慮する
一般にランディングページでは商品購入やサービスの流れを訴求するケースが多く見受けられますが、美容・脱毛クリニック向けランディングページの場合は商品購入やサービスではなく治療の流れを訴求してユーザーを来院へと誘導します。
治療の流れを解説する際はテキストだけでなく図や表、写真を駆使してユーザーに理解を促しましょう。
クリニックまでのアクセスや受付時間は必ずページ内に盛り込む
クリニックではユーザーが訪れる時間を確かめる機会が他の店舗やサービスと比べて格段に多くなるため、必ず営業時間や休診日をランディングページに盛り込んでユーザーの興味を惹きつけましょう。
営業時間や休診日などユーザーが知りたがっている情報がランディングページに記載されていないと、不安をおぼえて来院に至らなくなってしまう恐れがあるので、営業時間や休診日は必ず記載するようにしてください。
またアクセスに関する情報もユーザーの不安を解消する上で有効な情報なので、可能であれば併せて記載することをおすすめします。
よくある質問(Q&A)を入れて情報の過不足を調整する
よくある質問をQ&A形式で掲載して過去にあった質問や問い合わせの多い項目への回答を記載すれば、ランディングページの利便性を格段に高めることが可能です。
また、前の見出しで解説したアクセス方法や営業時間といった情報に加え、当日の流れや近隣の駐車場に関する情報をQ&A形式で紹介しても良いでしょう。
Q&A形式で訴求する場合には、一目見るだけでユーザーの疑問を解消できるよう工夫をしてください。
イメージを植え付けるために動画を組み込むの1つの選択肢
動画なら画像よりも多くの情報をユーザーに伝えられるので、写真だけでクリニックのイメージを伝えきれない場合にはサイト内に動画を組み込んでユーザーにイメージを植え付けることをおすすめします。
美容・脱毛クリニック向けランディングページであれば、クリニックで実際に治療を受けているユーザーのペルソナイメージを動画で紹介すると効果的です。
ランディングページに動画を埋め込むメリットや注意点について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
⇒ランディングページに動画を埋め込むとCVRが上がる?|理由や埋め込む注意点について
美容・脱毛クリニック向けランディングページ制作の相場・料金とは?
続いて、一般的なランディングページ制作にかかる費用の相場を紹介します。
記載できる情報量の多さやセールスコピーライティングの有無で制作費用は大きく変わるので、ランディングページを制作する前にぜひ目を通しておいてください。
短めなランディングページの場合
必要なコンテンツだけを盛り込んだシンプルなランディングページの制作にかかる費用の相場はおよそ40~50万円です。
情報量はA4用紙換算で6枚分程度と一般的なものよりもやや短めですが、内訳にはパソコンページとスマホページ、問い合わせフォームが含まれています。
ランディングページとしての性能に問題はないので、少ない予算で効果の高いランディングページを制作したいという場合はA4用紙6枚分を目安に設計すると良いでしょう。
一般的なランディングページの場合
業界的に一般的な長さのランディングページの制作にかかる費用はおよそ70~80万円が相場となっています。
パソコンページとスマホページ、問い合わせフォームと内訳は短めのランディングページと同じですが、A4用紙で8枚分程度の情報を記載できるので、より多くの情報をユーザーに訴求することが可能です。
ランディングページの設計で迷ったときはA4用紙8枚分を目安に情報を記載することをおすすめします。
セールスコピー特化型のランディングページの場合
コンテンツ量の調整や訴求ポイントの整理などを含め、プロのセールスコピーライターに執筆を依頼する場合にかかる費用はおよそ100~120万円が相場です。
内訳は一般的なランディングページと変わりませんが、オプションとしてセールスコピーライティングが付帯するので、より効率的に成果率を高めたいという場合はプロのセールスコピーライターに制作を依頼してみてはいかがでしょうか。
ランディングページ制作の料金と相場について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
LP | 相場 | 用途 |
短めなLP | 40~50万円 | ・企業ページ ・期間限定キャンペーンなど |
一般的なLP | 70~80万円 | ・健康食品系 ・商品販売促進用など |
セールスコピー特化型LP | 100~120万円 | ・セミナー集客 ・通販ページ誘導など |
⇒【相場早見表あり】ランディングページ制作の料金と価格相場を解説
美容・脱毛クリニック向けランディングページを制作後に実施したいマーケティング戦略
ここではランディングページを制作した後に実施したいマーケティング戦略を紹介します。
