ランディングページは主に期間限定で運用される、問い合わせや購買数の向上に特化したWebサイトです。

複数のページから成るホームページとは異なり縦長の1ページのみで構成されるなど、ランディングページとホームページにはさまざまな相違点があるので混同しないように注意しましょう。

この記事では整体院・治療院向けランディングページの役割と重要ポイントについて解説するので、ぜひ参考にしてください。

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整体院・治療院向けランディングページの役割って何？

最初に、整体院・治療院におけるランディングページの役割と制作する意味を紹介します。

ホームページとランディングページの違いについても解説していくので、ぜひ目を通してください。

①ユーザーを購買アクションへと誘導する役割

ランディングページには、「来院してもらう」「問い合わせしてもらう」といったあらかじめ設定しておいたゴールまでユーザーを誘導するという役割をもっています。

またゴールだけでなく、どのようなユーザーをターゲットとするかも併せて設定しておく必要があります。

整体院・治療院向けランディングページは新規顧客へのアプローチを主な目的として制作される場合が多い傾向にあるので、ランディングページ制作の参考にしてください。

②整体院・治療院を利用する『メリット』がどれだけあるかをユーザーに知ってもらう役割

ランディングページではいかにしてユーザーの関心を引くかが重要になります。

ユーザーの関心を引くための方法はいくつか考えられますが、いずれにしてもユーザーに対してメリットを的確に提示する必要があります。

整体院・治療院向けランディングページの場合には、たとえば「整体のバリエーション」や「どのような治療をおこなっているか」、「体の不調に合わせた相談は無料でできるか」など、新規顧客を対象に直接的なメリットを提示すると良いでしょう。

③雑誌やチラシ・パンフレットなど広告の代わりになる役割

これまでに紹介したランディングページの役割は、いずれもセールスマンの営業トークや広告と本質が似ています。

つまり、整体院・治療院向けランディングページはセールスマンや雑誌広告、テレビCMの代わりに掲載元の利益を向上させる役割があると言い換えることが可能です。

また若者やネットネイティブ世代など、Webを主に利用するユーザーにアプローチできるので、ランディングページはスマホユーザーの多い現代に適した形態だといえます。

このように、あらゆる情報を集約させたホームページと違い、ランディングページは掲載元の利益を向上させるという明確な目的に沿って制作・運用されるものなので、しっかりと区別しておきましょう。

整体院・治療院向けのランディングページを作る時に重要な10つの基本要素

次に、整体院・治療院向けランディングページを制作するにあたって大切な基本要素を紹介します。

いずれも効率よくユーザーをゴールへと誘導するためには欠かせない重要なコンテンツなので、ぜひ最後まで目を通してください。

ファーストビューは整体院・治療院がイメージしやすいビジュアルにする

ユーザーがページを訪れて最初に目にするファーストビューは、ランディングページの中でも特に重要なコンテンツのひとつです。

整体院・治療院向けランディングページの場合には、施設の雰囲気がわかる写真やそこで働くスタッフの写真をファーストビューに掲載して、訪問者にイメージの想起を促すと良いでしょう。

また施設の特徴を表したキャッチコピーやコンバージョンまでの誘導ボタンを設置することも有効です。

ファーストビューでユーザーの関心を惹くキャッチコピーを作る方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。

⇒【現役ライター監修】LPの問い合わせを増やすキャッチコピーとは？

CVコンテンツはキャンペーンの内容を意識して制作する

CVコンテンツには自社で展開したいキャンペーンを設定しましょう。

整体院・治療院向けランディングページは「施術・診察への案内」が主になるため、初回施術の割引券やクオカードをプレゼントしたり、初回無料相談をキャンペーンとして位置付けて集客を図ることも有効です。

なお、CVを含むアクション動線は最初の設計で完成とせず、反響を見ながら適宜改善していきましょう。

ランディングページを分析・改善する方法について知りたいという方は下記の記事を参考にしてください。

⇒【CVRが2倍⁉︎】ヒートマップを使ったLPの分析・改善方法

訴求テーマに沿ったLPの設計を意識する

ランディングページの上層コンテンツは、訴求テーマに沿った上でユーザーが「来院したい」と思える要素を盛り込むことが大切です。

鍼灸院であれば「どのような治療を実施しているか」「鍼は危なくないか」「施術後はどのようなケアが効果的か」といったストーリー設計が有効なので参考にしてみてはいかがでしょうか。

ランディングページの企画構成について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

⇒ランディングページ制作で最も重要な工程は企画構成（設計）｜5つのポイントも解説

ユーザーへの問いかけ『お悩み訴求』

ユーザーのニーズや悩みを具体的に言語化して提示する「お悩み訴求」は、ランディングページへの共感を植え付ける効果が期待できる大切なコンテンツです。

掲載元の利益を向上させる上で重要な役割を果たす一方で、ターゲットの設定が甘いと的外れな問いかけをして逆効果になってしまう恐れもあるので、ターゲットのペルソナ像はしっかりと作り込んでください。

