ランディングページはお客様からの問い合わせや、購買率の向上などを目的に制作されるWEBページのことです。
ランディングページはキャンペーン中などの期間限定で運用されることも多く、基本的には縦長の1ページで構成されています。テーマやコンセプトは1つに絞られていることが大半で、常に運用され様々な情報が集約されているホームページとはそもそもの役割が異なります。
今回の記事でコンシューマーゲーム向けランディングページの役割と重要なポイントを解説していくので、これからランディングページを制作される方はぜひ参考にしてください。
この記事を読んだらわかること
・ランディングページ制作の費用相場
・ランディングページ制作後のマーケティング戦略
・ゲーム向け参考ランディングページ
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!
ゲーム向けランディングページの役割って何?
まず初めに、ゲームのランディングページを制作する意味とその役割を紹介していきます。
またホームページとランディングページの違いも合わせて解説をしていくので参考にしてください。
①ユーザーをコンバージョンへと誘導する役割
ランディングページを制作するとき、基本的には「問い合わせをしてもらう」「商品を購入してもらう」など目標となるゴールをあらかじめ設定しておきます。そして、そのゴールまでユーザーを上手く誘導するのがランディングページの最も重要な役割となります。
ゲーム向けランディングページの場合は「ゲームの予約」や「ゲームの購入」までの誘導がほぼメインになります。
つまり、ゲーム向けランディングページの役割は、ランディングページを通して面白さや魅力を知ってもらい、最終的にゲームを購入して遊んでもらうことになります。
②ゲームを遊ぶ『メリット』がどれだけあるかをユーザーに知ってもらう役割
ランディングページで購買につなげるためには、いかにユーザーの心を掴むことができるかどうかが重要です。そのためには、ランディングページに制作するコンテンツでは「ゲームで遊ぶメリット」を具体的に訴求し、ユーザーにアプローチをする必要があります。
ゲーム向けランディングぺージの場合は、「作品のストーリー紹介」や「ゲームのシステム紹介」など、ゲームの面白さを上手く伝えることが大切です。
ユーザーはゲームに対し、他のゲームにはない楽しさや面白さ、斬新さなどを求めています。ゲームのテーマやジャンルによってユーザーが求めているものを的確に把握し、その上でメリットとなる面白さをアピールすると効果的です。
③営業マンのセールストークに代わる役割
ランディングページが担っている役割として最も重要なのは、ユーザーに商品を買ってもらい、会社の利益を上げることです。商品を購入するメリットを提示し、購買まで誘導するといった手法は、営業マンのセールストークと本質的な部分は同じです。
ランディングページはWEB上で営業マンの代わりとなり、ユーザーに向けて商品の魅力を伝えていかなければいけません。そのため、ランディングページ制作において、セールストークの代わりとなるコンテンツの作り方は大切です。
ゲーム向けの場合は、作品の魅力をしっかりと伝えた上で「予約特典」や「初回限定版」などを宣伝材料として使うとユーザーの興味を惹くことができます。
ゲーム向けのランディングページを作る時に重要な7個の基本要素
では次に、ゲーム向けランディングページを制作する上でサイト内に取り入れるべき重要なポイントについて解説をしていきます。
購買数を上げるためには必須の要素ばかりなので、ゲームのランディングページ制作をする際にはぜひ参考にしてください。
ファーストビューで作品の世界観を伝える
ランディングページにおいて重要になってくるのが、ユーザーがページに訪れ最初に目にするファーストビューです。ファーストビューでユーザーの心を掴むことができなければ、ページからすぐに離脱されてしまうリスクが発生します。
では、ファーストビューに入れるべき要素とは何なのでしょうか?
ゲーム向けランディングページの場合は、ゲームの動画やキャラクターのイラストなどを配置し、作品の世界観を伝えるビジュアルを作りましょう。また、一目でどんなゲームかわかるキャッチコピーの設置も大切です。
他にはゲームの作品名や、発売予定日・発売中など発売に関する情報、予約・購入ボタンの設置も必須です。
なお、ファーストビューに記載するキャッチコピーの具体的な作り方についてはこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
⇒【現役ライター監修】LPの問い合わせを増やすキャッチコピーとは?