美容・脱毛クリニックの分野にその施策が適しているかどうかについても解説していくので参考にしてください。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに反応して表示される内容が変化するネット広告を指します。
たとえば「新宿+整形クリニック」などエリアで絞り込めばクリニックに関心をもつ可能性の高いユーザーにピンポイントでマーケティングできるので、美容・脱毛クリニックの分野とも相性の良い施策だといえるでしょう。
ディスプレイ広告
Webサイトやアプリに表示されるネット広告を総称してディスプレイ広告と呼びます。
不特定多数のユーザーがターゲットとなるためリスティング広告のようにピンポイントなマーケティングは難しいですが、クリニックに関連するキーワードに絞って広告を打つことでランディングページとの相乗効果が期待できます。
美容・脱毛クリニックの分野とも相性の良い施策なので、ランディングページが完成したらぜひ実施を検討してみてはいかがでしょうか。
リターゲティング広告(バナー広告)
リターゲティング広告とは検索履歴などから逆算し、過去にサイトを訪問したユーザーに対してマーケティングすることを目的としたネット広告を指します。
1度でもクリニックのサイトを訪れたユーザーはクリニックでおこなっている施術に関心を抱いている可能性が高く、リターゲティング広告は美容・脱毛クリニックの分野と相性の良いマーケティング戦略のひとつだといえるでしょう。
ただし多用しすぎると一部のユーザーに不快感を与える恐れもあるので、補助程度にとどめておくことをおすすめします。
Facebook広告
人気のSNSであるFacebookでは性別や年齢、地域でターゲットを絞って広告を打つことが可能です。
たとえば男性向け脱毛クリニックであれば、クリニックの所在地に加えて「25~30歳の男性」といったようにターゲットを絞って広告を打つことでよりピンポイントにマーケティングできます。
ランディングページが完成したけれどいまいち効果が振るわないというときには、ぜひ併せて実施してみてはいかがでしょうか。
【厳選ピックアップ】美容・脱毛クリニック向けのランディングページ制作で参考になるサイト3選
最後に、美容・脱毛クリニック向けのランディングページを制作するにあたって参考にしたいおすすめのサイトを紹介していきます。
どのサイトも学ぶところの多い素晴らしい設計となっているので、ぜひ参考にしてください。
イセアクリニック
こちらは美容脱門クリニックのランディングページです。
訴求ターゲットが女性であることから、可愛らしさ・綺麗さを前面に押し出したデザインにまとめられています。
ユーザーの悩みを具体的に言語化して問いかけたり、メディアの掲載実績を掲載して訪問者の不安を解消するなど、成果率を向上させるための工夫が数多く見受けられるので、ランディングページを制作する際はぜひ参考にしてみてください。
表参道スキンクリニック
こちらはタトゥーやシミ・ほくろを除去する施術をメインに扱う美容外科クリニックのランディングページです。
高級感の漂うデザインに加え、あえてモデルの顔を写さずに特定の部位を強調する写真を掲載するなど、巧みな見せ方でユーザーの関心を引き付けています。
Q&Aや問い合わせ後の流れなどこの記事で紹介した基本要素を押さえた設計となっているので、教科書代わりにじっくりと分析してみてはいかがでしょうか。
湘南美容クリニック
こちらはテレビCMでもお馴染みの美容外科クリニックのランディングページです。
スマホからのアクセスを意識した現代風のランディングページで、クリニックのイメージカラーを基調としたデザインや料金の見せ方など、さまざまな工夫が見て取れます。
初めて美容クリニックで施術を受けるという方でも一目で概要が分かる親切な設計となっているので、ぜひ参考にしてください。
ランディングページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
ランディングページは問い合わせの向上などあらかじめ設定したゴールへとユーザーを誘導することを目的に制作されます。
成果率の高いランディングページを制作するための施策は複数存在し、その答えはひとつではありません。
この記事には優れたランディングページを完成させるために欠かせない情報がたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてください。
この記事のおさらいポイント
・美容・脱毛クリニック向けランディングページでは診察テーマの訴求が重要
・ランディングページの制作費用は40万円から120万円が相場
・他のマーケティング戦略と組み合わせれば相乗効果が期待できる
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!