鍼灸院の場合にはたとえば「腰が痛い」「冷え性がこたえる」など、ターゲットを明確に設定してユーザーのニーズをピンポイントに刺激すると良いでしょう。

整体院・治療院独自のメニューなどを強み訴求・権威付けとして強調する

整体院・治療院がおこなっている独自の治療メニューや自社の治療方針など他社と明確に違う強みがあれば、それらを権威付けとして強調してユーザーの関心を惹きつけてください。

顧客の満足度やリピート率などを具体的な数値を交えながら紹介すればさらに説得力を高めることができるので、可能であれば併せて記載するようにしましょう。

お客様の声はコンテンツとして効果的

整体院・治療院を実際に利用したお客様の声は、ときとして独自の強みや権威付け以上に強い説得力をもった訴求コンテンツとなります。

写真つきで掲載することで「自分もこんな風に成功できるのかな」と成功イメージを想像しやすくなるので、なるべく写真も併せて掲載しましょう。

整体院や治療であればインタビュー形式での掲載もおすすめです。

申し込み後の流れ・治療の流れはビジュアルに起こしてわかりやすく配慮する

ランディングページでは商品購入やサービスの流れといった情報を訴求するケースが多いですが、整体院・治療院向けのランディングページでは治療の流れを訴求することが一般的です。

治療の流れや申し込み後の流れを訴求するときは、ユーザーがイメージしやすいように必ず図や写真を駆使して説明するようにしてください。

整体院・治療院までのアクセスや受付時間は必ずページ内に盛り込む

整体院・治療院はその性質上、他のサービスと比べてユーザーが訪問時間を確認する機会が格段に多い傾向にあります。

受付時間や当日の流れ、アクセス方法は整体院および治療院に来院するユーザーにとって非常に関心の高い情報なので、必ずランディングページ内に盛り込むようにしましょう。

これらの情報はQ＆A 形式で記載することも有効なので、詳しくは後述する項目を確認してください。

よくある質問（Q&A）を入れて情報の過不足を調整する

問い合わせの多い項目や過去にあった質問をQ&A形式で掲載して情報の過不足を調整すれば、ランディングページの利便性を大きく高めることが可能です。

整体院・治療院向けランディングページであれば、前述のとおり当日の流れやアクセス方法、駐車場の有無などを記載しても良いでしょう。

なお、記載する情報の種類を問わず、よくある質問を掲載する場合には一目見るだけでユーザーの疑問を解消できるような工夫が必要です。

イメージを植え付けるために動画を組み込むのも１つの選択肢

写真だけではイメージを伝えきれないという場合には、より多くの情報量をもった動画をページ内に組み込んでユーザーにイメージの想起を促しましょう。

整体院・治療院向けランディングページの場合には、実際に整体で治療を受けているユーザーのペルソナイメージを意識しながら動画を制作することをおすすめします。

ランディングページに動画を埋め込むメリットや注意点について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

⇒ランディングページに動画を埋め込むとCVRが上がる？｜理由や埋め込む注意点について

整体院・治療院向けランディングページは、集客を目的に制作するのが主となるでしょう。Web広告戦略の良い点は紙媒体のチラシや雑誌などでは訴求しきれない要素を縦長のページで補完できる部分にあります。そのため、ランディングページに掲載する情報は、すでに表に出しているものにプラスできるような『ユーザーのメリット』を中心に入れていきましょう。

整体院・治療院向けランディングページ制作の相場・料金とは？

続いて、ランディングページ制作の料金と相場について解説します。

制作費用の相場は記載する情報量や付帯オプションによっても大きく変わってくるので、実際にランディングページを制作する前にぜひ頭に入れておきましょう。

短めなランディングページの場合

必要なコンテンツだけを盛り込んだシンプルなランディングページの制作にかかる費用の相場はおよそ40～50万円となっています。

無駄を削いだ設計をするのであれば、長くてもA4用紙換算で6枚程度と平均的なランディングページよりもやや短めに仕上がる場合がほとんどです。

記載できる情報量は少ないですが、一般的なランディングページと同じようにパソコン向けページとスマホ向けページ、問い合わせフォームが内訳として含まれるので、掲載元の利益を向上させるという機能に問題はありません。

一般的なランディングページの場合

ランディングページとして平均的な情報量を記載したWebページの制作にかかる費用の相場はおよそ70～80万円となっています。

上で紹介したものと同様に内訳はパソコンページとスマホページ、問い合わせフォームとなっていますが、こちらはA4用紙換算で8枚分とより多くの情報を記載することが可能です。

記載する情報量に比例してたくさんのメリットを訴求できるので、少しでも多くの情報を記載して集客力を高めたいという場合にはA4用紙8枚分を目安に設計してみてください。