CVコンテンツはキャンペーンの内容を意識して制作する
ランディングページでは、ユーザーを購入まで誘導するためのCVコンテンツを設置する必要があります。CVコンテンツは、展開したいキャンペーンを軸に考えてくのがおすすめです。
ゲーム向けランディングページの場合、「予約購入特典」や「無料体験版の配信」などへの案内が該当します。
なお、より高い集客効果を実現するためには、CVコンテンツを含むアクション動線は最初の設計だけで完結するのではなく、実際の反響を見ながら適宜改善をしていくことが大切です。
ランディングページの具体的な分析・改善方法については下記の記事を参考にしてください。
⇒【CVRが2倍⁉︎】ヒートマップを使ったLPの分析・改善方法
ゲームの面白さや魅力を伝えられるコンテンツを制作する
ゲーム向けランディングページで必ず入れておきたいコンテンツが、ゲームの面白さや魅力などを伝えるものです。ユーザーが作品に興味を持てるような要素をしっかりと盛り込んでいきましょう。
ゲームをプレイしたときのイメージがしやすいように、動画も交えながら紹介をすると面白さがより伝わりやすくなります。
なお、面白さや魅力を伝えるコンテンツは、訴求するポイントを間違えると弱みとなってしまう可能性もあります。
ゲームの場合、ゲームのジャンルによって訴求するポイントがそれぞれ異なります。例えばRPGなら世界観やストーリー、恋愛ゲームならキャラクターの魅力、アクションゲームならバトルシステムの爽快感など、ジャンルによってユーザーがゲームに求めている魅力を的確に伝えることが重要です。
今すぐに買うべき理由を明確化する
ユーザーがページから離脱してしまうと、購入をしてもらえる確率がかなり下がってしまいます。それを防ぐためには、後からではなく「今すぐゲームを購入することで得られるメリット」を具体的に提示することが大切です。
ゲーム向けであれば、「初回限定版」や「数量限定の特典」などの紹介が今すぐ買うべき理由に該当します。
なお、ゲーム向けランディングページは通販サイトへの誘導でもあるため、店舗別の購入特典を用意するのもおすすめです。
ゲームの商品情報を掲載しよう
ユーザーが知りたい情報の一つに、ゲームの商品情報があります。発売日や値段、ジャンル、対応機種、CEROレーティングなど、ゲームに関する詳細情報はページの最後の方に必ず掲載をしてください。
また、通常版やダウンロード版、限定版など、バージョン違いの情報もまとめて紹介するのもおすすめです。商品情報の紹介コンテンツには、コンバージョンにつながる購入ボタンの設置を忘れずにしておきましょう。
よくある質問(Q&A)を入れて情報の過不足を調整する
上記で紹介した要素を盛り込んでもランディングページ内で訴求しきれなかった情報が残った場合、ページの最後にQ&A形式で「よくある質問」のコンテンツを設置するのがおすすめです。
例えば「ユーザーから過去にあった質問」や「よく問い合わせで聞かれる質問」などへの回答を掲載しておけば、ランディングページの利便性を高めることができます。
ゲーム向けランディングページの場合、特にハード機にはQ&Aの設置が必要になります。「故障したときの対処法」や「ハードの使い方」などを掲載しておくとユーザーにとって親切です。
スマホへの最適化も忘れずに
ゲームの情報を調べる際、スマホで気軽に検索をする人が多いことが考えられます。そのため、ゲーム向けランディングページは、多くの人がスマホからアクセスすることが想定できます。
ゲームの面白さや魅力を伝えられるコンテンツを作り込んでいたとしても、スマホからの閲覧性が悪ければユーザーに内容を見てもらうことが難しくなります。スマホからアクセスしてきたユーザーをコンバージョンにつなげるためにも、ランディングページはスマホでも見やすいようにユーザビリティを考慮した設計をするようにしましょう。
ランディングページをスマホ向けに最適化する際の注意点はこちらの記事で詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
⇒なぜLPはスマホ向けに最適化する必要があるのか?5つの制作ポイントも紹介
ジャンルによってアピールするポイントは異なりますが、どんなゲームなのか一目で分かるようなランディングページが理想です。作品の世界観が伝わるようデザインにもこだわった作りにしましょう。
その上で予約特典や限定版など、ユーザーの購入意欲を刺激するとコンバージョンにつなげることができます。
ゲーム向けランディングページ制作の相場・料金とは?