セールスコピー特化型のランディングページの場合

セールスコピーライティングがオプションとして付帯したランディングページの制作にかかる費用の相場はおよそ100～120万円です。

中には少々高く感じる方もいるかもしれませんが、セールスコピーライターがコンテンツ量や訴求ポイントを整理しながら執筆するので、高い費用対効果が期待できます。

プロのノウハウの詰まったランディングページを完成させたいのであれば、セールスコピーライターに執筆を依頼してみてはいかがでしょうか。

ランディングページ制作の料金と相場について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。

⇒【相場早見表あり】ランディングページ制作の料金と価格相場を解説

整体院・治療院向けランディングページを制作後に実施したいマーケティング戦略

ここではランディングページ制作後に併せて実施したいマーケティング戦略を紹介します。

整体院・治療院の分野にその施策が適しているかどうかを主題として解説していくので、ぜひ参考にしてください。

リスティング広告

整体院・治療院の分野と相性の良いマーケティング戦略のひとつにリスティング広告があります。

リスティング広告を活用すれば、特定のキーワードで絞り込んで来院する可能性の高いターゲットに対してピンポイントでマーケティングすることができます。

たとえば「池袋＋整体院」などエリアで絞り込んで広告を表示させるように設定するとより効果的です。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告もまた整体院・治療院と相性の良い施策のひとつです。

Webサイトやアプリ上に表示されるディスプレイ広告は不特定多数のユーザーをターゲットとしたマーケティング戦略であるため、ユーザー自身も気づいていないような潜在的なニーズを刺激して来院を促す効果が期待できます。

上で紹介したリスティング広告と同様に、整体院・治療院の分野では「港区＋鍼灸院」などエリアで絞り込んで広告を表示させることが一般的です。

リターゲティング広告（バナー広告）

リターゲティング広告は検索履歴などから逆算して過去にサイトを訪問した経験のあるユーザーを再度サイトに誘導することを目的としたマーケティング戦略です。

過去にサイトを訪問したユーザーはその整体院や治療院に興味を抱いている可能性が高く、リターゲティング広告は整体院・治療院と相性の良いマーケティング戦略だといえます。

ただし、過去に訪問したサイトの広告が表示されることを快く思わないユーザーもいるので、実施する際は補助程度に留めおくことをおすすめします。

Facebook広告

地域で絞り込みをしてピンポイントなターゲティングが可能なFacebook広告は整体院・治療院と特に相性の良いマーケティング戦略のひとつです。

たとえば腰痛に悩んでいる年配のユーザーをターゲットとする場合には、地域に加えて「50～60歳の女性」「腰痛」など興味関心で絞り込むなど、かなり柔軟にターゲティングできるので、ランディングページの運用と併せて実施してみてはいかがでしょうか。

【厳選ピックアップ】整体院・治療院向けのランディングページ制作で参考になるサイト3選

最後に、整体院・治療院向けのランディングページを制作する上で参考にしたいおすすめのサイトを紹介していきます。

ここで紹介するランディングページはどれも基本をしっかりと押さえた堅実な設計のサイトなので、ぜひ参考にしてください。

新宿整骨院

こちらはランディングページ風の設計がなされたホームページです。厳密にはランディングページではありませんが、LPとして非常に優れた設計であるためここでみなさんに紹介します。

ファーストビューで実績を訴求していることに加え、問い合わせ先やアクセス情報、サービスの特徴を端的に表したキャッチコピーなどランディングページに必要な情報が過不足なく記載されています。

キャンペーンの打ち出し方も見事なので、ランディングページを設計する際はまずこちらのサイトを参考にしてみてください。

こばやし整体院

こちらも上で紹介したサイトと同様にランディングページ風に準じた設計が特徴的なホームページです。

全体的なデザインはどちらかといえば地味ですが、お悩み訴求やお客様の声、具体的な実績を権威付けとして強調するなど、この記事で紹介した基本要素を押さえた教科書的な設計となっています。

利用者の施術前後の写真を掲載して施術の効果を分かりやすく伝えるといった独自の工夫も見て取れるので、よく分析してランディングページ制作に役立ててください。

きずな鍼灸治療院

こちらは大阪にある鍼灸院のランディングページです。

施術中の写真に加えてキャッチコピーや電話番号を盛り込んだファーストビュー、施術風景を撮影した動画やQ&A形式のよくある質問など、成果率を高めるために有効なコンテンツを余すところなく網羅しています。

お悩み訴求の的確な文言をはじめすべてのコンテンツが洗練された、完成度の高いランディングページに仕上がっているので、LPを制作する前にじっくりと研究してみてください。

ランディングページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう

ランディングページは問い合わせや来院数の向上を目的に制作・運用される縦長1ページのWebサイトです。

優れたランディングページを完成させるための施策は複数存在するので、さまざまな施策を目的に応じて柔軟に使い分けると良いでしょう。

この記事には完成度の高いランディングページを制作する上で役立つヒントがたくさん詰まっているので、ぜひ参考にしてください。

WEBコンサルタントのご紹介

弊社は、上場企業も含め300社以上のランディングページ制作に携わってきました。
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください！

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