次に、ゲーム向けランディングページを制作する際にかかる費用相場を紹介します。
ランディングページは、コンテンツ制作にどこまでこだわるかによって費用が大きく変わってきます。ランディングページの情報量や、オプションがついているかどうかで3タイプに分けて解説をしているので、ぜひ参考にしてください。
短めなランディングページの場合
ユーザーにゲームの魅力を伝えるために必要なコンテンツだけを盛り込んだ短めのランディングページを制作する場合、費用相場はおよそ40万円程度です。
制作の内訳としては、パソコンページとスマホページ、問い合わせフォームと訴求に必要な要素は全て押さえることができます。ページ量は、A4用紙に換算すると約6枚分くらいの内容であるため、必然的にシンプルなページになります。
情報の厳選をしっかり行えばユーザーの購買促進に必要なコンテンツは全て制作することができます。費用を安くしたいときは40万円前後を目安に考えておきましょう。
一般的なランディングページの場合
一般的な長さのランディングページを制作する場合の費用相場はおよそ70万円程度です。ページ量はA4用紙に換算して約8枚分の内容を入れられるため、コンテンツ内容を充実させることができます。
制作の内訳としてはパソコンページとスマホページ、問い合わせフォームと短めのランディングページと同じです。ただし1ページ内の情報量が多くなるため、ユーザーに対してより具体的にゲームの面白さをアピールすることができます。
ブランディング特化型のランディングページの場合
作品のブランド認知を図ることを目的に、ブランディング特化型のランディングページを制作する場合の費用相場はおよそ100万円程度です。主に「ページのデザイン」や「魅力的なイラストや動画」を強調したページになります。
制作の内訳としては、パソコンページとスマホページ、問い合わせフォームにプラスアルファで「イラスト・動画の選定」「コピーライティング」などが付帯します。
ゲームは作品の世界観やコンセプトをユーザーに正しく伝えることが重要となるため、ブランディング特化型とは非常に相性が良いです。より魅力的なページを制作したい場合は、ブランディング特化での制作を検討してみてください。
ランディングページ制作の具体的な料金と費用の相場はこちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。
LP | 相場 | 用途 |
短めのLP | 40~50万円 | ・認知度が高い商材 ・期間限定キャンペーン |
一般的なLP | 70~80万円 | ・単価が高い商材 ・商品販売促進 |
ブランディング特化型LP | 100~120万円 | ・作品のブランド認知 |
⇒【相場早見表あり】ランディングページ制作の料金と価格相場を解説
ゲーム向けランディングページを制作後に実施したいマーケティング戦略
次に、ゲーム会社がランディングページを制作した後に実施してほしいWEBマーケティング戦略を紹介します。
施策がゲームのランディングページに適しているのかどうかをメインに解説をしていくので、参考にしてください。
SNSマーケティング
SNSマーケティングとは、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを活用してサービスの認知を図るマーケティング手法のことです。
ゲームをプレイするターゲット層がSNSを利用している確率は非常に高く、口コミなどで情報の拡散もされやすいです。そのため、施策が成功すればローコストでゲームの宣伝をすることができます。
また、発売日や予約特典、キャンペーン情報などの発信がしやすいのもSNSマーケティングの良いところです。
しかし、SNSには多くのユーザーに対し購買促進が見込める反面、炎上するリスクが伴います。そのため、SNSマーケティングを実施する際には、専門の会社に相談をしながら施策を打つのがおすすめです。
リスティング広告
リスティング広告とは、ユーザーが検索したキーワードに応じて表示される内容が変化する検索連動型の広告のことです。
ゲーム向けランディングページの場合であれば「スイッチ+RPG」のように、ゲームのジャンルや関連するキーワードなどで絞り込んで設定をするのがおすすめです。
購入するゲームを探す際、ネット検索をするユーザーは非常に多いです。そのためリスティング広告でキーワードを絞るマーケティング手法は、ゲームのランディングページとの相性が抜群です。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、WEBサイトやアプリなどの広告枠に配信される広告です。イラストや文字を使ったバナー広告が一般的によく使われています。リスティング広告と比較して、表示されるユーザー層が幅広くなるため、潜在的なニーズを拾うことができます。
こちらもリスティング広告と同様に、ゲームの関連キーワードを設定して広告を配信すると効果的です。例えば「PS4+アクション」「新作+恋愛シミュレーション」など、ゲームのテーマに合わせてキーワードを設定しましょう。
また、性別や年齢などもターゲットとして設定することができるので、ディスプレイ広告を利用する際はゲームのターゲット層を的確に把握し、ユーザーのペルソナ像をしっかりと決めてください。
リターゲティング広告(バナー広告)
リターゲティング広告とは、検索履歴をクッキーなどで分析し、一度サイトを訪れたことのあるユーザーに配信される広告のことです。リターゲティング広告は「ゲームに興味を持っているユーザー」に直接アプローチを掛けることができるため、効率の良い広告配信が可能です。
ランディングページにアクセスをしても、大半の人は購入までは至らずにページから離脱していきます。しかし、ランディングページを閲覧したということは、少なからずゲームを購入する意思があるということです。
リターゲティング広告でそういった見込み顧客を拾うことで、コンバージョン率のアップを狙うことができます。
【厳選ピックアップ】ゲーム向けのランディングページ制作で参考になるサイト3選
最後に、ゲーム向けのランディングページを制作するときに参考になるおすすめのサイトを3つピックアップして紹介します。
サイトの設計やデザインにフォーカスし、基本要素もしっかりと押さえた優れたサイトを厳選しているので、参考にしてください。
ルーンファクトリー5
最初に紹介するのは、ルーンファクトリーシリーズ5作目となる「ルーンファクトリー5」のランディングページです。ファーストビューでキャラクターイラストや動画、発売予定日を掲載し、ユーザーの興味を惹いています。
イラストやゲーム画面を使ってゲームの紹介をし、魅力を分かりやすく伝えています。
購入特典の案内も画像付きで紹介されており、非常に参考になるページです。
天穂のサクナヒメ
こちらは新作ゲーム「天穂のサクナヒメ」のランディングページです。新作でありながらも広告効果によりWEB上で話題を呼び、人気となった作品です。
ゲームのシステムやアクション要素など、動画を上手く使いながら面白さを伝えています。
さらにゲームの魅力の一つである「キャラクター」の紹介も詳細にされています。新作ゲームを打ち出す際に参考になるランディングページです。
Nintendo Switch
最後に紹介するのは人気ハード「ニンテンドースイッチ」のランディングページです。ファーストビューではファミリー層に向けたアプローチをしています。
ページ内の随所に印象的なコピーライティングを配置し、ゲーム機の魅力を伝えています。
遊べるゲームのラインナップも掲載し、ユーザーの購買意欲を刺激しています。
すっきりシンプルでありながらも、ゲーム機の魅力を最大限に伝えているページです。
ランディングページを制作して情報を的確にユーザーへ伝えよう
ゲーム向けランディングページの最終的な目的は、ユーザーにゲームへの興味を持たせ実際に購入をしてもらうことになります。そのためには、ゲームの面白さを最大限に伝えられるような魅力的なページを制作することが大切です。
アピールの方法はゲームのジャンルやテーマによって様々であるため、より効果の高い施策を模索しながらランディングページを制作していく必要があります。ランディングページ制作における施策の答えは決して一つではないため、色々な方法を試しながら最適な方法を見つけていってください。
購買率の高いランディングページを制作するため、ぜひ今回の記事を参考にしながら施策を考えてみてください。
この記事のおさらいポイント
・ゲーム向けランディングページではゲームの面白さを伝えることが重要
・ランディングページの制作費用はおよそ40万円~100万円
・制作後はマーケティング戦略を実施することでより高い集客効果が得られる
ランディングページは、企画構成が重要で、これを怠ると思うような結果は出ません。
我々は数多くの制作実績から蓄積された経験と企画構成力で商材に合わせた売れるためのランディングページを提案できますので、お気軽にご相談ください!